*2024/02/10 新規作成
*2024/03/23 更新

マレーシア生活、あれこれ(Jan-2024)
マレーシアへとやって来て半年弱。新年を迎えたことだし、マレーシアに来て感じたことをまとめてみることにしました。良いこともあれば、良くないこともあったりして。予想外の状況になったりも…。でも、総じて生活を楽しんでます! とりあえず、思いつくままのトピックについて記載してみました。去年に来馬して、思いを綴ったのは、こちらのページ 。 ※新年迎えたと言いつつ、新年通り越して、春節に入ってしまいました(^^ゞ

■■■ 生活 ■■■

■交通機関


ICカードを使って簡単、便利に乗車できるのは、既に世界共通。列車(モノレール)は結構頻度高く来るし、冷房はバッチリ効いているし(上着が必要な程)、値段お安くて、とても便利。そして、駅の乗り換えなんかでは基本的にエスカレーター設置となっているので、あまり階段を使う事が無い(楽チンにして汗をかくことも少ない。この辺は日本よりも快適だな)。ただ、公共のバスを使うと1時間に2,3本だったり、交通渋滞に巻き込まれてしまったりと電車に比べると利便性は落ちるかな。あと、列車(モノレール)は女性専用車両が全体車両の40-50%にもなっていることもあり、えぇ~(座れないよ)と言う事が多々ありますわ。ちなみに、周りのクライミング友達は車移動が基本で、電車をほとんど使わない人が多い…。なので、駅とか路線の話をしても、あまり通じませんわ…。ここ10年以上使ったことないとか言っているし(日本人同僚は、話が通じるけれど)。


■タクシー・Grab

マレーシアのタクシーと言ったら、もうGrab一択ですね。なんせ、Grabはマレーシア発祥の会社だったのです。簡単、便利にしてお安いのだから、流行らない訳がない。安全性も配慮されていて、目的地までのルートから外れると、「ルートを外れましたが、何かありましたか?」といったメッセージもくれたりします。とりあえず、言葉が分からなくても利用出来て、ルートはGPSで常に確認でき、支払いはカード払いで紐づいているので現金やカードを取り出して、運転手とやり取りする必要が無いんです。もう、便利過ぎますわ。


■治安


全くもって治安の心配はなし(自分がBukit Bintangなんかの繁華街に行かないせいもあるかな)。暴力とか怒声とか聞いたことないですよ。スリも気を付けろと言う話があるけれど、結構皆さん無防備です。会社なんかでは財布、スマホを共有場所に置いていたりして。あと、夜道なんかを歩いていても(少し郊外とか)、現地の女性が一人歩いていることもあって、本当に安心して生活できるところです(一応女性の夜道一人歩きは気を付けた方が良いと思うけれど)。先日にGrabの運転手が、『マレーシアは口喧嘩はあっても、暴力はない国なんだよ』と言ってました。通り魔とか銃撃とかとは、無縁の世界です。でも、子供の誘拐には気を付けた方が良いみたい(これは東南アジアでの一般常識みたい)。


■Shopping Mall

あちらこちらに巨大ショッピングモールがあります。しかも、どこも繁盛しているのだから凄い(さすがに、ちょいと寂れているところもあるけれど)。さすがに飽和状態なんじゃないかな~と思うのだけれど、更なる建設計画はちらほらと。モールを歩いていると、どこのお店も繁盛していることが多く、景気の良さをひしひしと感じます(貯蓄率が低いかもしんないですね)。さすが、アジアで2番目の経済成長率を誇る国です。お休みの日は、モールへとお出掛けするのが、一般的なマレーシア人の過ごし方の様です。現地友人が『この国は、マレーシアではなく、モールシアだよ』なんて言ってましたよ。


■スーパー
意外と助かっているのが、マレーシアでの量り売り習慣。日本みたいに複数個がまとまって売られていたら、消化できずに腐らせてしまうところだけれど…。不揃いな大きさの野菜から、適当なモノを選んで購入するので、日々必要な分だけを無駄なく買う事ができてますよ。でも、スーパーに置いてある野菜は、不揃いだけでなく、傷んできているものもあるので、慎重に選ばなければならないんだけれどもね。野菜だけだったら、100円から200円位で買い物済ませられますよと(お財布に優しい)。


