岡山(吉備路サイクリング+後楽園+岡山城)



やりたいことリストに列挙しながら暫く温めてきた企画、進水式見学をようやく実行するときがきた。この企画、東京に住んでいるものにとってはなかなかに実行しがたく、その場所の多くは西日本となってしまう。さらに一般公開は平日に開催されることが多く、なかなかに訪問することができなかったのだが、今回は岡山にて金曜日開催ということでお休みとって行っちゃうしかないっしょ!っていうか、朝からの進水式の為に結局要前泊。てな訳でわざわざ東京よりびゅ~んと岡山イン!


それだけの為の岡山訪問も、なんなんでグーグルマップを眺めて他に訪れる場所を決めて、今回のメニューはこんな感じ。
  1.進水式見学 ←ザッブーンと進水式見たい!これメイン
  2.直島訪問 ←ベネッセが中心になって活動するアートの島。よく分からないけど、話のネタに(一応、I?湯なる銭湯の夜景を見たい)
  3.鳴門海峡見学 ←ぐるぐる渦潮見たい!

大満足であった今回の旅行は興奮の連続で、益々エスカレートする写真撮影の枚数。毎日が興奮の連続で血管ぶち切れ直前、満を持して提供する瀬戸内海界隈企画!


そんな目的を抱えて乗り込む羽田からの飛行機。



あれよこれよと岡山空港に着いて、空港を出て左手に待ち構えるバスにて岡山駅へと。


 
40分弱で到着した岡山駅はでかい!駅前ターミナルはバスも沢山!よく見ると「すみません 回送中です」なんてバスもチラホラ(面白い表示だな)。


 
前泊入りなもので本日の企画をどうしたものかと、思案して吉備津神社散策へと。



こちら、総社にて下車すると駅前にレンタサイクル屋さんがある。しかも、吉備路なるサイクリング道が整備されていて、サイクリング道の両端に位置するレンタサイクル屋さんで自転車乗り捨てもできるという。それでいて、たったの¥1000!素晴らしい! おじさんに備前一宮での乗り捨てを伝えて自転車をゲット!おじさんが『備前一宮なら4時間コースだね』と。 なめるなよ~!と先日は富士山アタックに、最近は駅伝の為にちょこちょこジョギングしていたこの脚力。ビューンと走り抜けてやるわいと。目的は観光だから、タイムレースじゃないんだけどね。(12:17)


 
こちらがレンタルした自転車。無段変速の自転車であった・・・。坂道はそれ程ないけど、サドルでお尻が痛くてなかなかに大変な自転車散策であった。ちなみに、久しぶりに使用したザックには岡山駅でコインロッカーに荷物分割をし忘れて、ぎっしりと荷物フル装備状態(ちと重かった・・・)。こちらのザックでエジプトやカンボジアを旅行したけど、あの時どうやってパッキングしていたんだろうか。今回、パッキングに苦労して、ふとそう思う。



途中、市役所前の「笹山」なるうどんやさん。ここから、うどんづくしな日々が始まるのであった。(12:26)


 
店内は現役の黒電話と開店当時から使用されているという蛸壺を利用した箸立て。



注文した、ざるうどん。梅干がついているけど???この後もあちこちで梅が共に供されていて、西日本では普通のことなのかな。


 
市役所より吉備路自転車道が始まると縁石にて車道とはっきりと区別された。何か事故があってはいけないためだろう、なるべく車道と区別させたり、車道を迂回して走ったりと吉備路は整備されている。(12:49)



最初に現れた高床式の家をサクッと通過。(12:52)



こんな感じで田畑の中を走り抜けていく。そんな訳で気分は庄屋の田畑見回りか、選挙立候補にて有権者への挨拶回りといったところ。


 
途中にあった作山古墳に登ってみたけど、特にどういうこともなく、頂上にはプレートが。(13:03)


 
こんな感じで標識も至る所に。道に迷う心配はなさそうだ。


 
前方に見える塔は???あれが、備中国分寺の五重塔ってやつだな。(13:08)



いざ、備中国分寺へと。(13:15)


 
境内に入ると五重塔と鐘楼が。



中に入るとこんな感じ。一瞬死刑絞首台を下から覗いたのかと思ってしまった(覗いたことないけど)。



下から見上げたところ。「無駄に鐘を打つな」の注意書きあり。



改めて五重塔をパチリ。暑い・・・。


  
境内奥へ行くとペアの地蔵ばかり。なんでかな???


