クライミング@ヨセミテ(ハーフドームのスネークダイク)


ついにやってきたHarf DomeへのSnake Dike企画。まずはCAMP4から駐車場へと。このときは、その厳しさを知る由もなく・・・。(4:27)



暗闇の駐車場にてパパパとサンドイッチを詰め込む。本日は時間短縮のため、火を使用しないで朝食モグモグッと。(4:42)



駐車場からHappy Islesへとテクテク。(5:14)



で、ようやくに辿り着いたHalf Domeへの登山口となるHappy Isles。装備は最低限のカムとヌンチャクにロープ、メットと水2.1L(足りるかな?)。(5:20)



ようやく空が明るくなってきた。ヘッドライトを消そう。(5:27)



 心地よい空気に程良い上り坂で体も目覚める(駐車場から登山口までのトレッキングで十分目覚めたが)。(5:38)



暫く歩くと、トイレと水飲み場が。体力節約モードするなら、ここで水を汲むべきだな。(5:42)



2パーティー程と一緒に、同じようなペースで歩く。彼らはトレッカーだ。(5:58)



そうこう、ミストトレイルへと。ひんやりした空気が漂う。水量が少ないから、ミストまではいかないようだ。(6:04)



こちらがVernal Fall。水量少ないとはいえ、なかなかの迫力だ。(6:14)



滝を終えてひたすら登り。Vernal Fallから傾斜がきつくなったかな。(6:19)



こんな崖沿いをテクテク。道が濡れていたら歩きにくそう。(6:20)



こんな感じの道。西海大峡谷を思い出したよ。(6:21)



そしてVernal Fallの上へと。滝を真横から見られるぞと。(6:25)



こんな感じで、だだっ広い岩盤テラスだ。滝を見てちょろっと休憩だ。



再びテクテク。滑沢のごとく気持ちよさそうなところ。遊泳禁止マークあり。泳いでいたら流されて、そのまま滝壺へと行ってしまう人がいるとか。(6:30)



ちょっと見晴らし良いところに出た。(6:34)



Half Domeもちらり。(6:36)



さっきの遊泳禁止看板より続いている滑沢。ここでキャニオニングしたら楽しそうだなぁー。(6:40)



再びトイレあり。Snake Dikeルートとしてはここが最後のトイレポイント。(6:43)



さらにテクテク進む。(6:53)



Nevada Fallがちらりと見えてきた。(6:58)



Nevada Fall直前で岩盤に突き当たる、一般ルート右折ポイントがSnake Dikeルートの分岐点。(7:04)



トレッカーは右折してそのまま進む。



我らは左折して右手に岩壁を見ながら岩伝いにテクテク。道は明瞭だ。(7:08)



こんな感じで適度に登ったり下ったり。(7:09)



そして岩壁は続く・・・。(7:12)



日陰なので涼しいのが助かるところ。(7:15)



途中右手に残置ロープあり。エスケープしたのかな?(7:17)



巨大な松ぼっくりもゴロゴロと。



巨岩に挟まれた風の谷といったところ。オーストラリアの風の谷を思い出した。(7:26)



いったん谷に降りてから登るといった感じ。(7:26)



ちょいと急斜面。(7:26)



巨岩に囲まれて谷間をテクテク。そろそろ日向エリアに出そうだし、軽く休憩だ。(7:35)



休憩を終えて暫く歩くと、ガサゴソと鹿を発見。見事な跳躍で立ち去って行った。(8:06)



水路っぽいところをテクテクと。この辺ブッシュをかき分けたりして突き進む。(8:07)



日射しを浴びる形になってきた。暑くなりそうだ・・・。(8:10)



この辺一部道が不明瞭になっていて、色々なルートでみんな進んでいる模様。ベクトルさえ間違えなければ大丈夫。(8:18)



こんな道っぽくないところもテクテクと。(8:27)



暫くすると再び明瞭な道が出てきた。(8:28)



Lost Lakeの分岐点を通り抜けてしまって15分ほどタイムロス。地図上ではT字路にぶつかって左折と思っていたけど、実際にはT字路を直進しつつ、途中左折しなければならなかったのだ。倒木後にちょろっと左折ポイントがるので注意箇所だ。何だかHalf Domeから離れていない?と言うことで気付いた次第。左折すると焚火にちょうど良さそうな枯れ枝がゴロゴロと散乱。(8:49)



暫くするとLost Lake向こうにHalf Domeの鎌形ハングが。見事な鎌形だ。この雄大な景色、時代が時代なら恐竜でも歩いていそうな感じ。(9:11)



