小川山クライミング
いつもの新宿集合場所。今回は人々にぎわう夕方集合だ。
途中ビバークして小川山に乗り込むと結構な車の数。普通の週末でこの混みようか・・・。
そして、朝は曇り空模様で肌寒いくらい。
こちらの駐車場は結構空きあり。そして、予報どおり青空出てきた。
本日は屋根岩3峰の南陵レモンルート
。グレード5.8のマルチピッチ(5ピッチ)だ。
特に何も考えずに、1ピッチ目を1st任せて自分は2ndで。
1ピッチ目を終えると向こうには屋根岩2峰の終了地点が。
2ピッチ目の出だしが右へのトラバースで、見た目手がかりが少なく非常に怖かった。
最初は怖いが後は簡易なルート。が、頼りないクラックにカムを入れたり、小さな木にスリングを巻いて支点確保。
落ちた場合大丈夫だろうか?という一抹の不安を抱いていると、ようやくリングボルトを発見。
2ピッチ目終了点は頼れる木にスリングが設置されている。セルフを取って2ndを待つ。
2ピッチ目の終了点より見下ろす。
背後に屋根岩2峰を眺めて3ピッチ目はクラックだ。
3ピッチ目が2ndで本当に良かったと思えるクラック。これが5.8は詐欺だよなぁ・・・。
出だしがちょいとおっかないのと、終了間際が厳しい!
こんな感じの3ピッチ目。弓なりのクラック形状だ。
4ピッチ目はロープがなくても良いレベルをテクテク。
5ピッチ目がイマイチ良く分からなかったけど、頂上目指して直登。南陵神奈川ルートになるのかな。
1回ピッチを切ったので、最後の6ピッチ目をワシワシ。
屋根岩3峰からの眺め。2峰は大分下の位置に。
クラック支点ながら終了点はしっかり。そして奇妙な岩がごろりと鎮座する。
スペインの街でこんなのなかったっけ?トルコだっけかな?
2峰終了点より小さくぽつんと懸垂下降する人。長距離懸垂下降が気持ち良さそう。
後続チームを待って、こちらも懸垂下降することに。
ロープが重く、懸垂下降に一苦労。
後続チームも懸垂で降りて来て。
お次も長距離の懸垂下降で一気に下のメルトダウン取りつき場所まで。
日射しが温かい。なんだかガンマンみたいなシルエット。所持しているのはガンではなくカムだけど。
南陵レモンルートを終えて日当たりの良さそうなソラマメ下部スラブへと(2006年以来の再訪)。
先ずは三色すみれ(5.10a)に取りつく。前にやった時は腕に顎にと駆使して登ったのだけれど・・・。
今回は何とか普通に登ることができたけど、やっぱりスラブはドキドキものだな。
お次は甘食(5.10b)に取りつく!個人的には三色すみれの方が気持ち難しかったかな。
最後はスラブの逆襲(5.11c)にTRで取りついてみたのだけれど・・・。手も足も出ず。
ちょうど写真のあたりが難しい!その後も難しかった!まだまだ精進足りず。
翌日は朝から太陽が顔を出す。秋空の元、たき火で暖まりながら出発準備。
こういう道に日が射し込む感じって、なぜだか教会内の礼拝堂を思い起こさせる。
本日貸切状態のマラ岩。
やっぱり川上小唄でアップする。
相変わらずランアウトがおっかなびっくり!
でも、終了点の向こうは見晴らし良く。
2本目は久々のレギュラー
(5.10b/c)。久しぶりだし2本目なのでトップロープでトライ。久々のマラ岩の岩質で指皮痛い!
お次はトップロープでブルースパワー(5.11c)に取りついてみる!
トップロープだからまだしも、これをリードクライミングはまだまだできませぬ。いつかできる日が来るのか!?
天気良く、太陽のもとクライミングしているとポカポカだ。
Aさんもトライ!この出だしが怖かった!自分は超へっぴり腰だった・・・。
お隣はレギュラーを終えて降りてくるところ。
こちらは帰って来た開拓王(5.11c)に挑戦!
最近毎週末が外岩だなぁなんて思っていたけど、こちらの方は1週間外岩生活で、この後はヨーロッパへと遠征するそうだ。
毎週末の外岩生活スタイル、まだまだ全然大丈夫じゃね?と思ってしまった次第。
こちらが帰って来た開拓王のほぼ全景(中央より下段はコースじゃないけど)。
この高度感にして、あのてっぺん向こうにもスラブが控えている。
ワシワシっとてっぺん越えて、ここからは見えないスラブも見事撃破!
締めは龍の子太郎(5.9)。今までトップロープでしかやったことないけれど、リード初挑戦!
おっかなびっくりで、クラックを抜けるところが一番厳しくカムの設置も甘くなってしまった。
甘いカムの設置で突っ込むこともできずに1テンション。やはり、クラックは難しいな・・・。