見学のススメ 墨田清掃工場+東京ステーションギャラリー


本当は川崎方面の工場見学へとしていた某日。隊員Bのちょとした不手際&業務繁忙によりキャンセルに・・・。
仕方ないので、単独ゴミ処理場見学を企画してみた。行先は都内複数個所あるけれど、墨田清掃工場へと。


墨田清掃工場の最寄り駅はいくつかあって、どれもそれほど近くなく、行き方もちょとややこしい。
何となく行きやすいかなぁということで八谷から行ってみることにした。駅降りて方向間違えたっ。振り返るとスカイツリー。


ベクトル合わせて、テクテク。煙突が見えてきたぞと、目印あって行きやすいはずと期待していた通り。


煙突目指してテクテク、右手はスカイツリーが良い感じ(肉眼だと結構良かった)。


狭い路地をテクテク、それらしい建物が見えてきた。


ゴミ処理場によくある、スポーツセンタが隣の敷地に併設されている。


墨田清掃工場の入り口を無事に見つけて、敷地内へと!


2階が入口らしい。


レッツゴー!と入館試みる。


館内閑散としていて、目の前には模型が展示。


受付は無人。そして、設置されている自販機の缶ジュースの値段が安い!


何だか見学しにくい順路を強いられる。


1つ目のポイント。ゴミ計量機。トラックごと計量してしまおうというシステムだ。
こちらの清掃工場は、区による収集と民間からのものを扱っていて、民間のものは重さに応じて課金しているとのこと。


踵を返して反対側に向かい、2つ目のポイント手前に学習コーナー。


東京23区の他のゴミ処理場のパンフレットが並べられていた。当初は豊島清掃場に行こうとしたんだな。
こちらは都内でも最高を誇る煙突を有しているという。その高さ200m超!


ポイント2つ目のプラットホーム。言わずもがな、ゴミ収集車がドバーッとゴミを吐き出すところ。
うーん、時間帯が時間帯だから、ゴミ収集車は来ないかなぁ…。


ゴミ処理場の仕組みが掲載。


ポイント3つ目のゴミプール。沢山のゴミがっ。クレーンはひっきりなしに動いてゴミを撹拌している。
ゴミをかき混ぜてほぐすことで、良く燃えるようにするんだそうだ(前にどこかのHPで見た)。


こんな感じでゴゴゴゴーッ(音は聞こえない)ってゴミがかき混ぜ混ぜ。
さらに均一に燃えるように、昨日と今日のゴミが混ざることなくかき混ぜられているという(水分量を揃えるのが目的)。


ドバーッと解放。思っていたよりも、ゴミが沢山ありました。
ゴミが日々堆積されるので、燃しても燃しても片付かなく、長いこと床が現れていないみたいです。


あれ、プラットホームのゲートが開き始めたぞっ。


再びプラットホームの方に回り込む。ゴミ収集車が居るぞ。ついでに散布車もやって来た。



こちらはクレーンの実物大だな。


で、ゴミクレーンの制御室。おおっと、クレーンは自動で動いていたのかー。


こちらは、外からはさっぱりだけど、炉室では24時間1000℃でゴミが燃やされている。


燃した後の灰をためるところ。毎日600tのゴミを燃やして80tの灰が生じるとのこと。


清掃のためか、ちょうど灰バンカーのクレーンが動き出した。


間近で見るクレーンは重厚感たっぷり。


5t超の灰を運ぶことができるみたいだ。奥でクレーンが停止。


こちらは中央制御室でモニターで各所監視。同時に一般開放で外からも監視てな具合。首都圏外郭放水路を思い出したよ。


お次は低圧電気室。単なるサーバー室の様だ。


こんな所で発電、バチバチバチーッ。



見学をサクッと終えて、再びロビーへと。こちらには不燃物が展示。
スプレー缶とか、いかんだろー。


こちらは燃した灰から生成した溶解スラグとやらを使用しているそうだ。


見学を終えた後だと、模型の造りもなるほど、なるほどーと見ることができる。



見学を終えて、隣にあるすみだスポーツ健康センターを軽見する(排熱を利用して温水プールなんだろうね)。


ゴゴーッと自動ドアを抜けると、近所に住んでいると思われるおばちゃんが3人井戸端会議。


気持ちよさそうな休憩スペース。


流れるプールと3レーン程のプールがそこにはあった。
撮影禁止マークがあったし、さすがにプールを撮影するのは不審人物と思われかねないので、そのまま退出。
再び墨田清掃工場を見つめて、見学を後にする。



晩御飯まで思っていた通りの時間が余っていたので、予定どおり東京ステーションギャラリーへと行ってみた。
墨田清掃場だけもなんなんだし、最近の見学レポに乗じてちょとHPにおこしてみる。


実は、ちょと前にも訪問していて、この時は時間がなくて丸ビルから見るだけにとどめていた(以前の写真)。
かなりたくさんの人が新しい東京駅の撮影に興じていました。


ただいま¥500で入場可能。テーマは「始発電車を待ちながら」。と言っても、深夜にやっている訳ではない。


館内は、もちろん撮影禁止。先ずはエレベーターにて3階に行ってギャラリーが始まる。
エレベーターを降りると、ババーンと『パラモデル』なる鉄道玩具で造られた世界が床、壁、天井と広がる。
いきなり異次元に連れてこられたようで、なかなかの世界観が広がる。床に広がる作品は、混雑時には踏まれているに違いないっ。

そして、個人的に気になっていた『Sharelog』もチェック!交通機関のICカードをかざすと履歴が地図上に表現されるというもの。
ギャラリーで実施すると、個人の行動がバッチリ披露されてしまうので注意が必要な作品だ。ここ最近あちこち訪問していたので、
地図上で縦横無尽に広がる交通履歴の光が面白かった。他の作品もなかなかに面白く¥500で駅横立地と、お勧めギャラリーだ。



撮影禁止のギャラリーを抜けて、出口までの回廊。


天井につるされた照明も味わいあり。


壁のレンガは昔のもの。


上手く撮影できてないけど、窓からの丸の内風景がなかなかに良かった。


東京駅の出口上にある回廊に出た。気持ち良くテクテク。


回廊から駅の様子をパチリ。


トイレには、作品の1つである『パラモデル』がプチサイズで展示(?)されている。
実際の作品は床、壁、天井にびっしりと敷き詰められているので、スケール感が全然違うけれども。


最後は、お土産屋さんを通って出口へと。


なかなか面白いお土産が並んでいた。電車、電車と言ったグッズ以外のものが沢山。


東京ステーションギャラリーを出て、再びパチリ。多くの人が見上げて撮影する場所。



最後の〆は晩御飯。企画ぽしゃった償いとして隊員Bがおごるというのでイタリアンで合流。
手打ちパスタと美味しい野菜を供するというレストランへと。料理良し、おごり良しっ。