6月29日:バンコクへ出発のはず・・・

今日はバンコクへ旅立つ日である、いや旅立つはずであった。しかし、6月29日の21:00をむかえた時点、何故か成田空港にてスパゲティを食べている・・・。飛行機に乗れなかった! 出国手続きをしたにもかかわらず、飛行機に乗れなかったのだ。出国手続きをしたが、出国をしないということで、出国取り止めとかいう書類を書かされて、パスポートには「VOID」スタンプなるものが押されることとなった。要するに、再輸入貨物ってやつですかね。こんなスタンプが存在するなんて知らなかった、何だか貴重なスタンプを頂戴したものだ。


6月30日:ようやく出発

で、翌日再度トライすることにより無事バンコクへと飛び立つことができた。めでたし、めでたしである。今回の旅行は、バンコク経由でカンボジアのアンコールワットを訪れる予定である。アンコールワット訪問のメンツは、世界を股にかけ数日前にアムステルダムから帰国したばかりのMr.A氏とセスナを操り『何だか隣町に行く気分だ』とか言ってカンボジアについて何も下調べをしていないナオ。そして、英語が堪能な2人に全てを任せて金魚の糞のようにくっついて行く、の3人である。

このMr.N、ずいぶんといい加減で、今回の旅行も6月下旬に3人でカンボジアに行くという情報しか与えてくれない。しかも、企画実行の確定が6月上旬。出発当日になって、タイにも少し寄るなんて言うのだ。おかげで、成田空港の書店にて地球の歩き方「タイ編」を購入することとなった。空港にはずらりと地球の歩き方が揃っていた、こんなところで買う人ってそんなにいるんだろうか・・・?





7月1日:カンボジア(シェムリアップ)

町のジュース屋 で、やって来たバンコク。「暑いなぁ」、といっても日本とさほど変わらないが。こんなに暑い国だから、さぞかしフルーツも美味いことであろう。今回の旅行のサブテーマは、美味いフルーツを食べることである。それらしきお店を探すと、あった、あった、ありました。

で、おきまりのマンゴージュースを探すが、どうやらこの店には100%マンゴージュースは置いていないらしい。仕方がないマンゴージュースがミックスされた FRUIT MELODY とやらでも飲んでみよう。確か、マンゴー+リンゴ+オレンジのような組み合わせであったと思う。こいつがまた、シャキシャキと冷えていて、なかなかの美味である。『うーん、幸せである

後日別のお店にて、100%マンゴージュースを飲むことができた。エジプトのものとまではいかなかったが、これまた結構なお味でご満悦。ちなみに、タイやカンボジアで椰子の実ジュースを飲んで見たが、余り美味しいものではなかった。冷え冷え度がいまいちである。味の方は、ポカリスエットの甘さをずいぶんと押さえたような感じといったところでしょうか。
旅行代理店にて腹も満たされ、やって来た FAMILY TRIBAL TREKKING とかいう旅行代理店。Mr.Aの巧みな交渉により、カンボジアのシェムリアップ行きチケットを手にすることができた。本日の17:40に出発である。今日中にカンボジアに行けるなんて、なかなか幸先が良いぞ。

無事航空チケットもゲットできた僕らが次に向かったのが、タイ式マッサージ。Mr.AとMr.Nは既にタイ式マッサージ経験者であるが、自分は初めての体験である。で、全身にマッサージを受ける、タイ古式マッサージとかいうものを1時間280Bにてする事となった。

『いでででで!うひゃひゃひゃ!』普段床屋さんなんかで肩をもまれてもくすぐったくなってしまうというのに、1時間もタイ古式マッサージを受けることとなってしまい、かなり辛い思いをすることとなってしまった。マッサージ好きのMr.Nはいびきをかいて眠るほどであった。マッサージ好きの人には、これはたまらないのであろう。確かに、マッサージを終えた後は、全身の血行が促進されたらしく体が軽くなった感じである。

■¥100≒36B


シェムリアップへ出発!そうこうしているうちに、出発の時間となっていた。で、やって来たカンボジア行きの飛行機、プロペラ機である。初めてのプロペラ機だ、ドキドキわくわく座席に座るが、ちょうどプロペラの真横に座ってしまって振動と騒音がちょっとうるさかった。

プロペラ機はなかなかのスピードでもって、空港を飛び立った。飛び立つことしばし、すぐに軽食が運ばれてきた。うーん、まだ飛び立ったばかりであるが・・・、飛行時間が短いから仕方がない。といっても、まだ飛行機が上昇中のため、すぐにトレイがズルズルと落ちてくる。とりあえず、さっさと食ってしまおう!

ちなみに、飛行機がシェムリアップへと着く頃には、タイ古式マッサージの揉み返しが襲ってくるのであった・・・。階段を下りる足が痛い、あたたたたっ。


 
バイタクにて移動

カンボジアのシェムリアップに到着した我らを待っていたのは、車と原付のタクシー。ここはお安く、原付($1)にて今夜のホテルへと連れていってもらいましょう。途中イナゴの大群に出迎えられて、暗闇の道を町へと向かうのであった。空港にて拾った原付3人組。彼らとはこれから4日間行動をともにすることとなった。本日泊まった宿は『CHEN LA GUEST HOUSE』、隣にコンビニみたいな店があるのでロケーションは最高である。

初日、カンボジアに来て思ったこと。最初はカンボジアって何もないところだと思って、シャンプーや石鹸等いろいろと準備をしていったのであるが、ここのコンビニで何でも揃えることができる。現地の人にとっては、気軽に買えるものではないと思うが、我々旅行者にとって、ものが無くて困るということはない。歯ブラシからビール、スナック菓子までいろいろと明るい店内に揃っている。ここだけ見ると、何だかカンボジアではないような別世界

ちなみに、シェムリアップのホテルは総じて綺麗なところばかり 。ここ数年で造られたホテルが多いからでしょう。床なんかはピカピカで、サンダルの必要性がない。というより、シェムリアップのホテルはほとんどが、日本のように靴を脱いであがるのである。一方プノンペンでは、古いホテルが多く土足で室内まで入っていく。同じ国内なのに、習慣が違うみたい、なんでだろ?