ウランバートル
ウランバートルの夕日 で、やって来たモンゴルの首都ウランバートル。現地のサマータイムで20:30頃。驚きだが、モンゴルでは21:00近くまで日が暮れないので、明るさ長持ちなのである。日本より西に位置するのに、サマータイムによりここウランバートルと日本では時差がないのだ。だから当然といえば当然のことである。

ちなみに、モンゴルの子供たちは夜中の1:00まで外で遊ぶらしい。外は真っ暗になっているはずだが、よく周りが見えるものだなぁ、とちょっと感心。

さて、本日の寝床と決めたマンドハイホテルを探してうろつくのであるが、どこにあるのか見つからない!デパート前でタクシーを降りたので、200m以内にあるはずなのだが・・・。同じ道を行ったり来たり、ようやく見つけたマンドハイホテル。
 
マンドハイホテルのシャワー マンドハイホテルは、どう見ても公団住宅街(のような)の中に位置している。住宅敷地内をズカズカ歩いていくと、マンドハイホテルがあるのだ。そりゃ、こんな所にあると思わないから、入らないよなモンゴル初訪問の旅行者は。

1泊$8(ほとんどの場合US$で支払うことが可能)のマンドハイホテル。部屋は清潔でベッドもなかなかであるが、トイレとシャワーが汚い。まぁ、汚いくらいなら許せるが、出てくる水が猛烈冷たい後で分かったことだが、ボイラーが故障中とのことでお湯は全く出ない。

こんな仕打ちを受けたホテルは初めてだよ・・・。お湯が出ないと言っても普通の水はそれなりに温いだろ!山小屋じゃないんだから。とりあえず記念に写真をパチリ。この後シャワーを試みるが、水はあさっての方向に飛んでいってまともに浴びられないし、水は氷水のごとく冷たいので、本日のシャワーは無し!と決定。

後日、このホテルに再び泊まることになろうとは、このときは知る由もなっかたのである・・・。もちろんボイラーの修理は終わってない。ちなみに、汚いトイレも思わず撮影してしまったが、ここでは割愛しておきましょう。マンドハイホテルの利用者減るかな・・・。部屋は清潔なので、睡眠に関しては全く問題ありません、念のため。
 

 
南ゴビ
荷物の受け取り早朝の5:30にたたき起こされて始まった南ゴビツアー。まだ日の昇らぬウランバートル市内を抜けて空港へ、そうこうして降り立った南ゴビの空港は、アスファルトで舗装もされていないところであった・・・。

向こうに見えるのが乗ってきた飛行機で、左に見えるトラックでは荷物の受け渡しが行われている。荷台に載ったおじさんによって、荷物が手渡されるという仕組み。ちなみに、この飛行機の搭乗チケットというのがものすごい。単なる紙っぺらに記入された乗客No(!?)、これって絶対に間違えて捨ててしまいそうになるよ!こんなんで良いんですかぁ!?
 
 南ゴビへの飛行機チケット・・・ ←国内線チケットって全てこうなの?
 
 
 
ゴビとは
東は中国の内蒙古自治区から西はアルタイ山脈まで、東西2,500Km、南北1,500Kmにわたるゴビ。ゴビはモンゴル国土の30%を占めている。「ゴビ」とはモンゴル語で、短い草が生えている土地という意味がある。ゴビというと砂漠をイメージしがちであるが、実際ゴビには山、森林、泉、砂地、大草原といった生態圏が広がり、珍しい動植物も多いそうだ。また、恐竜の化石も数多く発掘されている。
 
一路ゲルへ!今夜の宿泊ゲル 空港から一路、本日宿泊地となっているゲルキャンプ場へ。見渡す限りの大平原、わだちがあるから良いようなもの、どこを走れば良いのか分からなくなるよ・・・。

車でグォングォン走ることしばし、ようやくキャンプ場に到着。暑い!暑いよ!辺りを見渡しても日を遮るものがない!早いところゲルに入ってしまおう。
 
大平原!昼間のゴビは猛烈暑いらしく、昼食後に遊牧民のゲルを訪れて、その後ゴビ訪問することになった。昼食までしばらく大平原を闊歩して楽しむのであった。

ちなみに、ゲルの中は快適で涼しい。ゴビでは風が絶えず吹いていて湿気もないので、ゲルの壁面の下をめくって上げると、心地よい風がゲル内を通り抜けるのである。おまけに、手や顔を洗ってもすぐに乾いてしまうので、拭く必要がない。手を洗った後、5m程歩いていると、いつの間にか乾いているといった具合。

昼食は人参、ポテト、お肉にパイナップルといろいろ美味しいものであった。思ったより食材が豊かであったが、野菜のほとんどが輸入品でまかなわれているらしい。う~ん、国際貿易とモンゴル国内の物流に感心である。世界の何処にいても、欲しいものが手に入る世の中なんだね。
 
馬?の死骸車の休憩! さて、昼食後に遊牧民訪問である。これまた大平原をひたすらどこかへ向かって走っていく。酷暑の中、車もご苦労なことである。

何てことを思っていたら温度計が80度を超えて調子が悪くなってしまった。しばらく車の休憩となりました。
 
らくだに挑戦!その辺を歩いていると、あったあったありました。動物の死骸です。そんなに見られないものかと思いきや、結構あちこちで白骨化した死骸がありました。

そんなこんなでようやく訪れた遊牧民のゲル。大きな犬がゲルによるわずかな影でうずくまっていました。どこのゲルでも犬は飼っているようであった。ゲルではコーンスープを薄めたような味がするミルクと小麦粉を練って揚げたつまみのようなものをいただいた。

結構美味しかったけど、たくさんの朝食と暑さでほとんど食べることができなかった。その後は軽くラクダに乗せてもらうことに。エジプト、鳥取砂丘とラクダ乗りは避けてきたが、ついに乗ることになった。別に乗りたいという気持ちが沸いてこないんだよね・・・。

さて、感想はというと唯一の取っ手であるコブはフニャフニャしていて乗り心地もあまり良くない。降りるときはラクダが前足を折るため、ガクッと来るので要注意!ちなみに、ラクダの顔を間近で見たときはちょっと怖かった・・・。


地平線と影



ゴビの砂丘へと