寝袋とマットと言うクッション性の悪さから、3時過ぎに目覚めてしまった。と言うか、何度も目覚めてようやく3時を迎えたというのが正しいところ。そろそろ朝食を食べても良い時間じゃないのかな。周りもがさがさ準備を始めているよ。と言う訳で、外に出て朝食準備。昨日に仕入れたガスコンロが助かるわ~。(3:28)
こちらの登山届は自前のモノを提出する形式ではなく、ノートに記載する形式なのでした。まだ出発はしないのだけれど、A隊長が書き込みカキカキ。ちなみに、決してお勧めはされないながら、木下小屋で掲載されているくまよけスプレーのレンタル案内。(4:08)
さてとで、出発ですわ。9.5時間程の行程だから、我々は10時間程度かかるかなぁ14:30に帰って来られれば良いね。(4:23, +0:00)
とりあえず、腕時計の方もパチリ。そして、辺りの木々は雪深さを感じる根曲がり具合。(4:25, +0:02)
A隊長、登りは疲れるらしく、しばしば休憩しながら先へと。A隊長の休憩待ちの間は草花を見つけてパチリ(タカネナデシコ)。(5:02, +0:39)
そうこう、オホーツク展望 へと。なかなか良いペースだね。そして、展望はと…、木々が邪魔してドッバーンとはいかないけれど、オホーツク海が見えますよ。(5:03, +0:40)
ボチボチの頻度で休憩が…。A隊長言うには『もしかしたら、頂上まで行けないかもしれないから、その時は1人で行ってきて』だったんだけれども、大丈夫か!?とちょと心配しつつパチリ(ゴゼンタチバナ)。ちなみに、A隊長は熊出現を予想以上に危惧していて、出発前に購入したという熊よけの鈴。上手い具合に球が転がらなくて、音が鳴らない事多々…。(5:12, +0:49)
熊笹のエリアになりましたよ。そう言えば、この辺ってば、熊野出現率が高いところだよ。熊笹って名前が…、普段気にならない名前が非常に気になってきたよ。ザックにぶら下がる鈴を適度に叩いて音を鳴らすのでした。途中、バサバサ~!と鳥が飛び立ったのだけれど、今までに見たことのない驚きっぷりを見せたA隊長(笑)。(5:26, +1:03)
ややっと、あそこに見えるは羅臼岳!?遠いわ~!(5:32, +1:09)
登山道のメンテナンスは程良くされてましたよ。(5:42, +1:19)
こちらのダケカンバの生えっぷりたるや、重力を感じさせない成長っぷりだね。(5:45~5:58, +1:35)
弥三吉水へと到着。着実に前へと進んでいますな。こちらは数少ない保有場所みたい。北海道の水はエキノコックスなるものがあって、うかつに山野の水を飲むことが出来ない。こちらは一応大丈夫とのことだけれど、自分たちは水を持参して補給の予定は無し。結構広い場所もあってテント設営も十分可能だな。(5:59~6:04, +1:41)
これまた縦横無尽なダケカンバ。ところで、羅臼岳で絶対にやってしまう事。それは、歩いていて木にガツン!と頭をぶつけてしまうこと。木が真横に伸びているから、どうしてもね。これは本当、痛いわ~。(6:08~~6:09, +1:46)
そうこう、極楽平へと。こりゃ、あっという間に山頂か?なんてね。ちなみに、今回はストック持参でやって来た。夏の登山で使用するのは初めてなのだけれど、最近は下山で膝を痛める事確実なので、ストックでどれだけ軽減できるかなぁと。(6:15~6:17, +1:54)
A隊長が足元を見て、む~ん、こりゃ鹿の足跡かなと。熊への注意が怠りないよ~(頼もしい!)。(6:18, +1:55)
こちらのダケカンバには驚いたよ。めちゃくちゃだね。(6:21,~6:24, +2:01)
極楽平に到着~。ぴょろっと生えた2本の木が目印。(6:25, +2:02)
枝につかまってはぁはぁでしたよ。立ち止まったので、こちらはパチリ(ウコンウツギ?)。(6:28~6:34, +2:11)
相変わらず真横に伸びてますな。(6:40, +2:17)
仙人坂へと。なんだかんだ、順調じゃね?A隊長が現在地を確認。(6:45, +2:22)
