見学のススメ 集合住宅
 

本日はB級企画な(失礼!)、集合住宅見学ツアーに参加してみた。いや、よくよく考えてみると一流建築家が設計した建築物を見るという勉強になる企画なのです。


集合場所の新江古田へと食事を済ませて来てくださいとのこと。んなら、江古田に寄って行くしかないっしょ。先ずは、毎度売り切れ状態ばかりのひねへと! おぉっと、お店が開いている!今回はパンにありつけたぞ!早速、パンを3つ購入!



お次も、ご存じパーラー江古田!今回はテイクアウトでお気に入りのパン含めて、何個かゲット!



美味しいパンをもぐもぐして、集合場所へと! ポツポツ人も集まり出して、以外にも女子が結構いたりして。そんなこんなで集合住宅見学ツアーが始まった!



先ずは、シーラカンス設計の集合住宅!



ROY HOUSEです。1989年に竣工と言う、当時としては斬新な打ちっぱなし。それを院卒間も無い若手が手掛けたという・・・。頭の良い人って、やぱ切れるよね(本当凄いなー)。そして斬新な設計の集合住宅って、それを設計する人はもとより、それを受け入れるオーナーも必要なんだよね。



こんな感じのROY HOUSE。もちろん、生活されている方がいらっしゃるので静かにウォッチングです。



すると、たまたま通りがかったオーナーさんが部屋の中を見せてくれることに!



室内はこんな感じになってるんですねー。うーん、お洒落だ。



壁にはねじ式のフックが好きな位置にはめることができるっ。



そんなROY HOUSEの全景。




続いてやって来たのは、石神井公園はそば、斬新な集合住宅。SANAAを立ち上げた妹島和世による建築物。斬新さゆえに、楳図かずお宅の様な物議をかもしたとか。



静かに見てきましょーと言うことで、バラバラと大人しく見学へと。かつては、車で乗り付けて、ワイワイ・ガヤガヤと見学する人が多数いたらしい。



そう、こんな建築物でカーテンが引かれているけど、外から丸見え住宅なのです。ここに住んで生活するというのは、結構なストレス感じてしまいそうだよ(多分、多くの人がそう感じると思う)。周りに人気のない別荘とかだったら良いけど、住宅地にこれは凄い。でも、全室テラス付きの建物は青空のもと良い雰囲気でした。



ぐるりと回って来たところ。建物の雰囲気で直島のフェリーターミナルを思い出したよ。



こんな感じでgoogle MAPでもバッチリ目立つ建築物。




お次は同じく上石神井公園そばの、伴茂によるモノデコール石神井。伴茂の建築物。昔、お台場でやっていたノマディック美術館のコンテナ館が良かったぞ。



こちらの建築物特徴は、板をS字に配置して建物の強度を確保したことだとか。



建物入口は普通な感じ。



階段に廊下も普通ですな。



こんな感じのモノデコール石神井。



上からの写真を見ると、確かに板をS時に配置して建物が組み立てられているのが分かる。普通に見るだけだとわからないけど、上空から見てなるほどねーと言う建築物でした(上から観察できるとは便利な世の中だ)。



お次はラビリンス@下井草。早川邦彦設計のものだ。実は、この建物って前々から気になっていたんだよ~。



集合住宅の教科書には必ず出てくるという斬新的なラビリンスなのだそうです。その景観と色使いは地中海、もしくはエーゲ海の海辺の住宅の様(行ったことないけど)。このラビリンスは廊下と階段が共有となることなく、専用路が確保されていて、考えられている設計なのだそうだ。



入口も何だかお洒落。



この写真だけを見たら、東京は杉並区だなんて分からないよね。



 
バスを乗り継いでやって来たところは、集合住宅マニア必須の阿佐ヶ谷集合住宅。その一部の建物は前川國男 による設計のものだ。時代は高度成長期、大量の住宅を供給することが求められたとか。



この阿佐ヶ谷集合住宅は取り壊しが決定されていて、現在は住民も退去した廃墟状態。



あちこち立ち入り禁止のロープが。そんなひっそりしたエリアにバス停があるというのも面白い。



こんな広大なエリアが東京は真ん中、杉並区でポツンと放置(?)されている。



西日が廃墟感を醸し出す!良い感じ!



古い建物に真新しいバス停がミスマッチ!



そして、廃墟と化しているはずの建物に明かりが灯る!?



そして、何故か廃墟エリアにしてゴミ収集もされている!?



ドキドキのワクワクな集合住宅ツアーに参加してしまった。色々建物見て廻って、結構疲れてしまったけど、ちゃんとした建築家が居て、解説交えながらのツアーは豆知識も添えられたりして、とても興味深い内容であった。次回の建築ツアーも参加したいなー。