甲斐駒ケ岳

 

 
本日は日本三大急登なる甲斐駒ケ岳の黒戸尾根経由のピストン企画だ。
『甲斐駒ケ岳の黒戸尾根に行こう』との友人の誘いに『いいよ~』なんて応えたけれど、三大急登とは、どの程度のものなのか!?
月出る気持ちの良い朝5時に出発だ!(4:58)

 山:甲斐駒ケ岳(黒戸尾根ピストン)
 行程:1泊2日山小屋泊(1日目=竹宇登山口~7丈目。2日目=7丈目~甲斐駒ケ岳(ピストン)~竹宇登山口)
 パーティー:2人
 天候:1日目=曇り時々晴れ、2日目=曇り・小雨・晴れ



 
山の天候状態は良いとは言えないみたいだな。(7:34)

 
80台収容可能な白州は無料の駐車場。(7:52)

 
こちらが甲斐駒ケ岳の登山口。登山届けを出して出発だ(海抜775m)。


ツキノワグマに注意との事で、リーダーが鈴をザックに取り付ける。

 
ちなみに、甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は5丈目小屋はなくなって、7丈目小屋も素泊まりのみで食事提供はない。

 
駐車場よりテクテク、竹宇駒ケ岳神社へと。(8:15)

 
安全祈願をしてから、吊り橋を渡る。
ここから次のポイント、横手・白須分岐へと2時間30分の行程だ。(8:17)

 
水が綺麗で、沢登をしても楽しそうだ。

 
序の口。いやジョジョの口くらいで登りが続く。


最初の分岐点、尾白川渓谷と黒戸尾根の分岐だ。(8:32)


さて、ここから本格登山といったところかな。

 
少し登って、ちょっとだけ緩やかな道。(9:10)

 
こんな雨が降ったら通りたくないような道をひたすら登る。(9:18)


小さな祠を通過。(9:40)

 
木が多く、登山道は木陰なのが嬉しい。(10:00)

 
ひたすらテクテク。(10:02)


そうこう、やってきた竹宇登山口と横手登山口との分岐点。
2時間30分の行程を1時間50分だから、まずまずの速さだ。
次は刀利天狗まで予定2時間の行程だ。(10:05)

 
熊笹エリアをテクテク、テクテク。途中石像があったりして。(10:20)

 
「熊笹」って熊が出やすい場所に生育するのかなぁ、なんて思いながらひたすらテクテク。(10:33)


再び石像現る。(10:36)

 
熊笹&登り坂は続く。汗ダクダクダクだ。(10:50)


ひたすら登り坂、これが修験道といわれる由縁かな。(11:16)

 
雨の日には絶対に勘弁な登山道だよ。(11:29)


いつまで続くんかな、この道・・・。(11:31)


途中、向こうが見渡せるエリアを通過したけど、ガスっていて何も見えず。(11:33)

 
苔むす道は、心安らぐんだけど、それとは裏腹に全身ビッショリ状態。(11:33)


ようやく刃渡りだ。といっても鎖のある岩場はほんの少しだけ。岩場の前にちょいと休憩。(11:36)

 
ちょっぴり視界が良くなったかな。(11:51)


あれは・・・、ついに梯子が出てくるのか!?(11:57)

 
程度の良い、しっかりとした梯子が出てきたよ。(11:58)

 
こんなところをヨジヨジ。(12:04)

 
梯子を登り切ると、到着したるは刀利天狗(海抜2049m)。
ぴったし予定2時間どおりで到着。なかなかタイトな時間設定だな。(12:06)

 
全国から修験者が来ているみたい。何故だか、釘が奉納(?)されていた。
軽く休憩して出発だ。次のポイント5合目までは予定1時間20分の行程。(12:20)

  
変わらず苔むす道をテクテク。(12:30)


あと15分で5合目とのこと。早くね???(12:37)


良い感じの道をテクテク。(12:41)


なんだかマークみたいな葉っぱ。


そうこう、5合目に到着。向こうに見える山が7丈目でこれから登るんだろうな・・・。(12:52)