■クレジットカード・QRコード決済
クレジットカードは、ICカード搭載が基本です。なので、お店ではピッとやって、簡単決済。日本も大分増えてきてはいるけれど、この辺はマレーシアの方が進んでいるかな。まぁ、リープフロッグ現象ってやつですね。マレーシアでは、クレジットカードのICカード搭載が基本となったおかげで、スキミング被害は減っているのかな?昔は、本当にスキミング被害があちこちで(自分も被害者になった)、スキミング大国だったのだけれど。

店舗を構えるお店だと、大体カードが使えるのだけれど、露店とかになるとカード不可でQR決済になることが多い。QRコードは、PayPayのように支払いツールで、一番多いのがTouch'n Goと言うもので、他はGrabなんかも利用できたりする。あとは直接銀行の口座となっていて、口座入金となる場合もありました。口座番号をすぐにQRコード表示できるので、知り合い同士の振り込み作業なんかも楽チンできちゃいます。


■チャットアプリ(WhatsApp)
日本のLINE以上に普及している、WhatsApp。こちらは電話番号と直結で、簡単検索できるものだから、郵便物や郵送品の配達人から(つまり知らない人)『ポストに入れたよ~』とか、『これから届けるけど、家に居る?』とかの連絡がいきなりやって来ます(最初は焦った)。あと、お店なんかでも、頼んだものが準備できると、WhatsAppで連絡やって来ます。WhatsAppのスレッド上には、知り合いと知らない人が混在してますよ…。



■■■ 賃貸・wifi・光熱費 ■■■

■部屋の賃貸

ビックリしたのが部屋の賃貸の気軽さ。日本だったら、会社名とか年収とか色々と聞かれて&証明書を出したり保証人を用意したりと、面倒な手続きなのだけれど、マレーシアではそんな事はありませんでした。会社名は口頭報告だけだし、年収の報告も無し!拍子抜けでしたよ(それで、ええんかい?と)。その変り、人種とか宗教とかの質問項目がありました。でも、それだけ。あと交渉していて思ったのは、日本人と言う事で、結構信頼されているところがあるなぁと。あと、日本人は部屋を綺麗に使ってくれる、という印象あるようでした(過去の日本人の振る舞いに感謝です)。

そして、多くの賃貸が家具、家電、食器付きだったりするので身軽に移住できるんです。これは、本当助かった(引っ越し後に、色々と買い揃える作業から解放)。移住初心者でも、比較的苦労なく移り住める国です。自分が内見した物件は、どれも家具、家電付きでした。食器も、1部屋以外、全て揃ってましたね(自分は鍋が物足りなく、追加を要望したのでした)。


■虫
マレーシア、あるあるなんでしょうけれど、住んでいる部屋に蟻が出たり、ゴキブリが出たりするようです…。30階に住んでいる人でも、蟻が出ると言う話を聞くから、蟻ってどこへでも来るんですね。ゴキブリも…。幸いに自分は、今まで部屋で虫を見たことが無く、当りの部屋を引いているようです。とりあえず、食べ物類は放置せずに袋に入れて、毎日捨てるように気を使ってます(今後も、虫が出ませんように)。


■浴室(シャワーだけで湯船無し)
湯船がある浴室を供えている部屋は、ほとんどないので、結局シャワーだけとなる部屋を賃貸することになりました。最初は、湯船無しの生活に耐えられるのかなと心配をしていたのだけれど、併設のプールがあるから代用になるかなぁなんて考えていたのでした。結果としては、シャワーだけでも全然不満に思う事はなかったのでした(プールもほとんど使わず)。もちろん、湯船に浸かったら、やっぱりあるに越したことはない!と思うだろうけれど。多分、常夏の気温がシャワーだけでも問題なしとしているのかなぁと。これが秋、冬のように、寒い状態となったら、湯船は欲しくなるでしょうね。


■水道水
賃貸の建物が大分良いみたいで、水道水の色とか臭いとか全く気にならないレベルです(ろ過している?)、暫くは水道水を沸かして珈琲とかお茶とか料理を作ってました。最近は、念のためと言う事でフィルターでろ過した水を利用しているのだけれど、野菜を洗ったりするのは、水道水のままです。そして、気になっていた洗濯物の色付き。あるあるの、白い服が黄色くなってしまうと言う事象は、発生しておらずです。ついつい忘れがちな、こういう点が問題にならないのは、助かりますよ(移住してみたら、あっ!と気付くこと)。


