Pantai KL Hospital(Jan-2024) |
初のコロナ罹患にして、不幸にも転倒して傷がパックリ!結果、人生初の全身麻酔にして、初の入院となってしまいましたよ(縫合なのに)。とほほほほ。せっかくなので記録に残すこととした。 |
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翌日土曜日は、家で安静にしていたけれど辛いのなんのって。これは、これは、もしかして?ということで、夕方になって出かけて、薬局でコロナ検査キットを買って帰宅しました。唾液を検査薬に浸して2分とあったけれど、ものの10秒で陽性反応出ましたわ。うぅ、辛い…。ぼちぼちの熱っぽさなんだけれども、身体のダルさと、喉がとにかく痛い!夜に何度目覚めたことか…。 ちなみに、この罹患についてもひどい話で、職場にコロナ陽性の人が多数。なんとで、会社はコロナ陽性でも、体調が許すのなら出社しなさいという指示があって、陽性の人が多数いたのです。家と会社しか往復していない1週間だったので、会社で罹患したに違いありません。なんと、酷い会社(部署)なんでしょう。管理面で、色々と暴走状態ですよ。労働監督署に駆け込むという話もあったけれど、『ここは、マレーシアだからね。担当者に袖の下を渡して終わりじゃないかな』なんて話で終わるのでした(うぐぐぐぐ、助けがどこにもない)。 |
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なんとで、熱々のスープを飲んだら、意識を失って倒れてしまったのです。もともと、「疲労、食事、アルコール」の3要素で、ポイントが積み重なると意識を失う事が何度かあったのだけれど…。経験から認識したのは、もともとの血圧低めの体質があって、そこに疲労と食事でアルコールが入ると、胃に血液が集まって、一気に血圧低下へと繋がって、倒れるというもの。 3要素のポイント積み重ねには注意していたのだけれど、今回は、超熱々のスープに反応して、 かつ、コロナで疲労も十二分という状況で発動してしまったのでした(熱々スープも胃に血が集まってしまうのか)。一口食べたパンと、一口すすったスープをなぎ倒して、石のフロアに1分弱程(?)倒れていたでしょうか。気付いたら、顔から血を流して(鼻血?)、スープの海に浸ってました(それ程の量ではないけれど)。ついでに、お皿は割れていて、眼鏡は明後日の方向で、ひん曲がってましたよ。 体調不良にもかかわらず冷たい石+冷えたスープに身体が冷やされて、とんでもない身体の震えが生じてしまいました。急いで服を脱いで、鏡で鼻血を確認すると、鼻血ではなく、顔にパックリと傷ができていたのでした。幸いに、それ程の出血でなかったので、絆創膏で応急対処して、30分超か、布団に入って身体の震えが止まるのを待つのでした。 ようやく落ち着いてきた頃に、日曜日に営業している病院を探すことに…(コロナ治療の方)。なんとか、同僚に聞いて週末営業+保険適用の病院を教えてもらいました。そこから、予約の手続きをして、えっちらおっちらと電車に乗って向かうのでした。つ、辛い! |
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脚立や院内サーバーなんかが置かれた、診察室兼荷物室?にて、コロナ検査をしました。再び、ものの10秒程度で陽性反応が出たのでした。素足にサンダルの看護婦が、『くっきりと陽性反応が出てるわね』と(昨夜に自分で検査して、知ってますよ~)。ついでに、顔の傷も見てどうしたの?と。転倒したことを伝えると、傷口の血を拭いてくれて、様子を見てくれたのでした。『これ、骨が見えるから、ちゃんと縫ってもらった方が良いわね』と言われましたよ…。 |
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ちなみに、会社の保険が適用されて、料金はRM5(≒150円)ぽっちですよ(診察と薬代込み)。どの治療をしても、基本RM5で済むらしいです(これは助かる!)。ヘタに薬局で薬を買うよりも、病院に行って薬をもらった方がお安く済むのです。 保険適用の医療費にありがたみを感じつつ、自宅へと帰ってきました。お出かけした疲労を回復させるため、暫くは布団でゴロゴロ&仮眠するのでした。目覚め後に傷口対処について考えてみて、「う~ん、男子だから多少の傷が残っても良いけれど」、やっぱり縫った方が治りも早いよなぁと思うのでした。長引く傷口が、更に悪化も考えられるし…。で、夕方になって、まだまだ横になっていたい状態は変わらずだけど、日曜日に営業している外科病院をネットで探しました。 電話で状況確認した最初の病院は、『傷口を縫う事ができる医者が本日は居ません。明日は居るから、それで良ければ明日来て』と。それでも良いかなと思いつつ、別の病院も探してみました。結果、少し離れたところに病院を見つけて、Grabで乗りつけることに(駅から距離もあるし、さすがに電車で行く気力はなかった)。身体に鞭打って訪問した病院で、診察してもらうと、顔の傷だし、細い針が必要だから、大きな病院に行ってくださいと。紹介状を書くから、これを持って緊急外来へと行ってねと言われました。今日は、病院行脚っすな…(こちらの病院では、疲労困憊もあって写真撮り忘れ)。 |