そして足元には巨大松ぼっくりがゴロゴロと転がってる。



綺麗な景色だけど、蚊もたくさん飛んでいた。撮影で立ち止まるのもためらわれる。(9:18)



Lost Lakeを抜けると、後は目の前にHalf Domeを見続けて歩くだけ(到着まで、まだまだ結構あるけど・・・)。(9:29)



長く歩いていたこともあって、Half Domeとの対面に思わず繰り返し撮影してしまう。(9:33)



振り返ると先ほどのLost Lake。なんだかんだ結構歩いているよね。(9:44)



結構な斜面をテクテク、暑い日射しの元突き進む。足を滑らせたら、すってんころりんとなかなかに危険な斜面。(9:56)



斜面を1段上がって再び斜面をトラバース。A隊長より『何でもいいから、とりあえず足滑らせないよに』と注意が。(10:05)



こんな感じで斜面をトラバース。斜面に逞しくも咲く花。(10:10)



おーい、取りつき場所はまだかい?と。(10:14)



あそこに見える筋がSnake Dike!(10:27)



長い長いアプローチであった。お目当てのSnake Dikeはと・・・。三本杉の右側とのことだけど。(10:33)



こんな太陽燦々のもと、登るのね。(10:44)



表面をジグザグしているのがダイク跡だ。右にある1本木が取りつき場所。



仕入れたCLIF BARを食しておこう。Power Barよりはいける味かな・・・。駐車場より6時間30分程、ようやくSnake Dikeに取りつきだ。2パーティーに分かれて我らはA隊長とタッグで後行パーティー。つるべ式で登りましょう。(11:19)



とりあえず、1ピッチ目はお任せします!とA隊長にトップを依頼。ここから怒涛の撮影タイムが始まる!ってか、ロープを携えて登り始めるその姿、格好良い!すかさずパチリッ。(11:52)



1ピッチ目の核心箇所は、スラブ地帯を左トラバースする時。身近に支点確保はないし、トップはドキドキものだよ。(12:13)



A隊長無事に登り終えて、ようやく自分の番だ。セカンドのおかげで精神負担軽減、結構サクッと登り終えた。(12:17)



で、2ピッチ目は自分の番だぞよと。カムをかまして登る。(12:27)



先行パーティーは3ピッチ目へと進んでいた。



2ピッチ目は気楽にサクッと終えて、しっかりした終了点。(12:39)



2ピッチ目を見下ろしたところ。A隊長セカンドで登る。(12:39)



3ピッチ目は、そのままA隊長に行ってもらう。斜面をトラバースして途中からダイクエリアへと!ってか、青空をバックに立つ姿、画になるなぁ~。(12:47)



自分もセカンドで3ピッチ目へと。こんな所をトラバースして途中で直上してダイクをワシワシ。(12:50)



先行パーティーは既に先の4ピッチ目へと。ダイク地帯からカムがほとんど使えなくなるので、長いランアウトを強いられる。長いランアウトのプレッシャーはあるけど、難易度は全くもって易しいので強風でも吹かない限り大丈夫。(12:51)



あそこが3ピッチ目終了点。うーん、やっぱり画になるぞとパチリ。(12:53)



4ピッチ目は自分がトップの番。先行パーティーのボルト箇所を確認しておこう。結構先にあるね・・・、15m超といったところかな。つまり、あの辺で落ちると30m以上落下だよっ。(12:56)



斜面は結構ありそうでいてなさそうだけど、でも、やっぱりあるんだな。(12:57)



先行パーティーのセカンドが行くのを待って、すぐさま4ピッチ目へと取りつく。(12:59)



やっぱりランアウトを強いられる・・・。1stクリップ地点からスタート地点はこんな距離。落ちたら結構やばいね。(13:06)



でも、ホールドはきっかけ盛り沢山なSnake Dike。(13:06)



あそこが4ピッチ目の終了点だ!凄い高度感!(13:09)



ダイクが2つに分かれる右側に目を転じるとボルトが2つ。ここがエスケープポイントなのかな。(13:11)



4ピッチ目の終了点へと。5ピッチ目は既に先行パーティーのトップが行く。下に目を転じるとこんな感じ。自分はA隊長クライミングのビレーを実施。(13:19)



5ピッチ目の終了点はあそこらしい。ちょいと短めピッチだ。(13:34)



4ピッチ目の景観でこんな感じ。(13:34)



