『岐阜って何があるんだ?』 『変な公園がある』 『変な公園 !? もしかして養老天命とかいうやつか?』 『そう、それそれ!』 そんなわけで訪れたのが養老天命反転地。 |
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養老天命反転地とは、HPによると以下のようなことが書かれていました。
現代社会が「物質本位の時代」から「心の時代」へと変化する中で、公園も心のやすらぎや潤いが得られる地として整備していくことが求められていることから、こういった時代の流れを踏まえ、21世紀型生活文化にふさわしい新しい魅力を備えた庭園として、県が整備したものです。 養老天命反転地は、メインパビリオン「極限で似るものの家」とすり鉢状の巨大な窪地の「楕円形のフィールド」で構成されている。養老天命反転地は、「意外性の遭遇」をコンセプトとした「体験型の庭園」で、庭園の中を散策し、意外性に満ちた様々な体験をすることによって、庭園を回遊する方が自己の中にある「心」を見つめ直す機会を得られる空間として整備されました。 整備に当たっては、ニューヨーク在住の世界的な現代芸術家である荒川修作氏と詩人マドリン・ギンズ氏から総合的なコンセプトの提案を受けており、平成9年4月22日には、この養老天命反転地を紹介・解説する機能を備えた「養老天命反転地記念館-養老天命反転地オフィス」もオープンしました。館内には、荒川修作氏のドローイング等の作品を展示しているほか、養老天命反転地の制作過程を収録したハイビジョン番組も常時放映しています。
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上の写真では、なかなかイメージが伝わらないかもしれないが、テーマ性を持たせた公園とでも言いましょうか。しかも、この公園なかなかデンジャラスな所であるらしく、開園以来けが人が続出したそうな。とりあえず希望者には入園前にヘルメットと運動靴を貸し出している。
で、理解に苦しむ「養老天命反転地記念館-養老天命反転地オフィス」、「昆虫山脈」、「極限で似るものの家」を通り抜けると窪地の片鱗が見えてくる。今日はメチャメチャ良い天気、青空をバックにした養老天命反転地に心ワクワクである。 |
んで、窪地にやってくるとそこには拡声器を持った監視員がいて、入場者が危険なことをしていないかチェックしている。それで、危ないことをやっている人を見つけると、『壁に登っては駄目ですよー』なんて言って注意するのだ。
たしかに壁なんかによじ登ったりすると、危険この上ないであろう。でも、子供にとっては天国のようなこの場所。あちこちと行きたくなるのもうなずけるというもの。しかし、この監視員は初めからいたのであろうか、それともけが人続出で後から配置されたのかな? |
とりあえず、あちこちと歩いてみる。入園時に配布されるガイドブックには、「白昼の混乱地帯」では、何も考えないで歩き回ろうとある。うーん、そうすると何を感じるのであろうか・・・。 |
日本列島の形をしているツルツル滑る素材。雨が降ったら非常に危険であろう。 | フィールドの外周を囲う通路。ひたすら歩いていっても最後は行き止まりです。意図は何? |
ここは非常に驚いた。中にはいると中は真っ暗。目が慣れていないとかの問題ではなく、本当の暗闇である。中から『恐いよ~』なんて叫ぶ子供の悲鳴が聞こえたが、それも十分うなずけるほどの暗闇である。
おっかなびっくり、中に入ってみたが、中はそんなに複雑な作りではなかった。当然であろう、こんな暗闇で迷子になったら精神的に大変よろしくない。ちなみに奥まで行くと、最終ポイントには光が射し込み、キーワードの紙が貼られていた。 この養老天命反転地、テーマパーク内にキーワードが隠されていたり、写真コンテストが開かれたりとなかなか企画好きなところがある。しかし、キーワードを全て集めると、いったいどんな言葉になるんであろうか?結局分からずじまいであった。 |
ついに養老天命反転地を征服してしまった。これができた当初何かの雑誌で紹介されていて、けが人続出という言葉が、印象に残っていた。確かに反転地という名の通り、起伏に富んだこのテーマパークはちょっと無茶をしたり、油断をすると怪我をしてしまうことだろう。
ここのテーマである「意外性の遭遇」にはなかなか巡り会うことができなかった。まぁ、じっくりと見て回ったわけではないので仕方がないのであるが、結構見落としているものがたくさんある(に違いない)。子供に解説する親の話をたまたま横で聞いて、『あぁ、なるほどね』というものもあった。 このおじさんは、何故そんなことまで知っているのだろうかと感心してしまった。「養老天命反転地記念館-養老天命反転地オフィス」で流れているビデオを見れば良かったのであろうか? ちなみに、この養老天命反転地についてインターネットでいろいろと調べてみたが、設計者である荒川修作氏の意図をくみ取っている人を見つけることができなかった。やはり芸術って理解するのは難しいですね。余談ですが、私先日のトリエンナーレを訪れてみましたが、さっぱりでした。 |