目黒寄生虫館+ICC@初台
指関節に違和感というか、やや痛みを感じる今日この頃。
クライミングで本気課題のトライも控え気味になって、指をいたわる企画へシフト気味な休日の過ごし方。
という訳で、見学企画にてお散歩テクテク。
やってきたのは、前々から気になっていたところ。
そう、目黒の名所といったら・・・、「雅叙園」否!「ホリプロ」否!寄生虫館だよっ!と。
早速潜入すると左手に大判パネルのお出迎え。
中はこんな感じ。
ずらららら~っと、標本陳列!
鳥に寄生する虫たち、各器官にこんなに!
人にも!
1階の全容はこんな感じ。
入口入って右手には無料のロッカーもあるので、荷物を気にせずじっくり閲覧可能だ。
クライミング道具はロッカーにしまってと(え?指をいたわる企画と言いつつ・・・、やっぱり外せないよねと)。
2階へと!
さて、2階はというと。
寄生虫の卵サンプルが・・・、これって和菓子の最中じゃないんだよね。
こちらは犬や猫を媒介とする回虫の紹介。
こちらが噂の人に寄生した8.8mもの大物!ます寿司から寄生されてしまったというけれど、8.8mにして本人自覚なしだとさ。
マリアカラスはダイエットのために広節裂頭条虫(こうせつれっとうじょうちゅう)というサナダムシを飲み込んだというけれど・・・。
どんだけの大きさになったのかな。このサナダムシは10m超にもなり、1日に20cm近くも成長するというから驚きだ。
懐かしの蟯虫。今でも蟯虫検査ってやっているのかな?
世界に分布する寄生虫マップ。アジアとか、不衛生な国を旅行するのが怖くなってしまった。
カンボジアで食べたカキ氷、ネパールで飲んだフルーツジュースやインドで飲んだラッシーは大丈夫なんだろか・・・。
小さな別室。
南方熊楠ですか!?てな感じの手書きでびっしりなノート。
日本の寄生中史だってさ、うーんマニアック。
↓
寄生虫館だけも、なんなんでこちらはICC@初台にあるNTTの施設だ。本当はこちらが先に訪問だけど、写真が少ないのでおまけ編として掲載。
10年近く前にもICCを訪れたことがあるのだが、ここにある無響室
というのが衝撃の体験だったのが忘れられない。
先日のメディア芸術祭で印象に残った「10番目の感傷(点・線・面)」
が常設されているということから再び辿り着いた次第。
こちらは常設展が無料のため、なかなかおすすめ!特に「10番目の感傷(点・線・面)」
必見!
今回は無響室の再体験と、イベントものの「みえないちから」を鑑賞しようとぷらり(¥500)。
階段を上って、いざ!(ここから写真なし)
「みえないちから」は、「すべてのものに精霊が宿っている」というキーワードをもとに、みえないちからを表現しようとするものだとか。
何かの本に書いてあった、「卓上の醤油容器にも存在意義がある」と言い切った人の話を思い出してしまった。
感受性が高まると、醤油容器ですら存在価値を見出してしまうんだろうけど、大量生産されている醤油容器を引き合いに出すことはないだろうと
思ったのを覚えている。そんなフラッシュバックから「みえないちから」を訪問してみたけど、特に何かを感じることはなく…。
でも、「クライゼンフラスコ」という作品は、部屋に入った瞬間「おっ!」とジェームズ・タレルの作品かと思う雰囲気。
引き出しが少なくて、これくらいのものしか引用できないのだけど、目が慣れない最初は不思議な感覚であった。
ちなみに、昔衝撃を受けた無響室はジョン・ケージなる人の音楽作品が置かれていた。体験してみたけど、サラウンドシステムと何が違うのか!?
という感じで、昔のシンプルな無響室をそのまま体験する方がはるかに衝撃的だ。無響室に入ると、当然ながら完全に音の世界とはシャットダウン。
そうすると、不思議なことに平衡感覚というか、方向感覚というか存在感覚を失って不安な気持ちにさせられる。
動物は雑音を含めて、周りの音を聞くことで相対的に自分の位置を無意識に把握しているんだなと、しみじみ感じさせられてしまったのだ。
歩く足音も吸収されてしまって不思議な感じ。無響室に長いこと居たら、気がおかしくなっちゃうだろうね(マジで)。
みえないちからの作品、フォルマント兄弟のお化け屋敷でもらったお札。
オペラシティの広場にて、新宿で購入しておいたドミニクサブロンのパンをもぐもぐ。ここのオリーブパンが美味いんだな。
お腹を満たして、目黒へと赴くのであった。