新潟旅行(清津峡渓谷トンネル→西福寺→光の館)(Oct-2021)


東京からはるばる運転して、先ずは本日の最初の目的地「清津峡渓谷トンネル」 へと。行ってみたいなぁと思ったのだけれど、行く機会あるかな?と思っていたのでした。こんな機会あって来ることになるとは。



高速を降りて、サクッとやって来ましたよ。本日は平日にも関わらず、駐車場には沢山の車とバスが。土日になると凄そうだな…。



強い日射しの元をテクテクと。隣を流れる川の綺麗なこと。10月の新潟も晴れた日中は暖かいね。



ここの2階に確か足湯があったはず。帰りに寄ってみることにして、先ずはトンネルへと。



川沿いをテクテク歩いてやって来ましたよ、清津峡渓谷トンネル。ひんやり冷気がトンネル内に籠ってますね。全長750mとのことで、結構ありますわ~。



すっかりおなじみの検温計でチェックを済ませて、チケットを購入。



入り口には、ずらりと車椅子が置いてありました。



足元を見ると動物の足跡。これだけで子供は喜びそうだよね。



結構暗くて、足元全然見えませんでしたよ(汗)。弱視には厳しいトンネルとなっておりました。



最初の第一見晴所へと。ここは何の装飾もなく、トンネルの向こうに斜めに走る見事な柱状節理。迫力ある谷合なのだけれど、写真だと全然収まりませんわ~。そして、学生さん団体が居て、なかなか移動しないので「もう、ええわ」とそのまま写真に収めましたよ。



第一見晴所を出て、トンネルをテクテク。すぐに到着したのは第二見晴所(見えない泡) 。まるで銃口の中にでもいるような、ねじれ模様のデザインでしたよ。ここからの景色が、少々凄さ伝わるかなとパチリ。



こちらの見晴所の真ん中においてある物体はトイレであったよ。 マジックミラーになっていて、中からは見える様になっていたのでした。こちらで用を足すのは、落ち着かなさそうだね。事前リサーチ少なく、現地で見知って新鮮なのでした。



そしてこちらが、第三見晴所(しずく)なる場所。スペイシーと言うか、なんだか不思議な感じだね。ここでも学生さん、沢山でした。



うんうん、ここの光景を何度か見たことあるよ。清津峡渓谷トンネルにやって来たなぁ~と実感するのでした。



お次が最後だねと、ワクワクしながらテクテク。



途中、トンネル掘削の際に出てきた石なんかが展示してあったりして。



そして、ついに到着したのが最後の行き止まりとなるパノラマステーション(ライトケーブ)でしたよ。日本語で「光の洞窟」ときましたか(←今知った)。今晩泊るところは「光の館」だし、「光」づいてますよっ。



水の絨毯を越えて向こう側に行った人は、自動的にみんなの被写体となるのでした。絨毯のこちら側には沢山の人たち(もち写真に写ってないけれど)。



ビーチサンダルを持参していたので、靴からビーチサンダルに履き替えて向こう側へと行くことに。この季節だと、日中はまだまだビーチサンダルで水に入っても大丈夫。



端っこまで行くとこんな景色。向こうに見える道は、かつての山道なんだろうね。あ~、あそこの道を通ってみたかった!



振り返るとこんな感じ。これは空いている方なんだろうね。しかし、この足元の水ってば、冬の季節になったら裸足で歩くのは厳しいだろうね。新潟の山奥ですから…。



テクテクと、手前に戻って来たのでした。再び向こうに行く人をパチリ。水面が鏡面の様になって欲しかったけれど、なかなかにタイミングが難しいね。



さてとで帰りますかねと、元来たトンネルをテクテクと。



第三見晴所は大分空いていましたよ。パチリ。



そのまま、第二見晴所と第一見晴所をパチリしてトンネルを出るのでした。



往路で見かけたところへと。一応チケットが要るみたいだけれど、全然チェックされることなく。ってか、チケット売り場の外に施設があるとは、ですよ。ちょいと立ち寄って軽く足湯に浸かるのでした。



上を見上げると鏡が付いていて、川の様子が見られるんだってさ。ふ~ん、なのでした。



予定では適当な所でお昼、もしくは車中でモグモグとも考えていたのだけれど、時間に余裕があったのと、お店を見かけたので、そちらへ行ってみた。



店内は、バッチリコロナ対策されておりました。天ぷらと蕎麦のセットを注文。お昼は、眼下に清流を眺めながらモグモグと。


すっかりくつろいでしまって、マスクを外していたのだけれど。注文の際に、店員さんやって来て、マスク外したままに気付き、「あっ!」と口に手を添えると、『全然、良いですよ~』とツボに入った様で、妙に受けていらっしゃったのでした(ほっ)。



お腹を満たして、次なる目的地へと!