この辺のダケカンバも、凄いっすね。(6:50~6:52, +2:29)
銀冷水へと。名前の通り、水がちょろちょろと流れてましたよ。(7:08~7:10, +2:47)
確かこちらには…。あった、あった、ありましたよ、携帯トイレブースが。とりあえず、往路では利用しなくて良さそうだ。(7:14, +2:51)
で、羽衣峠。(7:21, +2:58)
ありゃ、雪が見えたぞ。といっても、登山道でないところだけれど。(7:29, +3:06)
大沢入口へと。雪が残っている時期だと、ここから雪渓になるのかな。(7:33, +3:10)
先はまだまだありますね…。(7:35, +3:12)
あの穴ってば、熊が休憩するには、もってこいの場所だなぁ…。(7:42, +3:19)
あらっと、あそこにちょろちょろしているのは、リスですよ。白っぽい体毛でした。(7:45, +3:22)
花の道と書いてあるルート図もあって、確かにその通りで、あちらこちらに花が咲いておりました。(7:50, +3:27)
ところどころ、休憩するタイミングでパチリ(チシマクモマグサ)。(7:58, +3:35)
大分来たけれど、まだ、大分ありますね~。そして、あそこに見える羅臼岳の山頂も、まだまだありますわ(汗)。(8:12, +3:49)
そうこう、羅臼平へと。なんだかんだで、着実に進んでますねっ!テント場には先客が居て、テレビ撮影で10日間も滞在するんだとか。ほえぇ~。逆に言うと、そんだけ居ても、熊に襲われることがないんだね!(帰ってからも特に熊に関するニュースはないし) (8:23, +4:00)
あらま、と、羅臼平がガスってきましたね~。まぁ、登る頃には晴れているかな(希望的観測)。(8:33, +4:10)
こちらは、テント場から離れた場所に設置してある食料箱。テント内に食べ物を置いておくと(歯磨き粉とかも)、匂いにつられてやってきてしまうので、離れた場所に置いておくというルール。ヨセミテの時もそうだったな。(8:34, +4:11)
さてとで、軽く休憩したので羅臼岳を目指して!ルート図によると50分で行けるとのこと。今の時間を考えると、時間はたっぷりあるから気楽に行きましょう!(8:38, +4:15)
テクテク歩いて振り返ると、ガスもとぎれて、羅臼岳正面の山が姿を露わに。(8:41, +4:18)
こちらは石清水。飲める水と聞いたような気がするけれど…。岩から滴り落ちる水は、ぽつんぽつん程度で喉を潤す程の量をためるのにどれくらいの時間が掛かるのやら!(9:02, +4:39)
上に目を転じると、雪渓が!あそこを通るんだな!(9:14, +4:51)
ざく、ざくっと。アイゼン持ってきたけれど、木下小屋の主人が言うように、アイゼン不要だね。持って行きましょう!とA隊長に進言したのだけれど、要りませんでしたね…。(9:18, +4:55)
雲の上に出てるよ~。A隊長と雲海をパチリ。(9:29, +5:06)
頂上の人も視認できるくらいに近づいてきた!(9:33, +5:10)
むぅ~てな感じ。上の方の岩がバランスロック的な感じで、いつの日か落ちてくるんだろうなぁと。(9:47, +5:24)
で、ほぼ頂上にあがって、後は横移動。ちょいとお先に頂上へと、振り返ると、あっ! 『ちょっとそこで待った!』 とお互いにパチリ。(9:56, +5:33)
画になるね~と、もいっちょパノラマパチリ。(9:56, +5:33)
ポーズもお願いしますよ!とパチリ。(9:57, +5:34)
で、こちらが一足お先に到達させてもらった頂上。5時間30分での登頂だから、それ程遅くも無かったね。(9:57, +5:34)
A隊長も頂上に到着して、改めてパチリ。無事に一緒に登頂できて良かったよ~。登りでは四苦八苦で、『世が世なら、死んでいる年齢なんだよ!歩いているだけでも凄いんだぞ』と。喜寿を迎えているA隊長なのであった。途中、自分で自分にエールを送る、自分への応援歌を口ずさんだりして、面白かったですわ。(9:58, +5:35)
