日帰りトレッキングのススメ:仙丈ケ岳

 

本当は1泊2日で鳳凰山に行く予定が・・・、朝の4:30に目覚めると外は強い風雨にして、布団から出るのが億劫な寒さ。
眠い目をこすりながらポチポチとメールして『この風雨で調布に行く気がしない』と、企画キャンセルすることに。
すると、『なんだか悔しいので、日帰り甲斐駒ケ岳はどう?』とメールが来ていた。

『甲斐駒ケ岳は先月に行ってきたよ』
『え!?まじ!?知らなかったよ~!!せっかく調べたのに!!』
『じゃあ、仙丈ケ岳でどうだ!!』
そんなやり取りがあって、夜発の日帰り仙丈ケ岳(3033m)トレッキングに行くこととなった。

元々は『八ヶ岳に行かない?』と誘われていたのに、いつの間にか鳳凰山にすり替わっていて、
(知り合いに指摘されて)宿泊小屋から八ヶ岳でないと気付いた鳳凰山、それに気付かなかった自分が情けなかったが、勝手に行き先変更しているとは!!
それが最終的には仙丈ケ岳になってしまったよ。どれも行ったことないから良いけど。


日中に久々クライミングで既にグッタリお疲れモードな身体を引きずって、指定された調布駅に到着。


深夜の中央道を軽快に飛ばして仙丈ケ岳は登山口となる仙流荘を目指す。
仙丈ケ岳はマイカー規制があって、仙流荘からバスにて50分ほど行ったところにある北沢峠(2030m)より登山する形となる。


どこに車を停めたら良いんだろうと、ウロウロしていたら、もう少し行ったところに駐車場があったあったと。
結構埋まっている駐車場に車を滑り込ませて、既に朝食準備とかしている人を横目に軽く仮眠。

 
目覚めると、既にバスを待っている人達か!?と思ったら、案山子であった・・・。(5:48)


バス停に行くと、既に多くの人たちが。始発は6:00なのだけれど、昨今の登山ブームで人が多いらしく増便が前倒しでされていた。
5:30くらいから動いていたんじゃないのかな。自分達も、それ程待つこともなくバスに乗り込むことができた。(5:57)


途中、周囲の解説ありのバスにて北沢峠は長衛荘(ちょうえいそう)に到着だ。(7:08)


こんな感じのバスが続々やってくる。


軽く準備運動をして、本日の目的地を確認。
北沢峠(2030m)から山頂の仙丈ケ岳(3033m)まで4時間30分の行程とある。
一緒のツレが往復7時間ちょいと言っていたけど、どれくらいかかるかなぁ?
帰りのバス便が1時のものと、4時のものがあるらしく、1時は厳しいけど、4時は遅いよねぇと。


とりあえず出発!途中の具合を見て1時便か4時便のバスを決めよう。(7:30)



1合目は撮影し忘れて、2合目に到着。ちょっと速いペースに、オーバーペースということでスローダウン。(7:44)


サクッと3合目。(8:02)


最新のスタイルにて格好良い上下をまとった山ボーイ&ガールもいました。
さすがに、ロープウエイを使用する谷川岳や、先日の大菩薩領といった2000m級で出会う人よりも健脚そうな人達。
やはり3000m級の山だと、お気楽山ボーイ&ガールも敬遠するのかな。


気持ち長めだった、3合目から4合目の間。ちょいと休憩をしてお腹にモノを入れる。(8:12)


大滝頭に到着。(8:34)


大滝頭より、ちょいと歩くと段々見晴らしよくなって、白い山頂姿が目立つ甲斐駒ケ岳が目の前に。(8:43)


おぉ~!これから登る山道が気持ち良さそう。


振り返るとこんなパノラマ景色が!!この右手には富士山もちょろと姿を見せている。


先々週末のインド土産を友人に渡すが、半分以上は自分が食った。
スコーンの形状にカレー味といった感じでなかなかに辛いっ。
既にパンパン状態のインドスナック、標高上がって袋が暴発するのではないかとハラハラドキドキ。(8:54)

 
軽く小腹も満たしたので、頂上目指してレッツゴー!

 
テクテク歩くその足元には、霜の残骸が。もう、そんな季節なんだなぁ~。(9:05)


後ろを振り返ると、素晴らしい景色が広がる。見上げてよし、振り返ってよしなポイント。(9:11)


登るごとに見晴らしが良くなっていく。(9:14)


やはり富士山と一緒にパノラマ撮影かなと、雲に隠れがちな富士山を入れてパチリ。(9:18)


こんな感じの富士山。(9:18)


後ろを振り返りつつ写真を撮っていたら、いつの間にか小仙丈ケ岳(2855m)に到着。(9:22)


小仙丈ケ岳に到着すると富士山も雲からにょきっと姿を現す。(9:24)


せっかくなので小仙丈ケ岳にて富士山から甲斐駒ケ岳をずらぁ~っとパノラマ撮影。
忘れないように文字も入れてみた。どこの山が何か分からんが、富士山だけは山ど素人の自分でも判別可能だ。


パノラマ撮影を意識した今回、ビシバシ撮りまくって小仙丈ケ岳より行く手をパノラマ。


カールの全景も撮影を試みてみる。


いい加減パノラマ撮影を終えて、小仙丈ケ岳を後にパチリと撮影。(9:44)


行く手の前方はこんな感じ。(9:47)


おぉ~とこれから登る行く手。(9:56)


ウラシマツツジが日を浴びて赤く輝く。(9:59)


ジグザグ登る。(10:01)

 
青い空が気持ち良い。(10:07)


後ろを振り返ると小仙丈ケ岳が見えなくなって、甲斐駒ケ岳だけが。(10:13)


