中東旅行(アブダビ・イエメン):イエメン(サナア旧市街)




早朝に目覚めたので、こりずに屋上へと赴く。最上階の部屋だから、サクッと屋上に行けて良かったよ。


相変わらず、電気はついてないっすね・・・。あそこの1か所だけがやけに目立つ感じ。それはそれで良い感じかな。


ぽつぽつと町の人も外出し始めた。早朝のサナアは、さすがに標高2200mだけあって、ちょいと肌寒く、軽く上に羽織って撮影タイム。


電気のつかないサナアは、早朝が良いかな。そいえば、このDawood Hotelも早々に電気が停止してしまった(節約?)。
シャワーは洗面所でお湯が出るのに、シャワーからは水しか出ないで、冷たい水を浴びることとなった(まぁ、仕方ないかな)。


折角のDawood Hotel宿泊。右向いて左向いて、パシャパシャと撮影しまくり。


こちらも忘れずになっ。


もちろん、こちらも!と言うことで四方を怠りなく撮影。


ちなみに、屋上はこんな感じ。夜と朝は屋上へ至る所が椅子で塞がれているけど、そんなの乗り越えるでしょ!


一通り四方も撮影したので、今度はズームしてのサナアの早朝撮影。


日が高くなってきて、街の様子も変化が出たので再びパチリ(本当、撮影しまくった)。


そろそろ朝食タイムなので部屋に戻ると、カマリア窓からの明かりが部屋を照らして、これまた良い感じ(おぉ~と)。
ちなみに、ソコトラ島で食そうと持ってきたソイジョイが膨らんでおった、これを見て2200m高地なんだなと思い出す。


朝食は1Fの庭にて。が、そこにある椅子は全て埃っぽく、はたけどはたけど、いつまでも埃が舞う始末・・・。
昨夜はベッドで虫(ダニ?)に刺されたのもいただけない。横になって暫くすると痒みを感じて、身体のあちこちに赤い虫刺されがっ。
すぐさまベッドを出て、隣のベッドと自分自身に沢山虫除けスプレーして、びくびくベッド移動して就寝(その後は、とりあえず大丈夫だった)。
そういえば、チェックインしてトイレに行ったときは、何か臭うものあって便器を覗くと前の客(?)のう○こが残っているし・・・。


それはさておき、朝食は定番ものに、イチゴのジャムとオムレツがついてきた。
そして、卓上の胡椒は空っぽにして、他のテーブルもいくつか見たけど、どれも空っぽ・・・。
まぁ、良いんだけど、ちと気合抜けてるんじゃないの~と言う感じのDawood Hotelであった。

機内にて???状態で撮影
食事をパパパと終えて、最後のパッキングをしてチェックアウト。で、チェックアウトの際にお土産を渡された。
『なんすか、このコンクリート破片は?』てな感じで、無下に断るのもあれなんで、もらっておくことにした(ホテルの材料か?くらいに思ってた)。
最後は、恰幅良いオーナー出て来て、どうだったかい?と。最近物忘れ酷く、ベッドの虫や埃だらけの椅子も忘れて『良かったよ』と。
改善してもらうためにも伝えるべきだったけど、忘れてもうた。とりあえず、Burj AlSalam Hotelのオーナーよりも愛嬌あるオーナーである。

そして、この謎のコンクリート破片は、帰国後にムハンマド君に聞いたところ『多分、乳香だよ』と。これが乳香っすか!?
乳香って、もっと琥珀まではいかないにしても黄色っぽいものと思っていたよ。袋を開けて、クンクンすると確かに香るものがある。
火で焚いて香り立たせても良し。で、リサーチするとガムの様に噛んでも良いらしい。でも、相当な試練が待っているとのレポがあった・・・。
なんか、こちらのレポでも、やっぱりやや黄色っぽいけど、俺、見た目からして、このコンクリート破片を口に入れるの無理っす!



