建築ツアー@元町・中華街

珍しく建築ツアー@横浜へと参加。と言うも、指の関節炎が悪化&指の筋を損傷、痛くて痛くて登りが辛い状態。
荷物を持ったりするのも、ズキッと痛みますわ(涙)。腰の調子もよろしくないし、たまにはレスト必要だねよ、と。




いつ来ても、どこへ行けば良いのかイマイチ分からずな渋谷駅(複雑すぎ!)。


この辺が目を奪われてしまうアングルの渋谷駅@東急東横線。
本日は撮影モードのスイッチ入っているから、人が多い渋谷駅でも撮影できるのさ。



と、先ずは元町・中華街駅界隈にてパン屋を物色。最初に来たのはNORIZOなる和風なお店。


お次は、老舗のウチキパン。イングランドはマストでしょう!小さめのザックやめて普通ザック所持してきましたよ。


お次は…。なんじゃ、このお店の入り口上にあるモノは??? 凄いですね井上さん宅。


坂道登ってやって来たのはブラフベーカリー。厨房から、そのまま陳列棚へとパンが置かれる。
このブルーで縁取られた窓が、ジェームズ・タレルの『オープン・フィールド』 を思い出させましたよ。




腹ごしらえ終えてツアー集合場所へと。建築ツアー@横浜が始まりました。
元町・中華街駅からエスカレーターで登ります。


辿りついた先は、海の見える丘公園
お金のかかるエスカレーターが公的な公園へとつながるのは珍しい施設とのこと。


そんな横浜は田村明 と言う人によって都市計画がされたという。
田村明は、東京大学の工学部と法学部を2度も卒業したという凄い人だそうです。
補足資料をタブレットで用意していただいたのですが、屋外では厳しかったです…。


こちらのエスカレーターが設置される前は、こんな道をえっちらおっちら登る必要あったそうです。
それゆえ、市民の人がこちらに来ることは少なく、エスカレーター設置によって新たな動線が生まれたそうです。


最初の建築物はこちら、横浜地方気象台 。本日は平日に非ずで公開されておらず。


正面に建つのは、繁野繁造 による竣工1927年モノ。
名前が、キラキラネームじゃないけど、インパクトありますね…。


戦う建築家と、言わずと知れた安藤忠雄
左にある建築物がそれ。左の建築物に合わせて右の建物外壁の色合いを調整したそうです。


アール・デコ調とやらでモダニズムな建築設計。


建物入口が公的なモノと言うか、なんかの入場券必要そうな作りですよ。


デザイン賞受賞です。


お次に行くところは、大佛次郎記念館


こちらの記念館は、浦辺鎮太郎による設計。彼の実績はリノベーションだったそうなのですが、
紆余曲折あって、リノベーションによる記念館建設計画が、まっさらから新しく設計することになったとのこと。


大佛次郎が猫好きだったとのことで、建物あちこちに猫が!


目を左に転じると、あちらにも猫さんがっ。


入り口前の商品ケースも、猫グッズだらけ。


ステンドグラスと言うのかな?こーゆー窓って。


館内に入って上を見上げると、おぉ~!と綺麗な内装。


ガラスと大理石による作りだそうです。
イタリアだっけかな、そこから取り寄せた大理石だとか。


反対側の様子も良い感じ。
照明も全て手作りによるオーダーメイドもの。


床にもモザイク画で装飾バッチリ。


よくよく見たら、照明の上にも猫がっ!


和室も用意されてましたわ。


こちらは、雨水で賄っているのかな?


2階に上がってモザイク画をチェック!


ん?と照明をよくよく見たら!


全ての照明に猫が鎮座しているわっ!


こちらにある6匹の猫は、それぞれ従順、美、パワーetcを意味しているそうです。


こちらでは食事で利用できるきちんとした設備があって、食事配送用のエレベーターも完備だとか。


上手く撮れてないけど、大佛次郎の寝室。
寝ながらの執筆もあったとのことで、ベッド周りは書籍でいっぱい。
ちなみに、館内の作品を撮るのはNGだけれども、全体を景色として撮ればOKとのこと。


レトロな防災装置。


こちらの広間も良い感じですわ。


こちらの照明も、もちろんオーダーメイドもの。


四季を模していて、4色使い分けているそうです(学芸員さんの説明付き)。


次なる場所へ



さすが、横浜界隈。レトロな電話様式ですよ(ただ、おいてあるだけ?)。


こちらの建物がアントニン・レーモンド設計のモノ。
帝国ホテルの設計で有名。前川國男なんかも師事した人ですね。
アメリカのプレーリー様式という広大な土地を利用した設計が見られるとのこと。
日本の狭い土地にてプレーリー様式はアンマッチだけれども、アントニン・レーモンドも試行錯誤期間だったそうな。


こちらにある電話は、完全レトロ。きちんと使えるみたい。


ハロウィンシーズンなのか、そんなデコレーション。


シンプルな設計の浴室。洋館ではバスタブ横に便器を設置するのが通例だけれども、
こちらの建物では便器を取り外してシャワーを設置しているとのこと。


2階へと。建物模型と、地域の模型。



お次は山下公園に接する大通り。こちらの歩道に打ち込まれている金描。
なんとなんとで、当時植えたイチョウが大きく育ち、路面に面した民間敷地に入ってしまったとのこと。
都市計画を考える田村明は、イチョウを切るのではなく、所有者に土地の貸与を依頼して歩道の拡張を実現したという。


お次は、大さん橋へと。コンペティションを勝ち抜けたFOAによるもの。
複雑な鉄骨建築による設計のため、1995年から7年もの年月をかけて完成させたという。


ローラーブレードなんかで楽しめそうと言うか、Extreme Parkみたいだよ。


屋上広場、送迎デッキ、大さん橋ホールへと。


空が曇っていて、何だか残念。青空だったら、もっと良い風景になるはずだろうな(一部に夕焼け)。


さすが海辺だけあって、風も強く、季節的にちょと寒い。


とりあえず、続けてパノラマパチリ。


ホールの入り口。ちょうどプロポーズシーンの撮影行われていた。
下で撮影行われていたけど、上からの構図も良いですよ~と皆で言い合いました。


ホール内。


照明が強い!



場替えにて、お次は。


山本理顕の設計事務所!


開発中のプロジェクトを見させていただきました。
設計事務所からは横浜の夜景!


建築ツアー終えて、希望者による飲みの予定だったのですが…。
自分は参加せず直帰するグループに交じってしまったのか、飲みグループとはぐれてしまった…。
仕方ないので一人、横浜の夜景を撮影して帰途へと…。


アウェイな横浜。建築ツアー兼ねてやって来たのだけれど、お洒落な街ですな、と。
中華街のイメージしかなかったけど、反対側にはこんな街並みがあったんですね。
パン狩り兼ねて、再び横浜方面へと再訪したいところですわ。