鑑賞のススメ 第8回世界盆栽大会inさいたま + 埼玉県立近代美術館



『盆栽大会行かない?』そんな誘いでやって来た、さいたまスーパーアリーナ。
駅を降りたら、「うぉっ!」人が、ぎょうさんおわるわ~!


改札出たら、日本庭園ですよ。
来る前に調べてみたら、世界盆栽大会とは4年毎に世界で開かれていて、今年は28年ぶり日本での開催らしい!


もしかして、あそこの人混みじゃないよね???
どうも、スーパーアリーナではいくつかのイベントが開催されているっぽい(他のイベントに違いない)。


とりあえず、世界盆栽大会の列、最後尾へと。


それ程混んでなく、手際も良かったのか、結構サクッと会場へと。


が、会場は激混み~!!こんな感じで撮影者多数だから、盆栽を心落ち着けて観る余裕なし!


盆栽の歴史!江戸時代にはあったのか~(平安時代には中国から入って来て始まったとのこと)。


でかいわ~。渋いわ~。人沢山だわ~。


明治天皇に献上されたモノらしい。ほえぇ~。


照明がバッチリあたってますわ~。


巨大で立派だよ。石も作品なのか…。


盆栽は全くのど素人だけれど、そこに小宇宙を垣間見た感じがするよ(作品の奥行と言うのか、そんな何かを感じた次第)。


とりあえず、人が多いわ~!盆栽、皆興味あるのか???とりあえず、人が多いから盆栽撮るのも一苦労!


こんなものもあるのか~。ねじれ過ぎ!


光の当て方に、後ろの素材・色と相まって高級感ありますわ~(実際にお値段もするだろうけど)。


こちらも、1つドシンと鎮座していて迫力ありますわ。


ぼ、盆栽、凄いっすね。


これぐらいのサイズだったら所有できそうだよ。


こんな感じで、ずら~っと並ぶ。会場は若い人も居るけど、やっぱり年配者も多い。
年配者の場合、写真撮影の際に構えて、ピント合わせて、撮影と言う動作が遅くてなかなか先に進まず…。


こ、こんな盆栽もあるのか。


こちらは、盆栽も鉢も渋いっ!


ねじれ過ぎ~!パンのツイストを見ているかのような…。


これもツイストしながら、あらぬ方向へと~。


あらぬ方向へと行きながらも、バランス保つ根元が渋い~!


どっしり感あるけど、ツイスト~!


石と一体化したかのような盆栽~。


こちらもツイスト具合が素晴らしい!そして、それを支える鉢とのバランスも良い!


下降し過ぎ~!写真は文字つぶれてるけど、樹齢600年!


こちらは短くなって(それでも)、樹齢300年!


ツイストして凶器の様にとんがってる~!


倒木更新のごとく、一列に並んで生えてる~!


水石なんてのがあるんだね。


水石100選ですよ。真ん中のモノは、ガンダムの戦艦で出てきそうなフォルムだな…。
右側のは、長瀞とかの川沿いの岩の上部を削り取ったかのような…。


この辺は珍しいね~。トリッパみたいなものもあるぞ。3Dプリンターの失敗作品じゃないの?と。


ひょえぇえぇ~!


この辺も凄いですな…。漫画の寄生獣かクレイモアで出てきそうなフォルムだよ。


卒業記念に盆栽を製作だそうな。これ、良いね!自分も小学校の卒業で盆栽こしらえたかったよ!(当時に同じ台詞出るか分からんけど)


こちらも盆栽&鉢が渋い~。


盆栽づくりの体験ができるらしい!(体験見送り)


会場には外人も多かった~。真剣に撮影していましたよ。


盆栽の販売もしてましたわ。こちらの「日光」なる盆栽は70万円!

 
「一生の春」はお求め安く(それでも)12万円!


ありゃ、『youは何しに日本へ』じゃね?外人多いからね~。


トークライブありました。ちらり聞こえた『盆栽は人生よりも長い時間かかってますからね~』と。
さっきの樹齢600年とかを思い出しちゃったよ!


そんなこんなで、退出~。会場内は椅子が用意されていたけど、ほんのごくわずか。
休憩場所に困るなぁ~と。まぁ、一時退出の再入場が認められているから、外に出て休憩&食事すれば良いのだけれど。




さてさてとで、予想通りの退出時間で、時間を持て余したので少し歩いてみることに。
ややっ!と、結構面白いマンホールがありますね。特に右側の英字が書かれたモノ!
どうやら、新都心として色々な機能を移転させようとした計画初期段階のモノらしい。


結構な大きさの建物、あちらこちらに。幕張とか、箱モノ先行で街作りされた感じですな。


変わったオブジェも。


無骨でたくましい橋梁も。


たまたま通りがかった埼玉県立近代美術館。歩き疲れたので、お茶でもしようかなと中に入ってみた。


カフェにてお茶しようかなと思ったら。


なんか、椅子が並んどるぞ~!それも普通の椅子じゃない…。


これこれ、『Barcelona』(design Mies van der Rohe)ですよ。『WassilyChair』 も!
前にシートマニア@渋谷 にて、色々とある椅子に座り損ねたのは、今日は座っちゃおう!


