見学のススメ KDDIミュージアム(April-2021)

  
昨年末にその存在を知ったKDDIミュージアム。しかしながら、コロナ禍で一時休館状態。待つこと暫し、ようやく開館されました。と言うことで、怪我でクライミングできないし、多摩センターまで行ってきました!


モノレールで訪問した多摩エンターは、終端駅だったのでした。こりゃチャンス!と言う訳で、終端となるモノレールをパチリ。いやぁ~、良いものが撮れたよと、でだしから収穫あり。


 
駅を降りて、もういっちょパチリ。


 
テクテク歩いていると、ハローキティのカラーマンホールが! もう1つはカラーでないけれど、終端駅に加えて、貴重なカラーマンホールもゲットして、少々興奮状態。


  
お昼を適当な所で済ませて、いざKDDIミュージアムのあるところへと。正面に見えるビルはKDDIビル! お目当ての場所は左側にある背の低い方のビルでした。


 
入口に控える守衛さんに聞いたら、こちらの建物で間違いないとのこと。


  
どうやら、こちらのゲートから入るらしいのだけれど、入館ゲートも何も持っていなく、???状態となってフリーズしていたら、係の人が出てきて、脇から通してくれました。



2Fだっけか3Fだっけか、会場に到着してパンフレット頂きました。時間になるまでロビーで待機。こちら、2020年12月1日にオープンしたんだってね。全てが綺麗だったよ。コロナ禍で休館状態が続いているけれど…。


 
待機中に、ロッカーに荷物を収納。ロッカー内は、見たいことない台座があって、これどう言う位置づけなんだろ。下のスペースは狭くて靴も何も入らないけれど、パンフレットか何かを入れるところかな?



さてとで、時間になりました。突撃~。


 
最初は映像で、通信業界の歴史をお勉強。


 
はい、明治のころからのお話が始まって、最新の5Gに至る歴史が学べましたよと。


 
黒船が来る前から、海底ケーブルってありましたか。



映像で「日本の国際通信のはじまり」が学べる。


1871(明治4)年、日本は長崎・小ヶ倉に建てられたレンガと石造りの建物に引き込まれた海底電信ケーブルで世界と初めてつながりました。海底線陸揚庫(ケーブルハット)と呼ばれたその建物と中に置かれた予備通信席を復元しています。



 
当時のケーブルが展示されてました。このケーブルが長崎~上海間で敷設されていたんだってさ。


 
電信機に受信機だとのこと。こちらのケーブルは大西洋横断海底ケーブルで、水深4,500mから引き揚げられたんだとか。当時の電信は、想像のとおり雑音交じりの酷いもので、そこから何とか信号を拾い上げるという作業だったんだとか。


 
あちこちで、敷設されていたケーブル。


 
こちらが、当時の海底ケーブル敷設マップ。そんなもんが敷設されていたなんで、知りませんでしたよ。


  
こちらの見学は係の人が各ブースで説明をしてくれる形式ゆえに、完全予約制となってます。係の人は手慣れたもので、軽い雑談を交えつつ完璧な説明を淀みなくしてくれる。こちらはモールス信号の体験機器。



流れてくる信号に応じてボタンをオン・オフ! 各ブースの説明をしてくれた後に5~10分程度の自由時間が取られて、各自で自由に見学タイム。


  
モールス印刷機なるものが、並んでました。圧縮空気で印刷するために、雑音が大きかったんだとさ。まだまだ初期の機器で、聞き取りも大変だったでしょうね。


  
1871年に世界と初めてケーブル接続した日本。この年の世界では2万km以上の海底電信ケーブルが敷設されて、総延長は4万kmを超えていたんだとか。


その20年後には6倍以上の24万6,876km以上となり、イギリスはその3分の2を所有していたんだとか。さすが、大英帝国! ところで、世界地図を見ると、当時の世界ですでにこれだけの海底電信ケーブルが敷設されているとは。



 
時代は電波へと。


 
日本の通信技術は、イギリスのを参考にしながら、基本的に自力で開発したんだとか。そして、その無線技術は戦争にて有効性がはっきりと認識されたとのこと。ちなみに、通信料金は1語で海底ケーブル通信が2.4円、無線通信が1.6円で1円あればお米10kgが買えた時代でしたとさ。



  
発信機の振動で利用されていた水晶。当時はブラジルから輸入していたけれど、1950年ころから人工水晶が利用されるようになってきたんだとか。


 
木製のアンテナ支柱なんかもありましたよ。戦中・戦後の資材不足の時代に作られたんだとか。


  
有線回線をあっという間に超えた無線回線。当時のマシンはこんなにも大きかったんだね。


 
色々と並んでおりました。


  
電話交換手が、ガチャガチャ(ブスブス?)とプラグを差し込んで電話をつないでいたんだね。映画とかで見たことはあるけれど、実際にはどんなだったんだか。それって、今の人たちがポケベルやガラケーを実感イメージできないのと一緒かな。


 
素早く接続先の穴を見つけ出すのは、経験なんでしょうね。



人工衛星のコーナーへとやって来ました。係の方が気を使って、椅子への着席を勧めてくれて説明をしてくれましたよ。


 
いくつかの人工衛星。確か予備機とのことで、本物ですよ。


 
時代は頭上に浮いている人工衛星を介して電波のやりとりへと。


 
一方、こちらは海底ケーブル。人工衛星が利用されても、まだまだ海底ケーブルも使われてますよ。経路の物理的距離と、転送容量より、まだまだ海底ケーブルが主流!


