神田川エコツアー
神田川エコツアーとやらに参加してきた。エコツアーの目的は、エコボートに乗りながら都心の水辺をのんびりと走り、自然の喜びをツアー参加者と共有しようとするもの。要するに、人々の川に対する関心度を高め、川と触れ合う機会・場所を増やしていこう活動である。近年、治水対策の中で高い堤防が築かれるようになった。川は人々の生活から遠ざかり、目の届かない存在となってしまった(それ故に、川が汚れていても気にならない)。人々と川の接点を増やし、現状の川を知ってもらい、川の浄化活動に繋がればと考えているみたいです。

エレクトリックボート
これが神田川エコツアーで使用されるエレクトリックボート
驚くほど静かにボートが進む!




途中まではガソリンエンジンにて。













首都高を川から眺める。良い感じだ・・・。




柳橋の橋のたもとに店を構えて老舗の船宿と言われる、小松屋。





昌平橋
秋葉原近辺。左手に見えるのが、大宮へ移動するという交通博物館。
赤い昌平橋に向こうに総武線が見える。


聖橋
聖橋。東京市が公募し、湯島聖堂とニコライ堂から「聖」と命名された。




御茶ノ水分水路。大雨の時には一時貯蔵庫として使用し、川の氾濫を防止する。


Phにて神田川の水質チェック。以外にも神田川の川はそれほど汚れていないと言う。
ただ、水中の酸素が少ないのだそうな。川岸の堤防により水草が生えなくなり、酸素の供給がないのだ。
川が緑に濁って見えるのは、大量に発生している植物プランクトンのせい。


ゴミ中継所。1日5往復ほどして不燃ゴミを埋め立て所に持っていく。
あらあら、こぼれたゴミがその辺に浮かんでいる・・・。


その辺でみどり亀が甲羅干ししていること多々あり。


川の上は風が通り、ナカナカに涼しい。
川の蓋と化している首都高もどかされれば、ヒートアイランド現象もかなり緩和されるかな。


水面の揺らぎが首都高の下に映る。

石垣
かつての江戸城石垣がかいま見える。首都高の工事のために崩されていたり、
そのまま放置してあったり・・・。そんなところがあるなんて、知らなかった。普段本当に目が向いていないという証拠だ。
場所によっては、石に家紋が刻まれていているのが良く見える。どこの藩が作業したのかアピールしているんだな。
かつてはエリアごとに藩分けの作業がされたが、今は一度崩され再度積み上げられたので1つのエリアで沢山の家紋が見られる。



日銀脇の常盤橋防災船着場にて途中一休み。
阪神大震災の時、川の物資搬送が役立ったという。その教訓から、簡易桟橋があちこちに作られていた。





5街道の起点、日本橋が見えてきた。


かなり窮屈そう・・・。


東京オリンピックのための突貫工事とはいえ、かなり強引な建設である。







木場。かつての材木置き場は新木場に取って代わられた。

普段地上より見つめている東京の街、川から眺める東京は、いつもの東京都はまた一味違っていた。首都高が全て外されて、川が綺麗になれば、外人さんも喜ぶ情緒ある東京の街になるだろう。京都の鴨川みたいになるかもしれないかな?まずは、人々と川との接点を増やして、その認知度を上げることから始めなければいけないな。

こちらのエコツアー、由比ヶ浜のリトルタイランドエリアでも活動をしているみたいです。偶然にも先週、友人が働くリトルタイランドに行ってきたばかり!これも何かの縁かな?