中東旅行(アブダビ・イエメン):イエメン(ソコトラ島3、サナア旧市街)

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定番のイエメン朝食で始まる、今日1日。いつもの場所で、いつもの朝食といった感じだろうか。


ホブスとチーズと蜂蜜にカレー風味のルーも出てきたぞ。
今日は朝から旅立つのに3日分近くの料金を払っているんだから、どこかに連れて行ってくれよと言うと『魚市場に連れて行く』と。


やってきたのは、しょっぽい魚市場であった・・・。シーズンにはもっと大きな魚がいるんだよと。


果物も、ちょろちょろっと売っている。一口食べていきなよっと。
パクッと、『美味くないよ・・・』と顔をすると、別のやつをくれて、『こっちは甘くて美味しいね』


笑顔で呼び止めてくる。


あっという間に見終えて(魚屋は3,4露店しかなかったし)、再びオフィスへと・・・。


余った時間で町を散策することにした。出かけようとすると、『2時間前には空港に行くから、早く戻ってこいよ』と。また2時間前ですか・・・。


visitor centerとやら。オッチャン達が集まって、卓ゲームをしていた。麻雀の様などんじゃらの様な、何だろな???


メインストリートをテクテク、モスク方面へと。


さっきの市場で仕入れた魚を分け合う子供たち。


モスクはあまり活気が感じられなかったけど、ソコトラ島の人は、それほど熱心でもないのかな?(どうなんでしょ)


なんだか、高級感あるひと味違った立派な建物あると思ったら、島で最高級ホテルのSummer land Hotelだ。ちょと気になったけど、
なかなか良いお値段。結果論的にTaji Socotra Hotelでも十分だし、こちらのホテルはメイン場所からやや離れているしで、
あえてこちらじゃなくても良いかなー。


こんな感じで建築中の建物多し、でも、出来上がるのはいつになるのやら・・・。


メインストリートの1本横道の風景。ゴミ箱をあさる山羊たち。


昨日お休みだった蜂蜜屋さんに来てみた。ペットボトルじゃない、綺麗な容器に入っているよ!
ちゃんと布でろ過もしているので、不純物も除去されてると思われる(ペットボトルの方でもゴミは入ってなかったけど)。
お値段は、やっぱりペットボトルのものよりも割高料金であった。ちなみに、店長のおじさんは金髪に染めていた。


そうこう、空港へと向かう時間に。ところで、空港途中にある、この平野。
強風のために、木の枝にまで沢山のゴミが酷いさま(昨日はもっと枝にゴミがあったんだけど)。まるで花が咲いているかのような状態だった。
前にもインドかどこかで見たような一面ゴミだらけの景色。自分が神様だったら、浄化と称して隕石降下か噴火でも起こしたくなってしまうほど。


あ~、これでソコトラ島ともおさらばだな。


荷物を計量すると「!?」と。良く良く見たら、カウンターのオッチャンが、片足乗せていたよ。


なかなか、やってこない飛行機を待っていたら、ジェッダからやって来たというサウジアラビア人に声をかけられた。
その彼の隣にいたのが、Mukalla(ムッカラ)から来たという、小奇麗な格好をした兄ちゃん。
荷物を手渡してあげたら、相当な重量に「!?」と覗くと、『ソコトラハニーだぜ』と、6本もの大人買い!むぅ~、やりおるなっ。


行きと同様、2時間ほども待ったころだろうか、ようやく飛行機がやって来た!おぉ~、これで無事に帰国できそうだよ。
本日の飛行機で帰れないと、乗り継ぎ失敗して日本に帰れなくなってしまうのであった。遅延情報が得られない中で、どうなるのか本当ドキドキものだった。


行きはFelix Airwaysだったけど、帰りはYemeniaを使用してのフライト。往路、復路で別々の航空会社を利用だ。
でないと、島に4泊5日を強いられることになってしまうのだ。そんなに滞在できないから、新しく運航開始をしたFelix Airwaysと組み合わせてみた。
飛行機乗りこんで、CAを見たときに、「久々に女性の素顔を見たなぁ」と感じてしまった。


Yemeniaでも出てきたぞ、あなどれないパンケーキ!でも、こちらは1枚だけの支給であった(Felix Airwaysは2枚)。
YemeniaはFelix Airwaysよりも$55も高いのに、この機内食・・・。新しく運航開始したFelix Airwaysの方が断然お勧め。


再びサナアに戻って来たぞ。国内も海外も同じルートを通って市内へと。国内線の為かVISAカウンターは閉まっていた。


そういえばと、珍しく自分の為のお土産も買うことにしたので少々心細いキャッシュを引き落とすことに。
空港には3台ほどのATMがあって、2台目で無事にキャッシング完了!