 
こんな船で、船底に数百kmものケーブルを格納して敷設に赴くんだとか。数百kmとか、凄いわ~。ちょっとしたケーブル太さの違いが、大きな重量違いになりますね。


別途、調査で動画を見たのだけれど、円形の格納で700kmくらいのケーブルを格納できるみたい。敷設するケーブルによっては、(この船じゃないかもだけれど)円形の台が回転してケーブル送り出しをアシストするんだとさ(ほえぇ~)。



 
こちらが、海底ケーブルで使用するケーブル。右に行くほど(細くなる程)、深い海底で利用するケーブル。一番右のピンクのモノは、海底6,000mに敷設するんだってさ。6,000mってば凄いわ~。


  
こちらのロボットを使用して敷設や保守作業を行うとのこと。3,000mまで潜航可能なんだとか。強力に海水を吹き付けて溝を作り、そこにケーブルを敷設するんだとか。しかし、海深い所で切断事故とか生じた場合、修復作業がどうやって実施されているかなんて想像できませんわ。


最近では、3.11の大震災でケーブル切断が生じてしまい、時間をかけて復旧させたんだってさ。切断されたケーブルが移動してしまい、その距離2Kmだっけかな。6,000mレベルの深海から、予定の2Kmほども離れてしまっていて、増幅器により大体の場所が分かるとはいえ、切断箇所を探し出すのが大変ならば、復旧作業も大変ですよね。

ケーブルを見つけ出して、引き上げるのはレベルの高い経験と技術が必要なんだってさ。←クレーンゲームだって難しいのに、そりゃそうだ。ついでに、それを精密さが要求されるレベルで再結合させるのもレベルの高い経験と技術が必要なのは言うまでもなし。こりゃ大変な作業だ。




ケーブルインフィニティとやらがあって船内を見られるようなんだけれど、休止中でした(残念)。


  
通信の歴史をダイジェストで紹介。


  
歴史ダイジェストの最近箇所で携帯電話が登場。初期の携帯電話の重いこと! 2~3kgと言ったところでしょうか。夏だったら、持参しているだけで、汗だくモノですよ。


 
通信自由化を迎える1980年からの、世の中流れをイラストを交えて解説。


 
昔ってば、電話料金が高くて遠距離電話も短く済ませていたよね。どこかで聞いた話だけれど、当時の商社なんかでは一度録音したテープを倍速再生して相手先に電話連絡していたんだとか。受信側はそれを通常再生で聞いていてコスト削減に努めていたんだってさ。今でいう、添付ファイルをzip化させて


 
昔ってば、電話料金が高くて遠距離電話も短く済ませていたよね。


どこかで聞いた話だけれど、当時の商社なんかでは一度録音したテープを倍速再生して相手先に電話連絡していたんだとか(通話時間の短縮)。受信側はそれを通常再生で聞いて短時間通信(コスト削減)に努めていたんだってさ。今でいう、添付ファイルをzip化させて送受信の時間短縮に努めているという感じかな。無料でいつまでも話すことができる今となっては、料金体系の仕組みががらりと変わってしまったね。



 
KDDが発売した携帯電話(スマートフォン)を、ずら~っと全て陳列してましたよ!圧巻!



ここで、見学者を2班に分けて体感モノのコーナーへと順番に。


  
こちらはD ZONEなる体験コーナー。ここで淀みなく解説して完璧な引率をしてくれた男性スタッフから、女性スタッフにバトンタッチ。


機械が並んでいて、女性スタッフが説明してくれるのかなと待っていると、何もコンタクトを取ってくれなく…。暫く時間を持て余して、女性スタッフに聞くと、どうやら勝手にいじって体験してくれとのこと。なんと、そうでしたか(大分、時間を無駄に)。ここまで完璧なガイドをしてくれた男性スタッフから、がくんとサービスの質が低下してしまうのでした(笑)。

【au 5G/IoT】
2020年3月にスタートした5G。KDDIは5Gの特性をフルに活用し、お客さまに新しい体験価値をお届けします。データや体験の制約から解放されたワクワクする世界をぜひ体感ください。



 
サービスレベルの格差に戸惑いつつ、置いてあるスマホからアプリを選び出して(不必要なアプリもずらりと並んでいて、あたふた、どれが対象のアプリですか!?と)、起動!


  
スマホの小さい画面でも、なるほどなるほど、VR体験をイメージできましたよ。これ、ゴーグルで体験したら、かなりの臨場感だね。今の技術レベルでこれだから、今後の技術進歩でどんだけリアルになっていくんだか。末恐ろしいですわ。



  
時間ロストしちゃったけれど、VR体験を終えて次の第2班と交代。C ZONE(KDDIの挑戦 ―未来を共につくる―)へと。懐かしい携帯が並んでいる!


