GUCCIオステリア+帝国ホテルバー(May-2023)
ちょいとお高いけれど、行ってみたいなと思ったレストラン。思い立ったが吉日、行きますよと企画しましたよ。食後は帝国ホテルバーで一杯やりました。 そんな優雅な午後のひと時を過ごした、とある日の週末。



今日は久しぶりにスーツ着用!仕事でも全然着ないのに(出社してもカジュアルウェア)。で、移動の電車のお供に、安東能明『夜の署長2』と、万城目学『べらぼうくん』。


夜の署長シリーズは面白いわ~。ほんの些細な兆しを拾って、事故扱いとして処理されそうな出来事を調査して事件として認識して、解決してしまうと言う痛快モノですよ。部下は、些細な兆しに気付けないから、「なぜこんな調査をするのだろうか?」と疑問を持ちながら指示に従っていくと…、てな感じ。こんな敏い人間になりたいわ~。で、もうすぐ読み終わりそうだったので、2冊目を所持して出かけたという訳。こちらは小説かと思ったら、万城目学の受験生の日々から綴ったエッセイモノでしたよ。でも、共感や気付きある部分が頭に染み入る描写となっていて、内容も面白い!



さてとで、銀座に到着して、最寄りの出口から出ました。あらま、エルメス銀座店でしたか。



銀ブラしながら、そろそろ到着。そのまえに、GUICCI店を通り過ぎて。



その横というか、裏というか、隣接しているところにあるのがGUICCオステリア。前回は前を通り過ぎるだけだったけれども、再び来ましたよ。



建物に入りました。予約の時間になるまで、レストランがある上の階へはいけませんよ。トイレに行きたかったんだけれどもね…。



さてとで、時間になったので上の階へと案内してもらいました。ちなみに、案内の人は名前の確認だけで、トイレに行きたい旨を伝えるも、特に対応してくれるでもなく『お時間までお待ちください』と言われるだけなのでした…。そ、そんな対応で、ええんかいのぉ?



4階について、トイレの場所を案内されました。1階から連絡がいっていたのかな?他の人のブログを見ると、壁紙が鮮やかだったんだけれども、もう1つの個室の方かな?こちらはシックな感じでしたよ。



レストランルームとは別の方向へと歩いて行くと。



夜にはバーになると言うところ。天上の照明は星形になっておりました。棚には直筆サイン(?)入りのボトルがなんたらかんたら。知識が無いのでよくわからないけれど、有名モノだったかな?



テラス席?バルコニー席?上部に天井が無いので、天候次第で利用ができるとのこと。それゆえに予約ができない場所なんだとか。今の季節だとちょっと暑くなってきたし、これからの季節に利用するなら夜間ですかね。


一緒した隊員Bが、パコパコと妙な皴デザインが入った革靴で床をたたいておりましたよ。スタッフの方が『こちらのテラスで、床を叩かれた方は初めてです(笑)』と。目の付け所が、良く分からない隊員Bなのでした。ってか、その皴と言うのか波と言うのか、奇妙なデザインの革靴ってば、どこで売っている代物だ?



バーの横にはピアノと、お土産用のクッキーケースかな?



こちらのカラフルな照明は、1980年代(だったかな)に手作りで製作されたものなんだとか。ヨーロッパのどこかの国と言っていたが…。



さてとで、席に案内されました。ドル札にえがかれている「プロビデンスの目」であろうか、メニュー冊子に睨まれてますよ。



メニューを開きました。最近、恐ろしいほどのお皿が出てくるお店があったりするから(天ぷら秘密結社10+の20皿超とか)、出てくる量に一安心。さてさて、どんなのが出てくるのかな。



ちなみに、テーブル周りの様子と床のタイルデザインはこんな感じ。バーのところと同じデザインだね。



これなんだっけな(・・? 手で持って食べてくださいと言う事で、崩れないように恐る恐る持ってみたら、全体がカチッと固まっていて花ごと取れましたよ。もろくないよう仕上がっていて、崩れることもなくパクッと食べることができました。ほんのり甘さと軽い食感でした(葉と花の風味は感じられず)。食器を逆さにして盛り付けをしていて、花瓶の様ないでたちなのでした。