こんだけ遠路はるばるやって来たから、ご当地マンホールも集めないとね! パチリ。




やって来たのは赤城山西福寺。新潟リサーチ中に、ふと見かけた誰かのブログで、すんばらしい彫刻の数々を見て、 こりゃ行ってみたいぞと。



駐車場に車を停めて、少々迂回しながら正門から境内へと。



石の仁王像ですか。長年の風にさらされたのか、丸みを帯びた感じでした。



第二の門では木造の仁王像。引き締まった体が格好良い!でも、ガラスの反射で良く見えなかったですわ…。



こちらは、素晴らしい彫刻の数々を作り出した、日本のミケランジェロと言われる石川雲蝶。 直接見る雲蝶の作品とは、どんなもんじゃろかとワクワク。



鐘楼は、パッと見で異彩なオーラを放っておりましたよ。格好良いオーラーぷんぷんなのでした。こちらは、小林源太郎作 だとのこと。



見上げると、そこには少し色あせた彫刻が。



彫刻技術、デザイン、佇まいと、こちらの鐘楼が気に入ってしまいましたよ。パッと見で良し、じっくり見てなお良し。



鐘の方には仏のデザイン。こんなデザインって珍しくないかな?(いつも鐘ウォッチしているわけでないので、良く知らないけれど)



さてとで、ごっつい外角に守られているのが開山堂。雪降る地域ゆえのシェルターなのかな。



こちらも、パッと見で素人目にも凄さを感じるほどの彫刻。 ほえぇ~と見入ってしまいましたよ。



彫刻技術にデザインと、溜息モノの素晴らしい作品でした。



あぁ~、こっちもあっちも凄いわ~!



鐘楼に開山堂と、素晴らしい力作を前に、既に結構な満足状態。



素晴らしいわ~と写真に収めて、境内をテクテク。



こちらは蛙に見立ててているんだろうね。



さてとで、ここから先の開山堂は写真撮影禁止と残念!



その素晴らしさを…、パンフレットをパチリ(詳細は西福寺のサイトをご覧くださいな)。


開山堂の中に入ると、ビデオで石川雲蝶についての紹介が流れる。暫く見入ってしまいましたよ。どうやら石川雲蝶は遊び心があって、素晴らしい彫刻の数々だけでなく、板の間にある節なんかを野菜や小物をデザインした木を当てはめて補強していたらしいです。確かにで、ビデオを観終えて、館内を歩きつつ足元の板の間を見ると、あちらこちらに補強された跡が。

そして、本堂へと足へ運び、足を踏み入れた瞬間に「うぉっ!」 と思わず声が出てしまうほどの迫力!圧巻でしたよ。素晴らしい彫刻が色あせてない綺麗な色彩とともに目に飛び込んでくるのでした。ほえぇ~と、どんだけの技術を必要として、どんだけの歳月を注ぎ込めば、こんなものが出来上がるんだろうね(才能が活かされてます)。ついでに言うと仕事を依頼するお金も必要だよ。

実際に、こちらの仕事を依頼した和尚は、お金の使い方に対する色々な意見への調整も大変だったとか…。石川雲蝶が仕事をやり終えた後、和尚はこちらのお寺からは身を引いて、別の場所へ行ったんだとか。ちなみに、素晴らしき作品の数々がある西福時は、日光東照宮にも比肩するとして「越後日光開山堂」とも呼ばれているんだとか。



期待以上の素晴らしい彫刻の数々だったわ~と、満足感に満ちてお寺を出て、目の前のお店で少し休憩。糖分補給で新潟産コシヒカリのアイスを買ってみましたよ。



購入したのはソフトクリーム。ほんのり米風味の甘さが身体に染み渡りますわ~。10月とは言え太陽燦々で汗ばむ天候でしたからね。



さてと、本来なら美佐島駅へも立ち寄りたいところだけれど(地下にあるという駅)、宿泊する光の館は体験型のお宿なので、16:30頃には来てくださいとのことで、そちらは訪問断念してお宿へと。途中でご当地マンホールもゲットしつつ。外角にギザギザのマンホールって、 初めて見たよ。




泊る宿は朝食が付いていなく、付属の台所で自炊するか何かを持ち込む必要があり、途中にあった道の駅で朝食を買っておくことに。道の駅に着いて、「あっ!新潟ってば火焔型土器の出土場所 だよ!」と。



