(ちょい)パン狩り@西荻窪+印刷博物館@飯田橋


(地図上マークの色分けは、前回の物流用なので特に意味なし)

前回狩り残したパン屋を訪問せねばっ!いざ、西荻窪へと再来!前回のパン狩り に続いて、Ver.2パン狩り@西荻窪。
特にHPおこすほどの件数でもないんだけど、暇を持て余しているし、続きと言うことで掲載っ!


前回いたく気に入ったタグチベーカリーへと再び!


やっぱり外せないベーコンエピ!フィグを買おうとしたら、前の人で完売(涙)。


購入したのはベーコンエピとペイザン!やっぱり美味しいベーコンエピ!ペイザンも美味しっ。


で、次なるはベーグルの聖地、Pomme de terreだ。開店前に並んでいた人達も、居なくなっておった。


店内も快く写真を撮らせてくれた。とりあえず、ブルーベリーとトマト&スモークチーズに紅茶&ラズベリーを購入!


紙袋に入れてもらって。


早速食べるそのベーグルは表面パリパリっと、生地の巻き方のせいか中はむぎゅっと、ちょと変わった食感。
む~ん、これは、その日のうちに食べたいパリパリ食感だよ。なるほど、なるほどー、これがPomme de terreのベーグルか。


お次は南口に回ってポチコロベーグル !階段を登れ!


ベーグルとベリーのケーキを購入したけど、も1つ追加っ。なんだかベリー尽くしだよ。


階段壁には、さらっと画が。


ポチコロベーグルのベーグル。


で、最後はぐーちょきパン屋


なかなかに訪問しにくい営業時間だぞ。玄関先で販売する、個人レベルで少量販売するパン屋さん。


アーモンドパンと胡桃パンを購入。アーモンドパン美味しっ!胡桃も〇だったぞ。



西荻窪を離れて神田へと。ゆきのパン屋なる、これまた難易度高い営業スタイルのパン屋。


残っていたパンは2種類。両方(ポテトパン+黒糖胡桃パン)とも購入~。
生地がどっしりとした力強い味わい。どちらも美味いが、黒糖胡桃パンは、しっかりみちみちの生地にして黒糖の味わいが◎。


本当は、続けてパリットフワットとか旅ベーグル に行こうとしたけど、お腹いっぱい過ぎて・・・。
パン狩り断念して、ちょいと気になっていた印刷博物館@飯田橋 へと行くことにした。


飯田橋の駅を降りて、歩道橋を渡り、高速道路沿いに歩くという分かり易いアプローチ。


ちょとテクテクするとTOPPANのビルが見えてきたぞ。


道案内もばっちり。


やってきたTOPPANビル。


TOPPANビル内にあるのが印刷博物館!


エスカレーターを下って博物館へと。


館内のガラスに描かれたもの。ワクワク。


入場料¥500を支払って、荷物はコインロッカーへと預けることにした。

■■■ 館内撮影禁止 ■■■
撮影ないけれど、自動ドアをくぐって博物館へと入ると、入り口からの雰囲気良しっ。
印刷文化と言うことで、ラスコーの洞窟壁画に始まって、「死者の書」とかもあったりして。
そんでもって、インカの結縄文字(キープ)もあって、懐かしいぞ(本当不思議な文字だ)。
どんどん、印刷文化は進んでグーテンベルクの聖書からコンパクトディスクへと駆け抜ける。

そして、たまたま企画展示されていた「印刷都市東京と近代日本」 を続けて鑑賞することに。
かなり見応えある作品数々で、軽く寄るつもりと余り期待していなかった博物館訪問だったけど、ガッツリ鑑賞してしまった。
「解体新書」や「学問のすゝめ」があり、「南総里見八犬伝」はその表紙のデザインに見入ってしまった。
浮世絵もあって、月岡芳年の画が良かったなー。生糸のラベルデザインなんかも多種多様なデザインが面白い。



鑑賞中、館内アナウンスで「活版印刷体験」ができるとのこと。


早速、参じてみた。このエリアは撮影可能とのこと。


エプロンが貸与されて、並ぶ活字から好きなメッセージで使用する文字を探す(アルファベット限定)。
最後はマシンでがっちゃんこ、印字されるという流れで体験だ。


活字選び、大変な作業だなぁー。


それぞれポイントの違う活字とルビ用のもの。ルビ、小さい!何て書いてあるのか読めないよ!
職人さんでも読めないほどで、小さな子供がたまに分かるくらいのものと言っていた。
材料には鉛が含まれているため、昔の職人は鉛害になっていたそうだ。

ポイント説明の時、僕の頭の中はデイリーポータルサイトにあった「フォントのわかる男」を思い出していた(心ここに在らず)。
あれはポイントじゃなくてフォントだけど、面白おかしく読んで、自分もフォントのわかる男になりたくなったものだ。
そして、ひよこ鑑別師の様に、文字を見て即座にフォントとサイズを言い当てることができたら、どんなに格好良いだろうか。
フォントのわかる男はさておき、活版印刷について、 こちらに分かり易く詳しい説明があった。



浮ついた心でメッセージを組み立ててみた。


ローマ字は、大文字小文字と文字数が少なくて、並び順も分かり易い。


こちらは単語区切りを入れるために、各種幅違いのインテルなるものを挿入。
そして文章をセンタリングするために、文章の両側に同一サイズのインテルを大から小に調整しながら挿入!