  
境内のお茶屋にて一休み。(13:27)


 
暑い中、シャカシャカと自転車をこいできたので水分+糖分補給。運動バカの後輩君から仕入れた情報によると、暑い中での運動で多量の汗をかくと「熱痙攣」なる症状に陥るという。熱痙攣に陥ると、筋肉がブルブル震えてしまうという。まぁ、大して汗はかいていないけど、こんな暑い日だから水分補給を意識して注意せねばな。


  
境内ガラガラ、ぷらっとして備中国分寺を後に。(13:38)


  
ちょいと進むと、こうもり塚古墳へと。中はひんやり、暑さを忘れることができる。中は100mほどもあるという前方後円墳。今は水がたまっているため入室ができないという。(13:44)


 
古墳を後にして自転車にまたがる。あちこちで袋掛けされた枇杷畑を目にした。



国分尼寺跡。土台の跡が残されている。(13:52)



こんな感じで、あちこちに立て札あり。


 
暫く行くと、造山古墳なる墳丘の長さでは、全国第4位の古墳に到着。
こちらの古墳に埋葬されている(?)とも言われている吉備の王像が。ファラオかと思ったよ・・・。(14:13)



あちこちに吊るされた新玉ねぎが。旅行の後半は噂のバクダンなる淡路島の玉葱を食したいものだ。


  
ちょいと吉備路自転車道を外れて備中高松駅そばの巨大鳥居をウォッチ。でかっ!(14:35)


 
あれれ、こっちだっけなぁと少々迷いながら吉備路へと戻る。



ツツジがある=吉備路という考えで自転車を進める。(15:10)



マンホール愛好者には基本となりそうな桃太郎マンホール。


 
そうこう、吉備津神社へとやってきた。



こちらの回廊が一応本日のメイン。この長~い回廊が見たかったんだな。全長は400m程もあるそうな。全体としてお椀のように窪んでいるので、向こう側は見えないつくりになっている。(15:23)


 
回廊をテクテク、400m先へと。ってか、国分寺での抹茶以来、水分を摂取しておらず、喉が渇いてしまた。


 
寄進者の名前かな。更にテクテク進む。



作り物の神馬が。馬を養う余裕のない神社はこのように像を用意したり、絵馬がその代わりをしたりしている。実際の馬を飼育している神社は日本に10社程度みたい。(15:29)


 
備中神楽面や、千代の富士の絵も飾ってあった。


 
こちらのツインの社も気になっていたものだ。逆行でよく撮れないので、影もパチリ。なんだか、ガンダムのとあるモビルスーツを連想するんだけど、あのモビルスーツなんていうんだっけかな。(15:32)


 
絵馬のエリア。とりあえず、特に願掛けもないけど祈願トンネルをくぐっておいた。
「このトンネルをくぐり、心に安心とやすらぎを!」だってさ。


 
回廊の山側エリアは紫陽花が見事に咲いている。


 
上の方は青色で下の方は赤色であった。酸性だと青でアルカリ性だと赤になりやすいというけど、見事に上と下で色が区分けされていた。



東京では見られないけど、この辺の鳥居はあちらこちら小石が乗っかっている。



お釜殿といわれるところ。


  
15時にて終了だそうな。(15:42)



鬼を背もたれにした椅子が。幼稚園とかに置いてありそうな椅子だよ。



参道途中で右折して吉備路サイクリング道に戻る。


  
ちょいと離れたところにはなぐり塚とやらが。全国のと場から送られてきた牛の鼻ぐりを山積みにしているという。その数はおよそ700万だとか。時間と拝観料を惜しんで素通りしてしまったけど、700万の山積みを覗いてくればよかったな


  
そうこうやって来た吉備津彦神社。(16:03)