■wifi
事前に色々な人のブログなんかを見ていたら、申込の日になって突然にキャンセルされたりとか、遅刻してやって来たとかいった情報をがあって凄く心配だったwifi契約。Airbnbから賃貸となって、個人でwifi契約をする必要が生じたのでした。ところがどっこい、工事の日はネットで設定することができ(平日のみだけど)、設定した時間の10分ほど前にはやって来て、20分ほどの作業で無事に完了したのでした(助かった!)。予定通りに工事が進まないのは、今は昔と言ったところなんですかね。申込先の担当者は、部屋を借りる時に、エージェントに希望の会社を伝えると、連絡をくれるように手配してくれるのでした。


■光熱費(電気、ガス、水道、下水道)

大体、月に1度、郵便ポストに請求書が入って来るので、銀行振り込みをするのが一般的(コンビに振込とか、専用アプリもあり)。ただし、水道料金については、ビルの管理会社に入金するのが一般的みたい。請求書は、住人ではなく部屋の所有者名義になっているので、代わりに振り込んであげると言うもの。ズボラなオーナーになると、入居前の請求書を放置していて、その分の請求が入り込んでくることがあるので、要注意(特に下水道料金は半年ごとの振り込みとなるようなので)。



■■■■■お金・資産運用 ■■■

■銀行の口座開設


外国で銀行口座を開設するのが、どんどん難易度上がっている世の中。マレーシアでも変りはない状態なのだけれど、会社が斡旋してくれるので、簡単に口座開設されました。自分の場合は、指定した日時に銀行に赴いて、流れ作業で口座を開設すると言う感じでした。銀行に到着すると、同じような時期に入社した人も集まっていて(他部署の人で、外国人の人たち)、一緒に流れ作業となったのでした。ちなみにで、担当の人に『(退職金があるし)少しこちらにお金を移動させて、良い商品に預けたいんだよね~』と言ったら、目がキラリン!となり、すぐさま対応が変わりました(笑)。

それまでは、単なるベルトコンベアに乗っているイチ口座開設申し込み者だったのに、他の人を『もう手続きは終了だよ』と退出させて、『少し話をしよう。いくら移動させるんだ?』となりました。マレーシアでは、日本で課税される約20%の税金が無いと言うのがメリットなんですよね。この日は簡単に話をして、後日に詳しく商品説明を聞きました。結構魅力的な利回りに加えて、最初の3カ月は9%超の利息となる付帯サービスもあったりして。もち、やるっしょ!なのでした。



■送金サービス(wise)
日本から、海外にお金を送金するサービスはいくつかあるけれど、とりあえずでwiseを利用してます。手数料は、全サービスの中でもお安い方だし、送金も大体24時間以内に着金されるので結構便利です。やったことないのだけれど、一度100万円と誤って金額設定してしまった時に、「この金額を送金することにより、着金側の口座がロックされる可能性があります」、となりましたよ(もち、キャンセル)。大金を送金すると、色々と面倒があるみたいです。この辺は、送金先の国によっても違ってくるのかな。


■EPF申込(給与天引きの積立貯金)

マレーシアでは、EPFなる制度があって、日本のiDeCoみないなものがあるんです。しかも、政府が最低保証利率2.5%を保証していると言うもの。最近では5%~6%の実績なんかをただき出していて利回りも納得の値。もちろん、給与天引きとなるので所得減税にも繋がります。もち、やるっしょ!なのでした。手続きが少々面倒で、各地にある(KLでは10か所弱?)支店で申し込みをして個人の番号を払いだしてもらい、それを会社に伝えて、翌月から天引きされると言うもの。自分は、年休を取得した日に支店へと赴いて手続きをしましたよ。

ところで、手続きの日に必要な資料(申込用紙、パスポート)を持参していったのだけれど、写真コピーを要求されて、焦った焦った。「えっ、もしかして出直し?」とも思ったのだけれど、担当の人がパスポートをコピーして処理してくれたので、無事に受理されたのでした。申込に行かれる方は、申込用紙とパスポート以外にも、証明写真を持参しておくと安心です。EPFの申し込み手続きが終わると、給料の11%が天引きされるのだけれど、マレーシア人であれば、会社から更に13%補助が追加されるんです(凄い!)。外国人に13%補助は、ほぼほぼありません…(残念)。自分は確か、RM6だかRM8だかが補助追加されました。日本円にして200円前後ですわ(まさに雀の涙)。 ←今確認したらRM5でした…。



■■■ その他 ■■■

■階数表示

マレーシアの階数表示は英国式っぽく、地上階はgroundになるのだけれど、建物によってG1とかG2とかに加えてCとかCMとか間に挟みこまれるものだから、2 floorと言われても、それが実階数の何階に位置するのかが、全く分からない…。2Fとあっても2番目の階数に非ず。『2階って何階ですか?』と聞きたくなりますよ。Mallなんかで、かなりの階数を上がって「2 floor」と表示があった時には、脳みそバグり状態ですよ(汗)。



