見学のススメ 黒部ダム




前泊入りと言うことで、黒部ダム見学会の前日夜に、あずさにて松本へと。


前回の水平歩道@黒部 で膝を痛めて苦労したのでリベンジだ!今回は文明の利器を使うちゃる!


宿は秘湯?の黒薙温泉 へと。


24時に到着した松本は寒っ!あずさ通勤の方(?)もちらほら。


こじんまり可愛いイルミネーションの松本駅。写真で今気づいたけど、気温2℃!


松本のビジネスホテルで前泊


翌朝は、松本より大糸線に乗って。


ローカル列車だぜよと。


向こうに見える山は、うっすら雪化粧。黒部はどうなっておるんかなのぉ…。


隣のおばさんのジーパンがすさまじくて、思わずパチリ(失礼!)。中華系からの旅行者であった。


信濃大町に到着。改札出て左、直ぐにあるバス停が黒部ダムの出発地点となる扇沢へのバス乗り場。


信濃大町にて、既に結構雪降ってるんですけど!


バス停の真後ろにて乗車チケットを買うと、すぐさまバスがやって来た。


ボチボチ雪積もってますね・・・。


到着した扇沢はガッツリと雪積もってますね・・・。


すっかり雪景色です。


そして、誤算だったのは昼食となるものが全然なくて・・・(前回あった売店もなく)。


仕方なくパンとチーズケーキが本日の昼食。米好き日本男児のA隊長は昼食用にポテトチップスを購入していた・・・。


とりあえず、トロリーバスに乗り込んでと(中国?台湾?旅行客沢山おった)。外見ると、つららがあんなに育っておるがなっ!


おなじみの破砕帯 を越えて。


到着した黒部ダム。黒部ルート公募見学会の案内板にて、時間ズバピタ到着(トロリーバスに合わせてるのね)。


参加者の点呼が終わって、秘密の(従業員用)通路へと。


荷物検査を受けてヘルメットを受け取る。


そして、見学会へと出発!


作廊とやらにて。


バスに乗り込んで。


秘密の(従業員用)通路を疾走!ガイドの方が話題豊富で立て板に水のごとく解説(天職ですね)。


到着した場所はボチボチ寒く(でも、年間通じて変化ないとのこと)、秘密基地っぽさプンプン。


テクテク横坑を何処かへ向かっておるぞ。


こちらの横坑は十字峡のあたりらしい。


秘密通路のトンネル抜けると目の前は一面雪景色!山は冬まっただ中ですな。


テクテク秘密通路を戻る。写真撮れてないけど、天井からは鍾乳石と足元には育ちかけの石筍。
石筍はメンテナンスで摘み取られる(削り取られる)のかな。


次にやって来たのはインクライン乗り場。こんな秘密通路を通って扇沢から欅平へと。
インクラインは思っていたものと違って鏡面加工のごとくツルツルですね(遊園地アトラクションみたい)。
徒歩だと1泊2日の30km行程だったんだけれど、さすが文明の利器。あっという間ですね。


傾斜は34度、距離にして815mを20分で降下する。


ぎゅうぎゅうのインクライン内部。前の方に座るか、後ろの方に座るか(撮影したい方を意識して座るべし)。


途中モニターにて上映ありの20分行程(おなじみ、中島みゆきの紅白映像も)。


つるべ式のインクラインは下降とともに、もう1台が上昇してくる。真ん中で複線となって、もう一台とすれ違い。
あちらのインクラインは欅平発の見学コース参加者が乗っているのだ。


インクラインの後部に乗ると、すれ違ったインクラインの後姿をパチリできる。


そうこう、到着。


こんな所を下って来たんだなと。


あそこのトロッコ乗車前に休憩&内部見学。


秘密基地内部の黒部川第四発電所内へと!こちら地上から200mもの地下にある、まさに秘密基地。


秘密基地の参謀本部にて短編上映と昼食タイム。


黒部ダム建設の困難が短く編集されての上映。目頭熱くなる程、先人の苦労の賜物、黒部ダム。


目の前の模型がぱっくりと、おぉ~!


上映終ると、実際の発電所場所へと。


ここが発電場所。神流川発電所の見学会を思い出す。天井の高さは、クレーンで機器を取り出すため。


足元には重厚にして巨大な水車が横たわる。


水車はこんなに巨大。


本日はメンテナンスのため、どの水車も稼働しておらず、上部のライトが点滅してないとのこと。


階段下りて。


ペルトン水車とやら、12tの代物。でかい!重い!羽根がいっぱい!


巨大な水車は溶接による継ぎ目のない一品もの!


