中東旅行(アブダビ・イエメン):イエメン(ソコトラ島2)




寝るのが早かったせいもあり、深夜に目覚めて2度寝したけど、やっぱり目が覚めてしまった。


部屋から出た風景。左にある小屋は、例のシャワー&トイレ室。


シャワー室にてドラム缶の水で目覚めの洗顔終えてさっぱり。コンタクト装着は止めておこう・・・。


そういえば、ソコトラ島ではエジプトハゲワシを良く見かけた。昨日、家のオッチャンと話をしていて(こんな辺鄙な村なのに、英語ができる!)、
『家の外に寝たって超安全だよ。ん?動物?動物だってno problemさ』と言っていたけど、外で寝ていたら鷲についばまれていたんじゃあるまいか。


5時起きで洗顔に行ったのを見かけたのか、すぐさまホットシャーイを届けに来てくれた。目覚めのお茶、嬉しいよ!
ドライバーのアブドゥラも目覚めて、ごそごそとパンとチーズと蜂蜜をだしてきた。この3点セットがイエメンの典型的な朝食。
蜂蜜は残念ながらソコトラハニーではなく、中国産の蜂蜜であった。中国産って、蜂蜜に水を混ぜて水増しとか良い評判聞かないんだよね。
それよりなにより、品質の方も大丈夫なんだろうか・・・。そんな気持ちがよぎって、蜂蜜あまり使わず。


朝ごはん食べ終えて活動開始。ソコトラ島は日本車が圧倒的に多く、9割超は日本車であった。
その中でも、ほとんどがトヨタで、三菱、日産が少々。後は韓国車がぽつりと言った感じ。
そして、トヨタのランドクルーザーに対する信頼性は抜群であった。オフロードもガンガン進めるからね。


途中見かけた学校。学校前(といっても、学校から100m以上)にはバス停も。


高地から低地に戻るにつれて、気温もぐんぐん上昇。


戦車がアラビア海に向く。ロシア製の戦車だそうだ。


3台の戦車が、ぽつんと陳列してました。ソコトラ島の位置する地理条件のため、かつて旧ソ連の艦船給油地があったそうだ。


で、やって来たのがGhubba(フォッバと読むのかな)。採塩場があるとのことで、気になって訪問したんだけど、こんな所???
海から小魚とってきた子供や、水浴びしているおばちゃん&子供がたくさんいた。もち、そっち方面の写真撮影は禁止。


そんなことを思っていたら、別の場所へとやって来て(海からちょと離れている)、「そうそう、こんな所!」


石で細かく区切って、あそこで塩を採取するとか。うーん、階段も何もないところだけど、上り下りするのも大変そうだ。


採塩場は思ったほどでもなく、お次の目的地に向けて、かっ飛ばす。


途中、島民見かける。アブドゥラは最初こそ、旅行者の自分に気を使って島民を乗せていなかったのだけれど、
女性と子供の時は、「ごめんなさい」と言って乗車させていた。『いやいや、全然気にしないよ(君たちのゆったりプランのおかげで)時間も余ってるし』
と言うと、何かが吹っ切れたのか、島民をどんどこ乗せる始末(まあ、いいんだけど)。それに、こんな所を歩くなんて苛酷だしね。


直線道路をひた走る。


海岸沿いではなく、山を越えてQalansiya(カンレンシア)へと。


横の斜面に目を転じると、あちらこちらにボトルツリーがっ。


再び車を止めてもらって、辺りのボトルツリー鑑賞。こんな所で生育しているんだから不思議なものだ。


これは新しい枝になるのかな???花にしては大きいけれど???


向こうは、標高1500m近くの岩山。なかなかの存在感ある岩山だ。
マンゴーなんかも山から収穫できるらしく、島で必要なものは、カート以外全て揃うような感じ。


全く持って不思議なボトルツリー。(表現良くないけど)像皮病の様な、そんな感じ。


Qalansiya(カレンシア)の町へとやって来た。


風が強く吹く町だ。


ドライバーが早くも炭酸ジュースを欲してお店にGo。こちらにもジュースをくれたけど、あんまり飲みたいと思わないんだよね・・・。


ジュースをゲットしてビーチへと。ひゃ~、風強いんじゃない???


