小川山へ出発
新宿より小川山へ出発 本日小川山クライミングに向けて出発。GW中は天気も良さそうで絶好のクライミング日和となりそうだ。二手に分かれて現地集合、後発隊は新宿より夕方に出発だ。渋滞は大丈夫かな、なんて心配をしたけれど、いずれにせよ後発隊のクライミングは明日からだ。

さて、予定よりも若干遅れて夜に到着した後発隊。先発隊は早朝発にクライミングを終えてクタクタのはずであった。そんな中、後発隊メンバーが持ってきたお酒とバービーUNO(made in India)でゲームが始まった。疲れ切って眠くなったた身体であからさまに嫌がる先発隊(そりゃそうだ)、けれど数分後にはバービーUNOで皆大盛りあがりであった。



小川山:1日目
アプローチ中バービーUNOで盛り上がった翌日、後発隊のクライミング初日だ。天気も良く絶好のクライミング日和。

アプローチルートに詳しい先発隊について午前中に目指すは母岩。太陽も差さずに日陰となっているポイントでなかなかに寒い。東京は暑くなってきたとはいえ、山はまだ寒いのね。

川渡り
恒例の川越

おばさん岩1階 おばさん岩裏 午後よりおばさん岩。ここに来ると、思わず森高千里の「私がおばさんになっても」を口ずさんでしまう。

去年登った「子供をなめんなよ」と「天空の戦い」を再度挑戦。ちょいと苦労しながらも一撃クリア。少しは成長しているもんだなと、しみじみ実感。

懸垂下降
おばさん岩2階より懸垂下降




小川山:2日目
ソラマメ下部スラブ(スラブの逆襲) ソラマメスラブ 今日も天気が良く日差しにジリジリされながら結構な勾配をぜーぜー登ってきたソラマメスラブ(アプローチが若干長い)。到着後、早速大将がスラブの逆襲にとりつく。

大将?いつの間にスラブまで。その成長っぷりにはいつもながら驚かされる。自分は分相応にソラマメ下部スラブ、程々のルートをやった(ちょいとチャレンジ精神が足りなかったかな)。

本日スラブのさわりをちょこっと体験。あちこち擦りながらのクライミング。長袖着てきて良かったよ~。

ソラマメスラブでクライミングを終えて、晩ご飯前に軽くボルダリングに挑戦することになった。ボルダリングマットを持って岩場へと。ボルダリングマットを持つ姿って、不思議の国のアリスに出てくるトランプ兵隊を思い起こさせる。誰からも賛同が得られなかったけど(あれれれれ?)。


こちらはクジラ岩ちょっと行ってみよう、てな感じだったので小1時間ほどのボルダリング。写真はクジラ岩。僕らは目指していたライト・スパイヤーが運良く空いていたのでそちらで挑戦!ボルダリングは意外とギャラリーが多く、和気藹々とした雰囲気だった。

実際に僕らの岩に飛び入りで参加してきて、『いやぁ~、午前中にどうしても制覇できなくて、皆さん見てたらもう一度やりたくなってきました』なんて人がいた。仲良くお互いのボルダリングマットを敷いてボルダリングに励む!

ライト・スパイヤーライト・スパイヤーボルダリングマットを引いて後ろでケアしながらの挑戦。う~ん、ボルダリングらしいなぁ。




小川山:3日目
さて小川山最終日。 アプローチ開始。本日の目的はマラ岩。イージーな川渡りポイントを見つけて先へと進む。昨日と比べるとあっという間の目的地到着であった。

やってきたマラ岩。雨の後に石やら木が流れ落ちた様子剥き出しである。移動するにも小石が落ちないよう気を使う。


マラ岩隣の妹岩にて我らが師匠が先を行く。クラック相手に手と足が痛そうだ・・・。
ナチュラル・プロテクションを岩間に挟んでガシガシ登る。

ナチュラル・プロテクション
ナチュラル・プロテクション
こんなものを背負ってガシガシ登るんですから大したもんです。

届け手のひら
マラ岩西側にて届け手のひら

届け手のひらこの次に自分も届け手のひらに挑戦した。初めてのスラブにてスラブの洗礼受けました。指先の指紋が無くなるんか?と思うほど指先滑らせ、こんな所に足置くんか?てな所に足先乗せて足の指が痛くなりました。

下からのアドバイスで、『そこにスプーンですくったような窪みがあるでしょ』なんて声が聞こえるのだが、『どこにあるんじゃそりゃ???』てな感じで探すと、『これか・・・???』何ていうちょこっとした窪みが。そんなところに立ちこもうと言うんだから、スラブ、恐るべし・・・。

小川山のクライミングより2週間弱。指先の皮が綺麗に剥けてきた。周りの人もきっちり2週間弱で皮が剥けてきたとのこと。ちょうど新陳代謝の期間なのかな?しかし、湯飲みやコーヒーカップを持つ指先が薄皮で痛いっ


マラ岩東面より妹岩を激写。何だかクライミングって感じ。


隣のグループ。ビレーをする姿と向こうの景色。
うーん、絵になる景色だ、思わずパチリ。

マラ岩頂上記念にとマラ岩の川上小唄を登った。登ってみて岩を乗り越えてみると反対側の景観がぐわっと視界に入ってきた。思わず驚嘆(うおぉぉぉ~!)。キャニオニングで滝壺ダイビング以来の雄叫びだ。

遥か下に、午前中苦しんだ「届け手のひら」が見える。あわわわわ、仲間に声をかけるが腰が引けてしまう。

彩花(さいか) 彩花、木を登りきった所
彩花を登っているのが下から見える。この彩花へは木登りをしてスタート地点に行くのであるが、高所恐怖症の自分はそこに行くまでのアプローチだけで膝がガクガクになってしまった。登ったは良いけど、狭いし斜面だし、帰りも怖いしでどうしよう。何て本気で心配していたら(情けない)、奥の手、懸垂下降にて降りることになった。高所で震える手でもってロープをうにうに(危なっかしい)、懸垂下降で無事に帰還。

彩花(さいか)
マラ岩頂上より彩花(さいか)を望む。茶色い所(狭くて斜面)が彩花の足場ポイント。

彩花(さいか)ビレーポイント
ご覧の通りビレーポイントは狭く、石が転がり落ちないように注意。


見事、彩花を制覇。

今回の小川山は2泊3日であったが、午前と午後で岩場を移動したりして、結構あちこちの岩場に行った。そのせいだけではないが、改めて外岩の楽しさ実感てな感じである。擦り傷や打撲を作ったりとするけど、それでも楽しいのである。トレッキングとクライミングの両方が楽しめるからなのかな?次の外岩は何処であろうか?外岩の楽しさ実感して今更ながら思わず外岩のガイドブック100岩を購入。




参考資料
おがわやまだより』  管理者:Asobu Himeno