スリランカ旅行(ダンブッラ→キャンディ)




気持ちの良い朝を迎えてサササとダンブッラからキャンディへと。
この日は一度3:30に目覚めて、その次も3:40に目覚めて時計が壊れているのか!?と思ってしまった。
日本だとちょうど7:00位だから、体内時計の日本時間が働いたようだ。

 
台湾の彼とも行き先が一緒でバスにてにキャンディを目指す。


直ぐにやってきたバスに乗り込んで出発だ。ちなみにキャンディまでの料金はRs.70(\56程度)とお安い!


途中休憩にて朝食をほおばる。


しっかり売店も。

  
さっきのバスターミナルで買ったパンを食す。ウィンナーロールパンとロティーにワデーと、どれも安くて美味いんだな。


スリランカの紋章入りバス。

 
パンと一緒についで買いしたムルックとタラボーラ。
ピリ辛ベビースターのようなものと胡麻キャラメル。どちらも日本にある味だ。


そうこう2時間30分の山道を座ることなく立ちっぱなしでキャンディへと。
俺はグッタリ疲れたよ・・・。ワインディングロードに揺られて珍しく撮影写真も無しときたもんだ。
キャンディは最後のシンハラ王朝が都を設けて300年以上栄えた町だ。

 
グッタリ疲れて要ティータイム。


インディ・アーッパとやらを頼んでみた。こいつは小さな1束をいくつか頼んむというもの(5~10個程度みたい)。
色んなものを食べたくお腹いっぱいになりたくないのと、味も分からずにリスキーなので3束にて注文。
見た目とうもろこしみたいに細かく砕かれた芋が乗ったインディ・アーッパは、パンチのない味でちょいと拍子抜け。


バスターミナルをウロウロ、こちらの屋台では唐辛子満載。赤く見えているものは唐辛子。


目指すSevana Guest Houseへと行きたいんだが、どこを行ったらいいんだ?


細い道を通り抜けて線路反対側に行って無事に宿へと。
清潔な宿で、地元の人にも有名なところみたい。昨日といい、今日といい宿セレクトは満足だ。


Sevana Guest Houseの屋上より。


さて、本日アーユルヴェーダを体験したらスリランカ訪問の目的を果たしてしまうキャンディ滞在。
後は仏歯寺くらいなものかなと思っていたけど、台湾の彼が紅茶工場に行くとのことなので彼の紅茶工場と自分の
アーユルヴェーダ(シロダーラ)を合体させたキャンディ散策プランを練り上げて、本日のお出かけ開始。

  
途中ココナッツジュースをいただく。最後は皮の端を使って中野薄い果肉をこそぎ取る。結構な量にお腹タプタプ。


そうこうやってきた紅茶工場。紅茶の試飲だけかと思ったら、工場見学も可能だった、嬉しい見学企画だ。

 
英語の説明聞いても良く分からないから、機械をパシャパシャ撮りまくり。

 
結構暑かったりする工場内。


緑の制服を着て働いているおばちゃん達、多分低賃金で働かされている社会的弱者と思われる。


紅茶の葉を、ドバァと広げている。乾燥させているのかなぁ???


ベルトコンベアで隣の部屋に送ったり。


ふるいにかけて葉の選別をしたり。ちなみに、この機械は日本から輸入したそうだ。

 
こんな感じで選別される。
それぞれの茶葉についてサンプル。


こちらは袋詰めされた茶葉。
向こうにいるのは緑色の制服従業員に横柄な態度で接する従業員。

  
工場見学を終えて、紅茶の試飲だ。フリーで一杯だけ飲むことができる。


お次にやってきたのは、運転手によって追加された観光ポイント、どこかの寺院。
奥の本殿は修復中であった。


沢山の人に踏まれてすっかり磨り減ったムーンストーン(時代を感じるな)。
基本的にここを通るときには靴を脱いだ状態になっているみたい。
なので、手前のストゥーパで靴を脱ぎました。さて、ムーンストーンをとおって本殿へと。


鳥のランプ立てを通って。


扉の装飾・着色は750年代のものだってさ。まじっすかぁ?

 
大仏の上にある像の手が赤く塗られている。


こいつが大仏の全貌。

 
本殿の入り口脇に彫られている像。これがキャンディダンスらしい。


本殿を背にして右手にあった小さな建物。
失礼ながら、ちょいとチープな仏像にお花とかバターランプが供えられていた。


もいっちょ、デジカメのぼかし機能にて撮影。


こちらは菩提樹。

 
菩提樹にはいくつか仏像がおいてあった。頭が無い物もあるけど・・・???


帰り際に入り口のストゥーパを覗いて行く。
こちらの絵画はなんだか日本っぽい。


足元のタイルもツルツルしていて長年の信者の数を物語っている。


この後、念願のアーユルヴェーダ(シロダーラ)をWedagedaraなる場所で体験することに!
体のマッサージは苦手なので顔マッサージ+シロダーラで$27。安いとは思わなかったけど、この際ドライバーにお任せだ。
でも、やってもらったマッサージとシロダーラはかなり気持ちよくて満足。写真を撮りたいところだったけど、『油でベトベトになっちゃうぞぉ』と言われて断念。

ちなみに、顔マッサージだったのだけれど、上半身部分もその範疇らしくて背骨や肩甲骨をやられたときには、くすぐったくて身悶えてしまった。
耳や眉毛をコリコリやられたり、髪の毛を引っ張られたりと首から上のパーツはあちこちとマッサージしてくれる。
シロダーラは別室にて、ちと熱めのオイルを額やこめかみと位置を変えながらタラタラたらしてくれる(これが気持ち良い!)。
シロダーラ後はシャワーを浴びるのだけれど、後ろに控えてタオルを受け取ってくれたり、使い捨てシャンプーの封が予め開けてあったり、
シャワーのお湯加減はどうですか?と2回も聞きに来たりと(結構ぬるめだったけど面倒だからOKと言っておいた)、意外にもサービスが良かった。
女の子が女王様になれるというエステをほんの少しだけ垣間見たような気がしたよ。


