９月８日：奄美大島到着

やって来ました。奄美大島へ。台風の影響が心配であったが、現地到着してみるとカラッと晴れていて台風もどこへやら。今朝の沖縄便が欠航になっていたけど、どういうことだろ？沖縄と奄美大島は以外にも離れているのだろうか。

とりあえず、本日はぶらりその辺をドライブして、名瀬市にある大浜海浜公園へ。ここがなかなか良いビーチだそうで、一緒にやってきた山ちゃんが下調べをしていてくれた。市街地から山を越えてようやくたどり着くこの大浜。

『ホントにこの道で良いのか』と思ってしまうほどであった。ひたすら坂道を上っていくのだから・・・。しばらく山道を登っていくと、パッと目の前に海が見えてくる。山岳地が多く平野部の少ない奄美大島では、ひたすら山道を走っているといきなり海が見えるということが多々ある。住宅地なんかも、山と海の間の狭い平野部にちょこんとあるといった場所が多いのだ。

で、浮き輪とシュノーケリングをレンタルして海に潜ってみると、辺り一面の枝珊瑚。が、残念ながらそのほとんどが白化している。５，６年前の大浜は今とは比較にならないほど綺麗な海であったらしい。生きた珊瑚礁とはどんなものだろう、これは明後日の無人島シュノーケルが楽しみだ。

珊瑚の白化とは

珊瑚は水温が３０℃を越えると白化（真っ白に変色すること）してしまい、やがては死んでしまう。これは珊瑚の中に含まれる藻類が抜けてしまうことによる現象だそうです。意外なことに台風がこの珊瑚の白化を防いでくれている。台風によって海水がかき混ぜられて水温が下がるのだ。だから、台風が来ないと水温が上がったままの状態が続き、珊瑚に致命的打撃を与えてしまうのだそうだ。

↓gooの新語辞典
【白化現象】サンゴに共生し栄養と酸素を供給している褐虫藻が，海水温の上昇・海水の汚染などのストレスによって抜け出しサンゴが白くなる現象。長時間に及ぶと死滅する。

南の島の海をしばらく堪能した後は、近くにある大浜海浜公園内の奄美海洋展示館へ。ここにある大水槽のウミガメがかわいらしかった。どうやら大浜で生まれたウミガメを数匹ここで飼育しているらしい。

指を差し出すとウミガメが寄ってきた。階段の上に登って水槽の上に出ると足下までウミガメが寄ってきた。お腹が空いているのかな？

２階へ上がると９面マルチビジョンのスクリーンがあって上映会も行われている。奄美大島の珊瑚礁が紹介されていてなかなか興味深い内容だ。海で泳ぎ疲れた私は猛烈に眠くなるのであったが・・・。

９月９日：マングローブカヤック

で、ようやく今回の旅行のメインテーマであったマングローブでカヤック。２年ほど前に那珂川にあるパドラーズというところでリバーカヤックをやったのであるが、これがまた非常に面白かった。そのカヤックとマングローブが何故かつながって、『マングローブでカヤックがやりたい！』てな具合になったのである。

そんなわけで本日２度目のカヤックである。今日参加した人たちもみんな体験者であったのか、スイスイとカヤックを漕いでおりました、約１名を除いて・・・。そう山ちゃんである。彼は本日カヤック初体験なのであった。ツアーが始まって出発となったものの、彼一人右へ左へフラフラとなかなかうまく進めなかったのである。

非情なことに練習する時間も与えられずにツアー開始となってしまった。しかし、最初の間どん尻で苦労していた山ちゃんもいつしかみんなに付いてこられるようになっていた。結構センスあるんじゃないのかな？

これこれこれ！これがやりたかったんだよね。

苦節１年、ようやく希望が叶ったひとときである。思えば去年企画を立てようとしたところ、既に飛行機のチケットが満席となってしまっていた。そんなわけで、今年は早くから企画を立てていたのでチケットも楽々ゲットすることができた。

残念ながらこの楽しいひとときも、引き潮のため１時間３０分程で終了である。あぁ、もっとカヤックを楽しみたいところであるが・・・。しかし、カヤックの楽しさを再認識した私は、再度カヤック企画を立てることを心に誓うのであった。

午前中のマングローブカヤックを終えて、やって来たのは金作原原生林（きんさくばるげんせいりん）。ここは、奄美の中でも天然林が半分も残っている場所であるらしい。イタジイ・イジュ等は樹齢１００年を越すであろうと言われている。トレッキング好きの人にはお勧めである。

そういえばこの場所。奄美大島到着の初日にレンタカーで訪れようかと思ったのであるが、訪れなくて正解であった。ここに至るまでの道のりが非常に狭い！おまけに途中からは、道が舗装されていなく砂利道となるのだ。２人だけで訪れていたら、『この道であっているのか』なんて不安になること間違いない。

ちなみに僕らがツアーを申し込んだアイランドサービスでは、この金作原原生林をマウンテンバイクで走るというコースも用意されている。また、マングローブカヤックだけをやりたいという人には、カヤックだけの申し込みも受け付けているのでお好みに合わせてチョイスすると良いでしょう。