尾瀬
早朝の尾瀬ヶ原(パノラマ)


鳩待峠 鳩待峠 とうとうやって来た尾瀬。3年越しの企画がようやく実った。梅雨の末期で天候が心配であるが、致し方ない。晴れ男パワーにてどうにかしよう。

以外にも山深いところにあった鳩待峠。ここでは一応携帯の電波が入るが、この先を行くと全くもって電波が入らない。電話をする場合、宿等に備え付けの衛星電話を使う必要があるが、数十円の投入では『もしもし』で切れてしまう代物。

とりあえず、入り口のマットで靴に付いた種子を落としてレッツゴー!

暫く山道を下っていくと木道が出現!う~ん、尾瀬らしくなってきたなぁ。この木道は全て複線で整備されており、木道の材料は全てヘリコプターで空輸され、古くなった木道もヘリコプターで撤去されているそうな。その結果、木道整備は1メートルあたり10万円ほどの費用がかかっているという。

歩荷(ボッカ) ニッコウキスゲ途中、歩荷(ボッカ)に遭遇。そういえば、その存在を忘れていたけど、姿を見て「『山に来たのね」と実感。重い荷物を持って大変な仕事だ。

山の鼻に着き、そこから尾瀬ヶ原の入り口だ。 カキツバタやニッコウキスゲがちらほらと咲いている。まだ、ニッコウキスゲの満開には至っていないとのこと。う~ん、残念。

トンボ 湿原に通された木道、これが見たかったんだなぁ~。残念ながら、尾瀬研究見本園は立入禁止となっていた。東電尾瀬橋も立入禁止になっていたし、前日までの雨の影響かな。

晴れ男パワーも前日までの天気までは発揮できなかったらしい。まぁ、梅雨時期に雨降らず、ピーカンとなっただけでも良しとしよう(お陰でメチャクチャ日に焼けてしまった)。

尾瀬ヶ原(夕方)


翌日


早朝の尾瀬ヶ原
翌日は4時おきにて尾瀬を散策

早朝の尾瀬ヶ原

早朝の尾瀬ヶ原 早朝の尾瀬ヶ原 朝もやがかった早朝の尾瀬ヶ原。むぅ~、以前にオーストラリアの友人が「amazing place !」と言っていたのはこれのことか!? とりあえず、感動的な景色だ。尾瀬の醍醐味は早朝の景色なのかなと、強く思った。

尾瀬ヶ原(早朝)


早朝の尾瀬ヶ原

早朝の尾瀬ヶ原

早朝の尾瀬ヶ原 

ニッコウキスゲ

製造年月日の刻印
木道は製作年月日が刻印されている。10年ごとに作り替えられるという。

脱皮に失敗
かわいそうに、脱皮に失敗してしまったトンボ

ヨッピ橋 

ヨッピ橋

浮島? 浮島は、池塘の底部や固定島の軽石層部分が剥がれたり、岸辺のせり出した部分が剥がれるなどして、気温の上昇に伴いガスを含み軽くなって浮いてくるらしい。なので、内部のガスが無くなると再び池塘の底部に沈んでいくという。

けど、台風が来て川が氾濫すると流されて、木っ端みじんになってしまう輩も多いという。のほほんと優雅に一生を終えるわけでもないみたい。大概の浮島は風の影響を受けて岸辺にくっついっているという。池塘の真ん中にあるのがそうかな、何て思っていたけど、違うみたい・・・。

池塘や浮島を↓調べてみたけど、なるほど~、てな感じ。

池塘(ちとう)
塘とは「つつみ」で土手のことを意味し、湿原内にある池のことを特に差す。
 
 池塘の成因は河川の氾濫によってくぼ地に水が溜まったり、河道が変わったことによって三日月湖となったためできあがったといわれています。このように書くと単なる水たまりと考えがちですが、その後の成長過程が沼や池と異なります。沼や池は土砂の流入により年々水深が浅くなりますが、池塘は逆に水深が深くなるのです。

これはどうしてか?それは泥炭層の堆積速度の違いによるもので底部の泥炭層は年間0.1mmしか堆積しないのに対し、岸辺は年間0.7~1mm堆積するためです。それゆえ年々水深が深くなっていくという面白い現象が生じます。


熊よけの鐘

事前の時間不足から、余りリサーチせずに実行してしまった尾瀬企画。しかしながら、朝もやがかった尾瀬の景色はとても綺麗であった。尾瀬の日帰りツアーが沢山あるが、尾瀬に来るなら1泊して、是非とも朝の景色を見ることをお勧めしたい。

そいえば、「熊出没」の立て看板がやたら目に付いた。普段よりも沢山目撃されているのかな?