オーストラリア(ケアンズ)
今回の旅行のテーマは違いの分かる男になること。年始に訪れた「オーストリア」と今回の「オーストラリア」旅行で両国の違いを知ろうというのである。んなことは半分冗談であるが、ベンディゴという町に知り合いが住んでいるので、いっちょ未踏のオーストラリアへ!てな感じである。

オーストラリア全図

で、連絡を取ってみることに。

 『5月中旬以降にそっち行こうと思うんだけど、休み取ってもらって何処かへ一緒にいかがでしょ?』
 『休み取れないんだよね、来るなら来ても良いぞ。都合が付けば空港まで迎えに行ってあげるよ、でも、ガソリン代は出してくれよな。』
 『そうそう、買ってきて欲しい漫画と録画して欲しいビデオがあるから、後でリストを送るよ』
 『休み取れない?ガソリン代?漫画?ビデオ? ガソリン代とは・・・、あんまり歓迎されてないのかなぁ・・・。』

とりあえず、適当にオーストラリアを周遊して、最後にベンディゴ訪問とするか。さてさて、ベンディゴと。「何処にあるかな♪何処にあるかな♪あった!」 ・・・、これまた随分なところに・・・。とりあえず、行ってくるかぁ。


スカイレール出発 そんなこんなでオーストラリア訪問。とりあえず、ケアンズ・エアーズロックを訪問することにした。やっぱ、ウルル登頂で世界遺産制覇!でしょう。まずはケアンズより入国。オーストラリアは入国時に、食べ物とかは厳しくチェックされるらしい。そんなわけで、申告無しの状態で入国に挑んだのであるが、手荷物を調べられることになってしまった。

ががーっと鞄の中のポケットというポケットを全てチェックされ、荷物は封筒の中身まで見られた。ついでに、財布はカードまで出して(元の場所にしまわない!)、定期入れの定期券と時刻表まで見る始末。時刻表、開いてまで見る必要ないでしょ!無事にチェックが終わって、税関職員がパッキングするのを、『俺がやる!』と荷物を引き取って空港で再パッキング。今日は、即行クランダ(キュランダ)に行くんだから頼むよ、と決めていた宿へ急いで直行。


スカイレール(カラボニアレイクス駅) 宿で荷物を降ろそうとしたら、スカイレールよりお迎えのバスが。・・・、もう来たのね。10:30頃来てくれとお願いしていたのに、9:30に迎えに行くと出発前日にやりとりがあったのだ。ここは世界最古の熱帯雨林(世界遺産!)があって元世界最長のケーブルウエイ(今は苗場のドラゴンドラが世界一)もしくは、クランダ鉄道のどちらかで行くことができる。HP(↓掲載)から予約の手続きができ、迎えも自分のホテルまでやって来てくれるので楽ちんである。ここ、ケアンズでは基本的に宿までの送迎をしてくれるみたい。

とりあえず、鉄道との時刻表の兼ね合いから、行きはスカイレール、帰りはクランダ鉄道に乗ることにした。クランダ鉄道でのクランダ入りは、午前中(8:30と9:30)に2本しか走ってないのだ。クランダ鉄道はどうも本数が少ないので、念のために予約をしていったのだ。ちなみに個人で行く場合、カラボニアレイクス駅からケアンズ市内までのアクセスが不便なので送迎サービスを頼んでおくと良い。

眼下の熱帯雨林眼下の熱帯雨林 スカイレールはかなり綺麗で、窓ガラスもこの通りピカピカであった。眼下に世界遺産の熱帯雨林が広がる。スカイレールは途中2回の中継地点があって、それぞれ散策路(15分程度)が用意されているので、散策路に行っても良し、そのまま乗り継いでも良し、てな感じ。

ちなみに、このスカイレールを造るとき、自然保護のため資材は全て空輸でされたそうだ。道路を造ると木を伐採しなければならないからね。そのため、ほとんど木を伐採せずにこのスカイレールが完成したそうな。木の伐採数で世界一を名乗ったらどうであろうか。


クランダ鉄道とバロン滝 途中、クランダ鉄道とバロン滝を見ることができる。帰りはあのクランダ鉄道に乗るのだ。しかし、この熱帯雨林、すごいのではあるが、いかせん上から眺めるだけなのでかなり物足りない。あぁ~、不完全燃焼だ。この熱帯雨林を散策させてくれぇい、「よし、次はマレーシア辺りでキャノピーだな」と強く心に思うのであった。どうもパースの方でキャノピーができるらしいのだが、さすがに今回の日程でパースまで足を延ばすのは無理であった。

バロン川を渡ると終点クランダ駅はすぐそこ。このバロン川では、ラフティングもされているらしく、ケアンズからの半日ラフティングツアーではここバロン川でなされる。実際ラフティングをするのは、もっと上流かな?

クランダ鉄道(世界の車窓場所) クランダ鉄道(先頭車両)で、世界の車窓でも使用されていたというポイントにて写真撮影。ここはググーッとカーブになっているので、列車が見えて、気分もグーッである。ちなみに、この反対側には滝が流れている。遠くから見ると滝をバックに、絵になる写真が撮れることでしょう。途中下車してホテルまでの送迎バスに乗り込んで帰った。途中、列車を追い抜いていったので、パチリと撮影。

ラフティング(RnRより拝借)翌日はタリー川にてラフティング。さすがにデジカメは持っていくことができなかったので、勝手にラフティングツアーに参加したRnRのHPから拝借してしまった。このタリー川は、ラフティング未経験者が参加することのできる最高グレード4の激流だとのこと。ちょうど雨期の季節も終わっていたので水量が心配であったが、水量は普通とのこと。雨期というか、上流のダムからの放水によって水量も変わってくるみたい。しかし、ラフティングは面白く満足度大!である。

ラフティング後には写真やビデオの販売がされていたけど、写真1枚$8AUD(確か)とかなりの値段なので、とてもじゃないが買うことができなかった。2枚以上買ったり、ビデオもかったりすると破格の割引があるけど、荷物になるのもやだし断念。要求された漫画購入で、既に荷物がいっぱいいっぱいであった(ていうか、別バックにて漫画携帯)。もちろん、税関で漫画もチェックされたのは言うまでもない・・・。

ラフティングの川のグレード
・グレード1:障害物がなくさざなみ程度の流れ
・グレード2:多少の流れと障害物がありラフティングを操作する必要有り
・グレード3(バロン川):適度な急流があり継続しラフティングを操作する必要有り
・グレード4(タリー川):激流があり確実な操作と高度なテクニックが要求される、ラフティング見経験者が参加できる最大のグレード。
・グレード5(ノースジョンストン川):複雑な激流があり非常に高度なテクニックが要求される、ツアーでできる最大グレード。
・グレード6:ラフティングが出来ないほどの超激流、非常に危険。