空港を出てプラプラ歩いていると、地元民向けと思われるタクシーの客引きオッチャンがやって来て、聞いてみると2500YERとのこと(良心的!)。


タハリール広場で降ろしてもらって、狙いをつけていた旧市街にあるDawood Hotelへと足を向けることに。
ところで、イエメンでは車もバイクもフェイクファー仕立てが流行っているみたい。ソコトラ島での車もフェイクファー仕立てで、暑っ苦しいものであった。


フェイクファーはさておき、旧市街をテクテク、少し迷いながらDawood Hotelへと目指す。
旧市街ではポテトチップ屋さんを良く見かけて、このおじさんもカートしながらスライスポテトをあげているところ。
そして、路上ではゲームに興じる少年たち(このゲームなんて言うんだ?)。これなら電気使わないで楽しむことできるよね。


手にスマホを持ちながらテクテク、後は真っ直ぐ行くだけというところで、偶然にもガイドのムハンマドにバッタリ。
『ソコトラ島から戻ってきたらサナア旧市街を無料でガイドするよ』と、ムハンマドとマーシーの2人に言われていて、どうしようかと思っていたところなのだ。


ここは偶然の出会いをしたムハンマド君にお願いするかねと言うことで、とりあえずホテルにチェックイン!
部屋は2タイプあって、室内シャワー&トイレと共同シャワー&トイレ。ここはビシッと前者で行きますよ!


受け取った鍵はアナログにして、錠の方式も木の棒がスライドする原始的なもの。
鍵のアナログっぷりを見て、カトマンズで泊まったHOTEL VAJRA(ホテルヴァジラ)を思い出したよ。


室内はこんな感じで、最上階のアゼル君が宿泊していた部屋だ。ふっふっふーと、室内と窓の外をパシャパシャしまくり。


窓からの景色がgoodだよ~とパシャパシャ。ついでに、ベッドに置いてあったタオルが熊さんであった。


部屋からの撮影後は、屋上に登って一人撮影大会っぷりのシャッター押しまくり。


う~ん、画になりますな!世界遺産のサナア旧市街は。


約束したムハンマドとの時間までパシャパシャ撮影。夕暮れ時もまた撮影しなければなっ。


ムハンマド君と一緒に軽く旧市街を散策。


旧市街にある最高級ホテルにして、珍しいエレベータ付きのBurj AlSalam Hotel。
屋上に行くにはカフェにてコーヒーを飲む必要があるとのこと(1000YER≒¥500)。ええ、行きましょうともシャーイしましょう。


こいつが貴重なエレベーター。今考えると、停電多いサナアにしてエレベーターは、大した投資設備だな。


ここが旧市街の最高級ホテル(5つ星)にして、一番高い場所だという。


シャーイ代の元を取るためにも、またもや撮影しまくりのひととき。


パノラマも絵になるよね。さっきのDawood hotelよりも、やや良い感じで風景広がる。


カフェの上にある最上階部屋もチェック。そいえば、こちらのカフェでアゼル君以外の旅行者を見かけた。
結局、サナア旧市街で見かけた旅行者はアゼル君含めて3人だけだったよ。ソコトラ島は中国人が5人程。
もう一人、この時間に遅いランチをしている白人女性を見かけて旅行者かと思ったけど、ホテルのオーナーであった。
『このホテルはどう?』なんて聞いてくるから、リップサービスも込めて『素晴らしいね~』というと『何故に宿泊しないのさ?』と。


オーナーはとりあえず放っておいて、再び撮影に興じる。


シャーイでのどを潤して、再び旧市街散策。


こちらは山羊の市場だとさ。


ムハンマド君に『実はミニジャンビーヤが欲しいんだよね』とお店に連れて行ってもらうことに。
サナアの旧市街は右に左に斜めにと、道が入り組んでいて方向感覚を失ってしまうので、ガイド必須だよ(エルサレムより難易度高)。


カートしながら、ジャンビーヤの柄の部分を制作中。


この辺りはジャンビーヤ職人が小部屋にて、いそいそ制作に励んでいる。


小部屋形式のお店が連なっていて、店内の商品陳列っぷりが、「千と千尋の神隠し」に出てきた釜爺の部屋の様な、そんな感じ。


途中、給水所もあり。見た目がなんだか、ネパールにあった神像をまつる祠の様でもあった。


連れて来てもらったアクセサリー屋さん。地図もろくにないサナア旧市街、自分だけの力じゃ、ここまでやって来ることできないな・・・。
Manakha Tourism Hotelの情報ノートに簡易地図があったけれども、あれ書いた人凄いなー。


これが、お目当てのミニジャンビーヤ!指の関節1つより、やや大きめサイズながら、きちんとサヤからナイフが抜けるのだ。
裏にピンが付いているからネックレスだけでなく、スーツにも装着可能だ。何か中東イベントあったら装着して出席しよっと。
自分用のお土産ってほとんど買うことはないのだけれど、アイスランド、ネパールに続いて3回目の貴重な買物(計画購入は初めて)。


インドのジュレビっぽいのもあるぞ。


蜂がたかっていて、相当甘いに違いないっ!