地元パンコーナーがありました。うん、こちらのパンを買うことにしよう。もう1つは蕎麦稲荷。



食料を仕入れて、本日のお宿へと向かう。



目的地の、光の館はすぐそこ。何か気になるオブジェが立ち並んでいるけれども…、とりあえず宿へと。



着きました。こちらが光の館。前々から気になっていて、ようやくの訪問です。これで、また1つ、やりたいことリストを消化だよ(ワクワク)。



係の人から館内の紹介を受けました。こちらのボタン各種が、天井の開閉ボタン。開ける際の天気には注意してくださいねと。雨で畳を痛めると、損害を支払わなければなりませぬ。



実演してみますと言うことで、ポチっと。ウィ~ンと屋根が動いて空が現れましたよ。



1階スペースへと降りて、トイレと浴槽がありますよと。



こちらはトイレ。建物内の照明は、基本的に暗い。けれども、調光することができるので、明るさMAXにすれば、それなりに明るくなるのでした。




そして、こちらがお風呂場。フランス人が設計した故、洗い場の思想がなく、後で追加されたとのこと。ゆえに、シャワーの水は、下手すると浴槽の方へと…。


ちなみに、こちらで注意を受けたのは、照明がついていないので夜間時の入浴はお気を付けくださいとのこと。夜に入浴すると、本当に暗くて、シャンプー・リンスー・ボディーソープの区別がつかずに一苦労(汗)。翌日にスタッフの方には、目の不自由な人向けに表面に凹凸がある容器が存在するので、そちらを利用したらどうですかと進言したのでした。

ちなみに、お風呂の縁に設置されていたのがLED。浴槽に入って湯船に波が立つと、LEDがゆらゆら・チカチカとなかなかに幻想的な感じ。そして、暗い浴槽で、唯一ぼんやりと明るい水中。入浴で照らし出された身体が、なんだか頭でっかちな棒使い人形のようで滑稽でしたよ。 面白・不思議な体験は、見学ではなく宿泊して体験してくださいな(青空観賞よりも、興味深かったかな)。



さてとで、一通り建物内の案内が終わりました。係の人は、説明を終えると退散して退社するのでした。



そして、床の間の棒がピンクになると、空を見た方が良いですよ合図。早速にポチっとな(ウィ~ン)。天井の色が変わっていて、青空観賞の準備がバッチりできておりますよと。



ちなみに、こちらの部屋は、玄関がある2階の2つめの部屋(天井開閉がない部屋)。台所の隣で、台所はこんな感じになっています。


光の館はスタッフは存在せずに、宿泊者自身が好き勝手に宿泊すると言う施設。ゆえに、食事は自分で用意するor夜食はお弁当をお願いすることもできると言うスタイル。また、宿泊は2グループ迄まで受け付けていて、誰かと相乗りすることが前提となるのでした(その代わり施設使用料をシェアすることができる)。

自分の場合は、最初は占有状態だったのだけれど、後から子連れの家族予約が入って、ご一緒することになりました。ジェームズ・タレルの考えで、建物内の部屋割り等は宿泊者同士で調整することになっていました(調整にスタッフは介在せず)。ご一緒したご家族に対して思ったこと。子供の時から、こんな施設に泊まるなんて。なんて色々な経験・刺激を受けることのできる両親のもとで育つことができるんでしょう!こんな両親を持つなんて、なかなかにないよね。



車に忘れ物したので、再び駐車場へと。こちらの建物は、スタッフがチェックインまで待機している事務所。建物内の案内が終わると、スタッフさんは帰宅されるのです。



光の館をパチリ。あそこでピンクの照明箇所が広間で、天井開閉するところ。



もう1組の家族が到着遅れていて、本日はスタッフさんも暫く待機。



そうこう、天井の色も変わっていて、空を鑑賞。遅れていた家族の方も、滑り込みセーブで到着しましたよ。この後一緒に寝転がって、空の鑑賞タイムが始まるのでした。



あれ、青空の感じが明るくなった?



あれ?暗くなった?とか。あれ?白黒じゃね?てな感じです。



この後も、じわ~っとゆっくり色が変わっていくとともに、空の見え方に錯覚が生じるのでした。



あら~、なんだか不思議な感じですよ。



こんなにも錯覚生じる影響を受けちゃうんだね。



どれどれ、てな感じでズームなんかして確認してみたりして。



すっかり真っ暗となって星空も見えてきたし、冷たい空気が入り込むので天井を閉めることに。さて、空の鑑賞はこれくらいにして、晩御飯にしますかね。



晩御飯は事前に注文したお弁当。沢山あってお腹いっぱいになりました。ご飯と一緒に愛飲したのは、エチゴビール なる地ビールでした。ちなみに、家族の方は外で外食へとお出掛けされたのでした。ゆえに、広間にて晩御飯を食べることに。