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緊急外来で受付をして、もらっていた紹介状を提出しました。暫く待っていてねと言われて、こちらで待機。やっぱりで、エアコン効きまくりでした(上着持参したけれど、それでも寒い)。待ち時間で、体調悪化しそうだよ…。 |
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暫くしてから、再び名前を呼ばれて、地下にあるCTスキャン室へと。そちらで、撮影してもらいました。しかし、そちらの部屋も本当にエアコン効きまくりで、寒いのなんのって。わし、コロナで猛烈に体調不良なんですけれども…。ついでに言うと、CDスキャンのベッドに置いてある枕が、硬いのなんのって(寝転がっていて、頭痛い痛い)。 |
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日本でもオペの時には、多くの書類にサインするとは知っていたけれど、マレーシアでも同じでしたよ。いった、何枚の書類にサインしたんだか…。オペだけでなく、入院の同意書もあった気がします。『4人部屋の病室に入院よ』と(今晩にオペして、そのまま入院ということか、と納得)。多分10個くらいのサインをしたんじゃないかな。ついでに、デポジットでRM900(2万7千円)だったかな、の支払いも行いました(これは後で保険会社の調整により、引き落とし見送り)。 |
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車いすを押す看護婦に、『麻酔って、部分麻酔ですよね?』と聞くと、『多分、そうじゃないかしら』と。で、オペ室に連れていかれると、荷物は全て置いて、もちスマホ(カメラ)も。ゆえに、そこからは撮影ストップとなったのでした。オペ室の入り口にて、執刀する担当の人が、自己紹介と、オペのリスク説明があって、再び同意書にサインをするのでした。ちなみに、麻酔は全身麻酔でした…(え?全身?そうなの?マレーシアでは、これが普通?←日本ではどうするか分からないけれど)。 サインの後は、入り口からオペ室に連れていかれて、手術台の上に寝転がることに。この部屋が、とにかく寒い!ペラペラの服ということもあって、再び身体に震えが生じるのでした…。看護婦が毛布を掛けてくれたけれど、寒かったわ~。で、腕に針を刺されて(麻酔?)、その後は酸素マスク(こっちが麻酔?と思ったけれど、単に酸素かな?)をあてられて、数回呼吸をすると眠りへと誘われるのでした…。 手術台の上に載って待っている間、身体の震えが生じるし、体力低下中だし、下手すると下手すると…、と不安な気持ちになりました。ここで、人生の幕が降ろされてしまうかもしれないなと(残された家族もビックリしちゃうよと、そうなったら、連絡もせずに、ごめん!なのでした)。 で、1時間弱でしょうか(一応、1.5時間もかからないと言われていた)、無事に目覚めて、縫合が終わったようです(麻酔で深い眠りに落ちていたので、目覚めすっきり!)。目覚めたことに、一人大きな感動を覚えてました。そこから、病室へと連れていかれました。日本の健康診断(胃カメラ)の時にも思ったけれど、一人の患者に複数名の医師が付き添って作業となり、そりゃ、高額な費用も掛かるわと納得なのでした。 |
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メニューには、アフタヌーンティーの項目もありました。さすが、元イギリス統治下の国です。アフタヌーンティー、気になったけれど、さすがに退院しているだろうと、オーダーするのは止めておきました。アフタヌーンティーのメニューは、pastryとして「チョコレートマフィン」、「チキンマッシュルームパイと「クロワッサン(バター&ジャム)」があって、メインは「チキンサンドイッチ」や「パン(バター&ジャム)」となってました。 入院して思ったのは、マレーシアの看護師ってば、若い人が多いです(うち1~2割が男性)。見かける人は10代後半?と思う人や20代が主です。日本で、健康診断の時に病院を訪れると、大体30代、40代の人が多いけれど、これが人口ピラミッドの違いなのかぁと思うのでした。日本も30年、40年前は同じような光景だったんでしょうね。 そんなことを思いつつ、会社に状況を連絡したりしました(昨夜に入院を伝えていたので、追伸連絡「未だ退院できないんです!」)。で、慌ただしくドタバタで入院となったので、充電ケーブルを持ち合わせておらず、電池残量が心もとなく…。帰りにGrabを使う予定だし、充電しておきたいぞと。看護婦にお願いして、ケーブルを借りました。お出かけの際には、充電ケーブルを持参しておくのが安心ですね。 |