行く手の景観も素晴らしい。


仙丈ケ岳も見えてきた、沢山の人が居るぞ。(10:18)

 
下を見ると仙丈小屋が。(10:18)


素晴らしい景観に下を見たり、振り返ったり、写真を撮ったりと忙しい。(10:18)


(再び前を向いて)こちらのカールを辿って仙丈ケ岳へと!素晴らしい景観に気分も高ぶる!(10:20)

 
山頂の人たちも、よりくっきりと見えてきた。(10:20)


後ろを振り向いても、素晴らしいんですけど!
もっと写真を撮りたかったけど、前後に人が居たりしてグッと我慢。(10:22)


やっぱりトレッキングは青空に限る。(10:23)


カールの上部を歩くの気持ち良い。(10:23)


後ろみて、前を見て、下を見てと。バランス良くキョロキョロしないとな。(10:24)


カールと仙丈小屋を交えてパノラマ。


左前方にもカールがあるからパチリ、我ながらもあきれるくらいパノラマ撮影しまくり。


あ、雷鳥だよと。雷鳥がひょっこり。(10:26)


雷鳥撮影にはズームが足りないので、仙丈ケ岳を交えてパノラマ撮影。パノラマ、どんだけ撮影してんだか。


頂上まであとわずか!(10;27)


後ろを振り返るとこんな感じ。


と思ったらあっという間に登頂!(10:30)


仙丈ケ岳(3033m)を制覇!今年初の見晴らしクリアな山頂だ。
北沢峠より3時間で山頂に到着と、コースタイムの設定(4時間30分)はかなり緩やかなものとなっている。


山頂から東南東方面を望む。左手に甲斐駒ケ岳、右手に富士山(雲に隠れているけど)。(10:33)


反対の西北西も撮っておく。


いい加減パノラマしつこいよと、これから降りるコースをパチリ。(10:48)


山頂にてお湯を沸かしてコーヒータイムをもくろんでいたのだけれど、帰りの1時バスに乗るために、軽くお腹に詰め込んですぐさま下山。(10:50)


カールと山頂。(10:54)


 
ツレがトレイルランのごとく猛烈スピードで下山し始めた。マジで走っているし・・・(左上のやや前傾姿勢の人物)。
膝を痛めたり、転んだりしないかとやや心配ながらも、自分よりも経験値が上のツレなので大丈夫に違いない。(10:55)

 
下から見上げてもカールはいいなぁ。(10:57)


まったくもって気持ち良い景観。(10:58)

 
相変わらずツレの速さについていけない。写真撮影していると、ドンドン引き離されてしまう。


そうこう自分も仙丈小屋に到着。


太陽と青空とカールと。思わずパチリ。(11:01)


いったいどんだけ撮ってんだか、俺・・・。(11:02)


ちょっと下って振り返っても、やっぱり良いぞと。


仙丈小屋から、ちょいと下ると水場あり。(11:03)

 
あとはひたすらテクテク。(11:14)


仙丈ケ岳のカールも見納めかな。(11:14)

 
ドンドン下って、鹿除け対策のネットも出現。(11:20)


あっという間に馬の背ヒュッテだ。(11:23)

 
馬の背ヒュッテにてちょいと休憩をして、すぐさま下る。1時のバスに乗らなくてはっ。(11:32)


ちょとした水路の渡渉あり。(11:34)

 
そして藪沢小屋に到着。営業していなかったけど、今調べたら営業期間は「7月18日から8月23日」とのこと。短いっ!(11:38)

  
何度となく、軽い渡渉が続く。


なだらかな道が続く。(11:45)


ツレの歩みがスローダウン。膝が痛いとのこと・・・。
やっぱり、あれだけ走れば・・・。(11:48)


そうこう、大滝頭へと。(11:48)


そして4合目。自分も膝が痛くなってきたな・・・。
昔はこんなことがなかったのに、東沢渓谷で膝を強打してから爆弾を抱えるようになってしまった。(11:55)


膝をかばいながらテクテクして3合目。(12:04)

 
そして2合目(12:14)と1合目(12:26)だ。楽々1時の便に間に合ったな。これを逃したら次が4時ってどういうことよ!?合間にもう1便欲しいところ。


さくっと北沢峠に到着。1時のバスを逃したら長衛荘にてお茶でもして時間を潰そうかと思ったけど杞憂であった。(12:33)


これまた増便で12:30頃にもバスは出発したみたいだ。(12:49)


途中の運転手のガイド説明も聞かずして、疲労と寝不足でガッツリ眠りの世界へと・・・。あっという間に仙流荘に到着。(13:38)


パパパと着替えて向かう先は・・・。


そう、頑張って1時のバスに乗ったのには理由がある。

  
行き先は前から気になっていた分杭峠だ。そう、0磁場にしてパワースポットという分杭峠を訪問なのである。


峠からの見晴らしもよし。


さっきの工場での水販売か?

  
テクテク歩いていくその先に。なんだか頭が痛くなったけど、パワースポットのせい???

  
あったぁ~!と0磁場での水がエネルギーを秘めていると、ポリタンク持参の人多数。


シート持参で座る人が居たりと、いろいろな人がパワーを貰いにやってきていた。
なんだかガツンとしたものが感じられないけど、こんなものかな???
しかし、今年は富士山に始まって、伊勢神宮に分杭峠とパワースポットなる中央構造線を訪問しまくりだ。
そろそろ何か不思議体験が生じても、ええんじゃね???

 
こちらに駐車場はなく、用意された手前の駐車場で車を停めてシャトルバスにて訪問する形式。
ちなみに、この辺いったいを出るときも頭痛が・・・、これって寝不足によるものなのかパワースポットによるものなのか???