参拝のススメ 明治神宮

連日の0時退社+休日出社で12月のお休みは数日だけ、心も身体もくたってしまった2009年後半。ついでに、出社に備えてお出かけの計画も立てられないものだから、やることなくゴロゴロの正に寝正月。こりゃ近場でお出かけでもするかと思案したところ、そういえば初詣とやらをしていないなと。東京には明治神宮なる初詣のメッカがあるではないか。カトマンズの寺院を巡って日本の寺院を巡らないわけにはいかない、そんな訳で明治神宮参拝の巻。


初めて降り立つ、山手線の外回り左側のホーム。そう正月三が日だけ解放される臨時ホームの3番線だ。これって、昔から一度は使ってみたかったんだよなぁと。ちなみに、正確には解放ではなく変更と言うのかな。というのは、原宿から新宿方面に進むためにはこちらの改札を限定で使用しなければいけない。原宿界隈の山の手内側に住む人は、わざわざ大回りしなければならず非常に不便だとか。後で知ったけど臨時ホームにはミニ原宿村、ミニ野草園なるものがあったらしい、ミニというだけあって全然目立たないんだけど…。



それはさておき、第一鳥居をくぐって南参道より明治神宮境内へと。



さすが日本一の参拝者をほこる明治神宮。1月3日の訪問ながら人が結構おるもんだ(当然か)。



砂利道を通ってテクテク。人が沢山いてワイワイガヤガヤ賑やかだけど、普段人通りが少ないときには都会の喧騒も忘れる静かな場所となるんだろうな。明治神宮は大正6年に造園が始まって、北は樺太から南は台湾、満州や朝鮮からも献木が集まり10万本にもなったとか。当初は人工林として365種あった樹木も年月が経って250種程度になり、17万本ほどが自然林として生育しているという。こんなところをテクテク、心も静まり、正に参拝なんだろうね。ちなみに、参拝前に心を鎮めるため明治神宮内の御苑を除き途中、花など愛でるものはないという。ついでに、敷き詰められた玉砂利の音が心を静めるともいう。「たま(霊)」とも言うからね。



明治神宮御苑、中には清正井があるという。今回は時間が無いのでパス。



ふれあい広場なるものもあった。とりあえずスルー。



献納された酒樽とワイン樽。銘柄までチェックしなかったけど、なかなかのものがあるらしい。ワイン樽は、外国文化を積極的に取り入れようとした明治天皇の意向からのものだとか。



交通誘導もあり。



第二鳥居である大鳥居をくぐって。更に先へと。この大鳥居は大正9年に樹齢1200年以上という台湾産檜を用いてつくられた。昭和41年、雷により破損してしまったので東西奔走、材木を捜し求めて、昭和50年に樹齢1500年以上の、これまた台湾産檜を用いてつくられたという。



参道の真ん中は神様の通り道で、一般参拝者は中央を少し歩くのが慣わし。



臨時の巨大モニターも設置。CMとかも流れていて、厳かさ消滅…。時代は変ったなぁ~と。



大参道を右折して本堂へと。この参道は直角かと思いきや、88度の角度で曲がっているという。末広がりという意味らしい。



まずは手水舎にて身の清め。



と、その隙にどわぁ~と人の列がぎょうさん…。時間も無いので、泣く泣く引き返すことにした。さすが日本一の参拝者数、なめていたよ。



せめて明治神宮文化館へと。



今年は明治神宮鎮座90年だとか。



外人がお土産として買いそうなものが沢山ある。



その奥はと。なんじゃこりゃ~、とまるで代々木公園でのフェスチバルかと思ってしまった。



さて、明治神宮を出てテクテクするとキリスト教徒の信者が。おいおい、神教の目の前でキリスト教かい!と。これが、どっかの国の宗教だったら殺されかねんぞと、日本国民の穏やかさを実感。



後日、出直し



再度、一の鳥居をくぐって。



ボチボチ人がいるな…。もしかすると、もしかすると今日も引き返すことになるのか???



大参道では氷彫刻展が開催されていた。良かった、これで仮に引き返しても少しは来たかいがあるなと。



結構沢山展示されている。既に溶けて一部崩れているところもあり。



結構立派(そりゃそうだ)。



大参道を右折してビックリ、氷彫刻がこちらもまだ続いていた。



今日は大丈夫そうだと、手水舎で手を洗って口をすすぎ本殿へと。



ようやく本殿へと、しかし絵馬がでかい!



中はボチボチの混雑っぷり。



混んでいる正面を若干外して、列に並び参拝を待つ。



明治神宮の参拝は「二礼、二拍手、一礼」。自分の住まい、名前を告げて感謝とお願い事をする。



絵馬がぎょうさん。



さて、もと来た道を引き返して。



表参道をテクテク、明治神宮をガッツリ徘徊だ(実は後日の写真だけど)。