猛烈喉が渇いてジュースを買おうとしたけど、古い自販機のジュースは全て売り切れ・・・。ぐぅ~、他に自販機は見当たらず我慢することに。しかし、夜になったら街頭に照らされて渋そうな佇まいをしている。



こちらが本殿。節操なくサササと参拝。


 
子安神社と七つの末社。


   


  
沢山鎮座していて、一度素通りしたけど、全てを写真に収めることにした。神社とかを写真撮影する際に、正面から取るのは失礼に当たるとかで、気持ち斜めからの撮影。


1.下宮(しものみや) 倭比賣命(やまとひめのみこと)
2.伊勢宮(いせのみや) 天照大神(あまてらすおおみかみ)
3.幸神社(こうじんじゃ) 猿田彦命(さるたひこのみこと)
4.鯉喰神社(こいくいじんじゃ) 楽々森彦命荒魂(ささもりひこのみことのあらみたま)
5.矢喰神社(やぐいじんじゃ) 吉備津彦命御矢(きびつひこのみことのおんや)
6.坂樹神社(さかきじんじゃ) 句句廼馳神(くくのちのかみ)
7.祓神社(はらいじんじゃ) 祓戸神(はらえどのかみ)



ようやくたどり着いた備前一宮。ぽつんと存在しているので、自転車でそのまま素通りしてしまいそうになったよ。レンタサイクルのウエドにて自転車を返却して、ようやく見つけた自動販売機にて喉を潤す。(16:16)



岡山に戻ってきて次に行くのは後楽園。日本三大名園ということで、とりあえずの訪問だ。こういう場所って決して訪れることはない所だけど、他に行くところないし、日本三大名園だし。(17:11)


  
後楽園内の馬場。こちらで家来が馬術の腕前を殿様に披露したという。



なんだか存在感ある岩。こちらも沢山の小石が乗せられている。


  
小腹が減ったので、茶屋にてぜんざいを頼む。こちらにも梅干が!茶屋のおばあちゃんに聞いたところ、関東の人は梅干を残してしまうとか。でも、酢昆布にすると食べるなぁと言っていた(本当かなぁ?)。軒先は花が咲き終えた藤の花。(17:22)



今週末はお田植え祭とのこと。その準備でもしているのかな。


 
色づくもみじ。この季節にと言うことは、ノムラモミジかな?(17:31)



綺麗に咲きそろう、あやめ。



パノラマでも撮ってみる。



こちらの建物は流店というらしい。


 
流店内の水路は足をつけるところじゃないよね???(17:38)



唯心山といわれる庭園内の小高いところよりパノラマ撮影。


 
廉池軒。水が湧き出ているようであった。



再びパチリ。まるで絶えず写真を撮らねばならない呪いをかけられたような勢いで撮影だ。



蓮の葉で敷き詰められた花葉の池。(17:48)



こちらの大立石というのが。



90個ほどにも石を分割してから、庭園に運び込まれたという。大したもんだ・・・。



感心しながらも、再びパノラマ撮影。



閉演間際の後楽園を後にして次に向かうのは・・・。(17:58)



思った以上に立派な月見橋。もっと古くて渋いつくりのものと思っていたよ。


  
月見橋を渡って、次なる目的地である岡山城へと。(18:04)


 
石組みが美しい・・・。(18:05)


 
あ、鉄砲やら弓で射るための窓だな。



こちらは古い城壁とのこと。



本段までやってきた。元気に勢い良くストレッチするおじさんが一人いた。(18:12)


 
折角だから鉄砲狭間(てっぽうざま)(それとも矢狭間?)より覗いてみる。真下は結構見えにくいものだな。



今にして思えば、ライトアップの時間まで待てば良かったかなと岡山城を後にする。(18;14)



岡山シンフォニーホールは日本でも屈指の音響効果を持っているとか。路面電車と合わせてパチリ。(18:37)



こちらは天満屋。駅があるわけでもないけど、バスの出入りが沢山。天満屋、すごい集客効果だな。



路面電車をパチリとして、この後岡山界隈をテクテク散策しまくり。自転車と徒歩でメッチャ動き回ったよ、足が痛くなってしまった。