 
アーユルヴェーダを終えて宿に戻り、おやつタイム。
アーユルヴェーダは個人的には大満足であったが、台湾の彼はタイのマッサージの方が良いなぁと言っていた。

 
さて、おやつを食べ終えて散歩する途中にあったスイーツ屋さん。なんだか葉っぱが売られているんですけど?と買ってみることに。
後で調べてみたら、どうやらハラパというものらしい。葉に餡子が挟まっていて、味はまさに餅のない桜餅といった感じ。甘さ控えめに葉の風味が美味いぞ。

  
バスターミナルまでテクテク、地球の歩き方にも乗っていたケーキ屋さんにて人参ケーキを買ってみた。癖がなく程よい甘さで美味しかった。


こちらはコロニアル風の建物、クイーンズ・ホテルだ。

  
ホテル内をちょいと物色。なかなかに味があるぞと。


こちらが街の中心にあるキャンディ湖。スリランカに数多く存在する湖はほとんどが人造湖で、かつてのスリランカ人たちは、
街を作る際には農業用水対策として必ず人造湖を合わせて作ったと言う。随分と規模の大きな湖を作るよね。


途中でスーパーに立ち寄る。店内はアメリカっぽいかなぁ。

  
ヨーグルトや米の量り売り。そして、お約束の飴を購入。そう、キャンディにてキャンディを購入だ・・・。


  
一端、宿に戻ったりして時間調整してやってきたのが仏歯寺。最初は時間なんてどうでも良かったけど、運転手がプージャの時間に合わせて夕方にアレンジしたのだ。
仏歯寺には紀元前543年、インドで仏陀が火葬された際に、なんとか手に入れた仏陀の歯が奉納されている。インドから頭髪に隠してセイロンに持ち込んだのだ。
最初はアヌラーダプラに奉納されていたが、都とともに移されるという由来があってここキャンディに落ち着いたと言う歴史がある。日本で言う八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)みたいだな。
そしてプージャとは5:30,9:30,18:30に仏歯が奉納されている部屋のドアが開帳されると言うもの。この時には地元の人も沢山集まって祈りをささげている。


先ずは1階にて音楽が催されて。

 
2階では扉が開かれようとしていて、皆その瞬間をじっと待つ。それまで沢山の献花が供えられる。
扉が開かれて仏歯が納められている黄金色のストゥーパが姿を見せると、皆写真撮影の嵐(観光客だけ)。
正面から出ないと中のストゥーパが見えないのであるが、台湾の彼は前にいるお坊さんの頭の直上より撮影をしていた(滑稽な絵に笑ってしまった)。
国宝級の仏歯を祭る寺院でのセレモニーで、宗派を問わず外人を立ち入らせて自由に写真撮影も許すと言う寛大な心。
スリランカの人って、機会均等・門戸開放、本当に寛大な心を持ち合わせているよ。

 
仏歯を後に、寺を散策して八角堂へと。こちらは椰子の葉に経典が1600頁も書いてあるそうだ。


こちらの入り口は入る人と出る人で壁がこすれて、その絵が剥がれ落ちているんですけど・・・。
良いんですか、そんなんで(普通、何かで保護したりするんじゃないのかな)。


こちらの(貴重に違いない)ムーンストーンもバシバシ踏んづけさせているんだから・・・。

 
ふと目に付いたけど、階段のところにも可愛い彫刻が。

 
大仏が沢山。絵画も掲げられているんだけど、その掲げ方がなんだか西洋チックな感じがした。

 
子供が隠れんぼしてたり、のびのびだ。


天井の模様はなんだか大名屋敷の天井の様でもある。


仏歯寺の中心地への通路だが、天井にまでびっしり書かれた画がルクソールのお墓を思い出させる。


どこからかやって来たお坊さんもおのぼり状態で、カメラ&ビデオを片手に撮りまくっていた。


ライトアップされる仏歯寺(横から)。


ライトアップされる仏歯寺(正面から)。
ちなみに、こちらでは以前にテロがあったために厳重なチェックがされていて2回もセキュリティーを通過する。
あとお寺入場の際の短パンチェックも結構厳しくて、現地の子供達集団がやってきていたが、何人かが入場を認められないでいた(注意)。


適当に晩御飯と言うことでインド系のレストランへ。
出てきたものはマサラなる玉ねぎがサンドされたパンみたいなもの(あまり好みじゃなかった)。

この日キャンディの街を歩いていて驚いたことがあった。テクテク歩いていると後ろより『右に曲がります』と運送会社のトラックが言うではないか!
日本の運送会社のトラックが本当にそのまま使われているんだよなぁ。

さて、1日歩き回ったキャンディ。スリランカに着てやると決めていた3点(ダンブッラの岩窟寺院、シギリヤロック、シロダーラ)を終えてしまった・・・。
明日から2日間どうしようかな、とベッドの上でガイドブックをパラパラ。
田舎のダンブッラから騒がしいキャンディにやってきて、その空気の悪さに辟易してきたところもあるし、明日は田舎町で綺麗な星空でも見ようと決めた。
バスの移動も疲れたことだし、情緒ある列車の移動でスリランカの森林&ビーチ沿いでも走り抜けるかな。
明日はかなりの回り道になるけど、キャンディ→コロンボ→ゴールと行くことにするか。題して「鉄男と鉄子も羨む、森林&ビーチの列車移動!」