さてと、5ピッチ目行きますか。やっぱりセカンドは気持ち楽々クライミングだ。(13:35)



気持ち楽々クライミングで5ピッチ目終了点へと。(13:51)



水を飲んで水分補給してから6ピッチ目へと。ピッチを切るたびに適度の水分補給と飴玉作戦で喉のからからを潤す。照りつける強い日射しに強い風で水分がバシバシ失われていく。乾燥&風で気付きにくいけど要注意だな。(14:01)



6ピッチ目終了点は穴っぽこある所。アンモニア臭がするとのことで簡易トイレとして使われてしまっているようだ。(14:08)



ロープが穴に入らないよう、気を使ってのビレー。(14:08)



7ピッチ目も変わらずダイクをワシワシと。(14:48)



あそこが7ピッチ目の終了点。(14:51)



終了点到着だ。8ピッチ目は自分がトップ。最初はスラブで途中ダイクを登り、アンダークラックをトラバースして上に抜けるといった感じ。ここは先行パーティーのセカンドの前に後行パーティーのトップである自分が先に行くことに。万が一の滑落に備えてロープを使用できるようにとの配慮。(14:55)



なるほど、なるほど、これは助かるとスラブを越えてダイク地帯へと。下から見ると出だしスラブで気合を要するけど、実際に登ってみると傾斜はそれほどでもないし、フリクションも良いので、それほど難しくはない。プレッシャーとの戦いだな。(15:09)



そして、あそこがアンダークラックでトラバース地帯。カムを入れてようやく支点確保。確かに、万が一があって足を滑らせたら40mは落下していくかな・・・。(15:43)



こちらが9ピッチ目。ここでパーティー順序入れ替え。我々が先行することに。(15:46)



この辺から剥離した岩の隙間を利用してカムを使ってのクライミング。(15:49)



10ピッチ目の開始だ。こんな感じで岩がばっくりと剥離している箇所多数。公称だと、ロープクライミングは終了してフリーで登ることになっているけれど・・・。NHKの番組でも、ここでロープをといていたような。(15:53)



こんな感じで隙間にカムを入れ込む。この辺からは斜度も緩くなって難易度自体は楽チンだ。(15:57)



あちこち剥離しているなー。縦クラックにカムをぶち込んで終了点確保。この辺からはロープの長さに応じて適当なクラックを見つけて終了点を確保するといった感じ。(15:58)



とりあえず、ここで終了点確保。斜度が緩いから良いけど、やっぱりカムの終了点はドキドキものだ。見上げると1本の木が。あそこが次の終了点目標かな。いや、次の次位かな。(16:02)



A隊長もさくさくっとやって来た。ってか、難易度はないけれども、そろそろ体力が…。岩場へのアプローチだけで既に体力削られて、更に10ピッチのクライミングでヘロヘロだ。ロープを手繰るのも辛いっ。(16:07)



ここがSlab Foreverという場所か!(16:11)



11ピッチ目をA隊長がテクテク木に向かって登り始めた。(16:20)



あー、やっぱり木には全然届かないよと、あそこで終了点確保。(16:21,16:25)



12ピッチ目、自分がトップの番だ。60mロープで悲しくも全然届かず。適当な個所にカムをぶち込んで終了点確保。(16:27,16:33)



後続パーティーの70mロープだったら届くかなぁー。作業と化しているビレーでロープを手繰る。(16:33)



13ピッチ目。何処に向かうか…、考えながらA隊長進む。(16:41)



後続パーティーはやはり木までたどり着いた。(16:47)



こちらもさくさくっとセカンドで後に続く。この辺からクライミングよりもビレーが辛かった・・・。(16:48)



終了点に着いて、14ピッチ目と自分がトップの番だ。(16:58)



適当な隙間を見つけて終了点確保。さてと、ビレーをしなければ…(ごくり)。(17:03)



15ピッチ目はダイクを伝ってテクテク。(17:18)



15ピッチ目の終了点より下を見下ろすとYosemite Valley。(17:20)



あそこの駐車場はCurry Villageだ。(17:20)



16ピッチ目の開始・・・。もう、クライミングというよりは作業、いや、苦行と化している。(17:23)



16ピッチ目終了点はマルタ状態の岩を見つけてスリングで確保。さてと、ビレー作業がやって来た・・・。(17:29)



