二子山中央稜マルチピッチ



今年の5月に訪れた二子山は中央稜へとマルチピッチに行くことになり、新たに1個ずつ購入したスリング+環付カラビナ。
9月に行ったインドにてザックに取り付けていたカラビナが飛行機の荷物預けで盗まれていたのだ。
仕方がないので、環付カラビナを購入とともに、もう1本くらい欲しいなと思っていたスリングを購入。


今回は我が家そばでピックアップという、嬉しいアプローチルート。
6:00AM過ぎ、ちょうど日の出の太陽を迎えつつ車を待つ。


雲ひとつない晴れ晴れのクライミング日和。


既に沢山の車もあって、結構な人の数が予想される。
我らも6人3パーティーだから、ぼちぼちの人数だ。


とりあえずポチッとな。

 
沢山の大葉を踏みしめて、中央稜へと。

 
今回は分岐点を間違わずに、最短ルートにて中央稜へと。

 
なにやら人の気配をかんじると思ったら、ぎょうさん人が居るではないか!
とりあえず、順番待ちを試みようとするが前の人は2時間待ちだったとか!
下に固まっている人たちは、おしくら饅頭をしているわけではなく、クライミング待ちの人達。
日陰場所で順番待ちをするのは、体が冷える!


そんなに待ちきれないので、隣のスーパータジヤン(5.10d)に取り付くことに。
この時点で既に11時を過ぎていた・・・。


相変わらずの重装備・・・、ヌンチャクの他にもナチプロ等多数(結局使わなかった)。

 
初っ端で開拓をしてもらう。自分はだいぶ太陽が顔を出す4番目のクライミングであったが、
そのときでさえ寒さに指がかじかんでホールドの感覚がなかった。初っ端のときの寒さはいかほどに!?


何とか核心超えしてもらって、やれやれと。
これはリードでなく確実にトップロープだね。


隣の中央稜は玉突き状態にして、上からは『6パーティー居て場所がないので、登ってこないでください~い!』と・・・。

 
2番目、3番目と後続部隊は全員トップロープにてクライミング。
スーパータジヤンの1ピッチ目は4クリップ目が難しい!
しっかりとしたホールドもない微妙なバランス状態でのクリップはリードでは難しすぎでしょ。これで5.10dかぁ・・・。
できるだけテンションをかけずに頑張ってしまって、最初にして腕がパンパンのパンプ状態。


スーパータジヤン2ピッチ目(5.10c)と3ピッチ目(5.10a)はこんな感じ(右側のルート)。
前回は、敗退してしまった2ピッチ目、今回はどうかなぁ。
ちなみに、隣の中央稜待ちの人は1時間待機しているのだとか・・・。


2ピッチ目からの眺めはこんな感じ。


最初のパーティーはサクサクッと行ってしまった。


セカンドパーティーの自分たちも、難なくクリア。
前回は敗退してしまった2ピッチ目を、それほど苦もなくクリアすることができた。特にコースを覚えていたわけじゃないけど、なんだろな。
とりあえず、後半のボルト付近にある、やや遠目の右上ガバのホールド感が分かっていたのは大きいな。
2ピッチ目は壁の途中で終了点があるので、そのまま3ピッチ目を進むと広々したエリアに到着だ。

   
4ピッチ目に行こうとするが、ここで中央稜と合流することになって順番待ちが発生。
下ほど混雑はしていないのだけれど、それでも順番待ち+登りがやや遅かったりして待ちを強いられる。
おまけに後から来た人がせかせかと、順番を勝手に追い越して行ってしまった(むかっ)。
とりあえず、3rdパーティーもやってこないので、広い気持ちで見送ることに。
そうこうしていると16:00PM前になってしまったので、かなり物足りない感がありながらも、懸垂下降で引き返すことに。


ダブルロープにて懸垂下降だ。高度感たっぷり!

 
2,3ピッチ目を一気に懸垂下降だ。レンジャー部隊のように降りる懸垂下降は面白い!


お次の懸垂下降は中央稜箇所から。さすがにこの時間だと、登ってくる人は居ないね。
2ピッチ目を待つ人達は何人も居たけど・・・。こりゃ、下山はヘッドライトを使わなきゃなんだろうな。


調子に乗って気持ちよく降りていたら、ロープの摩擦熱でアチチチチッと。


今回使用した、やや小さめのザック。
周りの人はガッツリと大きなザック、こんなんで申し訳ない・・・。


人気のマルチピッチルートも考えものだな。取り付きまでに1,2時間も待つのは勘弁。
それが、初心者講習会的なものを兼ねていると、待ち時間はさらに間延びしていく。
とりあえず、力をつけて難しいルートをワシワシ登れれば問題ないんだけど・・・。要精進だな。

帰りに、二子山クライマーが御用達としているらしい、ようかみ食堂 にてご飯を頂く。
わらじカツ丼なるものが気になったけど、お昼が遅くてお腹も空いていなかったのでやめておいた。