年末年始、中東旅行(イスラエル編2)




本日は無料のエルサレム市内ツアーへと参加することにした。
早朝の露店はパンがずらりと並ぶ。


なかなか乗る機会を得られない路面電車。


城壁より旧市街へと。


無料ツアーはヤッフォ門 に集合して出発だ。
ガイドを務める彼は、身振りしゃべり方が、どうしてもなだぎ武に見えてしまう。


結構なスピードで通り過ぎる車におっかなびっくり、ツアーが始まった。


ちゃきちゃき進むそのスピードは、かなりのもの(年寄りには辛いぞ)。


パンがずらり。


ポイント、ポイントでなだぎ、いやボランティア神父が解説。


なんか言われのある場所らしい。


その歩みのスピードを落とすことなく、見晴らしの良い所へ出た。向こうに見えるのは聖墳墓教会。


右に目を転じると岩のドームだ。


良い感じの街をスタタタタッ(速っ!)。


昔のメインストリートだった場所。今の道よりも一段下に位置している。
こんな感じで、追加追加の建築が行われているのがエルサレム旧市街。そりゃ、ごちゃごちゃするわな。


かつての風景が描かれていて、その中に現代人が混じっているのは愛嬌か。


かつての様子がモザイク画となっている。


別のビューポイントより嘆きの壁と岩のドームを望む。


向こうの嘆きの壁へと、エア嘆きをしておいた。


向こうの方にはイスラエルっぽい公衆電話が。


ほのぼのした旧市街の風景。


ここも何かいわれのある場所みたいだけど、なだぎの話理解できず。


最後は昨日訪れた聖墳墓教会へと。こちらは、言わずと知れたキリスト教の総本山的なところで、
キリスト教の各宗派が激しくバトッている場所でもある。よって、その1つ1つが厳しく管理されていて、
窓枠に掛けられた、あの梯子ですら勝手に取り外すことのできない状況となっているそうだ(1852年以前に置かれたとか)。
ちなみに、この教会の鍵を管理するのはキリスト教徒ではなく、第三者となるイスラム教徒だとか(それが一番公平だな)。


無料ツアーでは聖墳墓教会に入ることなく。


最後に〆の挨拶があってツアー終了~。
なだぎともお別れだ。とりあえず、速足のツアーであった。


ところで、エルサレム旧市街はキリスト教、ユダヤ教、イスラム教にとって重要な地となっているのだけれど、
この旧市街には、イエスが裁判にかけられて、処刑されるゴルゴタの丘まで歩かされた順路(=ヴィア・ドロローサ)がある。
最終地点は聖墳墓教会になるのだけれど、昨日教会内に入ったので、ここからヴィア・ドロローサを逆順することにした。

ちなみに、ヴィア・ドロローサの14ステーションと言うのがあり、各々でいわれがある(10~14は聖墳墓教会内)。
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1.死刑判決を受ける
2.十字架を背負わされる
3.十字架の重みで倒れる
4.母マリアが十字架を背負ったイエスに出会う
5.キレネ人シモンがイエスに替わって十字架を背負わされる
6.女性ヴェロニカがイエスの顔を拭く
7.2度目に倒れる
8.悲しむ女性たちを慰める
9.3度目に倒れる
10.衣を脱がされる
11.十字架に付けられる
12.十字架上で息を引き取る
13.アリマタヤのヨセフ、イエスの遺体を引き取る
14.埋葬される


では、聖墳墓教会入り口となる第9ステーションの1つ前となる第8目指していきますか。


こんな商店街を通って。


第8ステーション:悲しむ女性たちを慰める。なんだか、お土産屋さんの前にひょこっとあるという感じ。
イエスは「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け。」と言ったとか。


お次は第7ステーション:2度目に倒れる。
イエスの死刑判決文が門に貼り出された事から、『判決の門』とも呼ばれているそうだ。


建物内は、イエスが倒れる様が。


かつてはイエスが処刑され、今では各宗教の争いがあったりする地区だけど、今この時間は少年がパンを担いで歩く平和なひととき。


第6ステーション:女性ヴェロニカがイエスの顔を拭く。
ベロニカが茨の冠から落ちる血と汗にまみれたイエス様の顔を拭くと、その布にイエスの顔が浮かび上がったといわれている。


そのありがたみを理解することなく次のステーションへ。


第5ステーション:キレネ人シモンがイエスに替わって十字架を背負わされる。
「シモンというクレネ人が野良から来て通りかかったので、つかまえてイエスの十字架を背負わせ、イエスの後から担いでゆかせた。」だとか。


脇にある石はイエスが手を付いた場所だとか。さっき見たかつての(半地下の)メインストリートから切り出したのか!?


