参加のススメ 「ファラオの至宝をまもる2019」シンポジウム |
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日時:2019年10月20日(日)13:00-15:40(開場12:15) 世界各国から高い関心が寄せられている古代エジプト文明の秘宝は、人類共有の貴重な文化遺産です。首都カイロにあるエジプト考古学博物館には数々の至宝が展示されていますが、開館から100年以上が経過して建物の老朽化が目立ってきた上、展示スペースや技術、人材も不足しています。こうした中、日本政府はエジプト政府から要請を受け、新しい博物館となる「大エジプト博物館」の建設に対する有償資金協力(円借款)を行うとともに、付属する保存修復センターに対して、2008年より博物館の運営や展示品となる文化財の保存修復等にかかる技術協力を行ってきました。 3年前に開始した「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」では、ツタンカーメン王の墓から出土した文化財を含むエジプトの至宝の調査、移送、保存修復を日本とエジプトの専門家が共同で行うことで、大エジプト博物館に対する技術移転および人材育成を図っています。 プロジェクトを通して、王の戦車に使用されていた木材の判明や、王の服飾品の材質技法の解明をはじめ、古王国時代の泥レンガ造りのマスタバ墓から発掘された壁画の移送、科学的調査、保存修復といった成果があげられており、秘宝の謎が着々と紐解かれています。 本シンポジウムでは、3年間の進捗をはじめ、これまでの技術協力の取組みや、これらの学術的な新しい発見についてご紹介します。 |
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内容は↓てな感じでした。残念ながら、撮影禁止のため、手持ちの資料のみ。 ・JICAによる文化遺産支援事業 ・対象とする古代エジプトの至宝の魅力 ・古王国マスタバ墓の壁画の保存修復 ・ツタンカーメン王の副食品の保存修復 ・ツタンカーメンの戦車と儀式用ベッドの保存修復 ・質疑応答 |
期待していたのは、パンフレットには載っていない現場の生の声が聴けるかどうか。一部だけ、現場の状況を聞くことが出来ました。後は資料を読んでいくだけのスタイルで、大学時代の講義を思い出すのでした…(あ~、めっちゃ眠くなる講義ってあったよなぁと)。 現場の声で面白かったのは、当初プロジェクト発足時はエジプト人側の態度が高圧的で、『お前らは本物の遺跡・発掘物が触りたいからお金出してんだろ(援助しているんだろ)』と言われて、『遺跡や発掘物には触れさせない』とまで言われていたんだそうな。 うわ~、やり辛そうな仕事だよ…。しかも、世界3大うざい人種と言われるエジプト人(すんません、でも本当の事なので…)。エジプト人のその件に関する知名度は、近隣のアラブ諸国民にすら言われるほどなのである。そんな人達と働くのは大変なのはもちろんのこと、その人たちが最初からそんな偏見・高圧的だったら厳しい状況だよね。 そんな状況を10年近くも続けてきた職員の忍耐と気力に感心してしまいました。今では『日本人が居なかったら、このプロジェクトは進んでいなかった』とまで言われて信頼されているんだとか。仕事に対する取り組みを感じて、自分も見習わないとな~と思う次第なのでした。 他には、新しい大エジプト博物館では『レプリカでなく、本物で勝負したいんだ』なんていうスタッフの発言があったり、実際の墓のレイアウトで設置したいという要望があったりなんだそうな。な訳で、今展示されているものは、重いものを下に置いて相対的に軽いものを上に配置するというストーリー性がめちゃめちゃなんだそうな(え?そうなのと)。そう言った面でも色々と改善されるんだろうね。 何はともあれ、2020年10月に新規オープンするという大エジプト博物館(エジプトの事なので発表通りの開館となるのかどうか…)。カイロ考古学博物館は窓が全開で館内を鳩が飛び回るというところ(糞とか大丈夫か!?)。新しい大エジプト博物館は是非とも行ってみたいなぁ。そう言えばで、こちらの博物館には日本語のキャプションもあるんだとか。ようやく日本の援助事業で、そう言ったアピールを入れ込むようになってきたんだね(もっともっとアピールしておかないとだよ)。 |
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こちらでやってしまったこと。メニューを開いて、「~スプリング」とやらが目に入り、勝手に「ジャスミンティーのプリン」と勘違い。コーヒーとこちらをオーダーしてしまいましたよ(写真的にもプリンぽく見えるし、”プディング”と表記するお店もあるしね)。で、やって来た珈琲と紅茶。『えっ!?』てな感じで、『飲み物を2つ頼む訳ないじゃないですか~』と言ってしまいました。 店員とのやり取りでミスオーダーに気付いた次第。幸いにも、B隊員が飲み物頼んでなかったので、そのまま飲んでもらうことで解決させましたよ。このやりとりには過去事例があって、思わずのリアクションをしてしまったのでした。 以前に歌舞伎町のすき焼きバーガーを食べに行った際…。レジにいたバイトの男子君。彼とのやり取りでハンバーガーが巨大であることを確認したので、『ハンバーガーは大きいから2人で分けることにして、ビールを2つね』と言う会話をしてのオーダー。で、出てきたのがハンバーガー2つに、グラスのビール1つ…。その際に思わず発したのが『さっきの会話を思い出してほしいし、大の大人がグラスビール1杯を2人で分けるわけないでしょ?』と。 しかし、その言葉も彼には全然響いていなく、全然会話が成り立たずで「俺ってば海外にいて、外人と話しているのか?」 と思わせるほどなのでした。恐るべしの日本人若者なのでした。こんな人たちが世の中に増えていくと、日本の未来も危ういね…。そんなやり取りがフラッシュバックしてCafe1894での発言でした(今回は違ったけれど)。 |
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