インド旅行:ロナー(Lonar)のクレーター


再び6時の宿前。



今日も時間通りにやってこないKishor。待っている間に新聞屋と牛乳屋が配達にやってきた。暫くするとShaikhを連れてKishorがやってきた。ははぁ~ん、ボスのせいで遅れてきたんだなと。Shaikhは満面の笑みで握手を求めてくる。そりゃ3日間も連日ハイヤーすれば上得意さまだろう。



さて、あまり期待もしていないがアジャンターよりも遠くにあるロナーのクレーターとやらに行ってみよう。



例のごとく通行料を支払って。



やって来たるは政府の宿泊施設。どこか社会主義っぽくて、寂れた感のある建物だった。



こんな感じの内部。使用されている形跡が全然感じられない。



軽く朝食をオーダー。



ロナーのクレーター。無駄に遠くまできてしまったな…。やはり感動するほどの自然美ではなかった…。しかし、この田舎具合、ここで1泊すれば満天の星空が見られるだろうなぁ。



池のほとりに立つ寺院。展望台にてKishorが、『では2,3時間後にここで』と。おいおい、お前は俺を放置プレイするのか?と。そう、このクレーターを1周どうぞと言う。展望台からの眺めで充分なんですけど…。この炎天下の中、1周したらへたっちゃうよ。



放牧中の馬。



村を行く牛車。



村にあるシヴァの寺院。聖なる水を浴びて、この暑い中気持ち良さそうだ。ヒンドゥー教では、寺院の水は聖なるガンジス川の代わりとして沐浴は大切な儀式だとか。



本尊内部。



お次はハヌマーン神を祭る寺院に行こうとしたら、猛烈な行列が!?



行列の人たちは身を清めてからこちらの寺院に来るとのこと。身を清めずに先回りして訪問。



こんな感じの寺院内部。



ハヌマーンを意味するのか巨大な石がオレンジ色に塗りたくられている。インド人のおでこにつけているものと同じものだ。



こちらはリンガとその奥に同じくオレンジに塗りたくられたガネーシャ。



寺院参拝を終えてチャイタイム。



葱を揚げたモンゴラなるものがパリパリ美味かった。お代わりにもう1枚。モンゴラは、食べ物の固有名詞ではなく、どうも揚げ物と言う意味っぽかったな。



やることないのでチャイをしながら帰宅。街道沿いにあったお店を指定して寄ってみる。Kishorが、こんなお店1日に2,3人しか訪れないよと。



チャイにチャパティを頼んで自分もハンモックライクに寝そべってみた。正面のこぎれいな服装をしているのお店のオーナー息子と、近所のバイト君たち。子供の人数分のチェルシー5つを取り出すと、味の説明も聞かずにむしりとられてしまった。でもインド人にありきたりなずうずうしさもなく、愛嬌のある可愛い子供達であった。



燦々と降り注ぐ、暑い太陽の元窓からパチリ。



乗り合いのジープタクシー。ぎっしりと人を満載している。



再び料金所。



全くもって猛烈に暑い日射しだ。最も暑い3月、4月は40℃近くにもなるという。



アウランガーバードに戻って、目に付いたパン屋さんに入ってみた。



美味そうなケーキが並んでいる中、クルミパイを購入(ちょとお高い50ルピー)。



店内、こんなに綺麗なんですけど!ビックリの綺麗さ。2組のカップルがおりました。この町でもトップクラスのオシャレなお店だろうから、相当気合の入ったデートになるんだろうなぁ。



クルミパイを購入すると紙ケースに入れてくれたよっ!! インドに来て初めての包装サービスである。そして、クルミパイは美味かった。



前日まで宿泊していたPushpak Regencyのトイレが臭く(部屋にまで臭ってくる)、そろそろ潮時とグレードアップを兼ねて宿替えだ。


冗談ながら、KishorにこのVITSに泊まろうかなぁと言ったら、隣にあるHotel Classicがお手頃で綺麗だよとお勧めしてきた。部屋をチェックしてみるとかなりの綺麗さ!ここは豪勢にACルームに宿泊しようと値引きをお願いして、宿泊することにした。こちらのACルームが当初1200ルピー提示で、値切ったら1000ルピーにしてくれた。ノンACルームは提示価格800ルピーだ。入り口には24時間体制の警備員もいて、かなりのグレードアップ(警備が必要なほどの治安状況とは思わないけど)。



Hotel Classicの屋上からの眺め。左手に少し歩くとアウランガーバード駅だ。誤算だったのは大通りに面していること。夜中も車の往来があるので、それなりに騒音がある。疲れ果ててグッタリ寝ていたから問題なかったけど。



町中には以外にもバスケットコートがあったリして。



近くのスーパーに潜入。



お土産になりそうなお菓子類は少なかった。商品には『包装を開けないでくれ』との注意書きがあちこちに。インド人もやたらめったら包装を空けてチェックするのかな。無愛想なレジ(クッキーなのに放り投げる有様)で支払いを終えて退出しようとすると、ガードマンがレシートと商品の突合チェックをする。そんなに万引き多いの?



本日もあちこちでガネーシャ像が祭られる。



最初に入ったお店。入って気付いたけど、前日ジュースを飲んだお店であった。こちらで料理を注文すると30分しても何も出てこない有様。店員に聞いても、そっけなくわびる様子もなく怠慢なので、注文そのままお店を出ることにした。



代わりにやってきたHotel VITS前にあるVatika なるレストラン。ここはどうかなぁ~?



腰の低い店員がサササとやってきてサービス精神旺盛にして料理も美味い! 最初にパコーラーなる玉ねぎのフライを頼んで軽くつまむ。メインの芋とグリンピースのカレーは、コクあり辛味ありの美味しさ絶妙!今回の旅行で一番の美味しいレストランだ。



美味さとサービスに満足してバターチャパティとチャイを頼んでしめることにした。チャイのカップに柄が描かれているのは、インドでここが初めてだな。これだけ食べて117ルピー。いたく満足して店を出た。