こちらが管制室。昔は泊まり込みの監視員がいたけど、今は遠隔監視にて管理されてるとのこと。
陸の孤島となるく冬季の黒部ダムでは医師も滞在していたとか。


階段を下って地下の水車格納場所へと。水車稼働時には会話もできないほどの轟音が鳴り響くとか。


停止中とのことで水車のある所を見学できる。


水車設置の内部へと潜入!水車とともに回る太っとい軸!


足元は大量の水が注ぎ込まれるところかな。ん?水の流入箇所は頭上の方か?


応接とか会議とかの部屋。


中島みゆきも紅白で歌い終わった後、ここで休憩したとか。
HP記していて今知ったこと。ここでの映像を中継車@扇沢に伝えるため17kmもの距離をケーブルで結んだという。
そこまでしてのライブを良く実現したものだね(高視聴率と言う結果に、関係者は「やったぜ!」といったところかな)。


黒部第四発電所の模型とか、黒部の美味しい水製品とか。


休憩&見学を終えて蓄電式バッテリーで動く専用列車。何故に蓄電式なのかは後程。


良い感じのトンネル風景。


いざ、専用列車に乗り込む。


動力が蓄電式バッテリーなので小さな貨車にして、車内はぎゅうぎゅう!そしてワイパーは手動!


3台に分かれての乗車で、1台毎にガイドの方が乗り込んで色々と説明。
手を出して温かくなってくると、そこが高熱隧道


なんだか見覚えのある場所だぞと、9月とはうって変わって雪景色。


すっかり寒々しい景色に様変わり。


あそこをテクテク歩いた仙人谷ダム


車内はこんなにもぎゅうぎゅう。


硫黄地帯は金属が傷むので蛍光灯も設置されていない真っ暗エリア。
温度が高く燃料が発火する恐れもあり、電線が引けない事から蓄電式のバッテリーカーを使用しているとのこと。
レールも腐食してしまうので2年ごとに取り換えているという、なんともお金のかかるエリア。


過去の困難な工事をパネル紹介。熱さ160℃の水が噴き出すエリアは作業者に黒部川の冷水をかけての掘削作業。
そして、冷水をかける人に、更に冷水をかける係あり。水抜き悪く、足元は膝上まで水が溜まってしまい、熱さは40℃にもなったとか。


志合谷泡雪崩事故。雪崩で上部をぼっきりと吹き飛ばされた鉄筋コンクリート宿舎が、川を飛び越えて岩壁に叩きつけられたという。
辺りに残骸も無く、救助隊がなかなか見つけられなかった宿舎は、2か月後に雪解け始まって、ようやく見つかった。
その場所は、予想をはるかに超えて対岸600m離れた岩壁に叩きつけられて散っていたそうだ(これ実話だったんですね・・・)。


そんな危険地帯にして前人未到の秘境で難工事と多くの犠牲で造られた鉄道路をありがたく通行させてもらい、欅平上部駅へと。


当時の技術では急こう配となるこのエリアに列道を走らせることができなかったため、堅坑エレベーターを設置して列車ごと上下運搬したという。
堅坑エレベーターで降下する前に・・・。


改めて外の景色を見る。水平歩道の写真パネルなんかもあって、「あぁ、ここ通ったよ」と。


寒々しい雪景色。再来週末に雪上テントにてバックカントリー話あるけど、あらためて辞退ですね(勘弁)。


堅坑エレベーターにて200mを一気に下る。足元は列車を積み込めるようレールあり。


あっという間に200mを下った(歩きの時は膝の痛みで猛烈苦労したんだが)。


上等な列車に乗って、宇奈月へと。


懐かしの宇奈月駅へと到着。


最後に案内の方より、ご挨拶。参加者1人1人の情報をしっかり把握して、知識豊富にて説明してくれたHさん。
今まで色々な見学モノに参加して来たけれど、ピカイチなガイドで恐れ入りました。
挑戦、楽しみ、振り返りのサイクルを回して仕事に取り組んでいるんだなと、見学に加えて良い刺激を受けました。


前回、汗だくで慌ただしく通過した欅平もすっかり冬モード。


ここで暫く散策するつもりだったのだけれど・・・。


雪で散策するエリアも限られてしまうので、さっさと黒薙温泉へと向かっちゃいましょう。


シーズン終えて閑散とした駅で乗り込む列車は・・・。


特別車両でもなく、リラックス車両でもない普通車両にて想像したとおりの寒風吹き込むトロッコ!


