鑑賞のススメ 日本文具資料館
本日は、先日行きそびれた日本文具資料館へと。
こちらが、本日訪問先の日本文具資料館。
こちらで受付。13:00開始の資料館。
受付してパンフレットいただきました。
早速、館内へと。
すげぇ~、水晶の透明っぷりと、その大きさ!
こちらは書道の硯。
漆硯(しつげん)、百子図硯と年代物にして貴重そうな硯。
端渓硯。実用的だけでなく、観賞用としても素晴らしい石紋あるそうです。
文字盤(甲骨文字?)。
羽ペンに加えて、葦ペンも。
『一番良いのは2番目と3番目の羽で、生きた鳥から春に抜いたものが良い。左翼が好まれた』
と説明があった。「2番目?3番目?」さらに「左翼」ですか。熊の右手みたいなものですか!?
ガラスペンも。高価な輸入鋼ペンの代替として生み出されたものだったのか。
数々の展示物と、レトロ(大正16年)な休日カレンダー。
筆記具年表ですか。
ごっつい初期の計算機。
カシオシレー式計算機ですよ。140kgだそうです。
こちらは写真ながら、徳川家康の鉛筆(そんな時代からあったのか)。
日本で最初の鉛筆と言われている伊達政宗の鉛筆。損傷と形状から、最初、直ぐには鉛筆とは分からなかったそうだ。
懐かしい商品に、懐かしい商品名!(広告はさすがに見たことないな)
文具の絵付き年表にレトロな広告。
こちらは矢立!カバンからさらり矢立を取り出して、さらさらさら~って小切手にサインしてみたい!
亜種と言うかコラボと言うか、色々な矢立があったんですな。
扇子の様に開く形式の矢立も良いですなっ。元々、扇子型から生じた矢立は墨壺と一体化へと変遷したそうだ。
小切手さらさらさら~も良いけど、旅行して紀行文執筆やらスケッチなんかでも使用してみたいよ。
これまた、いつのものなんでしょうね。
高価だという鋼ペン。替えがずらり。
最初から商品として成り立っていたわけではなく、羽ペンの代わりとして苦心の末、生産されるようになったとか。
マッチ箱の様に小箱の状態で販売されていたんですねと。
こちらは、そろばん!
メソポタミア由来でしたか。西へ東へ伝播。
シルクロードを通って、遠い東の果てまで、てな感じかな。
まるでおはじきか何かの様な、ギリシャのそろばん。
中国のそろばんに算木。算木はチョコの箱に見えてしまったよ(沢山チョコ入ってますねと)。
お次は懐かしの鉛筆削りがぽつんぽつん。
こちらは各種動物の毛で作られた筆。
兎や鳥の羽で作られた筆。昔の人が、色々な毛を使用して試してみたんでしょうね。
ジャンボな筆も。
懐かしの鉛筆!
こちらはペーパーナイフ。
ペーパーナイフの普及っぷりの理由って何だったんだろうと思っていたら、
初期の製本では、切り離されていない部分があったという事でした(なるほど)。
な訳で、世界各国でペーパーナイフが用いられていたんですね。
こちらは万年筆コーナー。蒔絵やら高価な万年筆ずらり。
万年筆の部品がずらり。
記念モノの万年筆。硬貨だけじゃないんだねと。
後ろには、最新のアイデア文具も展示。
幕末三舟。左から勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟でした。
材質何だっけかな。とりあえず、綺麗に仕上げられた作品。
鶏血石に田黄(メチャ貴重で高級石材)だそうです。
粗大ごみの日に迷わず持って行かれてしまいそうなモノでした。
終盤です。
この辺のモノは、なんだろな(ペン立て?)。
再び出てきた硯。江戸時代のモノで、非常に高価な感じがぷんぷん。
熊手みたいな、珍しい筆も(何に使うんだろう)。
印盆(合子)という、朱肉ケース。
天秤ですね。銀行マークの基準重量の小物が可愛い。
ポケモンGOで、話題沸騰の任天堂。元々は花札メーカーって知ってるかな?
和タイプライター。文字多過ぎ!
レトロな広告に紛れて、トイレ案内。
割と最近の商品かな。あ~、これ使ったことある!と。
こちらは、こそこそっと陳列されているような。そんな商品の後ろに、こそっとポスター(文房具のおかげで天才です。)
筆箱の変遷ですよ。最後は上も横も下も蓋がある多機能的な筆箱ですよね。
頼めば、それぞれのビデオテープ貸し出されて、視聴できるみたい。
最後は入った時から気になっていたジャンボ商品!
健康診断の後、足を延ばしてやって来た日本文具資料館。
無料にして貴重な展示物を色々見ることできました。
館内はそれほど広くないけれど、途中椅子が置いてあったりして、休憩しながらゆっくり鑑賞可能。
館内はマニアック感ぷんぷんな雰囲気でした(でも、なかなかの見応え!)。