■ゴミの分別

マレーシアではゴミの分別がありません!全て一緒くたにして捨てるんです。どうも、建物のゴミ集積所で仕分けをしているなんて話もあるみたいだけれど、先日に知ったマレーシアのリサイクル率。それは、わずか0.2%未満であり、残りの99.8%以上は埋め立てられているそうです…。全然ecoじゃないっすね。この辺、日本は過剰包装だとかで、ecoじゃないなんて話もあったりするけれど、ゴミの分別はなく、エアコン効かせまくりにして、洗面所ではペーパー布巾がガンガン消費されると言う状況を見ると、どうなんでしょう?と思ったりします。

あと、資源国にあるあるかもだけれど、周りの人を見ていると水を出しっぱなしだったり、冷蔵庫を開け放しで他の作業をしていたりと、「もったいない」とか「節約」の考えを持ち合わせていない人が多いです。とりあえずで、何でも一緒に捨てると言う行為に、暫くは罪悪感を感じながらのゴミ捨てとなりますが、その罪悪感が薄れてきたら、マレーシアライフに慣れてきた証拠!私は、もう罪悪感がなくなりました。もう、日本に帰れません(分別できません)!


■コンタクトレンズ

自分は、日本ではハードコンタクトを利用していたのだけれど、マレーシアではハードコンタクトは、ほぼほぼ存在せずです(見たことが無い)。日本から持参したモノを利用していこうとも思ったけれど、そもそも洗浄液が置いてない・売られていないので継続して使うことできずです。ゆえに、ソフトコンタクトレンズに鞍替えしたのですが、やや乱視気味の視力補正が利かない、利かない。ソフトコンタクトレンズを使用しているときは、小さな文字が全然読み取れませんわ…。そして、自分が選んだ商品が生産少ないのか、最初に頼んだ時は、受け取りに1カ月超かかりました。そして、12月上旬に頼んだものは2月になっても受け取っておらず…。お店の人が言うには春節(2024/2/10~2/17)が過ぎた頃に入荷するとのこと。いつまで、待たせるねん!ですよ。


■洗剤

マレーシアの洗剤ってば、アメリカとかみたいに大きいなぁと思ってました(小さくても1.8Lのサイズ)。持って帰るのが重いっす…、なのでした。で、少ししてから気付きました。日本の場合は、濃縮されて小型化されていると言う事に。つまり、投入量は日本と違っていたのです。とはいえ、ドラム式の洗濯機を使っていて、洗濯機がしょぼいことに泡立ちさせすぎると内部のセンサーに接触して故障に繋がるんだそうです(なんだそりゃ)。と言う事で、日本仕様よりも少し多めに入れようと思いつつ、センサー故障が怖くて、余り投入できずです(適切な量が、未だに分からず)。まぁ、子供のように泥だらけにする訳ではないので、少な目でも良いかなと納得させてますよ。


■洗濯機 ※2024/03/23 追記
そうそう、ありがたかった発見が、洗濯機の温水機能。30度、40度、50度…と、選べる温度設定。これってば、洗剤の酵素が活発化して、汚れが落ちやすいってやつだよね!日本じゃそんな機能はないし、あっても電気代が高く付き過ぎて現実的じゃないよね。でも、マレーシアの電気代は安いから、温水モード使っちゃうよ!(もちろん、温水を止めて水道水そのままも設定可能) デメリットは、温水にするのに時間が掛り、洗濯モードだけで2時間くらいかかるというもの…。まぁ、放置しておけば良いので、それ程、致命的ではないですよ。ちなみに、引っ越し後の最初1カ月は、在宅中は夜間含めて1日エアコン付けっぱなし(帰宅から朝まで)、洗濯機は温水と乾燥使いまくりで、「3000円/月」でしたよ。安っ!その後、扇風機を手に入れて、夜間はエアコン止めて、洗濯機も乾燥機能を止めて干すようにしたら、電気代が半額になりました(^^