よくよく見たら、他にもあちこち置いてあるわ~!
のっぽな背もたれの椅子は『HILL HOUSE, 1』(designed by CHARLES RENNIE MACKINTOSH)。

調べてみたら、「今日座れる椅子」てな感じで企画化されていて、ぼちぼち有名な感じ、かな?
館内はまさに「椅子の美術館」。開館当初から近代以降の優れたデザインの椅子を収集し、常時数十種類を館内に展示しています。これらの椅子はただ鑑賞するだけではなく、自由に座ってそのデザインを楽しむこともできます。



こちらも、そちらも、あちらも!やりおるな、埼玉県立近代美術館!


下を覗くと地下1階の点実物も。そちらにも『Barcelona』が!


地下に降りる階段で見かけたワイヤーで吊るされた物体。これ、吊るされてるよね?作品だよね?


2階にあがってみたら、うぉっ!とこちらにも椅子が置いてあるわ~!
唇のモノは、『Bocca』(designed by Heller)。
真っ赤な唇の形をした二人がけソファです。Studio65により1970年に生み出され、世界的にその名を知られるようになる。Boccaはイタリア語で唇の意味で、その形は元々ダリの作品がモチーフとなっております。マリリンモンローの唇をモチーフにしたとも言われており、別名マリリンソファと呼ばれることもあります。非常に存在感のあるオブジェの様な椅子。

も一つは、『Garden : little tree』(designed by Peter Opsvik)。こちらも調べてみたら、Gardenシリーズの1つなのか。
もっとにょきにょきしたものもあって↓(これ)、これ椅子ですかい!と。でも『Variable』なんかは腰に良いというので話題になってたね。
『Variable』も気になるけれど、『Gravity balans』は欲しい!こんなの楽々置くことができる快適リビングも欲しい!



サイズ間伝わらないけど巨大な『xl plankton』 (designed by graf)。でっかいわ~。特注モノかな?
も1つは『丸椅子』 (designed by 剣持勇)。身体がすっぽりと収まる感じですな。


こりゃ、ひょっとして、ひょっとしてと3階へ行こうとすると。


ありゃ~、柱が壁を突き抜けていますわ。斬新設計ですな、黒川紀章。(と思ったら…、↓以下に記載)。


で、ひょっとして、ひょっとしてで3階に来てみたら、あった~!
カラフルな椅子は『Tom Vac』(designed by Ron Arad)。実用性と機能美を兼ね揃えた一品ですな。
透明な椅子は『La Marie』(designed by  Philippe Starck)。存在を消すというコンセプトで設計されたそうだ。
そのデザイン性とお手頃お値段から、あちらこちらで普及しているという。座り心地は、イマイチですけどね。


そして、色々な椅子に興奮して地下にも行ってみると、小スペースとお菓子が置いてあったけど???


作品もちらりと鑑賞。


作品の質なのか、展示方法ゆえなのかオーラが出ているかのような。


ガチャガチャ、チェ~ック!特に奇抜なモノはなく。
そう言えばで、ガチャガチャって見かけるの日本位だよね。
コインで手軽に買える自販機。前に成田空港で見かけて、ナイスアイデア!と。
最近は駅構内でも見かけたりして、スペースを有効利用した商売だよね。


先ほどの突き刺さった柱は、外から見るとこんな感じ。
これ『ドッキング』(designed by田中米吉)なる作品で後付けだったんだね。
黒川紀章はどう思っているか知らないけれど、見事なコラボレーション!
色々な試みにGOサイン出す(?)館長であるのか、面白い美術館だわい、と。


美術館ある公園にもオブジェが沢山。
左から『流水の門』(designed by 橋本省)。『果実の中の木漏陽』(designed by 橋本真之)。『這うものたちの午後の眠り』(designed by 山本信)。
『果実の中の木漏陽』は、今なお継ぎ足されて成長を続ける作品なんだってさ(ほえぇ~)。
『這うもの~』は、ニキ・ド・サンファルかと思いきや、なんだか、違うなぁと思ったら。違ったね。


来たぁ~!『中銀カプセルタワービル』(designed by 黒川紀章)。
まさか、こんな所に置いてあるとは。中銀カプセルタワービル観に行きたかったんだよね。
どれどれ、と中を覗いてみると、かなり狭いっすね…。そして、1972年モノと言うから、当時の最先端が今では…ですね。
なんだか、月面着陸する宇宙船と言うかそんな感じですな。お金があったらセカンドハウスに中銀カプセルタワー欲しい!



たまたま立ち寄った埼玉県立近代美術館、楽しかった!素晴らしかった!


さらにテクテク歩くことにして、途中見かけた民家の玄関。さすが盆栽の街(?)、盆栽売られてましたわ。


南与野まで歩いてきたわ~。あ、世界盆栽大会のポスターに。あれっと、盆栽そばなるものあったのか~と(食べ損ねた!)。


盆栽と言う新たな世界を垣間見てしまった世界盆栽大会なのであった。こりゃ、奥が深い代物だなと。
さすが、平安時代から脈々と続いているだけの事はある。『盆栽育てて販売するか』なんてことを言いながら会場を後にするのであった。
そして、帰りにふと立ち寄った埼玉県立近代美術館!面白い企画を試みる美術館だなと、ガッツリと楽しんでしまったぞと。
世界盆栽大会やら埼玉県立近代美術館やらと、なんだかアートな作品に触れまくった1日だったわい。