インド:ビザ取得+ムンバイ

今年の夏はどこに行こう・・・、そろそろフランスへと美味しいパン+モンサンミッシェル目的に訪問しようかなとも思ったのだが、ふとデリー行きの安いチケットを発見して、インド訪問してタージマハルでも見てこようかなと考えるようになった。が、モタモタしていたらチケットを逃してしまって、インド行きの計画が・・・、悔しいなぁ、なんてインドを調べていたらデリーなんかよりも魅力的な場所を発見!

そう、ムンバイは東に350km程行ったところにあるアジャンター+エローラの岩窟寺院だ。そういえば、エローラのカイラーサナータ寺院は以前に「ここに行ってみたいなぁ」なんて思っていたけど、諦めていた場所。4月はスリランカの岩窟寺院@ダンブッラを訪れたし、後付ながら今年は岩窟寺院祭りと行こう!

インドってなんだか旅行スキルを要するようなイメージがあって敬遠していたけど、そろそろ旅行スキル+経験も積んできたことであろうし、なによりネパール+スリランカを訪問してインドの外堀も埋まったであろう、とインド訪問の機が熟した!そんな思惑から、割と早めにインド行きを決めて、ビザを取得しておくことにした。


場所は茗荷谷駅にてインド大使館よりビザ発給業務を請け負っているJapan Overseas Corporation。あら、インド大使館じゃないのねと。
午後にビザ申請すると、発給は翌々営業日の17:30~18:00だってさ。はひっ!?30分だけ!?てな訳で、すでに日本に居ながらにしてインドのプチ洗礼を受け始めた。



17:30ちょいと過ぎに訪れてみると、猛烈な行列がっ!!最初は隣にあるラーメン屋が人気店で、お客さんでも並んでいるのかなと思ったけど、いな、イナ、否!!ビザ発給センターの区画を2回も折り返す列ができていましたわさ。推定100人ほどか?



ボチボチ列は流れて、入り口近くまでなるとビザ申請と受け取りの人が選別されて、ビザ受け取りの人は建物内にへと。ってか、マジで受け取りの指定時間が30分だけって、どういうことよ!?






そんなインド洗礼を受けつつ、その後の週末は山に行ったり、山に行ったり、山に行ったりしていたら、あっという間にインド行きの日を迎えてしまった。調べたところによると、インドという場所は空港から市内へのタクシーの中で更に厳しい洗礼が待ち受けているという。両替マジック、高額ツアー勧誘、高額なホテルへの連行やタクシー代追加料金の請求etc、ちょいと不安になってしまったよ。大丈夫かしらん…。



そんな不安を抱えて経由地のスワンナプーム空港。



機内食から結構な時間がたって、お腹が空いてしまったので、空港内の試食コーナーにてお腹を満たさせてもらった。
このときはロールクッキーのようなものが至る所で試食販売されていた。おかげで数店巡って、お腹もボチボチ満たすことが出来た(お礼に復路時に購入)。




そうこうムンバイに到着した。空港を出ると白い帆で天井を覆った綺麗な光景が!! ここは、どこかのカジノですか?てな感じで明るく綺麗なところだよっ!!


インド訪問数回の友人がアドバイスをくれた。空港から市内へのタクシーは、空港で日本人を見つけてシェアするべしとのこと。その日本人がインド訪問で不安がっている女の子だったら更に良しというアドバイスを受けたけど、そんな女の子はおろか日本人すら見かけず…。インド訪問で不安がっているのは、俺だよ!俺!てな感じで、日本人が見つからないので仕方なく単身プリペイドタクシーで市内へと。プリペイドタクシーとは空港内のカウンターにて行き先を伝えると市価にて前払いしてタクシーに乗ることが出来るので、値段交渉が不要で便利なもの。

プリペイドタクシーのカウンターは2つあって、ムンバイの空港出口前の左手と、出て右手直ぐにある。
料金を支払って何故だか裏返しに渡された領収書を良く見たらカウンターおっちゃんの言い値よりも40ルピー低かった。
指摘したらサラッと支払ってくれたけど、いきなりぼるんですかぁ!?(しかも、たった40ルピー)
ってかCST駅までACなしで410ルピーっ高くないですか?本だと245ルピーって書いてあるんですけど???
ついでに、両替した際の手数料265ルピーって、べらぼうじゃないっすかぁ?(1ルピー≒2円)


プリペイドタクシーですら車内でぼったくりされることもあるという(知らないホテルに連れていかれたり、オプショナルツアーに参加させられたり)。そんな前情報にドキドキ心配を抱えて指定のタクシーに行くと、そこに居たのは見た目からして草食系のドライバー。やれやれ、このドライバーなら大丈夫そうだぞと車中にて話しかけてみるけど、英語はサッパリらしく1時間弱のドライブは会話なし…。



晴れ男のはずなのに、ムンバイは強めの雨が降っていて、雨降る夜のCST駅にぽいっと降ろされた。ここはCST駅のどこなんだろう???駅が大きく、近郊と長距離列車で入り口も2つあるから、自分が地図のどこに居るのやら。「ここは、どこだよ~」と土砂降る深夜のCST駅付近をウロウロしていると、雨降る暗闇の向こうで犬が激しく交尾していた…。最悪のインド初日である。こんな出だしの旅行、ゲッツ板谷の旅行記のようだよ~。



ウロウロして沢山の人に質問してようやく自分の位置が確認でき、なんとか目的のホテル(Hotel New Bengal)へと。路頭に迷わないよう、初日だけ押さえておいたホテルだ。「駅に近いだけのホテル」なんてコメントもあったけど、どうだろう。ちなみに最初は土地勘不慣れを心配してホテルの送迎を問い合わせしてみたら、1100ルピーとのことだったので、却下。



で、通された部屋はこんな所。「え!?」てな感じで2秒ほどリアクションが固まってしまった程のインパクトある狭さで、監獄か!と心でつぶやく。一応、トイレ&シャワーもついているけどさ・・・。宿泊料金¥2800程で朝食付きだったのだが、朝の5:00出発だと告げたら朝食はやっていませんと。いたしかたない、明日は早朝発だし、とりあえず雨風をしのげて寝られれば良いかと監獄入りを決意。