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ちなみに、治療費と入院費で総額RM10,000程(≒30万)!でしたよ 。ひょえ~!!な金額です。でも、全額保険で適用されました!助かった…。てっか、結構な金額ですよね、これ。恐るべし、医療費…、なのでした。保険加入は必須ですね。金額の高さに、ジム友達からは『一針、一針がRM100位かね。執刀医は一針一針、チャリンチャリンだったろうね(笑)』なんて、言われるのでした。 |
*2024/06/11 更新 |
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調べたら、どこのスーパーも配送サービスをやっているけれど、日系スーパーのAEONでユーザー登録しましたよ。さっそくに、アプリで品物を探し出して(カテゴリー検索もあるけれど、英語検索だし、スマホ画面小さいしで少々使いにくい)、必要そうなものを頼みました。早速にバイク便で配送してくれて、超便利! お値段も手数料250円程度。これは、今後も活用しよう(以降も何度か利用してますよ)。ちなみに、蜂蜜生姜茶を作るために、紅茶を買ったのだけれど、100パックのケースでした…、これは、いつに使い終わるかな…。冷凍うどんは、なんだかんだで助かる!(600円以上するんだけれども…)。納豆は日本の3倍程です(300円近く)。日本の食材は、やっぱり高いですわ。 |
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医者に飲み合わせの事を聞き忘れてしまいました。自分で調べてみたところ、多分大丈夫そうなんだけれども、念のためで、先ずは傷の薬だけを飲むことに。3日間は傷の薬を飲んでいたので、コロナの方は自力回復でしたよ。 |
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縫合オペの翌週 ■■■ |
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後で申請できるとのことで、後日に申請してみたけれど、色々と指摘があって初回を入れて3回も申請したのでした。結局、『明細が分からない』とか言われて、明細の写真を送ってるじゃない!と面倒になって申請を止めちゃいましたよ。 |
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1か月後の術後チェックという事で再訪問。今回は、きちんと保険の適用がされるよう(←術後チェックが保険適用かどうか分からないけど)、とりえあず予約を入れて訪問するのでした(予約=保険適用の申請)。前日に事務局から追伸で30分早く来てと言われていたのに、30分以上遅れてやって来た執刀医が、チラリと傷を見て『様子はどう?』と。自分からは、『痒みが出てきたから、大丈夫っす』と伝えて、即完了なのでした。ちなみに、支払いの方は無事に保険適用されて、¥0なのでした!助かる!(RM5じゃないんだなと) ところで、職場の方はコロナ休暇が認められて4日間お休みとなりました。職場の方で、あまりに多くのコロナ陽性者が出てしまったようで、出社の要請はありませんでしたよ。やれやれですわ。精神論的な指示ばかり出すから、現場の職員は疲弊しまくりですよ。 今回の突如入院(というか転倒ハプニング)を経て、家にこっそり忍ばしている遺言というか口座一覧のリスト在処を家族にゲロっちゃいましたよ(リスト在処と資産額概算)。もともと、万が一に備えて、所有している口座一覧をどこかに忍ばせているよ、とは伝えていたのだけれど…。言わなくても良かったのだけれど、口座一覧に加えて資産額概算も伝えておいた方が良いなとも思ったのでした(伝えたので、一安心)。 とりあえず、人生何があるか分からないし、年齢的にも病気の発生リスクは生じているはずなので、残された時間を(どれだけあるか、分からないけど)楽しまなきゃ!と改めて思いました。『やらないで後悔するよりも、やって後悔しろ』ですね(大学の先輩が言ってました)。そう言えば、アフタヌーンティー行脚を、ちょっぴり趣味にしているし、病院のアフタヌーンティーも体験しておけば良かったかなと、今にして思うのでした(見逃し、残念!)。 それと、「2024年 1月:Malaysian life」で記載のとおり、この後に会社から例のプレ解雇通知をもらう事となり、コロナ、入院(傷の縫合)、プレ解雇通知と色々初めて尽くしでしたよ。不思議なことに、プレ解雇通知については、そんなに焦りはなかったのでした(解雇は1カ月半ほどの期間があったからかな)。歳を取ったゆえかもしれないけれど、「なるようになるだろう」、という考えを持つようになったのでした(歳を取って、良い面もあるね)。 |