  
あ~、こんな形態の携帯もあったね!と懐かしい思い出話が出てきますよ。KDDは、斬新デザインの携帯を投入していたね。


  
こんな携帯もあったんだね。どうやって、畳まれるんだ?という携帯も、ちらほら。


  
あ~、こんなのあったなぁ!と自分の年代とドンピシャなので、話題が尽きませんよ。当時の記憶が思い出されます。


  
卵型もあったねぇと。凄く斬新だったのを記憶しているよ。



パノラマで撮ってみましたよ(パチリ)。


 
ガラスに投影された、タッチパネル的なモノ。ちょいと見えにくいのだけれど、タッチしてみると。


 
選択したメニューに従って解説が投影されるのだけれど、こちらも少々見えにくい…。



  
と言う訳で、KDDI MUSEUMの見学終了~。コロナ禍とあって、係の方による引率ガイドの後に個人で自由散策はできずに入れ替え制となっておりました。ブリヂストンミュージアムでは、それができたのだけれど、残念。


ロビーにおいてあるガチャガチャは、KDDI MUSEUMらしく携帯商品。下段のガチャガチャは、時代を反映してか鬼滅の刃になっていましたよ。訪れる客層を考えると、あんまり需要がなさそうだけれども、どうなんでしょうね。




はぁ~、満足見学でしたよ。施設を作ったKDDと案内してくれたKDDI MUSEUMのスタッフさんに感謝。


 
見学終えて、多摩センターを散策してから帰ることに。


 
あっ!と、多摩モノレールの終端具合が良く分かるアングルに、思わずパチリ。



図書館がありました。と思ったら、図書館は800m先とあるのでした(後から気付いたよ)。


 
立派な建物ですわ。入ってみましたよ。この時は、まだ図書館があるものと思っていたのでした(^^ゞ


 
静かな所でした。図書館は、本日休館かな?(勘違いゆえ、そう思って建物テクテク)



そして、多摩センターといえば、あそこに見えるもの!ちょいと行ってみよう!


 
と思ったら、右手に一段と高いビルがそびえ立っていて、よくよく見たらベネッセコーポレーションでしたよ。ここが本社になるのかな。


  
ビルの入り口にはNiki de Saint Phalle(ニキ・ド・サン・ファル)の作品が置いてありました。一目でわかるその作風。そのポジションを確立しましたな。


  
入り口わきにも作品が置いてありました。左の作品、ビグザムだよね…。いったい、何人の人が『ビグザム』と口にしたことでしょう。



勢いあまってビル内にも入ってみましたよ。こちらの作品は???ジャングルジムかの様な作品でしたよ。



ベネッセコーポレーションのビルを出て、テクテク歩くとハローキティとしまじろうのツーショット!


  
そう、向かっていたのはサンリオピューロランド!  ハローキティの聖地(?)ですよ。とりあえず、入口までやって来てパチリ(入園せず)。10代カップルさん達が行き来しておりました。



 
サンリオピューロランドの入り口を写真に収めたので、他もテクテク。こちらは東京都埋蔵文化財センター。竪穴住居の展示とかあるみたいだけれど…。


 
臨時休館中となっておりました…。



  
歩き疲れたので、カフェを目指してテクテク。やや!これは、かつてB隊員とやって来たオーダーの手袋屋さんではないですか。久しぶりに手袋取り出してみましたよ。こんな感じでぴっちりと採寸された手袋に仕上がります。


  
やって来たのは、木のひげなるお店。カフェができるっぽくて、駅から離れたこちらにテクテクやって来たのだけれど、コロナ禍によりカフェサービスは中止中とのことでした… orz。


 
見かけたカラーマンホールをパチリ。本日は、ご当地マンホールを沢山ゲットしているぞと(ウシシシシ)。


 
駅へと戻ってきましたよ。駅はハローキティ一色!さっき歩いた道は、ハローキティストリートでしたか。


  
せっかくなので、駅にあるハローキティっぷりを撮影。あっちもこっちもハローキティで、サンリオピューロランドへと来た人にとっては、駅に着いた瞬間から興奮度アップですね。


 
階段にもハローキティ! と言う訳で、こんなお土産も貰って、KDDI MUSEUMU見学でした。



気になっていたKDDI MUSEUMを見学してきましたよと。こちらの博物館は月曜、土曜、日曜休みとなっていて、訪問難易度がちょいと高くなっていたんだよねと。今回は、仕事のお休み調整+身体の怪我もあって訪問実現しましたよ。多摩センターは他にも楽しめるところがあって、訪れることできて良かったよ。今度はKDDI ART GALLERYへと行ってみたいぞよと(こちらでアートのVR体験ができるみたい)。ちなみに、2021年5月のGWは、いきなりの(?)緊急事態宣言で、再び閉館となっておりますわ…。