コンクリート破片をくれた兄ちゃんが『タクシー呼ぼうか?』と親切にしてくれたけれど、
最後の旧市街を散策してから帰りたかったので、タハリール広場までテクテクすることにした。


あー、これで見納めだなぁとパチリパチリ。


この辺の景色も良い感じですねーとパチリ。


旧市街を縦断する、かつては川であった道路も越えて。


途中、行き止まりの道を引き返したりしてテクテク。そんな路上で遊ぶ子供たち。
なんだかソコトラ島とは違った卓ゲームを興じておった。余った日本のお菓子をあげたら、狂喜乱舞、喜んでくれた。


そして、旧市街を横断しているメインストリートに出ると、露店がわんさか朝の賑わいを見せていた。
新鮮な野菜や果物なんかも並んでいるぞ。このクタクタした車とトマトの組み合わせが良い味醸し出してる!


気持ち良い青空マーケットだ。


この辺の建物も見納めだしパチリ。


露店の方も、忘れずにね(パチリ)。


あっと、見つけたジューススタンド。さっきの朝食でガッツリ食べたから、お腹いっぱいなんだけれども・・・。
ジュースを1杯くださいなと、100YER(≒¥50)にてグビグビと満足な味わいでした。


タハリール広場前にてタクシー捉まえてみると、これが再び全く英語が通じないドライバー。
再び、必殺の親指と小指を広げた手を上昇軌道描いて、『シューーッ』と口ずさむ(親指、小指の開きと、擬音がポイントと思われる)。
one, two, threeも通じないので、 財布から2000YER出して、ぴらぴらぴら~と値段交渉。もう1枚くれ的な態度をとっていたけど、
んじゃ、別のタクシーでいいやと、踵を返そうとすると、『やれやれ、乗ってくれ』と交渉成立。こちらも『やれやれ、空港に行けそうだ』だよ。


さくっと空港に到着して、タクシーの兄ちゃんには(相場を知るのが目的だったので)チップをはずんで支払い。
さてと、空港でいそいそとwifiキャッチしようとすると、全然つながらなかった・・・(早朝と違って人が居るから、繋がらなかったのかな?)。


定刻通り、エミレーツでドバイへと。携帯の充電をしようとUSBを持参していたのに、サナア線のエコノミーにはUSB口が無かった(残念)。


ドバイに到着して(綺麗!大きい!)、入国審査に30分程も待たされる(これ、改善してくれないかな)。


で、サブ目的の1つ。エティハドとエミレーツのシャトルバス比べ。復路はエティハドのシャトルバスを利用だ(予約してないので、ちょっとドキドキ)。
ドバイマリーナ駅までやってきて、シャトルバスターミナルのマリーナモールを目指す。メトロがある分、ドバイの方が移動が楽だ。


ドバイマリーナ駅を降りると、ぐにゃりしたビルが向こうに。建設途中かなと思ったけど、ちょうど完成を迎えたタイミングだったらしい。
→CAYAN TOWERと言って、90度もねじれているという(凄いな…)。


ドバイモールに到着すると、入り口わきにきちんとバスターミナルの案内が(分かり易い!助かる!)。こいつでアブダビへと。


出発まで時間があったので、社会人のマナーとして会社へのお土産をドバイモールにて購入(荷物が増えるので本当面倒)。
ついでに、見つけたエティハドのカウンターにてシャトルバス利用の旨伝えると、特にエントリー手続きも無く、『飛行機の搭乗券見せて乗ってよ』と。
あらら、ずいぶん適当だけど、大丈夫か?一抹の不安を抱えながら、遅い昼食取ったりお土産を購入して時間を潰す。


ちょいと早めにバスターミナルへ向かってみると、いたいたシャトルバス。さっそく乗り込んでみた。


車内はこんな感じで、エミレーツのシャトルバスよりもゆったり広々。途中、エティハドのラベルが巻かれたミネラルウォーターも手渡される。


驚いたのが、ドバイ・アブダビ間の中央分離帯にある植樹された木々。ず~っと水路のパイプが通されていて給水がされていた。
なんて贅沢な道なんだ。大昔で言うのなら、ピラミッドからルクソールまで、小さなスフィンクスが延々並んでいたような、そんな感じ?


