9月20日:ギザ(ピラミッド)へ
 
 
クフ王のピラミッドクフ王のピラミッドついにやってきたよ、ピラミッドへ。うーん、やっぱりでかいなぁ。よく言われていることだが、実際に斜面を見るとかなり急斜面なのが分かる。 今日のピラミッド見学はエジプト考古学博物館横のバス停で出会った日本人の人とご一緒することに。今日の予定を聞いたところ、ピラミッド見学だけとのこと。

途中クフ王のピラミッドで北京から来た中国人の人と一緒になった。話を聞くとイタリアからエジプトにやって来たそうだが、「これが一番大きいピラミッドか?」と聞かれてしまった。「オイオイ、それぐらいのことは調べて来いよ」と思ったが丁寧に答えてあげた。 彼は午後にはエジプト考古学博物館に行くということで、カフラー王のピラミッドまでご一緒して、別れることになった。

あぁ、ピラミッド登ってみたいなぁ。かつては、国王の前でクフ王ピラミッドの上り下り競争が行われていたらしい、見てみたいものだ。観光客の転落死が多かったため、今は登頂が禁止されている。自分が大統領になったら、直ちに競争を再開させるんだけど・・・。 だけど、ピラミッド登頂ツアーなんて企画したら、結構たくさんの人が申し込むんだろうなぁ。今では、夜な夜な登頂(盗頂)に挑戦する人がいるらしい・・・。


 
大回廊王の間クフ王のピラミッド内部。中は蒸し暑いと聞いていたけど、やっぱり蒸し暑かった。通路も狭いので、すれ違うとき(特に太った人!)がちょっと面倒。とりあえず、ツアー客があんまり居なくて良かった。 王の玄室内では、変なおばあちゃんが居て両手を挙げていた。 聞いたところピラミッドパワーを受けているそうな。「さぁ、あなた達もやってみなさい」みたいなことを言っていたような気がしたけど、遠慮しておいた。この人、毎日ここに来ているのかなぁ?

内部は蓋のない石棺がぽつんとおかれていて、後は監視カメラと換気口と呼ばれる穴の中にゴミが入っている程度で何も無い。ちょっとがっくり。
 
 
 
 
 
 
 

 



カフラー王のピラミッド ピラミッドパノラマポイントより クフ王ピラミッド

 
 
クフ王の船上段左の写真がカフラー王のピラミッド。朝だったのでちょっと上の方がかすんでいるけど、上部に化粧岩が見える。カフラー王のピラミッドはこの時点内部の公開がされていなかった。そのかわりメンカウラー王のピラミッドが公開されてる。 真ん中の写真はピラミッドパノラマポイントから。ピラミッドからテクテク歩いてきたので、結構疲れたけどなかなかの景色。もう少し時間がたてばくっきりとピラミッドが見えるはずなんだけど・・・、残念!左から、クフ王、カフラー王、メンカウラー王、メンカウラー王の王妃のピラミッド。

一番右の写真は、パノラマポイントからまたまたテクテク歩いてスフィンクスへ行く途中、再度クフ王のピラミッドを撮ったもの。空もくっきりと晴れてきて、ちょうど馬も通りがかり、なかなかグッドな写真が撮れた。ピラミッド下にある細長い建物はクフ王の船博物館で、右にあるのが14年もかかって復元されたというクフ王の船
 


 
スフィンクスついにスフィンクスとのご対面。でもスフィンクスに近づくことができず、あまりよく見られなかった。とりあえず、鼻と髭がなくなっているということは確認できた。ところで、スフィンクス右脇腹にある四角いものは何だったのか?それが気になる。 ちなみにここで写真を撮っていたところ、下のおじさんに「こっちに降りてきちゃいかん」と怒られてしまった。ここの下には通路があって、スフィンクスの近くまで行けそうなんだけど、なぜか閉鎖されてた。

この辺も日を遮るものがなにもなく、強い日差しとの戦い。エジプト旅行ってやっぱり体力勝負。朝起きるのも早いし日中は暑いしで、年をとってからじゃ相当辛いのではないかと思ってしまう。それとも自分の体力がないだけなのか?


 
 
 

  9月21日:カイロ(エジプト考古学博物館)へ
 

ツタンカーメンの仮面エジプト考古学博物館エジプト最終日。今日まで安宿に宿泊してきたけど、最終日くらいはちゃんとしたホテルに泊まろうと前日にいくつかのホテルを下見した結果、ナイルヒルトンに宿泊することに決めた。 昨日までの宿代と比べると20~30倍もする値段だ。宿泊するときなんか、ホテルのレセプションで『宿泊のお値段はご存じですか?』なんてことを聞かれてしまった。こう見えても日本人だぞ!1泊ぐらいの金は持ってるよっ!しかし、さすがヒルトンホテル、シャワーのお湯はたくさん出るし、タオルもたくさんあってメチャメチャ快適だ(3回もシャワーを浴びてしまった)。

もちろん朝食もパン2つなんてケチなことはなく、ビュッフェ方式の食べ放題。ナイル川を見下ろして食べたクロワッサンとコーヒーは本当に美味かった。 左の写真はナイルヒルトンより撮ったエジプト考古学博物館。目の前に博物館があるので、朝はかなりゆっくりできそう、久しぶりの日の出後の起床。博物館はとても広く、たくさんの出土品が無造作に並べられているようだった。右側の写真がお約束のツタンカーメンの仮面。この部屋はさすがにたくさんの観光客でごった返していた。


 
 
ツタンカーメンの棺これはツタンカーメンの棺に描かれていた絵。エジプトの壁画って、みんな横顔で描かれていると思っていたけど、真ん中にいる2人は正面を向いている!これってなにを意味するのかな???誰か知っている人がいたら教えて!! とりあえず一通り博物館内を見終えたので、最後にやるべきことをやって空港に行くことにした。そう、それはマンゴーとの別れ。先日再来を誓ったお菓子屋さんでマンゴーアイスを食べた。う、うますぎる・・・、これが¥30程度で食べられるんだから止められない。

マンゴーアイスを食べた後は近くのジュース屋さんへ直行!やっぱりジュースも美味い、あまりのおいしさに、お代わりしてもう1杯飲んでしまった。そんなわけでエジプトの美味しいマンゴーに別れを告げて空港へと向うのであった。 所持金があんまりなかったので、空港までバスで行くことに。バスに乗ってビックリ。運転席を見るとメーターが!?メーターは全然動いてなかった、というより針がなかった・・・。こんなになるまでバスを使い続けるなんて・・・。こういった国の財テクとしてバスのオーナになるというのを聞いたことがあるけど、オーナーになるのも悪くないかもしれないな。