 
昔はテント場であった平地。ついでなので水分補給と軽く休憩をする。
今来た下り坂なんだけど、看板の向きだと登り坂、なのに「下山道」とあるのは何故ゆえに???
予定1時間20分とあったけれど、全然そんなにかからず40分で到着。この予定時刻は???(12:52)


7丈目に向けて一端下るんだけど、「登山道」なんだな。
次は目的の7丈小屋へと予定1時間10分の行程だ。(13:01)

  
テント場から直ぐの祠へと、ここは元小屋があった場所だ。こちらは石像が沢山。沢山の修験者が奉納していったのだろうか。
実は長野の安宮神社が石像のオンパレードということで気になっていたのだが、こちらもプチ石像オンパレードで見応えあり。良くもまぁこんな所まで運んだよね。(13:02)

 
不動明王といえば、倶利伽羅剣。と思ったけど、不動明王ではなく摩利支天らしい。


長い梯子を下ってくる人、トレイルランの人なんだろうけど、この急登を日帰りで行くんだから信じられんよ。
なんて健脚の持ち主なんだろう。これまた苦行だな・・・。(13:04)

  
梯子の足元や中腹にも石仏が沢山。


長い梯子を登りきったところにも石像や石碑が。(13:06)

 
暫く梯子地帯が連続する。(13:07)

 
大きな岩や、岩壁もあったりしてクライミングに適している場所が多数。
ちょっとアプローチが悪すぎるかな。(13:14)


相変わらずガスっていて見通し悪い。(13:14)

 
こんな岩の間をよじ登ったり。(13:15)


こんなところも。(13:19)


大分水も減ってきた。一緒に行ったリーダーは十二分の水分補給を要するため3L持参だ。(13:25)


こんな梯子も抜けて(これが屏風岩?海抜2262m)。(13:30)


相変わらず。石碑あり。(13:32)

 
てくてく、てくてく。(13:34)

 
あれは?と、橋が出てきた。


こんな感じで老朽化した橋の上に、新しい橋が架けられている。(13:38)


この山を登るのか・・・。10分ほど休憩して、もう一頑張り!(13:42)


相変わらず坂道は続く。(13:51)

 
程度の良い梯子も続く。(13:52)


石碑と石仏がゴチャゴチャと。(13:53)

 
手振れの写真も良い感じに(?)。(13:55)

 
急な梯子を抜けて。(13:56)


リーダーもカメラを首にぶら下げる急な梯子。
リーダーは前日24時まで恵比寿で飲んでいたらしく、苦手な登り坂ということもあって、早い段階でグデグデに。(13:57)


鎖場も通り抜けて。(13:58)


再びテクテク。(14:01)


なんだかカップラーメンの匂いがほのかに、7丈目の小屋近し!(14:09)


無事に目的の7丈目小屋に到着だ。予定時間どおり1時間10分の行程であった。
標高は約2300mだから1500m程登ってきたことになる。(14:11)


7丈目の小屋は常時水が流れ出るところ。冷たくて、手がかじかんでしまうほど。

 
小屋の中はストーブがたかれていて温かい。そしてソーラー電池も。


見晴らしは良くなく・・・。(14:13)

 
甲斐駒ケ岳には2本の剣が見える(写真では見えないが、肉眼では見える)。


電球のかさはカップラーメンの容器であった。


そしてストーブにある薬缶は昔シュワちゃんがCMで使用したと思われる、同サイズの巨大なもの。


18時過ぎ、早めの就寝体制に。

日本三大急登といわれ、修験道なる甲斐の駒ケ岳。決して速いペースじゃないけど、登ってみた感想は、「そんなに大変な道じゃないかも」というもの。
まぁ、この考えは翌日に覆されるのであるが・・・、1日目は無事に何事もなく7丈小屋まで辿りつく事ができた。
後は深夜に起きて星空ウォッチングでも楽しむことにしようとごろり。20時に一度起きてチェックしたら、かなりの星空具合。これは深夜の星空も期待できるなと。
マットを持参し忘れて、固い床に寝袋で眠ることもできずにごろごろと、深夜1時に星空を観に行ってみたら、雲が出ていて何も見えなかった・・・(がっくし)。
その後は早朝まで、眠ることもできないため、たわいもない空想ごっこゲームに興じるのであった(辛かった)。