ジュース屋さん(ゴクリ・・・)。この辺は小さな露店がひしめいている。


ムハンマド君と一緒に軽く晩御飯。


サササと食べて、散策開始。


イエメン門も再び。そういえば、門の上って登れたよね?行きたいんだけど。


で、行ってみようとしたら、何かが故障だとかで行くことができなかった。
故障ってさ・・・、別にエレベーターがある訳じゃないんでしょ?単なる階段で故障???


入り口わきではカートを終えた人たちが、まったりしていた。



サクッと市内散策を終えて、帰りたそうなムハンマド君と別れて、一人ホテルの屋上へと。


良い感じのサナア旧市街!これが日暮れとともに明かりが灯ると、更に良いに違いないっ!
そして街中に響き渡るアザーンが良いっ!ビルの屋上で四方から聴くアザーンは最高! 大勢の聴衆から拍手で迎えられているような。
そんな体験はしたことないけど、多分同じ感じ。新たな発見だったけど、アザーンは屋上で聴くのが◎です。


空を見上げると飛行機が。このレトロな旧市街の上空を横切る近代文明の乗り物。
そのミスマッチ感が、なんだか風の谷のナウシカを思い出させた。


そうこう、だんだん日も暮れて明かりがポツポツと。


あれれ?何だか明かりが少なくね?夜にならないと、明かりはつけないのかなぁ???
もっと電気つけようよ!と思いながらも、しびれを切らして食べ足りぬ晩御飯を食べにホテルを出た。


旧市街を横切るメインストリートをテクテクして、外からイエメン門へと行ってみることにした。
車道に面しているといくらか明るいけど、それでも足元は真っ暗で歩くのも一苦労な旧市街。


お店と露店がひしめいていて、かなりの活気具合(でも、結構な暗さ)。


軽くマトンサンドをつまんでみた。お安く美味しく、つまむのにちょうど良い感じ(150YER≒¥75)。


そうこう、イエメン門に到着。あれ?暗くない?停電時間帯、なのかな…。


露店は明かりが灯って良い感じ。おっと、イエメン建築の置物土産が(あまり見かけなかったな)。


『スーラ』という女の子と、向こうにいた少年が『僕も』てな感じ。男の子は、ややかしこまった感じで、これ万国共通だなー。
女の子の方が自然体で、撮られ上手だよ(さすがだなー)。お店の前ではあちこちで発動機が、うなりをあげていた。


色々迷いながら、さっきの広場に行って、晩御飯をとることに。やっぱり、あれだな、あれ食べよ。


空いているテーブルに座ると、あちこちの露店からチャチャチャと食べ物供された(大したチームワーク)。


少し待ってようやくお肉も出てきたので、ホブスとお肉とトマトペーストときざみ葱をいただく。やっぱり美味いっ!
最後は1000YER(≒¥500)を出すと、手伝いの子どもが各露店に支払いを済ませてくれた。お釣りは500YER位あったような(安っ!)。


かなりお腹いっぱいだったんだけど、なかなか口にすることできないマンゴージュースをおかわりすることに。
店内に入ると、発動機が停止したのか、電気が消えてしまった。少しして、電気復活。


お腹も満たされて、旧市街を散策しながらホテルへ戻ることにした。職人さんもまだ働いておった。
そんなに生産して売れるものなんだろうか?と疑問を持ってしまったよ。どうなんでしょ、そのへん。


こちらも、多分インターネット屋さん。熱気こもる小部屋で、皆さんモニター睨んでました。


夜の街も良い感じですな。が、窓の明かりが、ちと少ないけど・・・(しっかりしろ!と言いたかった)。
ちなみに、この辺はまだ明かりがあって明るいけれど、場所によっては真っ暗でライトがないと歩けないくらい。
そして、そんな夜道だけれども、危ない感じは全然なく、子供も外で遊んでいる旧市街なのであった。


途中で道を誤って、あれれれれー???と。人に聞いてようやくホテルへと。
すぐさま、夜景撮影にと屋上へ赴いたのだけれど・・・、暗っ!どした!?もっと明かりをつけて見せてくれよっ!(涙)