アメリカ旅行(1995年8月)

 
 


多分、サン・クレメンテにて友人3人とアメリカ旅行へ。最初はイギリスへ行く予定だったのだが、企画立案が遅すぎてチケットの購入ができなかったために、急きょ旅行代理店にてアメリカ旅行へと企画変更となった。初めての海外旅行は、グアムだったが、自分の中ではあまり海外旅行をしたという気分になれなかった。

そのため今回の旅行は、自分の中で大きな企画としてとらえていたのに、最初からこんなことで良いのだろうか?いきなり旅行地の変更だなんて・・・、せっかく買った地球の歩き方も買い直さなければいけないな。お店の人も『良いんですか?』なんて言っていたが、こうなっては仕方がないおとなしくアメリカ行きのチケットを購入いたしましょう。 我らの目的地は、アメリカ西海岸のL.A.。やはりお金の都合で東海岸へは行くことができなかった。しかし、西海岸へ行くのなら、ボロボロのアメ車をレンタカーしてドライブを楽しみましょうという企画を立てた。

そこで、国際免許を取得しハーツにて車を借りることとなった。しかし、L.A.に着いてハーツへと寄った僕らを待っていたのは、ボロボロのアメ車ではなくピカピカに磨き上げられた豊田のカムリ。「おいおい、アメリカのレンタカー会社にやってきて、日本車を貸してくれるのか?」なんてことを思いつつ、慣れない左ハンドル車を運転するのであった。


 
ルート15:ラス・ベガスへの道しかし、痛かったのは車を借りる際に取られた補償金。そのころ、クレジットカードなんて言うたいそうなものを持っていなかった僕らは、補償金として結構な額をぶんどられてしまった。車に乗り込んだときの、僕ら3人の所持金は総額¥3000程。とりあえず、宿探しの前にコンビニでもよってお金をおろすことにしよう。 お金を何とか手に入れた僕らの最初の目的地は、サンディエゴ。途中、サン・クレメンテのサブウェイにてランチをとった。このとき初めてサブウェイのサンドイッチを食べたのだが、おばちゃんが作ってくれたサンドイッチは非常に美味しかった。

それ以来サブウェイのサンドイッチが大好きになってしまい、最近でも一時期サブウェイのサンドイッチが毎日の夜食とかしていた程である。さて、サンディエゴへ着いた僕らは、コロナドとサンディエゴ動物園を訪れた。サンディエゴ動物園は、上野動物園の3.5倍の敷地に800種、約3400等の動物がいる世界最大級の動物園である。 動物園なんて別に好きではないが、なぜだかサンディエゴ動物園を訪れることとなった。また、サンディエゴではホートンプラザというショッピングセンターにて、約500Kmほど離れたラス・ベガスへのドライブのためのショッピングをするのであった。


 
ルート15:途中休憩さて、いよいよラス・ベガスへのドライブである。変わらない景色がずっと続き、こんな何もないところに道路を張り巡らすアメリカのインフラ整備に驚いてしまった。また、途中あった『10マイル先にマック有り』という看板にも、アメリカの大きさを認識させられてしまう。 ラス・ベガスへと到着した僕らが向かったホテルは、サーカスサーカス。なぜなら、ここの宿泊代が安いからだ。だけど、予約無しに訪れたサーカスサーカスはすでに満室状態。仕方がなく、僕らはホテル敷地のばかでかい駐車場へとテクテク歩いて次のホテルを探すのであった。しかし、ラス・ベガスの駐車場はバカでかい!
 
日本のデパートまるまる1個分くらいかそれ以上の駐車場が、ボコボコと各ホテルに併設されているのだ。おかげで車を止めてホテル受付まで結構歩かされることになった。また、自分の車を止めた場所を忘れてしまうととんでもないことになる。L.A.のユニバーサルスタジオでは、駐車した場所を忘れ、車を探してかなり歩き回る羽目となった。

 
ラス・ベガス:ホテルエクスカリバーラス・ベガスではサーカスサーカスの室内遊園地で回転ジェットコースターに乗り、$4程度のビュッフェを満喫した。ここのビュッフェは大きくてとても安いので、経済状況の良くない僕らにとってはとても助かった。レストランはこれまたバカでかいのであまり待たされることなく、世界の料理を楽しむことができるのでお勧めである。 周りの客が会話をしながら食事をする中、僕らはせわしなく料理を取りに行って食べまくるのであった。しかし、食べ残しをするのに山盛り状態で料理をとるその姿と、食後のデザートとしてエクレアに山盛りの生クリームをかけて食べる姿には、それで良いのか?という気持ちが芽生える。 その生クリームには 『Non Fat』 と書かれていたのだが、ちょうど『N』 の文字が見えなく 『on Fat』 と読んでしまい、いったいどういう意味なんだろう?メチャクチャ甘いのか?なんて思ってしまった・・・。

ちなみに、カジノではブラックジャックや巨大スロットマシーンに挑戦したが、どれもこれもお金を飲み込まれて行くだけであった。唯一手に入れたものは、ゲームで商品としてゲットした人形だけである。この人形が帰りの税関で、鞄から出されてチェックされてしまうのだが・・・。 ラス・ベガスを後にした僕らの次なる目的地は、ユタ州のザイオン国立公園。しかし、行けども行けども岩山の中をドライブすることとなり、ザイオン国立公園のバカでかさに参ってしまった僕らはおとなしくセイント・ジョージまで引き返すこととなった。うーん、バランスロックとかいろいろと見て回りたかったのだが残念である。

仕方がないので、途中にあったトレッキングコースで我慢するのであった。セイント・ジョージへと戻った僕らのモーテルは今までで一番安く出大きな部屋だった。さすがユタ州、ド田舎である。物価が安いのは良いがこれといった娯楽もなくこんな所に滞在しても何もすることがないので、翌日にはさっさとL.A.目指して突っ走るのであった。


 
ルート15:車中にてL.A.に戻った僕らが落ち着いた場所は、サンタモニカ。ここで僕らはユニバーサルスタジオに行ったり、メルローズストリートをプラプラ歩いたりして帰国まで過ごすこととなった。 しかし、ここサンタモニカで待ち受けていたのは、駐車違反の切符であった。おかげで初めての罰金支払いを体験することとなった。噂では、罰金を無視して帰国しても特に問題はないと聞いていたのだが、気の小さい僕らはおとなしく警察に出向いて罰金を払うのであった。 まったく、わざわざ遠路はるばるやって来ている旅行客から、罰金をふんだくらなくても良いと思うのだが・・・。駐車禁止の取り締まりを除けば、海辺でビーチバレーやローラーブレードを楽しむのどかな風景に、なかなか良い町だなと感じるのであった。

今回の旅行を通じて感じたことは、自分もアメリカ西海岸に住みたいということである。カラッと晴れた不快指数0の快適な気候。こんなところで生活できたら幸せである。