17ピッチ目をA隊長行く。『もう、ロープ要らないんじゃないですかねー』と傾斜も緩くなってロープの重さに辟易して言うと、慎重派のA隊長は、『いや、転んだりしたら止まらないレベルだから、もう少しロープ確保しよう』と。この辺は、安全を取るか、時間・体力を取るかの選択ですな。(17:36)



おいー!っと、60mロープがパツンパツンで糸電話状態。(17:42)



既にビレーだけでなく、トップで登る時もロープを引き寄せるのに一苦労・・・。そんな苦行を経て18ピッチ目完了。Slab Foreverいつまで続くんですかぁー???(17:44)



大分お疲れなA隊長、後続パーティーも着かず離れずといった感じ。(17:54)



いつまで続くんだ!19ピッチ目。マジでSlab Foreverてな感じ。(17:58)



そんなこんなで19ピッチ目の終了点へと。もう、ここらでいいっすよね。(18:09)



ようやくOKが出てビレー解除。念のためハーネス装着は残しておく。(18:13)



そして、ケルンがいくつか見えてきたのでロープを回収して自由の身に!(18:15)



ここがHarf Dome(2682m)からの眺め!(18:20)



後ろを振り返るとEl Capitanも。



後続パーティーも無事に到着だ。(18:30)



ちらり人が見えた方へと歩いて行く。ギアを入れたザックがずしりと重いっ。(18:37)



A隊長断崖絶壁にて。(18:41)



こんな感じの場所。あの場所に立っていると、下が断崖絶壁に気付かず。



こんな景観。



自分も行ってみた。今度はさっきの撮影ポイントにA隊長。



マーモットが岩の隙間からのそのそと。



帰りに道はどっちだぁ?とトレッキングルートでやって来た人に聞いてあっちだよと。ここが噂のワイヤーロープだな(ごくり)。(18:56)



結構な斜度で手袋必携!(18:57)




ブレーキをかけるその腕に負担が。体力削られてるなー。



ようやく下へと到着。こんな所で人とすれ違うのは勘弁だなー。(19:13)



振り返ってみると、うげー!っとかなり凄いな!(19:15)



そして、暫く階段が続く・・・。階段foreverだな、これは。(19:20)



階段foreverでも道がちゃんとしているのは助かる。でも、この時点で既にグロッキーなんだな。ここから帰り道が11.3kmと言う・・・。5、6時間の行程だ(汗)。ヘッドライト確定だよな・・・。



Half Domeの影が景色に映る。(19:21)



ようやく階段Foreverを終えた。足ガクガク。(19:30)



あとはひたすら歩き、途中暗くなってヘッドライトを取り出す。綺麗な星空だけが唯一の慰め。全員水も無くなってしまって、黙々の行進が続く。(20:23)



暗闇のため、あれ?こっちだっけなぁなんて何度か立ち止まったりして、ようやく最初の水場に到着!トイレの明かりが頼もしい!水をがぶ飲み1.5L程。カロリーメートのスティックを半分にした1かけらで、ようやく久々のエネルギー補給。Snake Dikeなめていたなー、こんなにも辛いとは!アプローチ体力にクライミング技術と課題が残るよ。とりあえず今年一番の苦行!(23:28)


再びテクテク、駐車場の到着が24:00過ぎでキャンプサイトに戻って就寝25:00頃。全行程21時間ほどの1日であった・・・。いくつかのHPを見ると、19:00頃には戻っていて、ヘッドライトを使っていない人ばかり。そんなにまごまごした覚えはないんだけど、アプローチ体力にクライミング技術とまだまだ未熟なのかなー。何だか、無様な行程をHP掲載しちゃったかな。

アプローチ(駐車場から) 約6時間30分(4:50~11:19)
2箇所注意ポイント。①岩場の谷で道が不明瞭なところ(ベクトルさえあっていればOK)。②Lost Lakeの分岐路。T字路を左折するポイントを見逃さないよう。
クライミング 約6時間23分(11:52~18:15)
帰り道 約5時間4分(18:56~24:00)
装備 60mロープとtopoより厳選カムとナッツ(ナッツは使用せず)。水2.1L(足りなかった。要水分対策)







オスプレー OSPREY AETHER AG 70 OS50061 <2019 春夏>
←70Lサイズだと、沢山のモノがジャンじゃ化入る!

CLIF BAR【クリフバー エナジーバー チョコレートブラウニー味 6本入り】

←そんなに美味しくないけれど、携帯食には良いかな。

ブラックダイヤモンド キャメロット BD11039

←ナチプロなるカムも必要で数を揃えたい所!