こちらにも、戦車がぽつんぽつんと。


これまた、ランドクルーザーだからこそ、行くことのできる急斜面を登る。
『ここで、ドライバーが目をつぶってよ』と。なんだ?なんだ?と。


『OK~』との合図で目を開くと、ドバーンと広がるビーチ!


こりゃ、なかなかのもんだねー。Qalansiya beachの遠浅っぷりも良い感じ。そして画になるランドクルーザー!


とりあえず、パノラマいっとくでしょ!これ、CMとかポスターに使えるんじゃね?


こちらは隣に位置するDitwa beach。Ditwa lagoonとも言うみたい。上から見るよりも、この足であのビーチを踏みしめたいぞっ。


足元にはエジプトハゲワシ(?)の頭蓋骨。


う~ん、画になるなぁ(パチリ)。


再び車に乗って、行く先は。


ちぃとポイントを変えてDitwa beachのビューポイント。


良いね~。


まさしくlagoonだねっ。


あんな所にも木が生えるんだね。


ぐぅ~っ!と、これも良い感じ!(パチリ)


あんまり意思疎通できてなかったけど、Ditwa beachへとやって来た(なんだ、来るんだ)。


こちらの民家庭先?が休憩場所。


ドライバーは『その辺見ててよ』と手抜きガイド・・・。まぁ、彼はガイドじゃなくドライバーだし、勝手に散策するから良いんだけどさ。


うーん、こちらでキャンプするのもありだなー(昨夜は綺麗な星空だったんだろーなー)。


シーズンさえ合えば、白いビーチに、もっときれいな盛り塩光景がババーンと見られるはずだったんだけど・・・。


ドライバーが思いついたかのように、『ここでお昼にしようか。(昼までの2時間ほど)その辺ウロウロしてなよ』と。


『君、手抜きしはじめてないかい?』と思ったけど、まぁ、もちっと向こうの方も散策してみたいところだったし、良しとするか。
ビーチには細かい砂の玉があちことに。これって、巣穴の中からかき出して玉にしているんだっけな。


シーズンじゃないけど、ボチボチ蟹が居て、人の気配を察知してサササと逃げていく。


Ditwa lagoonのパノラマ。人もいなけりゃ、何もない(珍しくゴミも無し)。


遠浅っぷりはなかなか。


日を遮るものがない強烈な日射しの中、テクテク散策。


この辺は、ず~っと砂玉がひろがっている。


テクテク、することも無くパノラマ撮影。


あっ、と振り返ってみて、1人足跡が。初めて、1人旅の良さをちょっぴり感じた瞬間。


そろそろ引き返そうかなぁ~と。向こうの山と山の間くらいからテクテクやって来たのだ。


後ろを振り向くと、さっきのQalansiya beach。こちらは、強風吹きつける。


もいっちょ、足跡を撮っておこう。


という訳で、Qalansiya beach方面を見ながら、お昼時間前に帰れるようUターン。


しかし、本当何にもなくて、日射しがきつい・・・。


ちょっとした砂山に登ってみた。


こちらの左側がQalansiya beachで強風吹き付けて、右側がDitwa lagoonで穏やかな感じ。
波の高さからもその風っぷりが分かるけど、この季節でもDitwa lagoonだったらキャンプも全然OKだな。


やることもなく、しつこくパノラマ撮影。


うーん、これだけゴミが落ちていないのは大したものだ。


ふたたび戻ってきた。この辺はペットボトルが散乱していた・・・。


かなりの暑さに、羊も車の下で休憩中。


お昼を作る時間を見込んで早めに帰って来たんだけど、おばちゃん、目ざとく帰りを察知してお昼をサササと出してくれた。


お昼を終えて、向かったのはQadama(コダマ)。サナアのマーシーが行っておけという居場所の1つで、ついでの通り道で寄ってみたんだけど。
実は何があるかもわからずに向かっていたのである。


道がオフロードになって、もうすぐ先は行き止まりだよと、ここがQadama(コダマ)だそうだ。
どうも、ダイビングスポットらしい。そうなんだ・・・、まぁ、綺麗な海だけど、今来てもやることないねー。


んじゃ、Hadibu(ハディボ)の町に向かいますか。島で何人か見かけた金髪ヘアー。
『あれって、どうしているの?』と聞くと、その辺の床屋でやっているそうだ。ふーん。


