GO WEST!

で、やって来た砂丘。おぉ!結構なところじゃないの。正直、来てもガッカリさせられるだろうと思っていたのだが、これはこれは、なかなかの場所である。さすが、鳥取といえば、砂丘か梨かといわれるほどのことはある。

しかし、暑い・・・。今日は多少の陰りがあって、それほどではないはずなのであるが、暑い!はっきり言って、あの砂丘まで行くのは辛いなぁ。

K君:「あの砂丘まで行くぞ!」

せっかく来たんだし、行ってみるか!てな訳で、砂丘登りに挑戦。ちなみに、砂丘前の売店では、靴に砂が入らないよう、長靴をレンタルしてくれる。しかし、この暑さで長靴は履きたくないよな・・・。



さてさて、やって来ました。なだらかな右側からでなく、中央突破するとのこと(やっぱりね)。

すでに、靴の中に砂が入っているんですけど・・・。

突撃ー!案の定、砂が容赦なく靴の中に!

想像通りの辛さである。ふくらはぎが悲鳴を上げている。


登るK君!

子供も登る!




さて、砂丘から帰ると靴の中には砂が・・・。汗は大量にかくし、砂は入るしでかなりの不快度です。猛烈にのどが渇くのはもちろんのこと。あまりの疲労に帰りは無口で、ただトボトボとお店のジュースを目指して進むのであった。砂丘の上でかき氷を売ったら、絶対に儲かると思うんだけど。
ちなみに、若い青年2人が熱射病で救急車を呼ばれる羽目になっていた。彼らは救急隊に付き添われて自力で帰っていったが、担架を持ってきた救急隊員もご苦労なことである(制服を着こんでの鳥取砂丘…)。子供を背負って砂丘へ向かう父親も見かけたが、これまたご苦労なことである。


かなりの疲労度を感じつつも、日が暮れる前に出雲へと着くべしとさらに西へ西へ。GO WEST ! 向かう出雲はどんよりと雲に覆われている。なんだか、出雲への進入を拒まれているかのようであったが、何とか到着。

これは重さが5tもあるという新楽殿のしめ縄。比較対照が無くて、いまいち大きさが伝わらないが、非常に大きいしめ縄だ!投げた賽銭がしめ縄の先端にはまれば御利益があるという。落ちてくるお金を繰り返し投げて、ようやくしめ縄にはまりました。

ここでおみくじを引くことに。K君、『凶』を引いてしまう・・・。そういえば、ここに来るまでついてないことづくしだったよなぁ・・・。車の窓は壊れてしまうし、ドアに手を挟まれるし(←これは私がした)、厄払いでもした方が良いんでない!?


テクテク歩いてようやく入り口に。あたりもだいぶ暗くなって、気付いてみれば周りのお店は閉まっている・・・。

出雲そばが・・・、出雲大社入り口正面にある昔ながらの食事処のみが開いていた。今夜の宿は食事も出ないというし、ここでお食事にいたしますか。



翌日は出雲より福岡へとまっしぐら。とりあえず南下して三次ICまで目指すのであるが、途中の国道が今日から通行止めだという・・・、さすがに『凶』を引く男と同行するだけのことはある・・・。仕方がないので、心優しい地元の方に先導してもらって迂回路を通ることにした。三次に着けば、後はひたすら福岡を目指すだけである。

神奈川からひた走り、神奈川県→静岡県→愛知県→岐阜県?→滋賀県→大阪府→兵庫県→岡山県→鳥取県→島根県→広島県→山口県→福岡県とやって来た。う~ん、なかなかよく頑張ったものである。車でもこんだけ疲れるのだから、昔の参勤交代なんて、ほんとに大変だったんだろうなぁ。

この苦労に報いるご褒美は、七輪&ビールであった。しかし、地図を持っていない我々は、迷いに迷ってなかなか目的地へとたどり着くことができなかった・・・。出雲大社と違って、標識なんて出ていないし。やはり地図は必要だ。ようやく到着できた我々を待っていた七輪&ビールは格別であった。『いやぁ、何でここでのビールはこんなに美味いんだろう?』、なんてことを言いつつサザエをつつくのであった。

帰りは時間とお金が無い中、 勝龍軒にて¥100らーめんを食べるのであった。結局空港に着いたのが出発10分前で、所持金が¥200となっていた私はお土産を買うこともできずにたったの2時間で東京に戻るのであった。飛行機って、早くて安いんだね。 お先です!