こちらのトマトパンが、ジューシーさたっぷりにして美味しかった。トマトの濃厚さと、ジューシーさに、パンのこんがり感のバランスが良し。


 
時が経って、どんなだったか忘れてしまった…。とりあえず、甘いモノではなく、おかず的なモノがサンドされていたような…(メモを取っておけば良かったよ)。



マカロンに印字されているのは、訳すと「私とイタリアへ帰ろう」だそうです。コロナ禍で、なかなか旅行ができない状況の際に、シェフの古郷イタリアへ一緒に帰ろうと言う意味を込めているんだとか。



『仔牛 ミラノ風』。お肉がナイフで切れないのなんのって。幼少の頃から良い所で食事して、作法が身についていると言う隊員Bも難儀しておった。結局、2人とも一口でパク、でしたよ。残ったソースはグリッシーニともに。



お次は『ナスのパルミジャーナ風のような』でした。うん、チーズ風味のというか、載せられたクラッカーとともに、頂きました。



こちらはニョッキかと思ったけれど、ちょと違うパスタ。中にお肉を詰めたものとなっていて、濃厚なチーズのスープに浸かっておりました。チーズが濃厚すぎて、西洋人は良いかもだけれど、自分は少しくどかったかなぁ。なので、量的には、もう少し少なくて良いかなと。



『食べ終えると、お皿の底にパスタが描かれているので、お楽しみください』と。これのことね。



お次は豚肉のグリル「仔豚 モデナと東京』。程良い感じでグリルされて、炭火の風味香る美味しさでした。両脇に添えられているのは、なんとホワイトアスパラ。こんな立派なホワイトアスパラは、初めて見ましたわ。佐賀産とのことでした。どうやら、シェフが日本全国を食材探しで巡っているんだとか。



『アナナス」。パイナップルという意味でしたか。シェフが見つけて採用したパイナップルなんだとか。これ、見た目良ければ、味も良し。甘さも程良く、また食べたい一品でした。



表向きは『パッケロ7種のトマト』とメニューに記載あるけれど、またの名を『〆のパスタ』と言うそうです。シェフはラーメンが好きで本当はラーメンにしたいところだけれども…。でも、イタリアンレストランなので、ラーメンをパスタ変えての一品なんだとか。


これ、パスタと言うか、ちくわのような形状でしたよ。そして、トマトは7種類をブレンドして濃厚なピューレとなっておりました。7種のうちの1つは、アメーラとのことで、やっぱりアメーラ美味しいよねと納得なのでした。が、アメーラは糖度が高過ぎるとのことで、その味も考慮してバランス良くブレンドしているとのことでした(食後にシェフとのお話より)。



食後のデザートと珈琲。珈琲はビシッと苦みが効いていて、美味かった。一口デザートの方も美味し。ゼリーと生果実が、上手く混ざり合って面白い味わいなのでした。



食事を終えて、個室の方もチラ見。個室と言っても、結構な人数が入る大きな部屋で、ご覧の通りピアノも置いてありますわ。



鏡も沢山あって、鏡の国のアリスの世界に迷い込んだかのような。



という事で、終了~。



大丈夫かな、俺?写真撮り忘れとかないかな?と名残惜しく、パチリ。



建物を出て振り返ると、ルイヴィトンの建物が、日の光を浴びて良い感じで輝いておりましたよ。こちらの建物の7Fには「le cafe v」(ル・カフェ・ヴィー)なる、カフェがあるんだとか。気になるわ~。




ルイヴィトンのカフェはさておき、向かったところは、軽く一杯ということで、帝国ホテル2FにあるOld Imperial Bar。折角フォーマルな格好をしているんだし、軽く一杯がてら、行ってみることにしたのでした。



帝国ホテルと言えば、フランクロイドライト。こちらはレセプションの方にあった、フランクロイドライトに関する展示物。



さてとで、2Fへとやって来ました。初めての訪問ですよ。ってか、2Fには広々、ゆったり空間が!