お次は連続して第4ステーション:母マリアが十字架を背負ったイエスに出会う。第3ステーション:十字架の重みで倒れる。


こ洒落たカフェを通り抜けて第4ステーションへと。


明るい教会内。


メインは地下にあるらしい。


こちらはビザンツ時代のモザイク画でマリアのサンダルを意味しているとか。


撮影禁止の奥は黄金ピカピカで、何かの新興宗教施設の様な雰囲気。


第3ステーション:十字架の重みで倒れる。
最初に躓いた場所と言われている。


聖なる教会の入り口から外を望むと、ド派手な下着を売る店があったりして。


天井画は茨の冠(痛そう)。


次なるステーションへ向かう途中、いわれのありそうな建物。


チラ見してみた(なんだったんだろう)。


凱旋門だったというエッケ・ホモ・アーチかな。


第2ステーション:十字架を背負わされる。


兵士たちは、茨で冠を編んでイエスの頭に載せたという。


古そうなドア。


そして、教会内のステンドグラスはイエスが囚われる様。


天井画はごっつい茨の冠。


第1ステーション:死刑判決を受ける。
今は学校の校庭となっているみたい。


なんかいわれのありそうな教会。


一心不乱に祈りを唱え続ける女性が奥にいた。


祈りの声が響く厳かな雰囲気の中、パシャリと乾いた音が響く。


ライオン門を抜けてオリーブ山へと行ってみよう。


LION GATEと記載されている。途中、小汚い荷物が置かれていて、兵士が不審物かとチェックしていた。


ライオン門を後にして。


路上には魚も売っていたりして。


向かう先はオリーブ山。上り坂となりそうだ(ゴクリ)。


こんな所を抜けてオリーブ山へと。


来た~、やっぱり上り坂が果てしなく続く・・・。どのくらい登ったかわからないけど、オリーブ山825mだ。


結構歩いてやって来たのは、主の祈りの教会。


世界中の言葉で祈りの言葉が記してある。


教会内の中心辺りに位置する岩窟。


良く分からないけど、記録としてパチリ。S君が上から『どんなところ~?写真見せてよ』と。
おいおい、どんだけ面倒くさいんだか。


そして、教会内。日本語のパネルもナイポジにありました。


点字もあり。


教会を出ようとしたら入り口で立ち話していたスタッフが『今日は俺の誕生日なんだよ』と、ケーキをふるまってくれた。


青空良い感じのもと、昇天教会へと。


その辺のにーちゃんぽい人が入場料をせしめる。


なんの変哲もないところが、イエスが復活した後に昇天したところ。


昇天する際に残した足跡と言うのがぽつんと。


歩き疲れたので、カフェで一息。


眺めはボチボチ(あの建物が無ければ岩のドームがバッチリ見られるのに)。


珍しいヘブライ語(?)のコーラ。



休憩を終えてオリーブ山を下る。


途中、良い感じで岩のドームが見られてパチリ。


こんな所だけど、皆撮影に興じる。


急こう配を下りながら岩のドームをパチリ、パチリ。


何故か等間隔に監視カメラが設置。


こんなに急こう配!(写真だと分かりにくいな)


Dominus Flevit Church(主の涙の教会) へとやって来た。


こちらからの景色が◎。


教会内に入ってみた。


おぉっと、これはこれは、教会内の窓を通して岩のドームが望める。


とりあえず、ビューポイントからパノラマ撮影。


金ぴかのヘッドを持つのはロシア様式建築のマグダラのマリア教会だ。


斜面に整然と並ぶお墓。終末に現れるメシアはオリーブ山から黄金の門を目指し、途中にある墓の人たちは
復活してメシアと一緒に黄金門へと向かうと言われているそうだ。つまり、ここの墓に眠る人は、一般人とは異なる人ってことかな。


夕日と岩のドームが良い感じ。


鳥が沢山舞い、マリア教会もきらり。


夕日が沈んでいく~。この時間になると風が冷たく肌寒かった。


かなり良い感じのオリーブ山からの眺め。寒さに指がかじかむほどだったけど、シャッター押しまくり。


S君は死海以来、デジカメ不調でアイフォンのカメラで撮影しまくりしてた(その電池もちにびっくり)。


ゲッセマネ園に行ってみた。持ち込み禁止の注意書き。タバコ、飲食物は分かるけど、銃って…。


年代物のオリーブの木っぽい。上にあるのはトナカイか?


外から見るステンドグラスもなかなか。


今知ったけど、万国民の教会


ライオン門をくぐって、帰路へと。


この時間にして大分閑散としているな。旧市街の様子も良い感じ。


週末の本日は、ユダヤ教徒がジャンジャカ行進して一か所へと集う!


路面電車に乗ってみようとしたら、営業終了していたっ。


ちょいと食べ過ぎたので一人、その辺を散策。
人気はないし、道路は広いし、建物(ホテル)はでかいし、寒いしで北朝鮮の様(行ったことないけど)。


良い感じのパレスチナ食器屋さん。