今回役立ったのがスマホのGPS機能。もちっとオフラインでの機能向上が望まれるところだけど、
それでも大分助かる代物であった。今後は、地図機能に翻訳機能なんかも進化してくるだろうから、海外旅行がどんどん楽になるはずっ。


アブダビ空港に到着!明るっ!イエメンに電気分けてあげてくれよ~。
そしてエミレーツとエティハドの(勝手に)シャトルバス対決は、乗り場所の明確性や車内の広さ的にエティハドに軍配が挙がるかな。


なんやかんやでドタバタ搭乗することに。


そうそう、最後に残った目的、エティハドのビジネス!パールビジネスとは、いかほどに?と乗り込んで席に座ると、すぐさまウエルカムドリンクが!
たまたまだったのかもしれないけれど、その間髪入れずにドリンクをサーブする様が、昔訪れたリストランテヒロを思い出した。あそこのお店、
ウエイターが、客の様子をじっくりと見ているんだろうけれど、そんなことを感じさせない存在感ながら、必要な時には絶妙のタイミングでやって来る。

ゆったりシートは、マッサージ付きで(使うの忘れてた)、フルフラットのシートは快適にして、収納もあちらこちらに盛り沢山。評判の毛布も〇だった。
このフライトのチーフパーサーができる人で、自然と会話をし始めるその巧みな話術。最初も、自分の小汚いリュックを収納棚に入れてくれる時、
『あら、素敵なリュックね』と、思わず椅子から落ちそうになってしまったリップサービス(嫌味なく)。そして、リュックを絡めてトレッキングの話題へと移る。
その後も、食事の後や、目覚めの後にさささーと自然にやって来て、御用聞きするという具合。うーん、当たりのメンバーを引いたぞと。


ちなみに、食事は洋食、和食と全てがいつでも望むときにサーブしてくれるのだ。残念ながら、夜便の為、あまりガッツクことできずに軽食で済ましてしまった。
写真以外に、ちょいと気になったジャスミンの筍ご飯(普通だった)を頼んで、和洋混合のアラカルト攻め。男性CAが、『ははーっ』てな感じで食事を供してくれた。
食材は全てオーガニック農場とやらで収穫されたものだとか。こーゆー世界のために、そーゆーものが生産されて消費されている訳なのね。


デザートは全てを食べきれずに残してしまったが、フルフラットで快適な眠りから目覚めると、飛行機は北京を過ぎていた(早っ!)。


目覚めると、すぐさま男性CAがやってきて、『朝食はどうしますか?』と(君やって来るの早いねー)。
うーん、胃袋もなんだか疲れているし、軽めの食事にしよっかなっと(本当は、色々と食べたいところなんだけど)。
目覚めに、程よく冷えたイチゴのスムージーが絶品で、幸せな目覚めの一杯であった。
噂のパールビジネスは、まさしく『快適なフライト』で、もう少し飛行機に乗っていたいなーと初めて感じてしまったよ。


そんな快適な時間はすぐさま終わりを迎えて成田へと。ビジネスで帰って来たんだから、やっぱり快適にスカイライナーだよねと。
快適満喫の翌日からは再び24:00過ぎ退社の日々が始まるのであった・・・(パールビジネスのおかげで、疲れも無く働くことできたけど)。
『毎日、退社時間で午前様だよ』と言うと、知人が『電気の無い国から、24時間働く国へと1日でえらい違いの場所に移動したよね』と(確かにっ)。
そういえば、イエメンでイエメントンなるリプトンフェイクの紅茶を買い忘れたしまったなー(旧市街ではイエメントンを見かけなかったな)。

最後に真面目な言葉を残すのなら・・・。とても魅力的なイエメン。しかしながら、治安面で、各国の外務省が訪問自粛を出す状態。
早く、イエメンの情勢が落ち着いて、誰もが気軽にイエメンの魅力に触れることができる日が来ますように(本当、お勧めの場所なので)。
そんな状態だけれども、今回旅行した感じでは、サナアとソコトラ島で危険を感じることは全くなかった。イエメン訪問しても良いんじゃね、と。
でも、アメリカとかで誘拐されれば同情されるけど、イエメンで誘拐されたら非難されちゃうよね・・・。