新潟旅行(正鬼神社→山古志村)(Oct-2021)


翌日は朝食前に、ひとっ風呂。今日も天気がよさそうだなと、気持ち良い朝日を浴びつつのお風呂でした。お風呂上りには、冷えた麦茶をゴクッと。



お風呂上がりで食堂へと。コロナ禍ゆえに、朝食ビュッフェではビニール手袋が用意されておりました。



こちらの朝食ビュッフェでは子供連れ用なのか、ワゴンなんかも用意されていて、これは助かるアイテムだね!と。



朝食ビュッフェを軽く済ませて、昨夜に残しておいたデザートを冷蔵庫から取り出してもぐもぐと。



そして、早目のチェックアウト。朝日の差し込みが気持ち良いロビーなのでした。



大鳥居を通り抜けて本日の目的地へと!



途中、ご当地マンホールを撮影しつつ…。



シケインが現れる不思議な区画の商店街を抜けて。



道の駅 阿賀の里に付きました。こちらで小休止。車で移動していることもあって、色々とお買い物。



駐車場のところに、ぽつんと。よくよく見たら、これから行こうとしている鍾馗(しょうき)様じゃないか~。


鍾馗(しょうき)は、主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神。日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりする。また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗、屏風、掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりする。鍾馗の図像は必ず長い髭を蓄え、中国の官人の衣装を着て剣を持ち、大きな眼で何かを睨みつけている姿である。

京都市内の民家(京町家)など近畿 - 中部地方では、現在でも大屋根や小屋根の軒先に10~20cm大の瓦製の鍾馗の人形が置いてあるのを見かけることができる。これは、昔京都三条の薬屋が立派な鬼瓦を葺いたところ向かいの家の住人が突如原因不明の病に倒れ、これを薬屋の鬼瓦に跳ね返った悪いものが向かいの家に入ったのが原因と考え、鬼より強い鍾馗を作らせて魔除けに据えたところ住人の病が完治したのが謂れとされる。

そう言えばで、以前に訪れた京都(パン狩り)で屋根上の鍾馗様を見かけましたよ。閻魔様?なんて思ったりもしたものでした。(^^ゞ



藁で組み上げた鍾馗様の神社が新潟県の東蒲原郡には5か所あって、そのうちの1つへと行こうとしていたところなのでした。こんな所でも、道の駅利用者に存在をアピールしておりましたか。




道の駅の隣にある、船を模した建物に行ってみたら…。阿賀町郷土資料館は閉館となっていて、使われなくなって暫く経っていそうだったけれど…。たまたま休館日だった???




と言う訳で、目的地の正鬼神社 へと。道路から脇へと入って、小道のところにポツンとあり、ナビのない時代だったら厳しいぞと。ちなみに、付近にあったマンホールはスキー場デザインでした。



神社小屋の裏に鎮座していた鍾馗様!



凛々しい姿。そして腰は二本差!



上に下に、脇のところもパチリ。何故か、小学校低学年(多分)の机も置かれていたのでした。



お腹のところで、おへその下にも立派なモノが(笑)。



手には短刀を所持していたのでした。全て藁で編み編みされてますね。良く調べてはいないのだけれど、藁あーとも、こちらの藁編み鍾馗様がルーツになっているのかな?でも、市町村区が別だから、違うかな?



こんな感じで、ひっそりと鍾馗様が鎮座しておりました。神木にもたれかかるように、立っていましたよ。




さてとで、帰り道は…。往路で気になった水門箇所を渡ってみた(阿賀野川頭首工)。こちらは、水門と言うか頭首工というんですな。


頭首工とは、河川から農業用水を取水する目的で設置する施設の総称で、取入口、 取水堰、附帯施設及び管理施設から構成される。 農業水利システムの中核をなす拠点 施設であり、河川法、河川管理施設等構造令などに適合・準拠した河川に設置される 構造物である。



青空の元、良い感じで走行させてもらいましたよっ!



三条市の8号線を走っていると…。不思議なお店(?)を見かけました。宿泊もしているようで、布団貸出なんて言う案内も。謎のお店ですね(営業しているんかな)。



さてとで、向かうところは山間部!牛の角突き ですよ。



と、この辺は錦鯉でも有名な所でしたね!日本各地どころか、世界からも仕入れに人がやってくると言う。錦鯉は、泳ぐ宝石とも呼ばれているんだってね。



対向車が非常に気になるトンネルを通り抜けて。



やっとで、山古志村は会場に到着です。用意された駐車場に車を停めて。



良く調べていなかったので知らなかったけれど、有料の入場券が必要でした(厚かましくも、無料と思っていたのでした)。



会場に向かう階段をワクワクと。途中は角突きの歴史紹介と写真の数々。迫力ある写真だわ~。ってか、目が際立ってる!写真と言うか絵画のようでもありますよ。



ありがたくも、無料の敷物貸出ありました!



