二子山中央稜マルチピッチ


本日向かうところは二子山は中央稜へと。こちらは、難易度5.8とマルチピッチ入門ルートだ。


 
299号よりやってきて二子山へと。途中、瓦礫が崩れていたりして石ころが散乱。


 
そしてやってきた岩場アプローチポイント。結構車で埋まっている入り口の駐車場。


 
準備を終えて、二子山中央稜へと。


 
なだらかな斜面を登ってワシワシ進む。これくらいならアプローチも楽だなと思っていたけど。


 
こちらは祠エリア。1組だけトライする人あり。


 
分岐点を通り過ぎて、ローソク岩の方より中央稜へと。登山道から脇に入ったところから斜面がきつくなり、やや汗ばむ。アプローチは楽ではないが、それ程辛くもなくといったところ。


 
ロウソク岩よりトラバースして、ようやく中央稜へと。色々な人のブログにもあったけど、この赤いドラム缶がスタート地点の目印とのこと。


 
10:20到着時既に3人1組と、2人1組の2組の待ちだ。後からやって来た3人1組にも先へ行ってもらい、結局最初の取り付き11時30分・・・。中央稜のクラックはボルトが打ち込まれてナチプロ不要となっているが、とりあえずということで(筋トレ?)ナチプロを背負い込むMさん。そんなMさん、アプローチ用とクライムダウン用で重さの違うシューズを用意したとのこと。クライムダウン用はザックに入れて登るので少しでも軽量化したほうが良いのだが、それだけのナチプロを携帯して、いまさらシューズの重さも関係ないように思えるのだが・・・。ちなみに、私個人的にはそのシューズの重さはほとんど変らないように思えた。


  
それはさておき、全5ピッチのうちの最初の1ピッチ目をサクッと終えた。アルパイン用ということで、初めてダブルロープを使用。ロープワークが下手なのに、クライミング時は良いとしてビレーが大丈夫かしらん。さて、2ピッチ目は1組目の人たちが未だ取り付いていて、2組待ちの状態・・・。


 
そんな状況に、2ピッチ目は隣のスーパータジヤン(5.10c)へと取り付くことにした。5.10cながら、テンション混じりでクリアできるでしょうと、自分が先頭切ってMSOSに挑戦。が、あっけなくテンションで無理せず登ったつもりだけど、左腕が疲労困憊。スーパータジヤンの2ピッチ目終了は足場もなく、こんな状態で宙吊りビレーだ。靴を履きっぱなしで足指が痛くなった・・・。



隣を見れば、ローソク岩が。



なんだかんだ、3ピッチ目を終えて、4ピッチ目のルート。


  
ここは広々、ゆっくりできるエリアだ。



見晴らしはこんな感じ。


 
ローソク岩も眼下に。



4ピッチ目、5ピッチ目はサクサク、テクテクと終えて中央稜の頂上へと。途中、折角だからとカムをクラックに入れ込んだりしてみた。



登山道を通って西岳山頂へと。



岩場ルートといったところ。



そんな訳で二子山西岳の山頂へと。


 
見晴らしはボチボチ。あそこに見えるのは採掘場かな。



大分下になったローソク岩。



山頂の景色はこんな感じ。



サクサクッと中央稜に戻る。あれが、さっきいた西岳頂上。



荷物残置があるのと、最終組で下に人が居ないので懸垂下降で降りることに。



ボルトはこんな感じでしっかり。


 
懸垂下降2ピッチ目。残置スリングにて下降だ。余計な心配が脳裏に浮かんで、へっぴり腰気味な懸垂下降であった。



頂上とあまり代わり映えないけど、もう一度パノラマ撮影。


 
ロープ回収が無事にできるかドッキドキで、重いロープをたぐり寄せる。


  
適当な木を支点に、順調に下っていく。


 
ちなみに、二子山中央稜の岩質はこんな感じで、ホールド良いけど擦り傷つけやすい。懸垂下降時にバランス崩して左足を引っかいてしまったよ。痛くはないけど、血がたらリ。


 
無事に懸垂下降を終えて(4ピッチ)、サササと撤収。(17:10) 最初に中央稜への道を見逃してしまったけど、赤いリボンと奥の岩壁がエントリー目印。赤いリボンで右にまいて行けば中央稜だ。


  
帰りに再び祠エリアを通って、改めてゼブラ模様の岩が美しい。
このゴツゴツ感が鍾乳洞のようだね。


 
とりあえずと、ちょいと迂回して東岳エリアを見学。広々開放的な場所にどっ被りの岩がデデーンと続く。



いつの日か取り付いてみたい岩だな(要精進)。


 
こんなアプローチで取り付く課題もあったリして・・・。あそこのトラバースポイント、足場が良く見えないんですけど・・・。


 
こっちのトラバースは、足場があるとはいえ、そこに登るまでが大変そう・・・。



東岳、奥のほうから見返すとこんな感じ。岩が被っているので、雨の日も雪の日もクライミングができるという。


  
つわもの達が集うエリアを見て、こんな世界もあるのねと。日々精進すれば、ここまでたどり着けるのかしらん。


それはさておき、二子山中央稜(スーパータジヤンも)にてダブルロープ経験と、なんちゃってカムにてアルパイン(クライミング?)を楽しむことができた。でも、マルチの場合にはスッキスキの状態で登りたいね。今日は山手線のダイヤか?と思うほどの過密&間隔で登りました。あと、2人だけのためにロープワークがあって、思うように写真が撮れず、ちと残念。