鑑賞のススメ NSK 100周年記念展覧会『SENSE OF MOTION あたらしい動きの展覧会』@SPIRAL CAFE
 

本日はNSK(日本精工)100周年記念の展覧会へとやって来た。開催あること、すっかり忘れてたけど、ふと思い出して急きょ訪問した次第。NSKはベアリング業界の大手っすね。そ言えば、長いこと押し入れ放置しているローラーブレードもベアリング使われてるなぁ。



展覧会の場所はスパイラルカフェへ。随分と前に1度だけ来たことあったなぁと。



1階が会場。



入ってすぐの所にスズキユウリ+SLOW LABEL「Tutti in C」。ピンボールの部品にNSK商品使われているとのこと。スズキユウリといえば、2014年に「Playing with Sound」 でも作品見てきたな。 さてさて、今回の作品はと。玉を跳ね返してあちこちぶつかることで音を奏でるという。「動きの展覧会」ですな。試しにやってみたけど、キンコンカンてな感じだったので、音色を奏でるためにも玉は複数あった方が良いなぁと思いました。左右にも人が付いて遊べるみたいだから、複数人の場合には玉も複数にするのかな?



さてとで会場へと。



カフェから見える作品も良いね。時間とお腹に余裕あればお茶していきたいところ。



会場は四角い輪っか状になっているのだけれど、とりあえず左から反時計回りしてみよう。



左手に風車的な作品見つつ、最初の作品を右斜め前に発見。(ベアリングの凄さを体験できる、とのことで、風車に触れても良かったと今知ったよ)



ライゾマティクスリサーチ「Slide」。細い指揮棒みたいのを水平に持って、左右に倒すとセンサーが反応。目の前に連なる紐状のモノが、映像と自分の棒に反応して上下に動く様が波のよう。センサーとベアリングを活用した作品かな。そこまで俊敏に反応して動くわけでないので、棒を激しく動かして「あれ~、反応しないよ?」なんてなっている人も。



Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)「ルーフトップ・メリーゴーランド NSK ver.」 手押しによる人力メリーゴーランドと、内部の様子が映像で流れてました。



子供が喜んで回す。



こんな感じで廻るメリーゴーランドの様子がモニターに映し出されてたのね。影像撮るのはGoProでしたわ。小さくて映像も綺麗ですからねっ。



emmanuelle moureaux「混色 色が回る。色が混ざる。心が動く。」
このカラフルな作品と言えば、東急プラザ銀座のMEToA GINZAにて『今、ここにいるよ。』観ましたよ。今回は「動く」をテーマに、カラフルな風車が動いてるな。使われている色数は100で風車は25270個。



近寄って撮ってみた。



離れて、もういっちょ全体を撮ってみた。



この辺の色は紅葉でも見ているかのような。もしくは、ニューロンイメージの様でもあるな。



この辺でもパチリ。こーゆー作品って、離れて観て良し、近付いて観て良しだね。



こんな感じで天井にある送風機で羽が回されて軸が回転、軸にくっついた風車が回るという寸法。始めは羽の1つ1つが回転するのかなぁなんて思ったのだけれど。軸に固定された風車が全て回るんですね。



この辺の色になると樹氷と言うか、氷の世界を感じますよ。



数は力なり。最近良く思うこと。



途中ショップを通過して回廊をテクテク。ベアリングマン的な作品(?)も。



色々試みしているようです。さすが100年続く企業と言ったところでしょうか。自己変革、自らから変わることのできる企業ですね。



AR三兄弟「箱男」。 阿部公房の「箱男」に着想得ての製作だそうな。



こちらのアイテム使って、箱の中から鑑賞するみたいなんだけど。



どんなものが観えているのかなぁ(体験見送りしてしまった)。



50音でベアリング語ってます。



石黒猛「Soft Metal Structure Ball」。思わず触れたくなる物体だったけど、触っても良かったのかな…。今ネットでふむふむ見ていて知ったのだけれど、赤い椅子も回転するもので作品とのことであった。



あれっと、作品とそれによって生じる影も良いっすね。



作品観終え(無料で色々楽しめました)、入口の売店チラリ。もうカレンダー販売の時期かぁ。沢山のカレンダーが置いてありました。これもそれも月替わり楽しみになるカレンダーだなと。



さて、帰ろうかなと思ったら、入口の所にも作品かな?



あれ、これってなんか見たことある作風だなと。部屋の中が全て毛布でコーティングされてますよ。



表札見たら、「江頭」と。ん?あれ?これって、以前に岡本太郎美術館で観た江頭さんじゃね?俺、受賞作品の『神宮寺宮型八棟造』がメインでわざわざ生田くんだり行ってきたよんだよなぁ。スタッフの人がいたので、岡本太郎美術館で観ましたよと伝えると、『ありがとうございます』と。ん?もしかして江頭さん?とお聞きしたら、ご本人でした~。今回はバリバリの洋室をコーティングしちゃってますね。



隙間なくびっちりとコーティングされちゃってますよ。ロボットレストランはピカピカ光ってたけど、こちらはほのぼの毛布。スリッパを使って上がりこむこともできちゃうんです。観て、触れて楽しめる展示でした。



無料で観て楽しめる展覧会へと。ところで青山来て思ったこと、お洒落で綺麗な人が沢山いるなぁ~と。さすが、東京はお洒落エリア。久々やって来たけど、華やかな街並み歩くだけで少し癒されてしまったよ。