組版ステッキにいれた文字を麻雀牌を積み上げるかのごとくゲラに移動。
この部分はスタッフの人がやってくれた(不器用な人は絶対にこぼしてしまう作業だからだろうね)。


こちらがイギリスのアダナ製印刷機。


先ほどのゲラを設置して、丸い盤がインク補充箇所でレバーを途中まで動かしてローラーにインクを補充、
3回目にレバーを最後まで動かして用紙とゲラががっちゃんこされるという仕組み。かなり綺麗に刷り上がる!
この丸い盤にインクが付着していて、インク補充器だというのだから、変わったパーツだよ。『これが補充器?』と聞いてしまった。


印刷体験後に、工房内を軽く散策。
アルファベットと異なって日本語活字は沢山、それは使用頻度、部首の順で並べられているという。


目が疲れそうだ・・・。手慣れると、ちゃっちゃっちゃっと活字を取り出せるようになるという。
この辺も麻雀と一緒だね。盲活字もできるようになるのかなと一瞬思ったけど、そりゃ無理だわな。


「12ポG」という略語が、なんだか業界用語っぽくて良いっ。


お次は印刷機。さっきのとは違ってA4サイズ超の原稿も刷ることができる。
さすがに重厚にして巨大なマシーンだ。印刷機と言うか、拷問器具の様にも見える・・・。


ゲームセンターにあるパンチングマシーンかの様なパーツ。


スタッフの人が実演。インクを作り上げて。


マシーンに設置して、用紙をスライド→加圧→用紙取出しの行程で刷り上げる。


活版印刷体験を終えて、見学を再開し、最後のコーナーでは持ち帰りできるカレンダー印刷を体験して終了~。


暖かい大理石の椅子に座って荷物整理して帰ることに。身体の故障が無ければ、近くのT-WALL@江戸川橋に寄るところなんだけど・・・。
指、膝、腰と痛みがあってポンコツ状態。大人しく散歩レベルの運動にとどめて、駅までテクテク歩くことに。
しかし、それほど期待せずに訪れた印刷博物館。店内の展示物は見応えあるし、解説ビデオも丁寧で質の高いものになっている。
活版印刷体験もすることができたしで、¥500と有料ながら十二分に元を取ることができる楽しいところ。ここ、お勧めの博物館だよっ!

印刷博物館に興奮していて忘れてたけど、本日の(ちょい)再パン狩り一覧(帰りにロッカー開けた時にパンの香りがして思い出したよ)。
 No  パン屋  定休日  営業時間 
 1  バロン藤乃木  日曜  09:00~20:45
 2  ANSEN  水曜  09:00~20:00
 3  えんツコ堂製パン  月曜、第1火曜  09:00~18:00(カフェは12:00~)
 4  しみずや  水曜  12:30頃~19:30頃まで(パンが無くなり次第終了)
 5  Pomme de terre  火曜、水曜  12:00~20:00(月曜のみ12:00~17:00)
 6  タグチベーカリー  月曜  08:00~19:00
 7  a tes souhaits  月曜(祝日の場合は翌日)  11:00~19:00
 8  ブルク 手作りパン  月曜  08:00~19:00
 9  リスドォル・ミツ  日曜、祝日  11:00~19:00
 10  ポチコロベーグル  火曜、水曜  11:00~19:00(パンが無くなり次第終了)
 11  ぐーちょきパン屋  月曜、水曜、金曜、日曜  12:00~パンが無くなり次第終了
 12  パン焼き工房そーせーじ  月曜、木曜  10:00~13:00、15:00~18:00
 13  Le Pain Quotidien  東京オペラシティビルに準ずる  07:30~23:00
 14  TARUI BAKERY  月曜  10:00~19:00
 15  カタネベーカリー  月曜、第1第3第5日曜  07:00~18:30
 16  Boulangerie Rue De Berri  不定木曜日  08:00~20:00
 17  CACA  火曜、第2水曜日  10:00~20:00
 18  パン工房 プクムク  日曜、第1第3第5水曜  06:30~18:00
 19  Boulangerie Lebois  日曜、第2第4月曜  09:00~19:00
 20  ゆきのパン屋  月曜、土曜、日曜  11:30~18:00(パンが無くなり次第終了)


 
月岡芳年の作品があまりにもかっちょ良かったので、ちょうど開催されていた月岡芳年@太田記念美術館へと後日行ってみた。
数々の格好良い作品にうっとり。「那智山之大滝」や「羅城門」、「小野川喜三郎」も良かったなぁ。
チケットデザインに採用されているのは南総里見八犬伝の一場面を描いた「芳流閣両雄動」。これも良いっ!これぞCool Japan ですな。