バーの入り口には、ライト館、開業100周年とのプレートあり。ちょうど100年でしたか。妥協を許さないフランクロイドライトは、あれやこれやと注文を付けて(タイル製造のために新しく会社を作ってしまった程だとか)、大幅コスト増加。施工主との関係が悪くなってしまって、帝国ホテルの完成を見ることなく帰国してしまったんだとか。



メニューもバーの入り口に。「ハンバーガーサンドイッチ」が4,300円で提供されておりました。いつの日か食べてみたいかも…。他にも「アメリカンクラブハウス」とかも気になるわ~。



訪れた著名人の方々かな?



案内してもらいました。店内は3~4割ほどの入りでしょうか。この時間帯にしては、ボチボチ入っているなぁと言う印象。でも、途中からどんどんお客さんが入って、ほぼ満席状態となるのでした(ほえぇ~)。自分たちが訪れた時間帯は、日本人が多かったけれど、夜になれば、日本人と外人の比率も逆転しそうだな。



フランクロイドライトの話をしていたら、スタッフが気を利かせてくれて、壁が良く見える奥の席の方に案内してくれました。



こちらにあるテーブルとイスは、当時のモノみたい。机の縁に刻まれた模様は、下に掲載する写真の木板の両サイドにある模様と一緒なんだとか。



こちらは、当時のホテルを移築し終わった時に、工事関係者の人が持って来てくれたんだとか。どこにあったか分からない木片で、かなりの重さだそうです。



振り返ってパチリ。この時は、まだそれほどでなかったけれど、どんどんお客さんが入るのでした。



スタッフが雑誌を持って来てくれました。多くの人が、めくったであろう雑誌をペラリペラリと。



自分はハイボールを注文。マドラーは「IMPERIAL HOTEL」と銘打たれておりました。



床の模様は、当時のモノを考慮してデザインされているんだとか。



会計を終えると、お土産にマッチを頂きました。マッチなんぞ、今どき珍しい品物を手にしましたよ。ライターなんかよりも、断然香り良く、煙草も美味しくなるよね(煙草吸わないけれど)。



階段回廊も美しや~と、パチリ。地下1Fのところは、枯山水的なデザインになってますね。



建物を出て、ちょいと立ち寄ったのはガルガンチュアが入る建物の方。



ちらり一周して品物チェック。来るたびに質問することにしている、『ベーコンエピってば、無いですかね』と聞いてみるのでした。


パン好きのとある人が、あるパン屋の支店で本店では用意しているクロワッサンが置いて無く、立ち寄るたびに『クロワッサンは無いんですか?』と聞いたそうですよ。繰り返すこと暫し、ついにクロワッサンが支店にも置かれたのだとか。自分もそれを狙っているんだけれども、今日聞いたスタッフの人は、以前では置いてあったけれど、今はないという事実を知らない様子で『ベーコンエピはありません』と返してくるのでした。こりゃ、「こんな問い合わせがあった」と言う内部での情報共有に繋がらないだろうなぁ~と手応え感なく、退出するのでした。あ~、反則級に美味しいガルガンチュアのベーコンエピが、また食べたいわ~。



とりあえず、Le Petit Mecに寄ってパンを仕入れることにしました。お客さんが、メッチャ居る~!なのでした。一瞬、そのまま帰ろうかと思ったけれど、時間もあるし、列に並んで購入することにしましたよ。



買って良かったよ♪ 翌日に美味しく頂きました♪ 久しぶりに買った、オリーブバゲットはサンドにしていただき、ベーコン紫蘇はトーストして食べました。



ところで、いくつかのブログで「GUICCオステリア」の様子を見てみたのだけれど…、誰もかれも、綺麗な写真と良い感じの構図で写真が撮れてましたよ。うぐぐぐぐ、俺もそんな写真が撮りたい!と思うのでした。 もう、古ぼけたデジカメではなく、普通にスマホで撮影した方が綺麗なんだろうなぁと思うのでした。

で、行ってみた感想としては、ブランドバリュー価格のためか、大分お高いなと感じたのでした。GUCCI好きならまだしも、そうでない人だったら一度体験すれば良いかなと(自分は少なくともそうなのでした)。同じ値段を出したら、もっと他にもお店の選択肢がありますからね。

あと、シェフの日本探索っぷりと、両腕に入った入れ墨が見事なもんでした。日本人シェフだったら、レストランに採用されないんだろうなぁ。そもそも、日本人にそんな人は、そう多くないよね。そういうのって、文化の違いなんだな~と感じるのでした。