体験のススメ ガストロノミー料理@セララバアド(Oct-2021)
 

再びやって来ました、セララバアド。今回はT女史の予約を見つけて潜り込ませていただいたのでした。メニューは秋モノ。と言うことで、これで春・夏・秋と3シーズン制覇です。
2017年3月:春メニュー
2017年8月:夏メニュー

 
代々木八幡駅からテクテク歩いて行きますよ。最近、代々木八幡に良く来るなと。


 
先日は、こちらの晴れ間へと久しぶりに訪問。変わらずにで、美味しい料理を供してくれました(再訪したいですわ)。歩き進めると、こちらのルヴァン(久しく、ここでパンを買ってないなぁ)。


  
程良い散歩で、開始時刻に余裕をもって到着なのでした。先着の方が2名いらっしゃいました(別テーブル)。時間まで入店はできず、外で開店待ち。



  
メンバー揃って入店。さてさてで、メニューは、落ち葉に書かれておりましたよ。こちらを拾い上げると、一連のメニューを見ることができる仕掛けでした。


 
こんな感じで「Autumn Menu 2021」なのでした。


 
ペアリングは、今回もノンアルで頼みました。「えっ!?損な組み合わせ」となるので、やっぱりノンアルコールが気になるところ。今回も、どんな組み合わせのモノが出てくるのか、楽しみなりよ。最初に出てきたのは、「梨 玉露」でした。すっきり梨味だけれど、玉露風味はあんまり感じられず、でした。ところで、名札が付いているのはとても助かる!(すぐに忘れちゃうからね)


  
最初のスターターは「イケバナ」。枯れ木に生ハムとオリーブが実ってました。生ハムは、鴨の味噌風味で、オリーブは国産もの。枯れ木はグリッシーニと言う訳ではなく、食べられませんでしたよ。オリーブの種は、前で器を持つリスさんのところへと。



次の料理が出るまでの間、落ち葉拾いして、メニューを並べてみました。



さきほどの「イケバナ」に続くのは、「スパークリングマスカット」。口の中でシュワシュワはじけるマスカットなのでした。マスカットとともに添えられたゼリーもシュワシュワでしたよ。二酸化炭素注入でシュワシュワさせているんだってさ。味わいと食感が楽しめるね♪


  
合わせるドリンクは、「クロモジソーダ ジュニパーベリーの香り」でした。裏面には「gift 落葉の森」とありました(どの料理で出すかメモってあるんだね)。黒い粒が、爽やかな飲み口にピリッとアクセント!


  
お次は「gift」なる一品。包みを開けると手の平に包まれたタルト状の料理。これは蟹が入っているそうなんだけれども、タルトの上に載せられた数々の素材が口の中でジュワッと弾けてハーモニー奏でましたよ。


この、口内でジュワッと広がる感じが、以前に食べたロブションのベラベッカを思い出すのでした。口内ジュワッとする様は、まるで口内ビッグバン!それぞれの味わいが上手い具合にハーモニー奏でていて、決して、打ち消し合うことなく相乗効果を発揮して美味しゅう一品でしたよ。


 
お次は、「落葉の森」! ケース内を森に見立てて、上に料理が並んでますよっ。こちら巨峰の様な料理はフォアグラと白レバーで作ったモノ。クリーミーな味わいで、決してしつこい味わいではなく、美味しゅう一品でした!


  
こちらは秋の味覚、トリュフをコロッケにしたもので、トリュフに探し当てた豚さんも居ましたよ。コロッケ下の橙ソースが濃厚な味わいでした。添えてある銀杏は、見た通り塩たっぷりでちょいとしょっぱかったな。一緒に出てきたキノコスープは、濃厚な味わいで美味しっ!


 
「落葉の森」では、こちらの葉も食べられるのでした。パリパリっと頂きましたよ。このタイミングで、パンも出てきたのでした。外はパリパリッと、中はフワフワッとしていて、オリーブオイルをたっぷりつけて美味し。


  
お次のドリンクは、「マジャク」とともに頂く「パッション 人参 オレンジ」で、パッションフルーツの味わい強しでした。ストローがぶっとくて、少々のみ憎いぞ、と。機能性よりも見た目を重視しましたな(味わいは、もちろん確保)。


 
そして、こちらが「マジャク」。香ばしい匂いが立ち上って来ますよ。宮崎産のマンゴーが添えられていて、塩味効いたソフトシェルの穴ジャコをパリパリっと美味しく頂きました。今回は、なんだか全体的に味付けが少々強いかなと感じるのでした。


  
お次は「燻製ほうじ茶 書きの香り」。ここで口内がシャキッとリセットされた感じ。



お次の料理は、「サンマ」。キノコソースで煮詰めたそうです。これまたちょいと味付け濃い目で、モグモグ頂きましたよ。程良い量で、パクパクっと頂けるのでした。もう少し食べたいかなと思わせる、絶妙な量ですわ。


 
こちらは「鮭スモーク」。プラスチック枕の様な、そんな器に盛られておりました。


  
手前にある茗荷をどけると、穴が開いていて、そこからスモークが出てくるのでした。料理を食べる時、器に圧がかかり、それによって穴からスモーク・モクモクでしたよ。茄子とスモークが、凄くマッチしていて美味しっ!楽しっ!


  
最後のドリンクは、「シャルドネ」で、ジャスミンとカルダモンです。カルダモン分量が程良くて、良い味わいに仕上がってますわよ。


 
こちらは、奄美と北海道の豚を掛け合わせ「奄夢豚」。これは美味しっ!ほんのりカレー風味が味わいをアシスト。豚肉自身も、肉と脂身に甘味があって、ほんに美味しゅう一品なのでした(個人的にはカレー風味がない方が、お肉の美味しさをもっとダイレクトに感じられたかな)。


 
こちらは「どんぐり・栗 カカオ」。器の表面をスプーンでパリッと割ると、中から出てくるのはアイスクリーム。冷たい食感に、ナッツのコリコリ感が加わって間違いないですわ。



最後のデザートともに頂く飲み物は、珈琲にしました。


 
こちらは、見てのごとく、松ぼっくりを模したアーモンドショコラ。ちょっと食べにくかったけれど、大口開けて、パクッと食べました(そろそろ、お腹いっぱい)。


 
さらにで、缶に入っているのは「無花果のマカロン」、「洋ナシケーキ」、「あんぽ柿とラム酒」でした。珈琲とともに、美味しく頂きましたよ。本当にお腹いっぱい、ギリギリなのでした。


と言う訳で、秋メニュー&ノンアルコールを楽しんだセララバアドでした。最近外食が少ないせいなのか(ほぼほぼ自宅飯)、はたまたセララバアドの味付けなのか、少々濃い目かなと感じましたよと。実際のところはどうなんだろうね。

今回は久しぶりにT女史に会い(4,5年ぶり位)、食べ歩きの経験値っぷりを伺い知ることができましたわ。もう、かなりの頻度で行っているよね、と。ついでなので、『わし、あそこの店に行ってみたいから、空席あったらよろしゅう』とお願いしておくのでした。