Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque(Blue mosque)(Jan-2024)
マレーシア最大にして、世界でも4番目に大きいという通称ブルーモスクへとやって来ました。一般観光客の拝観時間が過ぎてしまったのだけれど…。親切にもモスク内を案内してもらいました!(モスク内は必ず付き添いを要するとのこと)



Grand Hyattでのアフタヌーンティーが少し押してしまって、遅い時間にKLを発つことに。本当だったら、Grabで急ぐところだけれど、KTM Komuterとやらも乗ってみたいじゃない(KL Sentralってば、本当に色々な路線が乗り入れているよ)。



ホームに降り立ちました。想定外だったのは、電車の本数が少ないという事。暫く待ってやって来たのは、貨物列車でした…。



もう暫く待って、やって来ましたよ。もう、ギリギリで現地での見学は、20分位しか時間ないかな…(一般見学者の訪問時間)。



こんな列車でした。タラタラと低速運転で、また想定外。これは、いつ着くのかな…。



おっと、スピードが上がったぞと、やれやれと思ったら、直ぐに減速して駅に停車。さっきの加速は何だったのよ!?



そんなこんな、進んで、ようやく目的のShah Alam駅へと。



それほど大きな駅ではなく。



こんな感じの駅舎でした。駅に着いた時には、タイムリミットの30分前。こりゃ、ヤバい。



駅からブルーモスクへは、そこそこ距離があるので、Grabを利用。車がやってくるま5分位かかりました…。こりゃ、ヤバい。車内には、乗客向けにおもちゃの販売もされてましたよ。



途中の道が通行止めで、大きく迂回を余儀なくされました。こりゃ、ヤバい。



やっとこさ、ブルーモスクへと(車中より撮影)。この時点で、タイムリミット15分前。む~ん、外観を見るだけで、終わっちゃうかな。また、出直しか?


ちなみに、ブルーモスクについては。
白と青の美しい外観が特徴のブルーモスクは、正式名称を「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク」といいます。世界で4番目の規模を誇る大きなモスクで、マレーシア国内では最大級。総面積はおよそ14ヘクタールにも及び、収容人数は最大で24,000人となっています。




とりあえず、モスクへと。警備員はさておき、係の人らしい、おっちゃんに声をかけると、『今に案内係が戻って来るから、それまで待ってて』と。もう、15:46となっていて、拝観終了の16:00まで残り14分。これじゃ見学できないんじゃないかなと思いつつも、待つことに。ちなみに、右の写真で奥にあるのが、女性への貸し出しローブ(もち青色)。



待っている間、あちこち、チラ見してみました。というか、トイレに立ち寄りました。



暫くすると、『待ってて』と言っていた、おっちゃん自らが案内してくれることになりました(案内係は用事ができた?)。この時点で16:00ですよ。とりあえず、見学できるみたい…(短時間バージョンになるのかな?)。先ずは外をテクテクと。


おっちゃんが『ミナレットの目的は知ってる?』と。1日5回のアザーンの時間を周知するためと、遠くを見るために使われているんだよと。ついでに、『日本人かい?私は北海道と広島に行ったことがあるよ』と。あと、九州も行ったことがあるような事を言っていたような…(忘れてしまったよ)。日本については、良い印象を持ってもらっているようでしたよ。



こちらは、さっき借りたトイレの場所。こちらで、手・口・鼻・顔・腕・髪・耳・足を水で清めるんだそうな。


他のところで知ったけれど、髪については3本清めれば良く、人によっては前髪全体をぱぱっとやったり、3本選んで清める人も居るんだとか。参拝前の身の清めは、どの宗教も一緒だね。清めの説明が終わった後は、タイルの模様について説明があり、『我々は偶像崇拝をしないから、モスク内は幾何学模様で埋め尽くしているんだ』といった事を言ってました。分かりやすい英語で、実例を交えながらの説明でした。




さてと、階段を上がっていきます。



回廊に出ました。ブルーのドームが、ブルーモスクの所以ですね。



回廊も良い感じ。時間の経過とともに、(太陽光線の入り具合変化を)観ていたいよ。



さて、ドームに行く前に…。おっちゃんが、親切にも、『そこに立ちなさい、撮影してあげるから』と。だいぶやり慣れているようで、通常、ズーム、更にズームと3枚撮影してくれましたわ。



さて、ドームの中へと。こちらの絨毯は、ぎっしりと人が入った時に、それぞれの人が位置する場所を示すんだとか(なるほどね)。



頭上の照明は、大きいんだろうけれども、それほど大きく感じさせない内部の広さ。



振り返って、今来たところを見ると、これも良し!