頂上まで来れば、食事の匂いにつられて熊がやって来ることもないでしょう!とパンを取り出してモグモグ(食べかけ失礼)。購入したオールドファッション(レモン風味)はお腹にガツンと胃もたれするのであった…(残せば良かったよ)。登った消費エネルギーが帳消しになってしまう程のカロリーを摂取しちゃったかな。(10:00, +5:37)
ちなみに、周りはこんな感じで景色を楽しむことできず(残念)。(10:19, +5:56)
ちょっぴりガスが途切れてテント場が見えたのだけれど、ちょっぴりでしたよ。(10:23, +6:00)
もう少し滞在していたら景色が見られそうだなと思ったんだけれども、A隊長が『もう、降りようか』と。あれ、もう降りるの~?と。(10:25, +6:02)
雪渓の所が怖かった!斜面についた足跡は水平ではなく、やや下り斜面な感じで、油断すると足を滑らせてしまいそうな感じ。必死で踵に力を入れて水平状態を保とうとするのだけれど(スニーカー故、踵で踏み固め難い)、足がちょいパンパンなりましたわ。(10:41, +6:18)
雪渓ポイント、こんな感じ。(10:41, +6:18)
一度足を滑らせて、ドキッとしたけれど、無事に雪渓ポイントを通過。(10:51, +6:28)
A隊長、足の疲れがあるとか言いつつ、軽快に下り進んで行きますよ。(10:52, +6:29)
雪渓ポイントでの疲労蓄積と、膝の痛みが怖いので、休憩をさせてもらうことに(自分から提案しちゃったよ)。感慨深そうに見上げるA隊長の精悍な顔つきに思わずパチリ。(10:54, +6:31)
あんな、草が押しつぶされたような空間を見つけると、熊でも寝転んでいた場所なんだろうか…と思ってしまうよ。(11:00, +6:37)
ガスって来ました。岩の影なんかを前方に見かけると、『あれ、熊じゃないのか!?』とA隊長。そんな事を2度、3度ほど。確かに視界が悪いと、何か出るんじゃないのかと言う勝手な妄想が湧いてきて、熊が出てきてもおかしくない状況でしたよ。(11:24~11:35, +7:12)
サクサクっと順調に仙人坂へと。再び休憩を申し出て、暫しの休憩。で、座る目の前を見ると、何かが垂れ下がっていて、「おいおい~、誰か登山客の唾か何かかな」と思ったのだけれども、いつまでたっても垂れ落ちることのない粘性に、何かの卵かな?と。(12:17, +7:54)
往路で見かけて、復路でもそのままとなっていた蝶々の羽。これはカマキリか何かにやられてしまったのかな?(12:36, +8:13)
A隊長が『サルノコシカケ』だと。あの木だけに、サルノコシカケ密集でしたよ。(13:27, +9:04)
今度は鳥が前方にてピーチクだか鳴いておりました。自分たちが通り過ぎても、特に飛び立つことも無く。その後は、つづら折りな道をテクテク、いい加減疲れてきたなぁと(でも、つづら折り箇所はもうすぐ下山を意味しているよ)。あと少しだよ!(13:33, +9:10)
つづら折りに飽きてきたころに、やっとこさで到着~。なんだかんだで10時間程。ゆっくりと羅臼岳を堪能させてもらいましたわ~と。無事の下山を登山ノートに書き込んで、今回のメインテーマである羅臼岳を消化!(14:16, +9:53)
山小屋主人のご厚意で、チェックアウト後ながら、温泉に浸からせてもらって汗を流す(気持ち良いわ~)。烏の行水の自分はすぐさま上がって、柔軟体操で身体をメンテナンス。ついでに、名物(?)のSL機関車ストーブをパチリ。造りも細かく再現で、レールまで敷いてありましたよ。
今回持参したストック、下山時で痛める膝にどれだけ有効かなと試してみたのだけれど、まぁまぁ、何となくで効果あるかなぁと言う感じ。う~ん、これが劇的改善だったら、今後の山企画を恐れることなく立てることできるんだが…。一応、今後も持参するようにしようかなぁ。 ↓
ちょいと時間が押しているけれど、気になっていたカムイワッカ湯の滝へと。こちらはオフロードになってから10km。30分程の道を軽快に飛ばして…。対向車も軽快に飛ばし過ぎている人が居るから曲がり角では要注意!
