中国(黄山)訪問





無事に黄山へと着いて黄山国際大酒店へと。
しかしながら、今日の飛行機は遅れるし、ボードにゲートチェンジの案内が出るのにスタッフはボードの案内ミスとか言うし、なっとらんな上海航空は。
だいたい飛行機が遅れているのに、チェックイン時に急げ!というスタッフもどうかと思う(飛行機遅れているの知らんのかな)。



ホテルの朝食バイキング。味はまぁまぁだったかな。
驚いたのはオレンジジュース。中国では水で薄めるとの事。飲んだ瞬間、うげっ!となってしまった。
こっちの人が100%ジュースを飲んだら、カルピス原液みたいな感じがするんだろうね。


車で1時間ほど、黄山入り口へと。


こちらがロープウェイ乗り場。いよいよ黄山だ。(9:19)

黄山
「古代から黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と言われるほどの名所で、三主峰と呼ばれる蓮花峰、光明頂、天都峰と、その他69の峰がある。昔から多数の文人が訪れていて、水墨画、漢詩など中国独特の文化が生み出された。とある作家はこう言ったという『五岳帰来不見山,黄山帰来不見岳』。意味は「五岳(泰山、華山、衡山、恒山、嵩山)から帰ると、他の山を見る必要はなく、黄山から帰ると、五岳を見る必要はない。」というもの。そう、黄山は中国でトップ級の山なのだ。日本の富士山といったところかな。ちなみに特定の山が黄山というわけではなく、このエリアいったいが黄山といわれている。



階段を上って。

 
中国人たちと一緒に並ぶ。確か外国人用のVIPとかいう楽々スルーの入り口があると聞いたけど?
ガイドに聞いてみると去年から無くなったとのこと、あらら、一緒になっちゃったのね。


こちらのロープウェイはオーストリア製だそうな。

 
のっけから黄山の奇景が。小川山のサイコロ岩のように、岩が乗っかっている・・・。
どうしたらあんなことになるんだろう???
神様のいたずらだな、って言うか孫悟空が金団雲でやってきそうな気配だ。


岩山にょきにょきだよ。当然のごとくロープウェイの中では「あの岩良いルートだなぁ」とクライミング談義。


ロープウェイからは程度良く整備された階段を上る。(10:00)


荷物運びの強力(ごうりき) だ。重い荷物を背負ってロープウェイも使わずに上まで運ぶという。
その重さは60Kg以上という!以前誰かのHPで異様に発達したふくらはぎの写真を見ていたので、
ふくらはぎを注視していたが、その写真レベルのものは見当たらず。でも、皆筋肉はガッツリついていた。


15分ほど歩くと、ちょとした見晴らしポイントに。(10:15)


あそこに見えるのは飛来石。岩山の上に岩が乗っかっていて空から飛んできたと言われている。

 
さらにズンズン進んでいく。黄山では強力(ごうりき)の他に駕籠屋もあり。歩けない人は、駕籠屋を雇って黄山を巡ることもできる。


北海だったかな、ビューポイントに到着だ。頭上と目の前を雲が高速で移動していく。


こちらは気象レーダーかな。(10:38)


写真だと、雲の流れが伝わらないな。


飛来石に段々と近づいてきた。(10:53)


その姿から合掌峰と名づけられた岩。(10:55)


黄山では至る所にゴミ捨て場が。そういえば、通路はどこもゴミが落ちていなく、綺麗なものであった。
すげえな・・・(これが、あるべき状態なんだけど)。


ついに飛来石までやってきた。(11:00)


大した景観にドカンと飛来石。どうすれば、こんな風に岩がなってしまうんだろうね。まさしく神様のいたずら。


飛来石を後に先へ進む。(11:08)


本日のランチ場所、西海飯店へと。山頂に立派なホテルだ。(11:27)


こんな山の中で立派な食事を取る。
さっきの強力(ごうりき)が全てを運んでいるんだろうね。


なかなかの味で、肉じゃが風味のものも。疲れた身体に食後のホットケーキ&練乳が美味しい。
お代わりをお願いしたら、追加料金がかかるといわれてしまった。

 
さて、ガイドさんはホテルで残ってもらい、我らはメインの西海大峡谷へと。
こちらはスペインのEl Caminito del Rey(エル・カミニート・デル・レイ)のようにスリル満点の散策ルート&絶景だそうな。

