鑑賞のススメ ホキ美術館


前々から気になっていたホキ美術館。アートテラーとに~さん主催のホキ美術館ツアーが開催されていた! スノボ企画離脱で予定の空いた週末、是非とも参加せねばっ!てな訳で、集合場所の東京駅へと。(ちなみに、自分、ず~っと勘違いしていましたわ。茨城県の海沿いに存在すると思いきや、千葉の住宅地だったのですね)



「土気」とかいて「とけ」と読む。読めませんわ~。車中に前日仕入れたパンデフィロゾフの美味しいパンをモグモグしましたわ(幸せ~)。



参加者の方と話していたら、あっという間に土気駅着きましたよ。参加者集まってびっくり、そのほとんどが女性でしたわ。そーゆーこともあるんだね。



天気良く、気持ち良くホキ美術館の建物を拝むことが出来るぞ!と。



バスに乗って着いた~。ホキ美術館!先日訪れた板橋区立美術館と同様に住宅街に佇む美術館ですわ。元々は、ホギメディカルの創業者保木将夫さんによって収集された絵画が、通常の借家で公開していたものが発端らしい。美術品も増えて、訪問者も増えたこと、そして昭和の森公園の隣接地が手に入ったことから美術館が建設されたそうだ。



とりあえず、その珍しい建物ゆえに、入口の裏に回ってお姿拝見! こちらは、駅から徒歩で来た場合に最初に目に入る光景(バスを利用すると、この裏側に位置する正面入口へと)。



この浮遊する感じの建物が良いですな。そして、青空バックなのが何より良し!



ちょと木が邪魔なんだけれども…。パノラマパチリ。



あの先端に立ってみたいわ~(残念ながら、大分手前にてガラスあり。そして外も出ることできない)。



こんな2段構えの建物だったのね。



当初は見通しきくガラスだったのだけれど、今はカーテンが引かれてしまったよ。



こちら、にょきにょき生えている鉄棒は、昭和の森の木をイメージしているのだとか。



本日の参加者にチケットが手渡されました。



入口の傘立ては2種類。壁にある穴に入れるものと、良く見かけるモノ。壁穴の方は、初見では傘立てとは気付きにくいね。



建物内良い感じですわ~。けれども、写真撮影はここまで(展示風景も良かったのだけれど、残念!)。


↓以下、展示作品と建物について↓


ホキ美術館は、日本初の写実絵画専門美術館。建物の奇抜さが目を引いて話題となるけれども、所蔵する作品も貴重なモノ多数なんだとか。来年には交換展覧会としてスペインの美術館との企画も計画されているという(日本の美術館はお金で作品を取り寄せる事が多々なんだけれども、ホキ美術館は交換展覧会として企画される日本の美術館では珍しい契約形態。それだけ所蔵作品が豊富という事かな)。

その建物形状ゆえに、端に立って会場を見通すと、向こう側までスコーンてな感じ(実際には湾曲しているので反対側は見えないけれど)。作品については、とに~さんの解説トークが冴えわたる。作者のプロフィールから性格まで織り交ぜながらの作品紹介。おかげで初見にもかかわらず、作品に関する理解と愛着が、より一層深まりますよ。いくつかの解説を抜粋すると…。

大畑稔浩さん。作品には現地の素材を混ぜて作成するとのことで、土田の草だのが練り込まれているんだとか。ほえぇ~!

森本草介さん。女性の絵を多く残しているのだけれど、モデルは街の中で見つけ出すのだとか。街で声掛ける役が、森本さんの奥さんだったそうです。まぁ、女性から声掛けられた方が、警戒感も低くなりますよね。



鑑賞終えてフリータイム。そして、ティータイムへと。



本日のツアー終了~。



最後に建物写真撮っておこっと!



夕暮れとホキ美術館も良いですなっ。



正面側もパノラマパチリ。



窓に映る夕焼けが、また良しっ。



会場にあった手書きのパンフレットが温かみありますな。



作品は写真撮ることできなかったので、パンフレットのモノをパチリ。



ようやく訪れることができたホキ美術館(そして、その存在場所も知ることできたよ)。奇抜な設計で建物自体に興味があってのツアー参加だったのだけれど、超写実画的な作品もレベルが高く、そして、解説トークも面白おかしく上手とあって楽しくないわけがない。おかげさまで建物好奇心を満たしつつも、作品に対する楽しさにも触れることが出来ましたよ。あ~、満足な1日であったわい。