で、14:30にして、やってきた本日の宿となるTaji Socotra Hotel。部屋に入るとエアコンあるよ!冷蔵庫もあって!とりあえずのシャワー!
なかなか綺麗なホテルで、大満足です!これなら、ソコトラ島で最高級の(といっても大したことないけど)Summerland HotelじゃなくてもOK!
でも、夜の早い時間で電気はストップするから、エアコンも冷蔵庫も使えなくなるんだけどね・・・。


シャワーを浴びてさっぱり、ソコトラハニーの買い出しに行くと、お店は閉まっておった(マジ?)。


この辺は、いくつか店を構えるメインストリートみたい。


で、ドライバーが連れて行ってくれたのが、メインストリートから、ちょいと入り込んだところ。


お店に入ろうとすると、その辺で井戸端会議していたオッチャンも付いてきて、そのオッチャンがお店の人であった。
っていうか、外見からは、お店とは全くもって判別付かないそのお店の棚にソコトラハニーがペットボトルに入っておった。
オッチャンは棚からペットボトルを取り出して味見をさせてくれ(え?そこから取っちゃう?) 、その味はワイルドにして超濃厚な味わいであった。
現地にてローカルショップながら、結構良いお値段するソコトラハニー。オッチャン1つおくれ!袋は3重で頼むよと。
※くたびれたキャップでしまりが悪いので、復路は厳重にして包装する必要あり(帰国してみると、やっぱりべとついていた)。


おっと、ソコトラ島内でATM発見! 数年前に行った誰かのHPではATMは無いと書いてあったので、最近設置されたのかな。


ソコトラ島、Hadibu(ハディボ)のメインストリート。


やることないのと、旅行会社にてwifiが使えたので、ちょいとメールチェックしてみた。
驚くことに、この辺の結構な人がfecebookを利用していたこと。世界は、どんどん友達の輪が広がっていくんだな。
いずれは、全員の輪に繋がって、神様の怒りに触れてブルジュ・ハリファ辺りに雷が落ちるのではなかろうか、と思ってしまった。
いくつかあった旅行会社は、どこもwifiが使えるっぽくて、町の人もノートパソコン持って、ネットを利用しにくるといった感じ。


オフィス目の前にあった、お店を覗いてみた。


お店の冷蔵庫設置率も、ほぼ100%といったところで、冷たい飲み物が手に入る。


ドライバーが『お茶しようよ』というので、持ってきてくれるものかと思っていたのだが、例のホテルで飲むらしい。
Taji Socotra Hotel横のレストランに向かった。途中、何人かから『フォト!』とか『スーラ!』といった感じで撮影のおねだり。
ソコトラ島の人たちも、写真を撮ってあげるだけで喜んでくれて、撮影した内容を『見せてよ』と言われることはなかった。


メインストリートにはお店や旅行会社、航空会社支店もあった。


で、やって来たレストラン。


レストラン内は、厨房の熱がこもって暑いので、外で茶をすすることに。ようやく6時を迎えて、もうそろそろ晩御飯にしようかなぁと。


村の人たちもぞろぞろと集まり始める時間。すると満面笑顔のアジア人がやって来て『何処から来たの?』と。
中国人かと思ったのだが、彼は韓国人で、こちらが韓国人でないと分かると、そのままスルーして行ってしまった・・・。
おいおい、さっきの笑顔はどこへ?てな感じ。彼はソコトラ島で英語の先生をしているそうだ(ドライバーから聞いた)。


Taji Socotra Hotel目の前のお店を時間つぶしにチェックしてみた。


こちらのお店はかなりの品ぞろえ。


冷蔵庫も2つ所持していて、結構なお店だ。


うーん、こんなものまであるのかと。


良い時間になって来たので、店内の机と椅子を外に出して、外で食事をすることに。


で、ご飯をぱくついていると、同じ飛行機でソコトラ島にやって来た中国人も、こちらのレストランにやって来て話をしていたところ、
ドライバーもかかってきた電話に出てテーブルの上がおろそかになってると・・・、ヤギがテーブルの上にあったホブスをくわえて行ってしまった!


直ぐに、次のホブスが供されたけど、油断ならぬヤギだな。
ヨセミテで狸に貴重なハムを持っていかれたのを思い出したよ。


食後にさっきのお店で飲み物を買ってみた。ノンアルコールと銘うっていたけど、炭酸ジュースですな。
立ち寄ったTaji Socotra Hotel横の旅行会社はクーラーもきっちりと効いていて、綺麗なオフィスであった。