 
出だし、こんな感じ。


さて、西海大峡谷の北入り口へとやってきた。アクシデントによる1泊2日ツアーの為、西海大峡谷を1周することはできないので、
適当なところで反転、ガイドさんの待つホテルまで戻らなければならない。片道2時間とある谷底までいけるかな。(12:30)

 
テクテク・・・。


ありゃ~、まさしく大峡谷だな。(12:32)


さっきの気象レーダーが向こうに。


こんなところを通って。(12:34)


崖にかけられた散策路。


ひたすら下っていく。当初は西海大峡谷をトラバース移動するのかと思っていたけど、谷まで下るようだ。
さっき、谷底とあったし、ひたすら下るんだね。っていうことは、その後には上りが控えていると・・・。
こりゃ、時間半分で折り返していたのでは絶対に間に合わないな。さっきの片道2時間て、どっちルートでの目安時間なんだろう???


下がないもので、歩くと甲高い音がする。ティンティンティンてな感じ。

 
見事な岩山のあれこれ。


こんな所によくも道を作ったものだ。(12:55)


谷底目指してひたすら下る。


適度に日陰があるから良いが、結構な暑さ(まだ下りだから良いが、上りで汗だくに)。


大分やってきたな。(13:03)


どのくらい降りてきたかな・・・。

 
はるか下に見えるのが谷底だ。まさしくひたすら下りルート。


強力(ごうりき)も凄いが、あちこちに設置されているゴミ箱から回収する清掃員も凄い!
至る所にゴミ箱が設置されているが、これはこれで雇用を生み出しているんだなと。


さて、そろそろ引き返すか・・・、ということでひたすら下った階段をひたすら上る・・・。(13:14)


大量の汗と、くたくたの腿が・・・。


まだまだ階段は続く・・・。(13:18)


いつまで続くんかな・・・(さっき降りてきた分だろうけど)。


天国に通じる階段、この階段を登りきれば超人になれるかな。ウララララ~!(13:22)


平坦な道が腿に優しい。


この階段、奈良の大台ケ原も思い出させるな。あっちの方がはるかに楽だけど。
いや、この永遠を思わせる上り道は東沢渓谷での最後の上り急斜面を思い出させる・・・。(13:23)


先日上海のビルが崩れてしまったし、そんな面からも恐怖を感じてしまう散策路。(13:25)


こうしてみると、改めて凄いところを歩いているよ。


道は新しくしっかりしているけど、まさにスペインのエル・カミニート・デル・レイだ。
あっちはマジで危ないけれど、こちらは安全(多分)にてスリルあり。


死人が出たという話は聞かないけど、道の強度が気になり始めたりして。(13:27)


おちゃめな手すりアート。(13:35)


はぁ~、まだまだあるね。腿がかなりの悲鳴をあげている。(13:44)


ん?作りかけの道かなと思ったら、撮影場所のようだ。向こうに飛来石も見える。


ずいぶんと風通しの良い道。(13:51)


どひゃ~、てな感じ。


ようやく見覚えのある道に。(13:55)


やっと帰ってきた~。


西海大峡谷、なめたらあかん。足腰の弱い人や体力の無い人は、入り口までで止めておいた方が良いな。
夏場は汗もかきまくるので、飲み物も必携だ。(13:57)


時間に余裕もあったので、帰り道に丹霞峯に寄ってみる。(14:42)


ガイドの人とホテルで再会して、帰りのロープウェイへと。
ここも、かなりのビューポイント。(15:20)


トウショウヘイも昔やってきて、3日間かけて自分の足で登ったそうだ。


ちっちゃいけど猿岩。猿が見下ろしているようなシルエットだ。(15:29)


向こうには平野が見える。


あそこにも神様のいたずらが・・・、平たい岩が乗っかっている。(15:35)


ビューポイントからの眺め。見事な絶壁だ。


足を滑らせたら大変だな。(15:37)


見事なルートだなぁ・・・。


ようやくロープウェイ乗り場に。足がクタクタだよ。(15:56)


ロープウェイは楽チンだね。


1泊減って蓮華峰(れんかほう)や西海大峡谷1周できなかったが、やはり凄かった黄山。