窓から顔を出す、もとい、顔を横に向けると寒々しい山景色。


雪積もる河原も視界に入って、寒さ雰囲気が倍増。


とりあえず、風が冷たいっ、の一言に尽きる。


でも、こんな景色を見ながらのトロッコ乗車もおつなもの。


途中、青空がちらり。


豪雪時期に使われる冬季歩道用のトンネル。
冬季のトロッコ運休時期に作業員は6時間かけてテクテク歩くそうな。


こんな雪山景色も良いですな。


年代物の水道橋。


そして、本日の宿ある黒薙駅にて降車。


トロッコ通り過ぎた後に、線路を渡って黒薙温泉へと。


駅員さんに「どうぞ~」と言われて線路内へと。
『本日のお客さんは11名です』と駅員さんも知る泊り客数、そんな場所。


さてと、階段テクテク。


日暮れになると暗いので電灯持参にて宿へ来てくださいと言われた歩道。


ポイント、ポイントに立て看板あり。列車は来ないので黄色と赤色の紅葉をパチリ。


重厚にして長大にして年代物の水道管。


水平歩道の様に水が滴る個所あり。屋根が付いているけれども全てをカバーしている訳ではなく、ちょいと濡れてしまう。


真っ暗の中、電灯で通行するのは勘弁な感じだな。


最後に階段を一気に下ると。


ようやく黒薙温泉 に到着。


露天風呂は離れにあって、時間制で女湯、男湯に交替。この寒さの中、離れに行くのか・・・。


先ずは80m離れた大露天風呂へと。途中の吊り橋は一般者立ち入り禁止。


ただいま混浴時間帯にて、無断撮影は禁止。


こちらが大露天風呂。


こちらが脱衣所。大露天風呂は広いけど、お湯はちょっとぬるめ。
段々と薄暗くなるなか、ゆっくりと入浴で身体ぽかぽか。


晩御飯はボリューム沢山で、この後天ぷら、みそ汁も出て来て満腹っす。



黒部の美味しい水で夜間に喉を潤し、朝食も満腹ボリュームもの。


黒薙温泉を後にして。出だしの階段で体が温まる。


通路の落ち葉を風で吹き飛ばしてお掃除中(手厚いメンテナンスですね)。


今日、黒部を訪れる人は最高の天気だなぁ~(羨ましい)。


黒薙駅へ着くころに、反対列車が到着して通過するまで暫しの待機。


皆、かなりの防寒着にて(そりゃそうだ)黒部へと向かっていた。


こちらが黒薙駅。ホームを少しテクテクしてみた。


駅員はいるけれども、料金徴収業務をしていないので、終点の宇奈月にて精算が必要。


朝イチのトロッコがやって来たぞと。


最高の天気だけれども、(やっぱり普通車に乗車)寒風にさらされて宇奈月へと。
今にして思うと、どの列車に乗っても精算は自己申告じゃね?と(乗車駅証明には何も書いてないし)。


途中、黒部行きの列車とすれ違いつつ(どの列車も沢山の観光客)。


前回の乗車でポイントを抑えたので、しっかりと仏石を撮影。


手すりも何もない素っ気ない橋は猿専用吊り橋


大自然の中をトロッコは行く、てな感じが◎(マル)。


西洋のお城の様な新柳河原発電所。「新」が付くのは、宇奈月ダムによって柳河原発電所が水没して新たに建設されたから。


こちらは新山彦橋


そして宇奈月駅へと。窓口で精算済ませると、隣にあるパネルが目に入る。
普通車両だけのとか、リラックス車両だけのものもあるんだね。


黒部ダム見学会でもらったソフトクリームの割引券。この寒さの中、ソフトクリームを食す気にはならないのだが・・・。
と思ったらA隊長が乗り気でソフトクリームを購入すると言い出した(マジで?)。


ソフトクリームをペロペロしながら宇奈月駅を後にして。


富山地方鉄道の宇奈月温泉駅へと。


前回はマニアックな舌山駅で降車したけど、今回は魚津駅にて降車だ(こちらもマニアック)。


気持ち良い青空のもと、魚津駅は地方駅の雰囲気ぷんぷんであった。


駅から40分弱のお散歩にて魚津ICへと。


デジカメ電池が切れて、携帯にてパチリ。後はバスを待つのみ!

ちょうど仕事のひと山越えて、無理なく訪問することができた黒部ダム見学会。
訪れた黒部は既に雪景色にて、本格的な冬シーズン到来であった。
そして見学会は、先人の苦労とその偉業を垣間見ることができて、ありがたさ募る内容。
その巨大な建造物と充実したガイドで、来て観て参加して良かった黒部ダム見学会!