遅刻しちゃうかな~と思ったら、ちょうど良い時間に到着なのでした。そして太陽燦燦暑い中、屋根裏へと非難すると、屋根裏には多数のコメント。山古志村の地震被害に対する復興応援のメッセージ多数でした。



こちらが決闘を待つ牛たち。



美味しそうな牛串焼きも売られていたのでした。お腹が空いていたので1本お買い上げ~。塩胡椒がちょいと効きすぎながらも美味し♪



どこかの放送局かな?そして手渡された取組表!キラキラネームというか、色々な名前が付いてますね。



取組が始まった!山古志村の角突きは、勝ち負けがないんだそうだ。ゆえに、牛は大きな怪我をすることなく、次の角突きに参加することができるんだとか。



2階席に行ってみた(暑い)。こんな感じで周りを囲んで角突きされてます。若い牛たちは縄をかけて角突きするけれど、後半に出てくる経験ある牛に対しては、縄を外しての角突きされてました。



ちなみに、昔は柵がない状況 で角突きがされていたんだそうだ。観客も油断できない状況で観覧していたんだね(今の時代ではありえない状況だ)。



そして、ゴツンゴツンと頭がぶつかり合う音 が、観覧席にも響いてくる程でした(すげぇ~)。



縄無しの角突きで勝負がつくと、周りから、わ~と勢子が取り囲んで、後ろ足に縄をかけてました。



角突きは、どんどん進み、貫禄ある牛が登場してきますよ。でかい~!



対戦相手も立派な体躯です。



角を地面にこすりつける牛さんも多数。マーキング的なモノらしいです。



ゴツン、ゴツン、会場に音が響き渡ります。



こちらが司会の方。話しぶりと長い経験が伺い知れたので、60代くらいの人かなぁ思ったのだけれど、よくよく見たら若い人でした(^^ゞ 失礼ながら、お腹っぷりも貫禄を感じさせていたわけですよ。



矢沢を愛する人が主の様です(馬主に対して牛主とでも言うのかな?)。



パフォーマンス交えながらゆえ、入場と退場に長い時間をかけていましたよ(笑)。そして、会場からは大きな拍手。



入場の際には寄付したスポンサーの名前を読み上げられるんだけれども、何度も登場していたのが、渋谷にお店を構えると言う精肉店「ミートショップ・グルメナカムラ」 でしたよ。どうやら、角突きに愛情持った熱烈ファンだそうです。



こちらも角をこすりつけ。良い塩梅で牛の気持ちを汲み取って司会の人が代弁する。いや、本当に語りっぷりも60代!(本当に年季を感じさせる上手な解説でした)



激しい一戦でした。



目力が凄いっす。『こなくそ』と声が聞こえてきそうだよ。



勢子も声掛けで応援。



膠着状態が続くのでした。



勝負付いたと判断されて、勢子が必至で引き離すのでした。



そうこう、ほぼ時間通りに角突きが終わって(凄いな)、最後は撮影会も。



大会の後は、こんな感じでした。



こんな感じで、ツーショットもできましたよ。



帰り道、ふと見上げると大会の日程。結構、頻繁に開催されているんだね。次回10月23日は、17年前の同日に中越大震災が起きたそうです。あれから復興が始まって、角突きを開催するにまで至って、感慨だそうですよ。




ところどころで、マンホールを撮影しつつ、急ぎ帰京することに。時間に余裕を持たせているけれど、結構な長距離運転ですよ。



途中でガソリン給油して、関越トンネルってば格好良いわ~とパチリ。





帰宅して…、購入した品物の確認です。こちらは玉川堂で購入したビールグラス。



美しく叩き込まれた表面と、化学反応とやらの模様がgoodで美しい。グラスの底は玉川堂であることを証明する刻印。2016年の200周年から刻印を入れ始めたそうです。



そして、もう1つが急須。さすがに1枚板から作り出される高級品は買えなかったので…。こちらは、急須の注ぎ口だけ別部品で後からくっつけそうですよ。とりあえず、やりたかったことリストの1つとして玉川堂の見学が入っていたのだけれど、勢いで購入してしまいましたわ。



こちらは清津峡渓谷トンネルのチケットと、藤次郎のパンフレット。



旅行の荷物をかたずけて、食事の時にビールグラスと翌日にお茶で急須を使ってみた。ビールグラスは、さすが銅の熱伝導のため、口当たりが冷たくて最高!ウスハリグラスと遜色のない味わいでした(買って大正解!)。そして、急須の方は茶葉が急須内で上手い具合に対流して良い感じでお茶が出てくるのでした。



こちらは、藤次郎のダマスカス鋼包丁。このダマスカス鋼模様が良いよね!これで、包丁が2種類になって、使い分けできるようになりました。今まで、ず~っと中華包丁的なモノを使っていたので、少々手に余る大きさだったんだよね(使い続けて慣れてしまったけれど)。



旅行を終えて…。今回は色々と、やりたいことリストを消化することのできた新潟県旅行だったのでした。あそこもここも行くことできました。更にリサーチの途中で見つけた興味深い所も訪れることができて、今回の旅行も楽しさ大爆発なのでした。わらあーとの開催期間が延長されたり、光の館の予約が取れたりと、運良く旅程が組み立てられたおかげなのでした。

ところで、今回の旅行では今までと違って、少々お買い物なんかをしたのでした。社会人になって20年超、お金が貯まってきたなと最近思うようになり、少し貧乏性を止めることにしました。と言っても、ただ単に浪費生活に陥るのは良くないので、必要な所でケチケチせずにお金を出そうと思っている次第。今回は工芸品と言う位置づけで、色々と品物を買い求めたのでした。

そんな心境で、新潟旅行から帰って、壊れたスノーボードの買い替えで値段を気にせずに買い物したり、新たにクライミングギアを購入したりと、趣味には多少のお金をかけても良いんじゃないだろうかと自分自身に許可することにいたしましたよ。値段制約で、趣味の楽しさに制限かけることのないようにね。今回の新潟旅行を転機に、少しだけ変わっていくことにしたのでした。