■タトゥー
誰もかれもが普通にファッション感覚で入れてますよ。80-90%の人が何かしらのタトゥーを入れているんじゃないでしょうか。もう、本当にカジュアルファッションのノリです。たまに、あちゃ~と思うのは、落書きレベルの酷いタトゥーを入れてしまっている子も…。彼ら、将来はどうするんですかね?いったん消すのかな?街を歩いていると、タトゥー屋さんも結構ありますね(需要に応じてだから、そりゃそうだ)。世界的に見たら、極東の小さな国ではタトゥーが忌み嫌われている、となるんでしょうね。別にタトゥーに限らず、「極東の小さな国」というのが世界から見た感覚というのに気付きました。そんな、「小さな国」が勢いづいて高度成長して先進国となったんだから、確かに驚嘆ものですね。



■■■ 会社 ■■■ ※2024/03/23 追記
1月央に、驚きの発表がありました。自分が所属する部署が3/31をもって解散になると言う…。えぇ~!と青天の霹靂なのでした。11月に入ってきた新人君1名、1月から入って来た転職組2名。そんな状況なのに…、どんな計画してんねん!ですよ。これが外資系なのか…(いや、うちの会社と言うか、うちの部署だけだろうな)。とりあえずで、社内の別部署への就職活動を完了させないと、3/31をもって解雇となる通知をもらったのでした(とほほほほ)。一応人事からは、社内の就職活動と外での転職活動を認められましたよと。ちなみに、担当者だけで100人超も居る部署なんですけれどもね…。

驚きの発表があったのだけれど、今いる組織がどんどんとおかしな方向に進んでいる状況だったので、それも良い機会かなと思うのでした。と言うのは、外資系にあるあるの、成績が振るわない人にはPIP(Performance Improvement Plan)とかPSP(Performance Success Plan)といったイエローカードが渡されるのだけれど(3回目は解雇)、そのハードルがどんどん上がっていくのでした。今年に入って、1月、2月と立て続けにハードルがあがり、チームの誰も達成できないハードルへと…。

自分は1月で引っ掛かり(配属後の一定期間後もパフォーマンス良くなかったので)、2月には75%が対象になると言う異常な値にして、隣の韓国チームは1月から全員が対象となってましたよ。他の国の詳細は分からないけれど、居なくなった人もいるし、『あの人もPIPに入りました』とか聞いたりするのでした。ついでに、イエローカードはクリアするための値があるのだけれど、既にそれが無理ゲーな値なので、頑張りはするけれど、達成は土台無理な話なのでした(3月でプロジェクト解散だし、まぁ、良いかと)。

ちなみに、ハードル以外にも年休が取れなくなりました。チーム内で月間に取得できる総数が決められていて(しかも小さい)、もちろん総数を越えるものだから、チーム内で調整してくださいという訳の分からない指示となるのでした(この調整がまた無駄な時間)。ちなみに、総数を守って取得すると、年間年休数を消化することができなくなる異常値でした。ついでに、病欠を取ると計画年休をはく奪されて、その人が計画年休をしていないと、チーム内の誰かの計画年休をはく奪という異常な状況でしたよ(これは、本当に辛かった)。1月と2月において、自分は祝日無しにして土日休みと年休1日だけという、非常に辛い出勤状態となっていたのでした(日本でもっと過酷な状況を体験していたのと土日のリフレッシュで、乗り切れたけれど…)。

そんな状況のため、社外転職活動は思うようにできずして、社内での転職活動をすることとなり、無事に異動先が決まったのでした。大きな会社にあるあるで、「別部署に行ったら、まるで別会社」を期待して社内異動です(部署が違えば、文化、風習も違うでしょう)。しかしながら、塞翁が馬で、無事に異動を決めたものの、ただいま猛烈綱渡り状態です。採用となった同期メンバーが全員、英語達者で研修が速いのなんのって。英語が不得意な自分は完全落ちこぼれです。さてさて、どうなるのやら…(かなり厳しい状況での研修となってます)。

※こうしてみると、ブラック部署で転職失敗か?とも思われそうだけれども…。幸いにメンバーには恵まれて、そして、週末のクライミングが予想以上に楽しめているので、帳消ししてお釣りがくるくらいになっていますよと。



■■■ 人生の要素振り返り ■■■ ※2024/03/23 追記
そう言えばで、前回に挙げた「人生の要素」について、振り返ることを忘れていたのでした(中途半端な振り返りでした)。改めて振り返ってみて、こんな感じでした(誰得?だけれど、自分の整理のために)。


1.仕事
意外だったのが仕事で、営業・提案・アドバイス(コンサル)といった業務内容だったのだけれど、これが思いのほか楽しかった。仕事に楽しさを見出したおかげで、部署がおかしな方向になっても、耐えられることができたのでした。限られた条件の中で提案をしてお客様に喜んでもらえると、これは快感です。おかげさまで、社内日本人チームの中から、2023年4Qでのベスト提案賞にも選ばれました。別にそんなものと思っていたのだけれど、転職活動で実績・証跡として利用できることに気付きました(^^

