マルチピッチ@太刀岡山(右岩稜)



寒いのかなぁ、寒いんだろうなぁ~。と、5時前起床にて、集合場所の新宿へと。


いつもなら、トレッキングへと出かけるリュックを背負った人達がちらほらなんだけど、見当たらず(あれれ?)。


とりあえずは、開拓されたてのホヤホヤルート、太刀岡山の右岩稜へとレッツゴー!


こちらが、太刀岡山へのエントリー駐車場。


あれが、鋏岩だな。


マルチピッチにてザックを背負って登るので、軽量化を図るため小さめのザック。
よって、出発前に道具を装着して行くことに。


駐車場より、上へとテクテク。(8:31)


こちらの橋を渡ってエントリー。


チェーンをわたって、左方面の斜面へと(エントリーは許可されているとのこと)。


暫く道をテクテク。落ち葉の道がふかふかだ。


エイト環のカチーン、カチーンという音色は気持ち良く、熊除けにもなるねと。


到着したのが、下部岩壁メインエリアだ。(8:40)


こちらが太刀岡山の下部岩壁メインエリア。


左に行けば左岩稜だが、右岩稜メインエリアを右に少しテクテク。(8:50)


こちらができたてホヤホヤの右岩稜マルチピッチ。
色づく紅葉の中、ナイスなシチュエーション。


4人パーティーの今回、最初に行ってもらって自分は後行パーティーだ。
最初の1ピッチ目は5.10aとのこと。


前日の牡蠣パにて、串でぷすりと怪我してしまった。以前のようにぐっさりでなく良かったよ(あれは2008年3月であったか)。
取り寄せ牡蠣に加えて、途中ジムにて柿をもらって、まさにカキづくしなカキパであった。おかげで今朝の起床が辛かった!


そんな感傷に浸っていたら、先行パーティーの2ndも登り始めた。待ち時間の冷え込みが心配であったが、
2週間前の二子山に比べて風もないので、まったく寒さを感じることもなかった(助かった)。


こちらは、右岩稜の1ピッチ目上から見た景色(切り込み隊長視点)。
グレードは5.10aというよりも、5.9といったところかな。


こちらが1ピッチ目終了点。


先行パーティーの2ndを待って、今度の2ピッチ目(5.9)は自分が1stだ。


2ピッチ目は出だしが、やや難しくて辛目の5.9といったところ。
ボルトがなくて、かなりのランナウトを強いられるので、細心の注意を払ってクライミング。
最初を超えれば優しいけれども、岩が剥離した時のことを考えると慎重にならざるを得ない。


2ピッチ目も途中になるとテクテク歩く感じで、エントリーの駐車場も見える場所に。


こんなところをテクテク。ここまでくれば、安心だ。


2ピッチ目の終了点より、曇り空なのが残念なところ。寒くいないのが救いかな。


3ピッチ目は5.10a。自分は前の3人の登りを見ていたので、苦労もせずカンテより右に出る個所をおさえてサクッと。


あの辺から右に斜め上へと進んでいく。途中、カンテを抜けるところがポイントかな。


あたりにはイワヒバ(岩松)がごろごろ。


ぞろぞろと先行パーティー+後行パーティーの1stが行く。
本日は右岩稜が貸切状態のため、ゆるりと2パーティー一緒に行くことにした。


3ピッチ目終了点より切り込み隊長の視点。自分は後行パーティーの2ndなので一番後ろだ。


お次の4ピッチ目は自分が1stで登る番。5.7のグレードいうけれど…。


これが、これが、結構な難易度にしてスリリング。これが5.7って、絶対にないと思う。
ルート間違えているのかな???(ボルトがあるから、それはないと思うけど)
体感的には5.9はあるグレードであった。


この辺は楽チンだけど、確か2クリップ目あたりが核心かな。


5ピッチ目は懸垂下降。着地点が斜面なので、ちょと注意。
ここから、最後の6ピッチ目が見えるのだけれど、最初にボルトが2つだけで、その後スラブを強いられるルート。
あれって、危なくね・・・と。


こちらが5ピッチ目の懸垂下降箇所。


んで、こちらが上から見て、やばくね?と思った6ピッチ目。
下から見たら、岩上部のスラブ斜度はそれほどでもなく。


とりあえず、先頭の開拓はお任せして、登りを拝見。


どうやら、最初の箇所が核心で上部のガバをとらえたら、あとはテクテクみたいな感じらしい。


先行パーティーの2ndも後に続いて、後行パーティーの1stも登り終えた。


6ピッチ目は1クリップ目と2クリップ目が核心で、3度ほど落下しながらも、何とか登り切った。


こちらのガバが取れたら、あとはサクサク。トップロープで助かったな…。


6ピッチ目の終了点を超えて、頂上部へと。


山頂より駐車場方面を見渡す。


山頂からは、富士山もちらりと。


こんな岩の上で記念撮影ごっこに興じた。高度感はたっぷり!


頂上で撮影大会に興じた後は、左岩稜の最終ピッチを懸垂下降で降りる


この岩も、なかなか楽しそうだ。


裏手に回ると、普通のハイキングルートが。


こちらの岩はとても登れる気がしないぞ。岩が逆さで段々が足場になれば別だけど。


とりあえず、頂上より撤収。


こちらは祠のある小山ロック西面だ。ちょうど登っている人がいるのがルートキラー(5.11c)。


面白そうながら、ここを上るには、まだまだ修行が足りないな。


こちらはシャークロックかな。


余った時間にて、下部岩壁メインエリアやめるじゃやめろ(5.10d)にMSトライしてみたけど、やはり難しくて3回ほどテンション。
3つ目のクリップが、スリリングにして何とかクリップしたけど、力尽きて次へとつなげられなかった。最終クリップから終了点までも難しかったな。


どれどれと本日の右岩稜切り込み隊長がやってみる。


さくさくっと、さすがだなぁ~。


ロープをかたして、撤収するころに日が出てきた(おいおい)。


最初から、これだったら気持ちよかったんだけどなぁ。


駐車場まで下りてきて、品出しをして、それぞれの持ち物チェック。

寒さを覚悟して、新しく購入したマムートのフリースを持参してきたのだけれど、全然寒くもなくコンディション良しであった。
右岩稜の内容はというと、2週間前に左岩稜を体験した人が言うには、左岩稜の方が楽しいと。
左岩稜を体験していない自分には比較はできないけど、楽しめる内容ではあったな。
とりあえず、お約束の鋏岩での記念撮影ができて、満足、満足。