オーストラリア(エアーズロック)
天国への道か? さて、午前中のカタ・ジュタを終えて宿に戻り、一眠り。 どれだけ体力が回復するのやら・・・、とりあえずチョコバーを食べてカロリー摂取。オーストラリアは、やたらいろいろなチョコバーがあるので、毎食違うチョコバーを食べ比べていた。2:30に迎えに行こうか?と運転手に言われたが、体力回復と日差しのことを考えて、もう1時間延長して3:30に出発することにした。

さて、水にキャンディー、軍手を持って出発だ。「水をこまめに補給して下さい」とくどいほどいろいろなところで目にする。また「絶対に無理をしないように」という言葉もある。結構大変なんだろうなぁ・・・、転げ落ちたり熱射病で死人が出るくらいだからな。しかし、ここまで来て登らないわけには行かないだろう、寝起きでダルイ体を柔軟でほぐして登頂だ。ちなみに、車で再びウルルまでやって来たが、受ける印象が今までとは全く違う

これから自分がこのウルルに登るんだと思うと、この岩が一回りも二回りも大きく見える。そんな印象を持ってしまった自分にも驚いた、少し疲れているのかな・・・、いや大分疲れているに違いない。下から見ると、まるで天国への道、そんな感じ。

休憩がてら撮影(しっかりカメラをホールド) 再び登頂口にて柔軟をして挑戦だ。さっき仕入れた情報によると高さ348m、周囲約9.4kmとのこと。言わずと知れた世界最大級の一枚岩。本当の世界最大といえば「マウント・オーガスタス」であるとも言われているが、どういう基準で世界一なのかな?地下の部分は計測できないし、地上部分で言っているのかな?う~ん・・・。

登頂の全行程の1/3に鉄杭が打たれて手すりとしてチェーンが付いている。実際に登ってみるとかなりの急勾配。メチャメチャ疲れる、情けないけどこまめに休憩、水の補給をして登る。チェーンの場所だけで何回休憩したんだろう、情報によるとチェーンを越えればアップダウンも大分楽になるとのこと。

下を見るとはるか下の方に、出発地点にある車がポツンポツンと見える。やっぱり結構な急勾配に、かなりの高さだよ。こりゃ、転げ落ちたらコロコロ下まで真っ逆さまだね。デジカメと水と我が身だけは転がり落ちないようにしないとな。そういえば「ハイヒール・サンダル不可」と書いてあったけど、全く持って納得だ。


ようやく、チェーンエリア終了。水たまりとちょっとした平地がある。かなり疲れ切ってしまい、ここでちょいと休憩。水とキャンディーを口に含んだ。しばらく休んでいたいけど、サンセットツアーの都合上2時間後に迎えに来ると言われてしまったのだ(せっかくUluru Expressにしたのにツアーと変わらないな・・・)。

さて、確かにチェーンは不要な道だけど、所々かなりのアップダウンである。両手を使わなければ登れない道(壁?)もある。地面は赤一色だし、何だか火星旅行に来ているみたいだ。ようやく回りの景色が見えてくると、遙か彼方まで地平線、見えるものはカタ・ジュタといくつかの岩ぐらいのもの。何にもないところにウルルがぽつんとあるのかぁ。地球のへそというのも納得だ。

本当何もないなぁ・・・。孫悟空の言う強ええ敵と戦うときの台詞おい、ここは人がたくさんいる、人気のねえ所に行こうぜというのはこんな所に違いない!


そんな孫悟空の台詞を考えつつテクテク歩いていくと、何か見えてきた!あれが噂の、頂上にあるというプレートだな。というわけでようやく頂上に着いたみたいである。
うぅ、ようやく世界遺産ウルルを制覇だよ。しかしながら、頂上に誰もおらんがな!もともと出会うのは降りてくる人ばかりで、それも数人だったからなぁ。
「きっと誰もいなくて頂上を独り占めできるぞ」と思っていたが、予想通りであった。でも、人がいなくて本当火星旅行みたいな気分だよ。

頂上のプレート

頂上のプレート
あっち何kmにカタ・ジュタとかいろいろ書いてある。

コルコバード丘のキリスト像をイメージ自分でえいこらえいこら、カメラをセットして思う存分セルフ撮影。ついでに、カブトガニがそこらの水たまりにいるかチェックしてみたが、何処にもいない。もう卵になっちゃったかな?

ウルル頂上

さて、帰りは早いものでスタコラッサと2/3を戻り終えて、元のチェーンポイントまでやって来た。帰り道テクテク歩いてきて、大分疲れもとれたようである。一時はどうなることかと思ったけど、何とか生還してウルルを制覇である。いや本当、こんな所でぶっ倒れても人が全然いなくて、やばいったらありゃしない。ちなみに、ここの下りは後ろ向きになってチェーンを手で滑らせると、スタスタと簡単スピーディに降りることができる(軍手が必要だけど)。こりゃ楽ちんだ♪



翌日

翌日は、初日に散策したところから逆回りにウルルを一周した。数kmの道のりだけど、カタ・ジュタと比べると平坦な道だから、楽なもんである。

途中、蜂の巣みたいな所や、岩が本体からはがれて隙間の見える箇所があった。しかし、岩が本体からはがれ落ちるところ見てみたいなぁ~。きっと「ゴゴゴゴゴッ」なんて轟音とともに落ちるんだろうなぁ。あぁ見てみたい

ようやく登山口(登岩口?)にやってきた。横から見るとこんな感じ。スキーと一緒だけど、こう見ると大したこと無いけど、実際に登ってみると体感勾配はかなりのものだ。そんなこんなで、登頂&くるりと一周、ウルル完全制覇ってか!?

さて火星探索もこれくらいにして、メルボルンへと向かおう。ちなみに、ここエアーズロックでの星空はむちゃんこ綺麗であった。昔韓国からの帰りの船で天の川を見て以来、人生2度目の天の川観賞。数分おきに流れ落ちる流れ星。中には長く見られる流れ星もある。あれなら、願い事も3回言えるかもしれない。とりあえず、男心にも美しい星空、一人星空ウォッチングを楽しんだ。



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