2.趣味
これも意外で、思っていた以上に趣味のクライミングを楽しめてます!後述の要素「3.友人」の影響もあるけれど、毎週末にガッツリと楽しんでリフレッシュできているのでした(仕事の辛さも、ここでリフレッシュ)。ジムは3,4カ月に1度のハイペースでホールドが変わるので、飽きることもない!ジムも良い感じで、いくつかの支店を巡っていて、飽きることがない!あとは、クライミング意外の趣味をどう実現させるか、かな。クライミングが楽しく、お誘いもバンバン来るもんだから、クライミング以外の趣味に充てる時間が、作れません~(汗)。パン屋・カフェ巡りは少しやってみたけれど、パン揃えがデニッシュばかりで、イマイチ食指が動かなくなってしまった…。あとは、気軽にできるインドアサーフィンをもう少し、やり込みたいところだな。

3.友人
これは来馬2日目で友人ができたのが、充実度向上に貢献「大」なのでした。お陰様で毎週末は一緒に遊んでいるのと、12月末には一緒に泊まりのお出かけをする関係となったのでした(Ipoh旅行) 。本当は3月に一緒にタイへと行く予定を立てていて、飛行機とホテルの予約を取ったのに、今回の異動の影響で自分は旅行をキャンセル見送りすることに…(講師をアメリカから呼ぶとのことと、グループ研修のため、お休みできんかった)。それはさておき、素晴らしい友人に出会えて感謝です。お陰様で、現地友人が20人近くもできましたよ。

4.財産(収入)
これまた予想外で、思ったよりも多くの給料をもらっているおかげで、貯蓄ができる状況となっています。社会保険とか所得についてくる税金もお高くないし、オーストラリアのワーホリみたいに、結構お金が貯まっちゃうかもしれないなと(期待)。←と言っても、家計簿をつけるの止めて、どんぶり勘定&多少の贅沢はOKとしているので(住居とか)、それほどは貯まらないだろうけれど。ちなみに、部署異動することで給料もアップしたのでした(^^。ありがたや~(本当、「塞翁が馬」ですわ)。

5.夢(海外移住)
これは、移住をした時点で満たされているので、問題なしです。しかも、住環境も良く、これまた思った以上の良い環境となっているのでした。住宅良ければ、家と会社との距離も申し分なし(人生初のタワマンにして、理想的な環境)。

6.健康
前職での仕事による超プレッシャー・長時間労働は無くなったので、その面では健康改善に繋がりました。1つ気になるのは、やっぱり食生活の変化で、日本食を離れて大豆、発酵食品を口にする機会が減ってしまった事。代わりにオイリーな食品が増えてます。今のところは身体に問題ないけれど、長期生活がどのように影響出るのか?です。とりあえず、自炊をして食べるモノ(味付け)に気を付けてはいるけれど、魚や大豆製品を食べることが、めっきり減ってしまいました(ゆえに、フィッシュオイルなるサプリメントを買ってみたのでした)。

7.家族
幸い特に変化なしです。元々、そんなに連絡を取ることが無かったので…。移住によって、むしろ連絡が増えたかなという感じ。


改めてで振り返ってみて、マレーシア生活を満喫していますよと。思ったのは、良い意味で「意外」が多かったこと。お陰様で、美味しいお米が恋しくなって、帰国が頭をよぎるなんてことも皆無。ホームシックになって、帰国を考えることも皆無です。うすらぼんやりと、いずれは日本に帰国してインフラとサービスが整った環境で生活をするなんて言う事も思っていたけれど、10年、20年後に日本が今のインフラを維持して、質の高いサービスを受けることができるかどうかも怪しいモノです。もしかしたら、帰国したいと思えない状況になっていることもあり得るなと…。まぁ、その時になったら、帰国か否かを考えてみれば良いので問題なし(ビザの関係で海外生活不可になるかもだけど←基本的に労働ビザで移住することになるので)。

最近、朝の徒歩通勤の最中に、しみじみと思うことがあります。この歳になって、新しいこと、刺激的なことを体験することができ、それでいて給料も思っていた以上にもらえてしまって、住環境と周りの友人も申し分なし。思っていたよりも、多くが満たされた環境に、転職・移住は大成功で、本当にありがたい&感謝です。引き続き、海外生活を楽しむことにします♪