暫しオフロードドライブを楽しんで、到着したカムイワッカ湯の滝!
こちらは滑滝なんだけれども、字の通りお湯が流れ出していて気持ち良い!ご覧の通り湯気だってますよ!こんなところで沢登りしたい!
暫く歩き進むと、落石注意とのことで通行止めに。ここはあまり時間もないしで、警告に従って、ロープの手間で向こう側をパチリして退散。 ↓
特に決めていたわけでないけれど、本日は知床半島の東側へと進めて、適当な所でキャンプをしようと車を走らせた。途中、正面に見えてきたのが羅臼岳!あそこを登って来たんだなぁと。
ふと見かけた狐。車を減速して停めることも無かったので、ブレブレ写真。今回の旅行では、計4匹の狐を見かけましたよ。
知床の街について、明日の知床クルーズのリコンファームで電話したついでに、お勧めの食べるところを聞いたところ、こちらのいさみ寿司を紹介されたよ。ってか、客の方からリコンファームを要求する知床クルーズ…。久しぶりにリコンファームってやつをやりました。
さてとで、こちらがいさみ寿司で注文したもの。A隊長はお決まりのウニイクラ丼!自分も非常に気になったのだけれど、今回はお任せの握りセット!握りは1つ食べちゃった後に撮影したけれど、ネタが肉厚で美味しいですわ~。
17:00と言う時間帯ながら、自分たちの後から、どんどんとお客がやって来る繁盛店でしたよ。大将から『どこに泊まってんの?』と。『いやぁ、決めてないんですけど、近くにキャンプ場があったはずなんで、そこに行こうかな』と。すると『道の駅で車中泊も良し、キャンプ場も目の前に24時間無料の温泉があるよ』と。そりゃ、キャンプ場に行くでしょ~と。
やってきた知床国立公園羅臼温泉野営場。1人300円で安く済みましたわ♪
それ程混んでいる訳でもなく、これが、道の駅だったら混んでるんだろねぇと。A隊長の楽ちん設営できるMESSNER(メスナー)のテント。久しぶりに使わせてもらったけれど、これ、本当楽ちんだわ♪ ワイヤーに対して吊り下げ式で設営するので、一人でも楽々だし、二人で作業すればあっという間に出来上がり。
トイレはこんな感じで綺麗であったよ。
そして、歩いて3分もかからない所にある無料にして24時間営業の「熊の湯」!
どれどれ、って感じでやって来たのだけれども、結構人が居ましたよ。こりゃ、日が暮れてから来るのが正解かなと、下見を終えてテントへと戻り、無事に羅臼岳を制覇した祝杯をテントにて始めるのであった。時間にして18:00過ぎに初めて19:00過ぎにはコロンと眠りに落ちるのであったzzz。
(2)山と高原地図 1 利尻・羅臼 知床・斜里・阿寒・礼文 ←羅臼岳へ登るなら、お供に。
MSR Remote 2 [リモート2][テント][2人用][山岳テント] ←吊り下げタイプでテント設営楽ちん!山岳用なので、少々高い。
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山の花 (新ヤマケイポケットガイド) [ 木原浩 ] ←この花、何だろうかという時に。