とりあえず、パノラマ撮ってみました。既に16:22となってますが、特に急かされることもなく、ここでも写真撮影してくれます。しかも、ご丁寧に3枚。



モスク内の説明もありました。あちらはメッカの方向を指していて、あそこにはリーダーが座るんだよと。



礼拝の仕方なんかも、教えてくれました。口頭説明だけでなく、一緒に実践しましたよ。礼拝のやり方を教わり、そろそろ退散です。



太陽も、ちょうど良い高さにありました。



回廊の壁も良い感じ。



ちょいとパノラマも撮っておこう。撮影を終えると、「スマートフォンを渡しなさい」と。ここでも3枚パチリされました。今日だけで、どれだけ撮影してもらったんだろうか。普段、自分の写真を撮ることが全然ないから、まぁ、良い機会としよう。



撮影が終わると、おっちゃん再び歩き出します。日の入り方、影のでき方が良いわ~!



思わず、パチリパチリしながらテクテクと。



同じ様な写真ばかりだけれど、本人は必至で撮影してますよ。もう、撮影することが目的となってます!参拝する回数ではなく、撮影の枚数が信仰心を表すかのように!



4分の1周して、またドーム内の様子が見られました。



ここから見るドーム内の感じも良いね!



さてとで、階段を降ります。



1階の回廊に出ました(さっきは北側回廊で、今は南側回廊)。



『ここは、ブルーモスクだけにある、ウェディングルームだよ』と。「そうなの?」でしたよ。



しっかりとエアコンが効いた部屋には、新郎新婦が座る椅子が用意されてました。はい、やっぱりで、おっちゃん写真を撮ってくれましたよ、3枚以上も(笑)。



新郎新婦が見る先は、ブルーモスク!




案内が終わって、帰って来ましたよ。時間は16:51になっておりました。ボチボチと地元の人が来る感じで、特に礼拝の邪魔になるようなこともなく、「ほっ」でした。最後にお礼も込めて、モスクに寄付したいと言うと、モスク内のあちこちにあった立派な寄付ボックスではなく、『ここに入れて』と。(笑)


えぇ~!?これ、おっちゃんのポケットマネーになる訳じゃないよね?と思ったけれど、口にはせずでした。おっちゃんは、寄付に気を良くしたのか、どこからともなくカップの水を取り出して、くれましたよ。どうやら、どこのモスクにも必ず水が常備されていて、販売したり無料で配ったりとしているようでした。アイアンモスクでも、語って気を良くしたボランティアガイドが、水をくれましたよ。

さてとで、帰ることにしましょう。帰りは駅まで行って、更にいつ来るか分からない電車を待つのも面倒だなと、ここから家までGrabで帰ることにしました。それ程の距離でもないし、今日は奮発ですよ。夜にバーへ行こうと考えているし、時間と体力を節約です。



予約したGrabが来るまで、ブルーモスクの全景をパノラマで納めておこう!よしよし、良い写真が撮れたぞと。



ついでに、ズーム写真も!



ブルーモスクの正面は、こんな感じで水のない噴水となっておりました。



という訳で、やって来たGrabに乗り込んで帰ります。途中、ラスベガスのMGMかのようなライオンを見つつ…。



大遅刻で、無事に見学できるのだろうかと一時は心配をしていたのだけれど、寛容な受け入れ態勢のお陰で、無事にブルーモスクを見学することができました。ピンクモスクのように、観光客がわんさかやってくる場所ではないので、ゆっくりと落ち着いてみることができますよと。とりあえず、KL近郊のメジャーモスクを3つコンプリートしたのでした(ピンクモスク、アイアンモスク、ブルーモスク)。

今回のおっちゃんガイドで助かったのは、若い人でなく年齢を重ねた人に案内・解説してもらったこと。若い人だと、解説を進めるうちに、自らの語りに興奮してしまって、改宗を迫るかのようなイスラム最高!を語ってくるんだよね。アイアンモスクでの、ボランティアガイドの熱い語りといったら…、でしたよ。その点、年配者は興奮することなく、淡々と解説してくれるのでした。興奮したかありをされると、聞いている方は、ちょいと引いちゃいますよ、と。そんなことを思いつつ、同時にGrabで自宅まで帰ることに、やっぱり公共機関でなくタクシーを利用するのは楽チンですわと思うのでした。ブルーモスクとは、関係ないことを考えてましたわ(^^ゞ