小川山クライミング
『今週末も外岩クライミングどう?今度はガッツリということで』というお誘い。
どんだけ外岩好きやねん!というツッコミを入れたくなったけど、今週末を逃すと暫くはクライミングお預けとなる我が予定。
平日小川山クライミングということで、高速道路も空いているだろうし、山梨の国道28号沿いパン屋ストリートも気になるところ、ということで、いざ小川山へ!
すきすきの小川山にて、行くところは・・・。
先週も訪れた南稜下部のマルチピッチ(7P)だ。今回も、パノラマルートにて岩場までアプローチ。
テクテク。
なんだか、怪しい雲が居るぞ・・・。
パノラマルートは道が良いんだけれど、遠回りなんだよね。
向こうの怪しい雲をよそに、こちらは日差しが燦々、かなりの汗が噴き出してくる。
見晴台が青空をバックにたたずむ。
目指す岩場はまだ先だ。
いわばルートを越えて、少しテクテク行くと。
あった、あったと黄色いペイントの道しるべ。
ここからは、もう少しだ。
そして、やってきた南稜下部。
1ピッチ目を終えて、ルートを振り返る。
雲行きが怪しいな・・・。
写真を撮り忘れた2ピッチ目を終えて、こちらはボルト無しの3ピッチ目を終えたところ。
4ピッチ目に行こうとしたら、ポツポツと・・・。
ちょうど良い屋根となる岩場が近くにあったので雨宿り。
持参した100岩を眺めてみる。こちらが7ピッチの南稜下部だ。
雷も鳴り始めていよいよ雨脚も強くなってきた。岩も濡れてしまったし、これは駄目だな。
観念して雨宿りの岩場を抜け出して、雨の中下山することに。
下山してキャンプ場に到着すると青空が・・・。
いろいろと荷物が濡れてしまった。
ロープも水を含んで重量増加。
雨が上がったので、気分一新BBQに力を入れよう!
先週の豪勢なBBQには敵わないけど、野菜多目でボリューム適度なヘルシーBBQ。
今回は1本¥100の葱焼きが美味しかったなぁ。
↓
翌日も太陽が元気に顔を出す。
昨夜は、ほぼ満月状態のため明るすぎて満天の星空は鑑賞することできず、ちょと残念。
土曜の朝もこんな感じですきすきだ。
再びやって来たるは南稜下部だ。こうなったら、登ってしまわないと!
サクサクッと1ピッチ目を終えて。
サクサクッとは、いかない2ピッチ目。直上すると5.10aのルートなんだけど、右足の立ちこみが出来ずに左より巻いて5.7ルートを選択(ガックシ)。
ボルト無しの3ピッチ目(5.7)を越えて。
3ピッチ目はこんなところも通って。
見上げる先のルート(?)。
4ピッチ目を終えて、トラバース&下降するんだけど、どこまでが4ピッチ目なんだか。
とうとう頂上までやってきてしまって、ちょいと危険なトラバース&下降をするハメに。
下降もボチボチの傾斜。細いロープが下の木に結んであったけど・・・。
ロープが細いのと、少し下過ぎにあるということで懸垂下降だ。
ゆったりテラスに下りてきた。
5ピッチ目の5.9と思っていたんだけれど、どうも6ピッチ目の5.10aだったらしい。
なんだか、4ピッチ目後の歩行ルートを登りすぎたらしい。
なぜなら、この次のルートが5.10aにしては難しすぎて・・・。
これが7ピッチ目の5.11a。出だし核心にして、取り付き後に、すぐさま右トラバースをするのだけれど、その岩のホールド甘さと1クリップ目という微妙な高度。
取り付いた瞬間に、難易度の高さと恐怖感のためなのか、疲労感ドバドバッとあふれ出してしまった。結局ボルトクリップを足場になんとか2クリップ目に進んだ。
2クリップ目以降は、なんなく進めるルートであった。
こちらが7ピッチ目の5.11aを上りきったところ。あとはセレクションのチムニー箇所に合流するので、ここで南稜下部を終えることに。
2ピッチ分を懸垂下降して。
PTA(5.11b)をトップロープにて取り付いてみることにした。
ここのスラブが、これ又大変で・・・。1本目に完全敗退、2本目で多数のテンション交えて何とか登ることができた。
これをリードで登るのは無理だな・・・。久しぶりにスラブの洗礼を受けてしまったよ(足指痛いのと、指皮擦りむいてヒリヒリ痛い)。
南稜下部の最終7ピッチにして心を折られ、PTAにてくたくたになった体に鞭打って、コグレ大サーカス(5.10b)をリード挑戦。
3クリップ目後のガバを取りに行くために、これまたスラブの立ちこみを要するスラブ核心・・・。ヌンチャクを掴んで何とか先に進んだけど、
まさに精も魂も使い果たし寸前といったところ(岩場からテントまでの帰り道が辛いほど)。
ガッツリとクライミングをやるという目的だったのだが、お疲れモードの為早めに撤収。
パパパとテントを回収して、やってきたるは南相木にある滝見の湯。こちらが入湯料¥350という良心価格にて、なかなかの風呂設備。
併設の食事コーナーにて相木蕎麦(大盛り)を頼んで、ガッツリと蕎麦を堪能。
久しぶりに味わったスラブ洗礼。やっぱりジムクライミングじゃ鍛えられないよね。
スラブだけじゃなく、いろいろな面でまだまだだなぁと精進が必要と思い知らされるのであった。